「今日のコラム」(2018年 7月分)

7月1日(日) <今は、長野県・佐久平の宿・・・>
今は、長野県・佐久平の宿にいる。部屋ではWifiがつながらないがコラムを改訂する。朝7時過ぎに車で家を出て関越道を通り先ず高崎市美術館(水野暁展ほか)。その後、少林山達磨寺(群馬県高崎市)にも立寄る。同行した義姉夫妻の夫は80歳を超えているが寺の200数十段の階段を軽く登り下りした。更に小諸高原美術館ー小諸ワイナリー(マンズワイン)などを訪れて、猛暑ではあったが高原で美術とワインの味と爽やかな風景を満喫する。
  
2018-07-01 少林山達磨寺

小諸高原美術館           右は小諸ワイナリーのブドウ畑


7月2日(月) <今日も昨日に続き真夏日・・・>
今日も昨日に続き真夏日。宿泊している佐久平を拠点にして快晴のもと車で長野県内の名所をいくつも巡った。列挙してみると、「夢ハーベストの農場(小諸市)」、「ヴィラテスト・ガーデンファームアンドワイナリー(東御市・オーナー=玉村豊男)」、「安楽寺(上田市別所温泉)」、「大法寺(小県郡青木)」など。国宝のあるお寺、畑や山々、更に夏の入道雲など全てが日頃は接することの出来ない風景で感動。今日も写真を掲載する。
 
2-18-07-02 ハーベスト農場のラベンダー畑  右はヴィラテイストのガーデン
 
安楽寺の国宝・八角三重塔        大法寺の国宝・三重塔
7月3日(火) <夕方、信州旅行から無事家へ・・・>
夕方、信州旅行から無事家へ帰り着いた。毎回同じメンバー・義姉夫妻とのドライブ旅行であったが、お互いに出来るだけ行ったことのない場所を選んだので新鮮だった。また前に訪れたところでも見る目が変わっているので十分に非日常を味わった。何より今回は特別に天候に恵まれたことを感謝。今日は午前中に小諸城址懐古園へ行った。ここもまた何度訪れても楽しめる場所だ。
 
2018-07-03 小諸城址・大手門    右は小山敬三美術館からみた千曲川
7月4日(水) <スマホのない生活・・・>
スマホのない生活は想像以上に変わってしまう。テニスに行く時にスマホ(私の場合はiPhone)を家に置いてきてしまった。そうすると、バスの待ち時間をチェックできない、ニュースも週刊誌も見られない、今日の体調チェックができない、写真を撮りたくても撮れない、何より時間が分からない、もちろん家への連絡もできない・・。しかし、たまにはスマホのない生活に戻ってみると、周囲の状況をしっかりと見るので悪くはないなどと言い聞かせてみたりする。・・そんな事情で写真はないが、今日のテニスコートの隣・神宮外苑の秩父宮ラグビー場には数知れぬ巨大スピーカーが並び、何百人もの工事関係者が右往左往していた。明後日、7月6日(金)から三日間、欅坂46のライブを秩父宮ラグビー場で行うためステージや仮設スタンドなどを急ピッチで建設中とのこと(ライブは反対隣の神宮球場の会場でも同時開催される)。秩父宮ラグビー場がこのように活用されるのは大賛成。それにしても金曜日・土曜日の天気予報は雨。何とか雨を降らせないようにしてやりたいなぁ・・。
7月5日(木) <同じ絵画を見ても・・・>
同じ絵画を見ても人によって感じ方が全く異なる。私の場合、夫婦で画廊を訪れると不思議に好みが一致するので、同感するケースが多いが、第三者と話しをすると、こういう見方もあるのかと改めて感性の違いに気付くことがある。画家によっては専ら”死体”を表現する。先日見た絵画は、命が絶えたばかりの鳥や魚などを描いて何かを訴えていた。大きな絵画展ではしばしば人間の骸骨を描きたがる画家に出会う。私たちはこの種の絵画に共感しないが人によっては生命の意義を表すとか朽ち果てる美とか自己流の解釈で褒める。教師によっては絵画の中にも”思想”がなければならないと教えることもあるようだ。浅はかな思想はないに越したことはない。美とは何かの議論は尽きないが、最近は特に素直なテーマが一番好みになってきた。その中で思い切り大胆な個性を見たい。
7月6日(金) <全国的に大雨・・・>
全国的に大雨が続く。今更ながら先の三日間の信州旅行では連日抜けるような青空であったことは、真に幸運に恵まれたとあらためて感謝。今日も雨でテニスには行けない。その時間、絵手紙を描こうと、ベランダの菜園で丁度実を付けたところのミニトマトを採ってきた。描いた絵手紙を表紙に掲載したが、このように自分の菜園なり花壇の植物を描くのは一つの理想である。描いた後に食べた赤いミニトマトの味はまた格別だった。今日は余裕があったのか、ミニトマトを描いた後に、もう一枚絵手紙を描いた。こうなるとテニスをお休みにする雨もまたいいのかも知れない。絵を描く合間にレッグマジックやら背筋トレーニングマシーン、トランポリンをしながら外の雨を眺める・・。

7月7日(土) <土曜日には陶芸教室・・・>
土曜日には陶芸教室に行く。今日は一つ新しい作品が焼き上がっていた。ところが思ったほどにインパクトがなく随分地味な感じ。このままでは完成品として認められないので、また家で上絵をかけて手を入れるかと思案する・・。最近は教室での焼成が終わった時点で会心作と思えるものがほとんどない。釉薬のニュアンスが思ったものと異なって仕上がるので不満が残り、上絵の具を使って再度焼成し直すケースが増えた。考えてみると以前は焼き上がった結果が全てでいいも悪いもそれが実力として受け入れたが、最近は要求度合いが上がったようにも感じる。プロの陶芸家が展示会に出すために二度三度焼成を繰り返す事情を知ると、自分でも更に焼成を繰り返す道があると思うようになった。手間ひまがかかっても妥協せずに思う存分理想を目指す。それは悪いことではないだろう。・・ところで、その不本意な作品を家に持ち帰ってつらつらながめると、教室で見た第一印象と違って見えた。ベストではないにしても、これはこれで悪くはない。周囲の環境で物事の印象が異なることはよくあるが、陶芸作品の並んだ教室で先生の前で眺めるのと何もない家の棚に置いたのでは、印象が大いに異なる。「今日の作品」としてでなく、出来上がった生の写真を参考に下に掲載してみよう。
2018-07-07
7月8日(日) <アメリカ・コロラド州アスペン・・・>
アメリカ・コロラド州アスペンの音楽祭に加わっている孫娘Mieuがコロラドの山火事で寮が停電になったり影響を受けていることをブログに書いている(=ここ)。この大規模な山火事は6月27日に発生し(たき火が原因とか)、一週間以上過ぎても火の勢いは納まらないとのことだったが、最新情報ではその後大雨が降り一挙に鎮火してしまったという。昨年10月に発生した北カリフォルニアの山火事は日本の東京23区以上の面積を焼失し死者が40人以上となったことは記憶に新しい。いま日本では記録的な豪雨が続き大きな被害が出ている。一度大きく炎上した山火事は人の手では消すことは出来ない。せいぜい延焼を最小限にするのみ。ところが大雨で一挙に火を消してくれるから自然の力はすごい。現代の科学技術が進化したといっても、「天の気」は全くコントロールすることはできない。大雨は止めていただき干ばつにならぬ程度の適度な降雨を期待して食物の生育を待つ。「神頼み」は今も昔も変わらない・・。
7月9日(月) <朝の8時過ぎに地下鉄・神宮外苑の駅・・・>
朝の8時過ぎに地下鉄・神宮外苑の駅を地上に外に出ようとすると出口で多勢の人が止まっていて一歩も進まない。これまでテニスに通うために長年この駅を利用しているが、このようなことは一度も経験したことはない。人をすり抜けて地上の近くに来ると納得。外が物凄い豪雨でほとんどの人は傘もなく外に出られないのだ。私も家を出る時には雨の気配もなかった。それにしても数メートル行くだけでずぶ濡れになりそうでテニス場まではとても無理。駅の出口の直ぐ前の喫茶店に入り先ずは様子を見ることにした。ケイタイで地元・港区の天気をみると現在は”大雨”。予報では9時からは曇りと出ている。アイスコーヒーを飲みながらしばし外の雨を眺めていたが、滅多に見ないような強い雨だ。30分ほど経っても雨脚は衰えないので、仮に雨が止んでもテニスはしばらくは出来ないと見て帰途に着いた。電車とバスを乗り継いで我家の停留所で降りると雨は全く降っていない。しばらくして弱い雨は降ったが、その後11時頃には青空となった。・・平成となって最悪の被害と報じられる西日本豪雨の被災地のニュースを見ていると胸が痛む。地震ではない大雨が今の時代でも死者100人を超す大災害を引き起こす。確かに凄まじい”豪雨”が継続すると想定外が起こりそうだ。東京でも他人事ではない・・。
7月10日( 火) <表紙に「Mieuへの絵手紙・縄文土器」・・・>
表紙に「Mieuへの絵手紙・縄文土器」(ペンと水彩)を掲載した。今、東京・国立博物館で「縄文ー1万年の美の鼓動」という特別展が開催されている(案内=ここ、9/2まで)。今日は谷中(日暮里)の寺に義兄の墓参りに行き、帰途、上野に寄り、この特別展を見に行く予定をしていた。ところが猛烈な陽射しと暑さで妻が墓参りをしたところでダウンしてしまったので無理をせず美術館は後日とした。掲載した「縄文土器」の絵は展覧会と関係なく孫娘Mieuへの絵手紙として数日前に描いたものだ。この縄文土器は火焔型土器と呼ばれる国宝。一見してその造形の迫力に圧倒されるが、描くとなると細部まで観察して写し取るので更に微細な部分にまで目が釘付けになり真に感動させられる。今から5000年前の縄文人が造った土器が今の私たちにまで元気を注ぎ込む。時代を超えた造形物のパワーを教えてくれるのが縄文土器であろう。
  2018-07-10 墓参りをした寺・谷中の瑞輪寺
7月11日(水) <東京の最高気温35.2℃を記録・・・>
東京の最高気温35.2℃を記録した今日、午前中はテニス。熱中症には気を使いながら3試合、無事に終えてからも水ばかり飲んでいた。試合中には汗が流れてきて眼鏡が見えなくなるのを凌ぎながらプレーをするが、猛暑のときはゲームカウントも余程意識していないとあやふやになる。体力を維持する限界まで行くと勝ち負けなんてどうでも良くなるし、考える力とか記憶力も衰える。何よりも限度を超さない自分のコントロールには気を使う。それにしても大汗をかいた後の達成感、爽快さは何事にも代え難い。・・午後は家の冷房の効いた部屋で粘土をいじった。土曜日午前中の陶芸教室の時間だけでは足りなくて、このところ家で創ったり削ったりすることを続けている。何の役に立つの(?)と問われると、返事に困るものばかり制作しているが、もう乗りかけた舟としか言えない。
7月12日(木) <今日も夕方に「沢歩き」・・・>
今日も夕方に「沢歩き」をした。といっても、本物の沢歩きではない。普段、散歩をする時に通るところが”沢”ばかりなのである。今日は家から北に向かって”深沢”から”駒沢”へ(いずれも東京・世田谷区)。もう少し先には”野沢”があるが、そこまでは行かなかった。家から南に向かうと、”奥沢”がある。いつも行く息子の墓のある九品仏浄真寺は奥沢。”碑文谷”のスーパーにも行くことがあるが、「谷」といえば、毎月、義兄の墓参りに行く”谷中”(日暮里)がお馴染みになった。山手線や中央線の駅も「谷」をよく通る。”渋谷”、”鴬谷”、”千駄ヶ谷”、”四谷”・・。・・今日の散歩は涼しげな沢歩きとは大違いで、駒沢公園の先まで、1時間足らずのウォーキングでシャツが汗でびっしょりになった。下に駒沢公園で撮影したキキョウとムクゲのアップ写真を掲載する。
2018-07-12
7月13日(金) <先ほど、パソコンをやろうとして・・・>
先ほど、パソコンをやろうとして部屋に入り室温をみると34℃だった。東京・練馬では最高気温36℃を記録したと報じられている。明日からの三連休も全国的に猛暑が続き、岐阜や名古屋、京都では36~37℃になると予報されている。こんな酷暑の中、今日もよく動いた。午前中はテニス、そして帰宅し昼食後、電車を乗り継ぎ歯医者へ。スーパーで頼まれた買物をして帰宅した後は、少し休憩したが、続いて陶芸の続き作業を1~2時間やった。・・暑さの中で元気に過ごせる健康な身体は自分の努力以外の要素が圧倒的に強いと最近特に思うようになった。妻のつくる食事が変われば、あっという間に体調が変わるだろう。親から引き継いだ遺伝子が少しでも違っていれば健康は保てない。今朝、テニスの開門を待つ間に話したおばさんは、心臓・胃腸など全ての内蔵が普通の人と左右が反対になっているという。それでも80歳近くなってまだ元気にテニスをできるほど健康である幸運を彼女はただ感謝している。健康であるのは親か他人のお陰、不健康は自分の責任と思っていれば間違いない。
7月14日(土) <ウィンブルトンテニスの準決勝・・・>
ウィンブルトンテニスの準決勝、ジョコビッチ(セルビア)vsナダル(スペイン)の試合を早朝のテレビ生中継でみた。といっても、現地時間23時(日本時間朝の7時)以降は試合を継続しないルールで、ジョコビッチの2-1とリードした段階で決着は明日に持ち越された。恐らくは事実上の決勝戦とされるだけあって見応えのある素晴らしい試合だった。現地時間でこれほど時間が遅くなったのは、その前の準決勝第一試合、アンダーソン(南アフリカ)とイスナー(米国)の試合がなんと6時間36分となったために時間がなくなったのだ(結果は3-2でアンダーソンの勝ち、タイブレーク戦が26-24 !)。・・今回もウィンブルトンの地元イギリスの選手は準決勝にも残れなかった。「ウィンブルトン現象」と言われて久しいが、外国勢が優勢になり主催する地元が淘汰される現象は今や珍しくなくなった。日本の大相撲は今場所、3横綱が全員休場のところ今日から大関”栃の心”まで休場となった。意気があがらない大相撲だが以前からまさに”ウィンブルトン現象”の日本版で外国力士の方が圧倒的に強くなってしまった。市場を開放する自由競争、実力主義はきれいごとでは済まない相当の覚悟が必要だ。
7月15日(日) <暑い日が続く・・・>
暑い日が続く。今日は一度も家の外に出ずに冷房のきいた部屋の中にいた。それでも、台所でもトイレでも洗面所でも冷房の部屋から一歩でると猛烈な暑さを感じる。今日は東京都心で35.4℃を記録したとか。三重や名古屋では37~38℃となったと報じられている。コラムを書くためにパソコンの部屋に来ると温度計は35℃を示していた。冷房の部屋では陶芸の創作などやることはかなりはかどったが、暑いところでのパソコン作業は全く頭が働かないことを実感。言い訳だけをして今日のコラムは終わりにする。
7月16日(月) <毎朝、一番始めに会釈を交わす・・・>
毎朝、一番始めに会釈を交わすのが6時25分。NHKテレビ体操の始まり時に体操のお姉さん、またはお兄さんの「おはようございます!」の挨拶とあわせてこちらも頭を下げる。ところが、週に一度、決まった曜日(日曜日?)にはテレビのメンバーは「おはようございます」としゃべるだけで頭を下げない。プロデューサーの指示か、その日には絶対に会釈をさせない演出となっているので他の曜日と比べて奇異な感じを持つ。ちなみに、伴奏を弾くピアニストはその時でも、紹介されるといつも軽く会釈をする。テレビ体操の演出家が何故”お早うございます”と話すと同時に頭を下げさせないのか、あえて会釈をしない日をつくる理由が分からない。・・朝早くテニス場に着くと(秩父宮ラクビー場の)守衛さんがいる。こちらから”おはようございます”と大声で挨拶をすると大抵は守衛さんも返事をよこすけれども、たまにチラッとこちらを見るだけで何も言わない守衛さんもいる。たかが”会釈”、たかが”挨拶”であるが、些細なことでも他人の気分を微妙に左右する。
7月17日(火) <昼食に「冷や汁」を作った・・・>
昼食に「冷や汁」を作った。インターネットで「冷や汁」をみると山ほど作り方が出て来るが、今日はクックパッドの「サバ缶でお手軽冷や汁」とした。鯖缶があったので、後は味噌、生姜、すりゴマ、それに豆腐やキュウリを冷蔵庫から探し出してベランダ菜園の大葉をとってくると、ほとんどの材料は揃ってしまう。氷を混ぜた冷水で味噌などを溶かして豆腐や野菜類を加えると出来てしまう。ご飯の上にかけて食べる冷や汁はこの日の猛暑には最適な美味しい昼食となった。これまで妻が昼に用事があり一人で食事をする時にはセブンイレブンなどで弁当を買って来ることが多かったが、”お手軽”料理で弁当以上の食事が出来る。クックパッドって便利ですねぇ・・。
下には、この暑い最中に家でコツコツと作り続けているの陶芸作品の途中経過を掲載する。陶芸教室では時間が足りないので家で削りや調整を行っている。
2018-07-17
7月18日(水) <今日も全国的に暑い日・・・>
今日も全国的に暑い日が続く。最高気温は東京では35.4℃であるが岐阜で40.7℃を記録したことがニュースになっている。日本の暑さの最高記録は高知県の41℃(2013年)であるが、それに迫るのでないかと言われている。さすがに今日だけはテニスを控えた。歯医者に行く用事で外出したが、いつもは歩くバス停二つの距離をバスに乗る。強がりをしない知恵だけをつけた。・・表紙には「三角錐」(陶芸作品)を掲載した。これは下の写真のように二つのブロックからなるパズルでもある。実用的には筆立てに使えるように穴をあけてある。実は同じ形状のもの(小型)を三角錐パズルという名で10年前にも制作している(=ここ)。アイデイアは進化しないので陶芸の質を上げたいところが今回のもまだ不本意。この先、上絵を使って更に手を入れるか思案している作品だ。

  2018-07-18
7月19日(木) <先ほど(夕刻)寝室の温度計・・・>
先ほど(夕刻)寝室の温度計を見ると36℃だった。寝室の上はコンクリートの屋上であるので冷房しないと気温以上に室温が上がり、いつまでも高温が続く。最近はクーラーを入れて室温が29〜30℃になると随分と涼しい感覚になる。このところ連日猛暑の話題ばかりだが、今日も全国的に記録的な暑さが続き、京都府では39.8℃、東京・練馬でも36.5℃となった。家の中でもクーラーのない部屋にしばらくいると熱中症まではいかなくても思考力がなくなると同時に倦怠感が高まり初期の熱疲労を感じる。これまで”夏バテ”をしたことはほとんどないが、やはり今年は特別に異常に思える。まだこの先一ヶ月も酷暑が続く予報。無理せずに乗り切ろう。・・気分転換に、表紙に掲載している「三角錐」(陶芸)を筆入れとした写真を下に掲載する。
2018-07-19
7月20日(金) <今日の金曜日もテニスをお休み・・・>
今日の金曜日もテニスをお休みとした。何のためにテニスをやるの(?)と問われると猛暑の下で無理して運動に行く理由はないと割り切った。結局、東京の気温は35.6℃にしかならかったが湿度が高く、「お休み」は正解と見たい。それにしても、このところ35℃の気温と聞いても特別暑いと感じなくなった。来週月曜日(テニスの日)の最高気温は37℃と予測されている。・・このところ散歩もしていないのでテニスはともかく散歩ぐらいはやって暑さにも馴れておきたいと、夕刻に駒沢公園方面を一時間余歩いてきた。駒沢公園では人は少なかったがジョギングコースでは何人かジョギングをしている人がいてホッとした。速く歩いているとやはり暑いのは暑いが身体を動かす快感を感じることが出来る。歩きながら目につく花の名を言ってみるのが習慣。夾竹桃とかムクゲは直に名が出たが、ノウゼンカズラの名がどうしても出て来なかった。どんなに気温が高くても適度に外に出て体調を確認するのは悪くない。
 
2018-07-20 駒沢オリンピック公園にて(時刻はjust pm:500)
7月21日(土) <陶芸教室で3時間・・・>
陶芸教室で3時間、直方体ブロック(8個セットの大作・7/17日に粘土制作の写真を入れた)の粘土削りをやったが時間内で終わらなかった。更に時間を取って追加作業をやるつもりだ。このところ陶芸では形を作るところまでは思い通りにできているが釉薬を掛けた完成品では不本意なケースが続いているので、これまでの仕上がり状況を細かく観察して失敗の再発防止を検討した。前に何度か使用した「なまこ釉」を次回のブロックにも使用することを考えているが、「なまこ(海鼠)釉薬」は主成分は灰釉で長石に銅、、コバルト、マンガン、鉄などが加わり、酸化銅とコバルトの加減で独特の青色となる。特徴としては高温で溶けて非常に流れ易いこと。斑文、流文といって流れ跡を味わうケースもあるようだ。これまで”流れ易い”ことについて配慮が足りなかった。釉薬の厚さで色が大きく変わる一方で、溝の幅、穴の径でも流れ方が変わり、色合いが変化する。線や模様の付け方も流れを想定して太さを決めなければならない。焼成するときの上下位置を考えて線も決める。こうなると試作品の感覚で反って面白い。
7月22日(日) <東京は今日も35.6℃・・・>
東京は今日も35.6℃、岐阜では39.8℃など全国的に暑い日が続く。テレビでは室内の冷房をつけて屋外での運動を控えるように熱中症対策を呼びかける。確かにクーラーを使うと別世界のように室内が快適になる。10年ほど前と比べて今のクーラーは明らかに性能が改善されており、省エネで運転音も小さい。しかし、ふと考えると、冷房機を使うようになったのは比較的最近だ。私が子どもの頃はもちろん冷房設備はなかった。大昔から同じであろうが当時は夏場の過ごし方は窓を開けて風通しを良くすること、水をまいて冷気をつくることだった(気化熱とか理屈を言わなくても分かっていた)。温暖化で当時と事情が違うかもしれないが、昔も酷暑はいくらでもあった。建物がコンクリートになって熱を溜め込むようになったとか道路も舗装されて照り返しが強いとか、悪条件と相応して冷房器具も進化したことになる。先日、世田谷の住宅街を散歩した時、広い庭付きの平屋の家で水撒きをしているのを見かけた。いまの都会では水撒きのできる環境は羨ましくみえる・・。
7月23日(月) <今日も気温の話題・・・>
今日も気温の話題。東京では、ついに今日40℃を越した(40.8℃ @青梅、39.6℃@都心)。埼玉県・熊谷市では日本観測史上最高の気温41.1℃を記録したという。さすがに、月曜日のテニスはお休みとしたが、この暑さの中を陶芸仲間の陶芸展を見るため銀座まで行った。往復のバスや電車、それに展覧会場は冷房が効いているので問題ないが、途中の道では、かつて経験したことのない強烈な熱気に包まれて歩いた。それでも、行ってよかったと思うほどに陶芸展は面白かった。いつまで見ていても飽きない内容があり大いに刺激を受けた。暑さは暑さとして受け止めるしかしょうがない。暑さを吹き飛ばすほどの作品に出会うことができたのは今日の収穫だ・・。
7月24日(火) <表紙に「四枚板の花器」(陶芸作品)を掲載・・・>
表紙に「四枚板の花器」(陶芸作品)を掲載した。7月7日に完成していた花器だが(7日のコラム=ここ=参照)、”思ったほどインパクトがなく地味”として掲載を”保留”していたもの。結局、少し上絵の具で部分的に加筆したが、やはり地味なまま完成品として掲載する。見ているうちに形に特徴があるので色合いは地味でも良いと思い始めた。これは文字通り4枚の平行四辺形の板だけで容器(花器)に成形されている。普通、平面だと5枚の板で容器ができる(周囲4枚+底板)。平面でなければ一枚板でもコーン状に形が出来る。この四枚板の容器は幾何的な面白さに満ちていると自分では思う。この容器、上の方向から見た感じと下からみた姿が随分と異なるので比較した写真を下に掲載しておこう。
  2018-07-24
7月25日(水) <アメリカ製のジグソーパズルを・・・>
アメリカ製のジグソーパズルをいただいて一気に完成させてしまった。タイトルが「Mechanical Griffin」となっており、非常に興味深い絵柄だったので開いたとたんに止まらなくなってしまったのだ。Griffinはギリシャ神話の怪獣で頭と翼が鷲、胴体がライオン。ジグソーパズルの絵はまさにメカニカル・グリフィン。ギアとか車輪、クレーン装置の組合せで図柄をみているだけでも楽しい。207ピースのジグソーパズルの各々のピース形状も独特で、ギアや特別の模様のピースが沢山出て来る(下の写真参照)。これまでにも日本製、アメリカ製のシグソーパズルをいくつか完成させたが、図柄においてはアメリカ製が断然ユニークだ。今回のジグソーパズルで更に面白いのは完成後、別の部品セット(写真の上部にあるもの)をギアの中心部(右下)に差し込み三個のギアを同時に回すことが出来ること。 このようなジグソーパズルは想像したこともなかった・・。
2018-07-25
7月26日(木) <東京オリンピック・メモリアル・ギャラリー・・・>
東京オリンピック・メモリアル・ギャラリーで一休み。駒沢公園に散歩に行って冷房の効いたところで休憩をとるのに今日はここを利用した。「駒沢オリンピック公園」の体育館の一角にあるささやかなギャラリーで入場は無料。これらの「オリンピック」は1964年に開催された東京オリンピックのことで2020年に開催予定の東京オリンピックとは無関係。”メモリアル”であるから54年前の開会式で使用されたファンファーレ・トランペット(錆びて古びたもの)が展示してあるかと思えば、今現在の棒高跳びの世界記録、日本記録、オリンピックの歴代記録などを実寸法の高さで比較して見ることも出来る(ちなみに、20年以上前にブブカが作った6m10cmが世界記録とされており、記録としては古い?)。それにしても二年後の東京オリンピックを考えると半世紀以上昔のオリンピックの名前を卒業した方がいいのでないか。オリンピックの名前をなくして「駒沢公園」で十分だろう。
 
2018-07-26駒沢公園内の名木「コブシ」 &太陽に背を向けたヒマワリ(暑すぎる!)
酷暑に負けず健気に咲く我家の花壇の花(テッセン&ペチュニア)
7月27日(金) <久しぶりにテニス・・・>
久しぶりにテニスを楽しんだ。朝方、窓を開けるとこれまでにない爽やかな風。気温は24℃で、即テニス行きを決めて、7時30分には家を出た。ラッシュアワーの電車を乗り換えるのも何か新鮮に思えて苦にはならない。”お久しぶり”とテニス仲間と挨拶を交わしてプレーをはじめるとようやくいつものテニスのペースとなった。酷暑が一段落したとたんに台風が接近している。夏の終わりのような気候の変化だがまだ7月。今年は蝉の鳴き声を聞かないといえば、いや、もう秋も近いとツクツクボーシが鳴いているという人がいた。この8月はどんな気候になrのだろう・・。
7月28日(土) <今日は陶芸の古い”計画図”・・・>
今日は陶芸の古い”計画図”の部類を大整理した。私は陶芸の制作前に計画図・設計図を書く場合が多い。アイデイアをメモしたようなラフスケッチもあれば、詳細な構造形状に加えてに図柄まで描くこともある。もちろん、焼成した場合の収縮率を考慮して寸法を決めたり板取の計画もするし、釉薬の組合せをあれこれと考えてメモをしている。ところが、目の前にある完成品をみていると計画図のことなど全く思い浮かばない。”初めにはこんな計画をしていたのだ”と図面を見て驚くこともある。実際に制作する現場になると、その場で計画を変えて好きに変更することも多い。それが出来るところが商売の陶芸でない気楽なところだ。更に陶芸では最後の釉薬の厚さ、焼成時間など微妙な要素で仕上がりの色や風合いが変わる。出来上がった作品と計画図を比べながら、計画図や設計図を完璧のつもりで書いたとしても現実の仕上がりはその通りに行かないところが面白いと思う。実際にどちらがいいとも言えない。人生だって同じか・・。台風接近で窓の外は雨風が激しくなってきた・・。

7月29日(日) <台風一過・・・>
台風一過で東京は朝から晴天。台風はその後西に進み、西日本豪雨で大被害を受けた岡山や広島の被災地をかすめて通ったが幸いにそれほどひどい二次災害にはならなかったようだ。一部の高潮や大風の被害を除くと台風は酷暑を収める恵みの雨をもたらした。 昨夜に予定されていた隅田川の花火大会は今晩に順延されて2万発の大輪が夜空を彩っている。夕刻に都内を車で少し走ったが、各所で盆踊りなど夜の集まりも賑わっている。一日過ぎると大違い。天気が変わると大違い。今日が駄目なら明日を待とう・・。
7月30日(月) <今日のテニスは・・・>
今日のテニスはいつものように3セットをやらずに2セットで終了とした。仲間の都合もあったが、もう一つの理由は隣のコートでプレーをしていた女性(80歳近いおばあさん)が途中で具合悪くなり控え室に戻り横になっていたこともある。このおばあさんは今日の受付が私の一つ前で顔なじみの方。重体ではなく安心したが我々のチームも無理せずに2セットで終わりにした。今日の東京地方は最高気温30℃ほどで比較的過ごし易かったが時折雲が切れて強い陽射しが差し込んだ。夏場の運動はこの程度の気温でも抑え気味にしたほうがよさそうだ。・・テニス場での話題は隣の神宮球場で来週土曜日(8/11)に花見大会が開催されることで盛り上がっていた。球場の近所に住んでいる人もいるが会場周りの障害物が多くなって周辺でも花火はほとんど見えないとか。会場でなければ周囲のマンションの上から見下ろすのがいいそうだ。といっても当方はまず無関係ではある。
7月31日(火) <表紙に「Mieuへの絵手紙/薔薇の葉」・・・>
表紙に「Mieuへの絵手紙/薔薇の葉」(ペンと水彩)を掲載した。猛暑が続く中でベランダに置いていた鉢植えの薔薇が弱ってしまったので室内に入れてやった。一鉢は完全に枯れてしまい処分したが、もう一鉢が花は駄目になったけれども葉は何とか生きている。描いたのはこの「薔薇の葉」。室内に入れるタイミングが遅れてしまったが「葉」は若々しい黄緑を保ち生命力を示している。園芸初心者としては次に花を咲かせるやり方を知らぬが、描くために「葉」をよく観察することはできた。ネットで調べると、3枚葉、5枚葉、7枚葉があり5枚葉の直ぐ上に芽があるのであるので5枚葉より7mm程度上で芽の向きと平行なところで枝を切るなどと説明がある。描き終わった後は枝の剪定か。この方が難しい・・。



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