これまでの「今日のコラム」(2016年 7月分)


7月1日(金)   <7月、文月のはじまり・・・>
7月、文月のはじまり。この月は七夕月だけでなく参議員選挙の月、そして都知事選挙の月。暑くなりそうだ。今日は今週3度目のテニスにいく。梅雨時で雨が降っていないと、このチャンスを逃がすなとテニスコートへ向かう。金曜日は決まったメンバーはいないので成り行きでパートナーを組む。今日の収穫の一つはまたユニークなパートナーの側面を知ったこと。家に帰ってfacebookをみると社会的にもかなり活躍し、テレビの番組にも出演しているお嬢さんだった。テニス以外の収穫がないのはさびしい限りなので、紹介できる創作物をそろそろまとめあげなければならない。明日以降に「作品」を出そう・・。

2016-07-01 テニス場の前庭で


7月2日(土)   <表紙に「92面体」(陶芸)・・・>
表紙に「92面体」(陶芸)を掲載した。部品の段階では「92面体花器」としていたが(=ここ)花器として使うこともできないではないが不自然なのでタイトルは「92面体」とする。以前にも書いたが「92面体」は正三角形80枚、正五角形12枚の陶板を先ず制作し、頂点の部分をワイヤでつなぐことによって成り立っている。陶板を制作するのは簡単だから陶芸というより工芸、工作仕事がほとんどであった。ワイヤを通す穴数が360個。ただ忍耐の成果。出来上がってみると直径が24cmほどで意外に小さく迫力が無い。どうせ組立て作業に時間をかけるのであればもっと巨大な”玉”にすればよかった。・・と、この先、機会あれば巨大92面体に挑戦しようと思い始めた。
今日は息子の月命日で墓参り。梅雨の中休みで晴れ上がり真夏の暑さとなった。墓掃除をするとシャツが絞れるほどの大汗をかいた。
2016-07-02 九品仏浄真寺(東京世田谷区)
7月3日(日)   <「MIEUへの絵手紙」で・・・>
「MIEUへの絵手紙」で絵は描いたけれど文章(住所と同じページに書く)を書いて投函していないものが4枚溜まっていたので今日は自分で2枚の文を書きポストに持って行った。以前は妻が文を書く担当にしていたが1ヶ月もそのままになるので、こちらに引取ったが同じようなことをしている。このところ細々と「絵手紙」を続けているが未だ200枚余にしかならない。毎日でも描けないことはないから絵手紙としては余裕の間隔だ。絵手紙の創始者とされる小池邦夫さんは一年間をかけて六万枚の絵手紙を発表して世に名が知れたといわれる。単純計算で一日に160枚余、寝食を忘れて数分で絵手紙を仕上げたにしても実際に切手を貼って個人宛に投函したとも思えないが・・。猛暑の中、絵手紙の文を書きながら、そんなことを思いつつ、ふと部屋の温度計を見ると室温34.5℃! 新しい絵手紙を描いたときからクーラーなしで集中していた。心頭滅却すれば火もまた涼し・・これは言い訳、これからはクーラーをつけよう。
7月4日(月)   <昨日は東京都心でも35.4℃・・・>
昨日は東京都心でも35.4℃の猛暑日だったという(ちなみに三重県尾鷲市では観測史上最高の38.6℃)。今日は都心で33℃ほどでまだましというものの、その中でテニスを続けて3試合。水ばかり飲んでいたが、さすがに最後は動きが少々鈍くなった。それでも猛暑の中で運動できる健康に感謝である。夕刻には体力が回復して家の仕事を始めたところ突然の雷鳴とどしゃ降りの雨。熱せられたベランダや屋根をあっという間に冷やして、菜園にもたっぷりと水やりをしてくれた。いつもながら自然のよくできた仕組みには驚嘆する。時に自然の横暴な災害はあるけれども、地球全体、いや宇宙全体の細密なメカニズムの下に全ての命が成り立っている。
7月5日(水)   <明日、一泊の予定でドライブ旅行・・・>
明日、一泊の予定でドライブ旅行に行く予定。富士山近辺、山中湖とか忍野方面だから東京からは比較的近場ではある。最近、国内の宿泊旅行に行く時にパソコンを持参するか迷うが、明日はパソコンなしにするつもりだ。パソコンを持って行くと宿にWiFiが装備されているとコラムの更新ができるが、それほどこだわることでもない。それにしても旅行中でもコラム更新をしないと何か忘れたように感じるから、習慣というものは面白い。家では毎日必ずテレビ体操をする習慣があるせいか、このところの国内旅行では宿泊先で早朝6時25分からのテレビ体操を欠かしたことがない。もちろん起床していない人に迷惑がかからないように音は小さく、静かに動く。朝風呂(温泉)にでかけたり、散歩をするのはテレビ体操の後になる。私の習慣はノルマも強制もなく自由であるのでいいと思っている。では、いってきます・・。
7月7日(木)   <先ほど、富士山麓の忍野、山中湖・・・>
先ほど、富士山麓の忍野、山中湖などを巡るドライブ旅行から帰宅した。帰路は道志村を通るローカルな山道を通ったので木陰が多くそれほど暑さを感じなかった。帰ってからテレビを見ると今日七夕の日、全国的に気温が高く、山梨(勝沼)では最高気温38.8℃になったとニュースで報じられている(東京も36.7℃で今年最高)。その山梨県で朝は素晴らしい富士山を見ることができた。今日の初体験は山中湖で水陸両用の観光バス「KABA号」に乗ったこと。先ずは写真を掲載しておこう。
 
2016-07-07 早朝の富士山@忍野      水陸両用バス@山中湖
 
陸から山中湖に着水した瞬間    湖水を静かに一周

7月8日(金)   <根津美術館(東京・港区)・・・>
根津美術館(東京・港区)にいった。今開催中の特別展「若き日の雪舟」が明後日・10日までなので、時間をやりくりして出かけたのであるが、この美術館は行くと必ず満足させてくれる。今回、実は「雪舟」の特別展は思ったほどでなかったが、同時開催されているコレクション展「鏡の魔力」が予想外に面白かった。紀元前3世紀頃から8世紀頃までの古代中国の鏡のコレクション。邪馬台国の卑弥呼が中国から授かったという説もある「三角縁神獣鏡」が日本の鏡、魔鏡として有名であるが、古代中国の鏡の裏文様はまた実に多彩だ。古代の鏡は祭祀用具としての意味が大きいといわれるが確かに太陽を反射し人を映す鏡は神秘的。願わくば、文様の面だけでなく研磨された鏡面も見てみたいが無理だろうか。ところで最寄りの表参道駅から南青山を通り美術館に行く途中の道、それから美術館の中でも外人が非常に多い。中国人に限らず欧米人にもよく出会う。外国に来ているような雰囲気で気分転換にも最適だ 。

2016-07-08 根津美術館庭園にて
 
7月9日(土)   <今朝起床直後に・・・>
今朝起床直後に次回陶芸で大型92面体を制作するときの文様について、これまでになかったアイデイアが閃いた。特別に就寝時とか寝ている時に陶芸のことを考えることなどした覚えがないけれども、未解決のテーマとして頭の隅っこにあったのは確か。脳の仕組みはよく分からないが思わぬ時に突然アイデイアが浮かぶのが面白い。今日は朝から本降りの雨。所用で渋谷にいった帰りに、今朝の啓示に刺激をされたのか、2ヶ月ぶりで陶芸教室に行ってみた。92面体の制作とは全く関係なく、小物を半分作ったところで退室したが、以前からの陶芸仲間とはやはり会うことが出来なかった。それでも自分一人で家でシコシコ粘土を捏ねるよりもプラスαの収穫はあった。アイデイアが浮かび、プラスである限りは陶芸も大切にしよう・・。
7月10日(日)   <表紙に「MIEUへの絵手紙/サンパラソル」・・・>
表紙に「MIEUへの絵手紙/サンパラソル」(水彩)を掲載した。ベランダの花壇で丁度咲き始めた花を写生したもの。「サンパラソル」とお手軽な名前がついているが、日本のサントリーフラワーズが開発した夏に強い花。この花はまだまだ蔓を伸ばして成長するとされているので、これからも生育を見守るのが楽しみだ。同じサントリーフラワーズが扱う「サフィニア」がやはり夏の花というので先に植えたら今真っ盛り(下の写真)。いずれも猛暑の中でよく花を咲かせる。ベランダでの菜園も花壇も初心者としてまずは成功。丈夫なDNAを持った品種や優れた土壌を開発した先人たちの労苦に感謝すべきだろう。
  2016-07-10 今日の「サフィニア」
7月11日(月)   <テニスには自転車で行く・・・>
テニスには自転車で行くことにしているが、今日は電車を使った。朝の時間は丁度ラッシュアワーにぶつかり、電車はものすごく混合う。途中の駅で外人が数人乗って来て”殺される〜”の意味合いの英語で悲鳴を上げたが直におとなしく順応していた。日本人は毎日当然のごとくこの強烈な混雑に耐えて出勤している。電車を二回乗り換えてテニスコートに着くまでの所要時間は自転車とほとんど同じ45分ほど。今日も楽しく運動できた。午後は日暮里の駅で妻と待ち合わせて義兄の墓参り。今日は義兄の月命日である。墓のある谷中のお寺の写真はこれまで何度も掲載したことがあるが「今日の写真」とした(下)。これに並べて昨日の夕焼け雲の写真も掲載する。昨日のコラムを書いた直後、西の空の美しい雲に気がついた。タイトルをつけるとすれば「戦艦ヤマト雲出陣」。
 
2016-07-11谷中・瑞輪寺     夕焼けは7/10夕刻
7月12日(火)   <76歳のご老人・・・>
76歳のご老人が都知事選に立候補して最有力候補となりつつあるのに愕然とする。鳥越俊一郎、テレビタレント、ジャーナリストとして知名度は抜群。それにしても普通ならば遥か昔に定年で引退している年齢。一般人ならば後進に席を譲らぬ”老害”扱いされる。年齢だけではないというなら、先日83歳で亡くなった永六輔さんだって選挙に出れば当選したかも知れない。永六輔さんと同じ歳の黒柳徹子さんも鳥越俊一郎さん以上に元気だが選挙にはでない。ザ・ピーナッツの伊藤ユミさんが少し前に75歳で亡くなったし、健康そうに見えた鳩山邦夫さんも先月67歳で亡くなった。タレントなどの自由業と違って「公人」はそれなりの責任がある。80歳まで激務に耐えられますとは絶対にいえない。かくいう私は学年でいえば鳥越さんと同じ。今は元気な自分でも年齢を考えれば4年先のことは分からない。自分の年齢と周囲の諸々の事情が的確に分からなくなるのは認知機能の衰えでないかと心配する・・。
7月13日(水)   <今日のトピックは”トンボ(蜻蛉)”・・・>
今日のトピックは”トンボ(蜻蛉)”を見たこと。東京で前回トンボを見たのは何年前だろう。今日は墓のある九品仏浄真寺(世田谷区)に小雨の中出かけたところでトンボと遭遇した。お寺では盂蘭盆の法要の真っ最中でお経の聴こえる本堂の脇でトンボの写真を撮った(下)。昔はどこででも見かけたトンボはどこにいったのか。そういえば、こんな句があった:「蜻蛉釣(トンボつり)今日はどこまで行ったやら」(加賀千代女?)。「トンボ」は俳句では秋の季語。三木露風の童謡「赤とんぼ」の一節:「赤とんぼとまつてゐるよ竿の先」は独立した俳句作品でもあったという解説を見た。これからの時代もトンボ、赤とんぼの俳句が詠めるようになりたい。「笠にとんぼをとまらせてあるく」(山頭火)。

2016-07-13 九品仏浄真寺にて

7月14日(木)   <今日午前中は湿度98%・・・>
今日午前中は湿度98%の蒸し暑さの中でテニス。その後、太陽に照りつけられながら自転車で45分かけて帰宅する。この元気があることに感謝するも午後は専ら休養とした。「今日の作品」も「今日の写真」も出来なかったのを疲労のせいにはしたくないが、そんな中で先週富士山麓にいった時に撮影した写真を少々画像修正を加えて作ったものを下に掲載してみる。どうせ画像を加工するならば片岡珠子さんの描くような強烈な富士山にしたかったが、及ばなかった。・・こんなことを書いていると、夕刻になった今、突然雷雲が広がりものすごい豪雨が始まった。雨は過ぎたるは災害を引き起こすが一方で恵みの雨ともなる。
2016-07-14先週撮影した写真を加工
7月15日(金)   <40年ほど使った革製のソファー・・・>
40年ほど使った革製のソファーの痛みが激しいので今日新しいソファーに交換した。古いソファーのままで我慢することが出来ないことはないが妻と相談して思い切って入れ替えた。残りの人生でもう二度とソファーを替えることはないと断言できる。”人生で二度とない”という発想は最近何かと頭を駆け巡るようになった。元来、鈍感ところがあるので70歳前までは全く「残りの人生」など考えなかった。70歳代後半になってきて、残りをカウントするような見方をするのは少々寂しい。けれども「人生で二度とない」出会いや行動に若い頃には無頓着で気がつかないことも確かである。子供たちが小学生、中学生であった頃に永平寺で一日参籠をして、家族で素晴らしい体験をした思い出として残っているが、結局は生涯ただ一度の家族での参籠となった。生涯にこれが最後と思って、人と付き合い、旅行をして、景色をみて、作品を作り、温泉に入り・・、つまり生きる。それがいいかも知れない。
7月16日(土)   <やっとお天気になり金魚・・・>
「やっとお天気になり金魚、金魚」(種田山頭火の俳句)。梅雨が明けて夏到来となると「金魚」が似合う。今年は未だ梅雨の中休みで梅雨明け宣言はでないが、今日、「MIEUへの絵手紙」に金魚を描いた。金魚といっても世界中で100種類以上の品種があるそうだが、描いたのは表紙に掲載した金魚(琉金の一種か?)。冒頭の山頭火の句のように金魚は俳句でも多く詠まれている。それぞれに、どんな種類の金魚を目にしたのだろうと想像してみるのも面白い。和金か琉金か出目金か、蘭鋳か。俳句であればそれほど特殊な品種ではないだろう。「よき鉢によき金魚飼ひ 書を読めり」(高浜虚子)、「あるときの我をよぎれる金魚かな」(中村汀女)。品種名の入った俳句もあった:「指を入る蘭鋳の頭に触るるまで」(山口誓子)。

7月17日(日)   <どんよりと曇った日曜日・・・>
どんよりと曇った日曜日の朝、朝顔が咲いていた。この夏初めてベランダに菜園を作り、ゴーヤと雲南百薬草の隣に朝顔の種を蒔いておいたのが大きく育ったのだ。特別に面倒を見ないのに立派な花を咲かせる生命力には感動する。下に写真を掲載するが、右側には散歩途中で撮影した木槿(むくげ)を並べた。与謝蕪村の俳句に、「朝顔に うすきゆかりの 木槿哉」の句があるが、どんな”ゆかり”があるのかは追求しない。朝顔の俳句は無数にある。正岡子規の句:「朝顔や 我に写生の 心あり」。”写生俳句”を主張した子規はまた思い切って詠ったものだ。もう一つ挙げておこう:「朝がほや一輪深き淵の色」(与謝蕪村)。
 
2016-07-17   右の写真は駒沢公園のプール
7月18日(月)   <今日は「海の日」・・・>
今日は「海の日」で休日。7月の第3月曜日が「海の日」と定められているので、月曜日をテニスとしている身としては毎年この月曜日にはテニスが出来ない(今は休日でないウィークデイのみのテニス会員)。運動の代わりでもないが今日は親戚の家にいって庭の草取りやら水やりをした。大汗をかくのはテニスと変わりがない。毎日、このコラムを書いていると体調と同じでその時々の元気さが分かるから面白い。今日はあまりキーボードを打つスピードがない方だ。絵手紙とか絵画、陶芸作品などアウトプットがはっきり示せる日、あるいは「今日の写真」を撮った日にはそれを掲載する。けれども掲載はしなくても確実に生活は続けている。今日は「親戚の家の草取り」以外でも成果はあったと言いたいが書くほどのことでもない、そんな一日だった・・。
7月19日(火)   <朝食を抜いて区の健康検査・・・>
朝食を抜いて区の健康検査・がん検診にいった。一番はじめに身長を計測したところ、168cm。以前は170cmはあったのですよというと、看護婦さんは人によっては年齢とともに5cm程度縮みますといって平然としていた。後でインターネットで調べてみると、人は老化とともに椎間板の水分が抜けて椎間板一枚でピーク時と比べて2mm程度薄くなる。椎間板は23枚あるので、2mm×23=46mm、約5cm身長が縮むと解説してあった。自分が人並みそのものであるのは当然といえば当然。人は健康や能力など個人差があるといいながら、老化は確実に進行し、最終的な寿命に分け隔てはない。それにつけては、老い先短い老人たちが社会を先導する立場に居残ろうとする情勢に苛立を覚える。都知事選での野党候補、鳥越俊太郎さんは東京オリンピックの時には80歳、東京オリンピック・組織委員会会長の森嘉朗さんは83歳。江戸末期に新しい日本のために活躍しながら壮絶な最期を遂げた吉田松陰(29歳)、坂本龍馬(31歳)と比較するのは無理としても、古希(70歳)を過ぎたお爺さんたちを引退させなければ、東京・日本は元気にならない。
7月20日(水)   <今朝もまたベランダの朝顔・・・>
今朝もまたベランダの朝顔が3~4輪花を咲かせていた。それが午前中のテニスを終えて帰宅するとすっかり萎れている。やはり朝顔。最近、谷中のお寺に行くことが多いが、途中の道路際に背丈以上の大きな朝顔があり、午後であろうと夕方であろうが派手に花を咲かせている。それを見ているので、何故我家の朝顔は早朝から数時間しか開花していないのか疑問に思って調べた。朝顔の花びらは非常に薄いので暑さで花びらの水分が蒸発してしぼむ。そうすることによって中の雌しべを守るとも説明されている。朝顔にも新種が多いので、花びらが分厚い品種であると蒸発が遅く、しぼむのも遅いことはあるのだろう。普通の朝顔は自家受粉のほかに蜂などによる他家受粉を期待して少しでも水分の蒸発の少ない朝の涼しい時に咲いて種子を残そうとするそうだ。こんなことを知ると朝顔を見る目も違ってくる。明日も新しい朝顔の花が見られるだろうか・・。
7月21日(木)   <2000日の継続・・・>
2000日の継続がどのような意味を持つかはさておき、他人さまに迷惑をかけるものでもないので記録としてここに残しておきたい。一昨日の夜、Wii(任天堂の家庭用ゲーム機)でバランス年齢計測をするために台に乗ったところ2000日目ですと特別に表示が出た(個人登録してある)。毎日習慣としてこの台に乗り、体重計測(BMIで表示)とバランス年齢計測のため二種類のテストを行なう。今年は元旦が丁度1800日目で年齢計測が20歳となったのを今もはっきりと記憶している(1/3コラム=ここ=参照)。そして、4月11日に1900日目となった(4/12コラム=ここ=参照)。この時もバランス年齢が20歳(実年齢のマイナス55歳)で気をよくした。一昨日(7/19)の2000日目は残念ながら30歳。でも、昨日の2001日目には55歳だったから30歳でもよい方だ。このバランス年齢計測は内容の異なる計測を二種類行なうのでその時々の相性で大きく変動する。経験を活かして満点をとれるものもあるが一点に重心を集中させる種類の計測はどうしても年齢を反映する。・・就寝前にWiiの台に乗る習慣はまだまだ続けよう・・。
7月22日(金)   <朝から雨が降ったり止んだり・・・>
朝から雨が降ったり止んだりしながら気温は22℃程度の過ごしやすい一日。今日の初体験は駒沢大学のキャンパス(駒沢)を見学したことか。夕刻に曇天の下のウォーキングを駒沢大学まで延長して校内を一周させてもらったのである。仏教系の大学だけあって、「禅研究館」(下の写真)など他にはないユニークな施設が興味深かった。今日のテレビの一番の話題は既に諸外国で大ヒットしている「ポケモンGO」が今朝の10時に日本でも配信を始めたこと。駒沢公園でも駒沢大学の周辺でも、スマホを見ながら興奮気味に話している人が目立った。明らかに「ポケモンGO」をやっているのが分かった。実は、こちらとしても昼過ぎにポケモンGOを自分のi-Phoneにダウンロードしようと試みた。結果がうまくいかなかったので、”今日の初体験はポケモンGO”と云えずにi-Phoneを家に置いて散歩に出た次第・・。
 
2016-07-22 駒沢公園(階段の先は陸上競技場) 右は駒沢大学・禅研究館
7月23日(土)   <オリンピックがドービング問題で・・・>
オリンピックがドービング問題で大ピンチだ。ロシア陸上チームの国ぐるみの不正が認定されて、来月に迫ったリオデジャネイロ五輪へロシアが全競技で参加を禁止されるか否か、一両日中にIOCの判断がだされる。それにしても報じられた組織的な薬物使用をごまかすやり方は尋常ではない。個人的には今のオリンピックは見直しの時期でないかと思っている。水泳や陸上など基本的な競技は世界中の人が競う機会としてオリンピックはいいとして、プロ競技として確立されており、スター選手を生んでいるスポーツ、つまり、サッカー、ゴルフ、野球、テニス、バスケットなどはあえてオリンピックは不要という意見だ。更に、飛躍した夢物語を語れば、人間の身体を蝕むドーピングの禁止は継続するとして、エンジン以外の道具であればどのような部品を装着してもよいことにする。走る人はスプリング付きの靴でもよし、泳ぐ人は手のひれ、足ひれ、棒高跳びの人は棒を工夫する。そうすると毎回の技術競争で記録は飛躍的にアップする。”オリンピック”の名を付けなくても、どこかで実施しないだろうか。
7月24日(日)   <買物帰りにまた熊野神社・・・>
買物帰りにまた熊野神社に寄った。和歌山県の熊野神社(熊野三山=本宮大社、速玉大社、那智大社)には行ったことがないが、徒歩圏内の自由が丘・熊野神社には時々訪れて気分転換をする。平安・鎌倉の時代に盛んになった熊野詣が、その後一般の民衆を含めた熊野信仰として全国にひろまり日本各地に熊野三山の祭神を祀った熊野神社がつくられた。熊野神社と名のつく神社はいま全国で3000ほどあるという。自由が丘・熊野神社というが創建された頃(鎌倉時代?)にはもちろん自由が丘の地名はない。昭和初期にこの地に創設された「自由が丘学園」の名にちなんで駅名と地名が「自由が丘」となった歴史があり、それ以前、昭和の初めまでは「碑衾町(ひぶすままち)」(明治以前は「碑衾村」)であった。碑衾村熊野神社はいま自由が丘の街中で下の写真のような存在感を保っている。
 
2016-07-24 正面が熊野神社(鳥居がみえる)

自由が丘・熊野神社拝殿
7月25日(月)   <この夏最大の家庭内作業の成果・・・>
この夏最大の家庭内作業の成果はベランダに張り出したサンルームの断熱工事といえる。1830×925(厚さ20mm)の発泡スチロール系の断熱板を合計8枚、専門の材料店で購入してきて全てを使い切った(4枚を後で追加注文)。発泡スチロールの板はカッターで簡単に切断することができるのでサンルームの天井と木製カーテンの間に正確に装着できた。特別に固定していないので除去したければ外すことも容易。結果的に昨年まではサンルームの中は蒸し風呂のようであった熱気が見事になくなった。天井部分は木製のカーテンをやった状態で断熱材は見えないが、西日が差し込む西側の上部窓は断熱材がそのまま見える。そこで断熱材の上にマスキングテープを貼付けて模様をつけた(下の写真)。こんな遊びができるので自家製がいい・・。
2016-07-25 断熱材工事・木製カーテン裏は全て断熱材
7月26日(火)   <静嘉堂文庫美術館・・・>
静嘉堂文庫美術館で開催されている「江戸の博物学」展を見に行った。この美術館(=ここ)は世田谷区の多摩川沿いにあり、我家からはバスで二子玉川駅まで行き、別の系統のバスに乗り換え美術館前まで、東京都のシルバーパスを使うと交通費が全くかからない。さて「博物学」とは自然に存在する”モノ”について幅広く研究する学問とされるが、先ずは中国の古い「本草学(ほんぞうがく)」の書物が目を引いた。病気の治療にかかわる薬物(動植物、鉱物を含む)を研究した記録が主体である。それでも結局は”健康志向”であるのが現代と全く同じ。考えてみると中国では古来皇帝が最も求めたのが不老不死の薬であったから現代以上に真剣な薬の研究がなされたのだろう。鎖国中の江戸時代にオランダからもたらされた西洋の博物学をいかに自分のモノにしたかも興味深かった(杉田玄白の解体新書もあった)。美術館の帰りに、バス停の側で世田谷区有形文化財「旧小坂家住宅」が目についたので寄ってみた。昭和初期に流行ったという民家風和風建築と広大な庭園がそのまま保存されている。少し出歩く度に、これまで行ったことのない名所に行き着くのも東京だろう。
 
2016-07-26 静嘉堂文庫美術館  右は内部から庭をみる
  
旧小坂家住宅入口  右は庭園内の百合
7月27日(水)   <運動をしながら頭を使うと・・・>
運動をしながら頭を使うと脳トレになりボケ難くなると色々なトレーニング法が紹介されている。以前、速読でトレーニングを積むと剛速球のボールを芯でとらえやすくなるとの説もあった。私は最近テニスの時に目の神経を速読モードにするなど、できるだけ”脳”を使うことを意識するようにしている。具体的には相手が強力なサーブをするときに相手の一挙手一投足を目で追いながら瞬間的な球筋をとらえるべく目に緊張を与える。ラリーのときも目を意識して相手の動きと球に集中する。もちろん目の動き以前に反射神経が必要とされるケースもあるが、ただ”球をよく見ろ”という当たり前の注意でなく、速読のごとく左右に目の神経を動かすと同時に脳で球筋を予測するような頭の使い方をした方が結果が良い。・・こんなことを書いてしまったが、今日も曇天の下、テニスを楽しんだだけで十分であった。テニスと脳トレを関連づけようとするのが年寄り臭くて反省。
7月28日(木)   <曜変天目茶碗・・・>
曜変天目茶碗という茶碗の名品がある。いま世界で現存しているのが3点(あるいは4点)といわれるほど希少で不思議な美しさがある茶碗だ(=ここ=参照)。日本に残っている3点が国宝(もう一つは重文)で、最近元来の生産地である中国で700年間地中に眠っていた曜変天目茶碗の破片が見つかったことがニュースになった。先日訪れた静嘉堂文庫美術館に中でも最高級と云われる国宝の曜変天目茶碗があり、刺激を受けて、このところ曜変天目が頭を離れない。茶碗の名品にはそれほど興味がないのだが、1200℃余の温度で焼成されることにより釉薬が溶けて一部不思議な結晶を生ずるといったメカニズムが現代において何故再現できないかが疑問になったのである。ところが同じことを考えた先人は大勢いた。ある人は曜変天目再現を目指して30年間、10000点以上のテストを行なったが因果関係を説明できず自然界の偶然の産物といった結論とした。親子二代にわたって追求したが解明できないと納得したり、とにかく現代の科学知識を持ってしても確実には再現できないものらしい。同じことに挑戦しようなどの魂胆はないが、全く別の側面から、陶芸で油滴天目、曜変天目の応用編を試みようとプランを練り始めた。このようなテーマは半年、一年では完結しない。まあ、焦らずにチョコチョコとできることからやってみようか・・。
7月29日(金)   <梅雨明け宣言・・・>
梅雨明け宣言された今朝、見事な夏空が広がった(下の写真)。今日は今週三度目のテニスに行くつもりであったが強烈な陽射しを見て中止とした。無理をすることはないと・・。朝のニュースでピアニストの中村紘子さんが亡くなったことを知る。72歳の誕生日を迎えたばかり。大腸ガンだったという。妻より一つ年下ということで朝食時の話題となった。死の直前まで”音色に新しい輝きを与える奏法を試したい”と語っていたと伝えられる。その新しい演奏を聴いてみたかったのに・・。いま女性の平均寿命は87歳、何とも早すぎる。合掌。
 
2016-07-29 朝の空(ベートーヴェンが中村紘子さんの死を悲しんでいるようにもみえる)
                      右はベランダの朝顔二つ
7月30日(土)   <今はいつもならばもう熟睡・・・>
今はいつもならばもう熟睡している夜の11時。先ほど陶芸教室の食事会から帰宅したばかりだ。普段、陶芸の教室では会えない仲間に食事会で会えた楽しい一時であったが、教室での作陶は仲間同士の交流もなくやや淋しい。今日のところは教室内のテーブル写真を掲載して”おやすみなさい”としよう。
2016-07-30
7月31日(日)   <バッハのロ短調ミサ曲・・・>
バッハのロ短調ミサ曲をコンサートで聴いた。83歳になる(まもなく84)妻の兄が合唱団の現役で歌う演奏会に行ったのであるが、ミサ曲を楽しみながら色々な思いが交錯した。私にとっては歌は最も苦手な分野。義兄は50年以上前に司法試験に合格をしたのを機に合唱を始めた大ベテラン。今もなお大声で日本語でない歌詞を暗記して歌う。合唱は年齢制限もなく趣味として素晴らしい。自分とは無縁であると思いながら歳をとってからは何か声を出す機会があればうれしいだろう。それぞれの得意・不得意がある。それでも自分とは異なった生き方にも大いに啓発される。
 
2016-07-31 演奏会のあった錦糸町駅前でみた東京スカイツリー(空の違いは2時間の時間差)



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