これまでの「今日のコラム」(2016年 8月分)


8月1日(月)   <都知事選挙の開票・・・>
都知事選挙の開票がスタートした昨夜8時に各テレビ局共に小池百合子さんの当選確実を伝える。投票所の出口調査だけで結果を予測し、それが間違いないところが現在の選挙の開票速報だ。当選者は全く開票が進んでいない時点で当選万歳の手を挙げ、落選者は落選の弁を語る。今日になると獲得した票数が報道されることはないので、大雑把な最終票数を確認すると、小池百合子=290万票、増田真也=180万票、鳥越俊太郎=130万票。後期高齢者の鳥越さんが”人生のいい経験になった”と敗戦を語ったのが何とも異質で無様。女性初の都知事には”change"を期待できるかも知れない。


8月2日(火)   <雷鳴に目を覚まされて・・・>
雷鳴に目を覚まされて時計を見ると5時30分。いつもと変わらずこの時刻に起床すると外は猛烈な雷雨だった。コーヒーを飲んだり予備運動をしたりして1時間後、6時25分からはテレビ体操。最近の生活習慣通りに7時を迎えた頃、外の豪雨は止んで西の空に虹がでていた。雷鳴・豪雨・虹・・こんな何千年、何万年も変わらぬ自然現象が今目前に披露されている現実を何と表現しよう。生きていることの幸せを実感する瞬間であろうか。雨も止んでラッキーと思いながら、今日は息子の月命日なので墓参りをした。下に掲載した写真はいつもの本堂や山門ではなく、あえて参道脇の地蔵群の写真とした。今日はもう一つ、表紙にMieuへの絵手紙「ベランダの葉っぱ」(水彩)を掲載。毎度描く度に、少しの時間を取ればこのようなハガキが描けるのだから、もっともっと描きたいと思う。「思う」だけでは駄目、「実行」しなければ、と評論家先生に云われそうなことは承知しているが、それができない・・。
 
2016-08-02 早朝の虹   右は九品仏浄真寺境内

8月3日(水)   <速読のトレーニング・・・>
速読のトレーニングによって野球で160km/hの剛速球にも目がついていくと一時評判になった。最近は更に「速読脳トレ」を多くのプロの運動選手が取り入れて効果を上げているという。速読は文字を速く読むトレーニングでなく脳の情報処理力を高め、脳の反応がよくなるという訳だ。実際に目から入ってきた情報を以前より速く処理できるようになるとよりゆとりが生まれる。時間の感覚が変わり確実にモノがとらえられる。ある格闘家は「相手のパンチや攻撃が以前よりゆっくりみえるようになった」という。・・今日も熱射病に注意しながら大汗をかいてテニスをしたが、どんなに暑くても速読脳で相手の球や動きの変化に対して目を集中するように心がける。実体験としていえば瞬間的な視覚の強化は脳の活性化にもいいのでないかと思える。ただボーとして目に映るものを何となく見るよりも意識を集中すると明らかに目から脳に伝搬される生々しい視覚を感じることが出来る。これは道端の動植物、街の風景、人々の表情など全てに対しても適用できそうだ。目を開けている時にはその時にしか見えないモノをしっかりと見よう・・。
8月4日(木)   <夫婦そろって健康・・・>
夫婦そろって健康であることは、それだけでも非常に幸せであるが、普段有難味をそれほど感じないで過ごしてしまう。私の周辺で70歳半ばを過ぎた夫婦で片方が具合いが悪い話を聞く機会が急に多くなった。社長業をやりながら趣味で陶芸をやっている女性は長年三食ともに食事を作る担当であった夫が入院して生活が激変したという。自分でお米を買って食事を作り夫を看病し仕事もしなければならない。この女性の夫は私と同年齢でご夫婦とは10年以上のおつきあいがある。同じ陶芸教室の仲間で中山道を夫とともに走破したりしていた女性も夫が足を悪くして歩けなくなったとか。テニスの仲間でも夫が具合が悪くなった話を聞く。やはり女性が強いと思うと、奥様に先立たれて、その後独りで頑張っている友人もいる。・・では、夫婦で健康な間に何をしておくべきか。健康は妻の作る食事のせいだと公言しても有難味は少ないようだ。せめて余計なストレスとなる口論だけは止めておきたいです・・。
8月5日(金)   <今日も猛暑・・・>
今日も猛暑が続く。家でパソコンをやっているだけで汗がにじみ出る(ちなみにパソコンは立ち机、側に扇風機)。昼食をとったあと久々に陶芸教室にでかけた。いつもはバスで三軒茶屋まで行き、そこから下北沢の教室まで、バス停で4つの距離を歩くのだけれど、今日はリュックサックに6kgほどの荷物(自分の釉薬や粘土)を入れており、しかも太陽が照りつけているのでまたバスに乗った。教室では他には誰も来ていなかったのでマイペースで集中して仕事がはかどった。家ではこれほどてきぱきと作業が出来ない。陶芸は最近「試作」に徹することにした。今日は初めての釉薬、初めての塗り方。決して同じことの繰り返し制作をしない。外から見ると同じに見えても自分では意識して新しい試みをする。完成された作品はないのだから、その気になれば挑戦するネタには事欠かない。
8月6日(土)   <ブラジル・リオでのオリンピック開会式・・・>
ブラジル・リオでのオリンピック開会式が今朝の8時からテレビで生中継された。日本とリオデジャネイロとの時差は12時間でブラジルでは5日夜8時からの開会式。初めにブラジルという国の歴史を表現した演出があった。原住民のインディオのいた土地にポルトガルからの大量移住、そしてアフリカから大勢の奴隷を労働力として連れて来たり、奴隷ではないが開拓要員として日本からも多くの移住者を受け入れて、現在は多くの混血民族として国を形作る。言語がポルトガル語であるのも歴史そのもの。改めて日本民族は世界の中では希なのだと思う。アメリカの学校に通う孫娘Mieuは授業で自分のルーツについて語る機会が与えられて困ったという。アメリカ人である友人たちは祖父母はドイツ系とか祖先がイギリスから移住してきたとか話すけれども日本人の孫娘は日本人で終わり(縄文系とか大陸から来た弥生系などわからない)。世界では日本の常識は通用しないとか、宗教も民族も異なるところで考えが合わないとか、マイナス面を云うのは容易だが、一方で同じ人間同士として国や宗教を越えて理解し合うことは可能だと思いたい。オリンピックの精神も本来は国や宗教を越えた集いであろう。
8月7日(日)   <草花や樹木の「剪定」・・・>
草花や樹木の「剪定」が苦手である。例えば、サフィニアは植え込み後、枝先を摘む。この作業を2~3週間繰り返すことで株全体が葉で覆われる。そして、花が華やかに咲いた後、花が少なくなったら株元から15cmを残して全部の枝を切り落とすとある。樹木の剪定は更に複雑で、”無駄な枝を取り除き樹形を整える”として飛び出た枝は真っ先に切られる。老化した枝を切り、木を若返らせるのも目的の一つ。剪定の意味が分からない訳ではないが、命を持った生物に対して自分が神のごとく思いつきで要不要を決めて切り落とすのが傲慢に思えてならない。人間の場合、神の行なう「剪定」は実に無慈悲だと思うことがある。何も悪いことはしていなくても若くしてこの世から取り除かれる。神が全体の形体を考慮して剪定したか否かは知る由もない。植物の剪定は何もやらないのが自然。やる場合には必要悪と承知しよう。そして剪定一つも感謝を持って実施したい。
8月8日(月)   <天皇陛下が「お気持ち」を・・・>
天皇陛下が「お気持ち」をテレビで表明された。82歳になられる今上天皇は高齢による体力の低下を素直にお話しになり生前退位という言葉を立場上使えない制約の中で真摯な「お気持ち」を話された。象徴としての天皇の任務の大変さを垣間みられるお言葉もあり、感動的な10分間だった。お気持ちは十分に国民に伝わったと思われる。本人が引退したくても引退できない立場があることを教えられたのと同時に、周囲は引退すべきと見ているのに絶対に引退しない人々の顔が思い浮かんでしまった。先ずはナベツネさんこと渡邊常雄さん(90歳、読売新聞社社長、会長、ジャイアンツ最高顧問などを経ていまなお読売グループのドン)、このところ風当たりが強い、森喜朗さん(79歳、リオ・オリンピックの開会式も楽しく見学しただろう)、都知事選以降黒幕が表舞台に引き出された格好の都議会のドン、内田茂(77歳)。こうして見ると、周囲が引退を勧めると逆に首を切られそうな人ばかり。陛下の爪の垢を飲ませるのももったいない。
8月9日(火)   <今日は日本各地で今年最高の暑さ・・・>
今日は日本各地で今年最高の暑さとなった。東京でも37℃を越す(羽田では38℃を記録)。昼頃、パソコンのある部屋の室温が37.4℃。しばらく冷房を入れていた居間に行くと随分涼しく感じたので温度計を見ると30℃だった。地球の真裏のリオでは今オリンピックが真っ盛り。今日の日本選手のトピックは男子体操の団体で3大会、12年ぶりに金メダルを獲得したことか。練習では失敗を重ねたことが報じられたり、予選で4位という不調をものともせず、決勝で全員一致して見事に優勝。勝負は時の運でもあるが、本番で最高の演技を見せた。練習とか予選時に出来過ぎると本番で失敗しやすいが、本番でベストの力を発揮する集中力に感動。・・さて、オリンピックを見るだけでなく暑さに負けぬ体力づくりが課題。明日はテニスに行くぞ〜。
8月10日(水)   <猛暑でパソコンが・・・>
猛暑でパソコンが異常を来した訳ではないが、このホームページにミスで全く関係のない箇所に文章が掲載されて、これをどうしても修正できずに苦労した。dreamweaverというソフトを使ってホームページを作成しているが、dreamweaverのデザイン画面では修正しているのにインターネットのサイトには修正されないままputされて変更できない。その理由は分からないままだが、最終的には、デザイン画面でなく、コードで表示してプログラムコードの誤りを修正して解決した。最近はホームページ作成のソフトは色々と簡易なものがあるが、20年ほど前にはコード作りから始めたことを思い出す。その前は機械言語でコンピュータを操作しなければならなかった。便利なソフトに慣れるとソフトが万能だと思ってしまうが、ソフトが言うことをきかなければコードで修正できることを体験したのは大収穫だった。
「今日の写真」は朝の8時過ぎにテニス場の開門を待ちながら撮影した「芙蓉」の花。
2016-08-10
8月11日(木)   <11日は義兄の月命日・・・>
11日は義兄の月命日。予定通り、谷中のお寺にある墓にお参りに行く。ほぼ毎月谷中に墓参するので谷中近辺はかなり詳しくなった。最近は、谷中・根津・千駄木と合わせて「谷根千」の観光が人気があるのもよく分かる。近代的な東京の街とは異質の江戸情緒が味わえるのは確かだろう。今日の昼食は谷中でイタリアン。谷中では江戸情緒などといいながら食事は何でもあり。インド料理、トルコ料理、スイス料理その他、それぞれに”癖”が強い店が多く、気分に応じて好きに選択できる。「今日の写真」はそんな谷中の夏の風景を撮った。
 
2016-08-11谷中にて(リオ・オリンピック開催中)
 
8月12日(金)   <久しぶりに駒沢オリンピック公園・・・>
久しぶりに駒沢オリンピック公園の屋内球技場改築工事の進捗写真を掲載する。この工事はユニークな吊り屋根方式でこの3月から工事の状況を適宜記録することにしていたが、6月以降写真を掲載していなかった。下の写真のように工事は着実に進んでいる。ただし、今日はお盆休みのムードで駒沢公園を含めて閑散としていた。今日の駒沢公園行きは「ポケモンGO」のテストでもあった。丁度人も少なく適度に遊びはしたが、これは子供とか家族でわいわい言いながらやるもので、後期高齢者が独りでやっても侘しい。むしろ有名な公園でなく家の側のターゲットを拾いだせば、これまで知らなかった馬頭観世音、稲荷神社、太鼓坂、緑道碑などに行き着くことが分かったのが収穫。リオで開催中のオリンピックが一段落したら、家回りのポケモンでも見つけるか・・。
 
2016-08-12駒沢公園・新屋内球技場工事
8月13日(土)   <リオデジャネイロ五輪・・・>
リオデジャネイロ五輪で日本人選手が健闘している。今日まで(ほぼ前半終了)でメダル数が金7、銀3、銅14だから立派。国別のメダル数にこだわることはないが、オリンピックはやはりアスリートたちが全力で競う姿が美しい。国籍を問わずに人間の鍛えられた肉体、運動能力は本当に見ていて気持ちがいい。・・オリンピックのことを書き始めると終わらなくなるので、「今日のポケモンGO」を書く。ポケモンGOには屋外のどの場所でも道や方向に加えて近所の目印が表示される。ただの住宅街でもバス通りでも普段は気づかない道祖神とか小さな神社などが写真つきで案内されるのだ。下に掲載した写真はいずれもポケモンGOに登録してあったのと同じ写真。今日の外出先で撮影したので、どの辺りを移動したかこれだけで分かってしまう。もちろん途中でポケモンも捕えたよ。
 
2-016-08-13 スーパーシェル・ガーデン &近所の坂
左はいずれも三軒茶屋近辺
8月14日(日)   <風呂上がりにビール・・・>
風呂上がりにビールを飲むと眠くなってしまった。思考力がない。風呂の前には小一時間散歩に行った。ポケモンGOをやりながら、歩いて九品仏浄真寺(東京世田谷区)までいき、息子の墓にお参りもした。このお盆にどなたが来ていただいたのか缶ビールが一つ墓前に供えてあった。境内を歩いている時に夕方5時でお寺を閉めるから退去するようにスピーカーで放送を聞く。善光寺でさえ”閉門”はしないのに何故と言いたいが、それぞれの寺の流儀があるのだろう。そんな訳で今日は猛暑にも負けず元気に我家のベランダでグリーンを保っている「エバーグリーン(ネムノキの一種)」の写真と、今日のポケモンGOの写真を下に掲載する。ポケモン写真はやはり前を通ったことはあるが気にもしなかった道しるべを教えてくれた。
 
2016-08-14

8月15日(月)   <「なんじゃもんじゃの木」・・・>
「なんじゃもんじゃの木」を見た。このところ毎回「ポケモンGO」で恐縮だが、朝の8時過ぎに神宮のテニス場まで行き、いつもは順番をとった後、門前で時間をつぶすのだが、今日はポケモンGOの案内で近所を散策した。そしてテニス場の隣の神宮球場の敷地内にある「なんじゃもんじゃの木」を知ったという次第。ポケモンGOの写真はその説明看板であり、同じ写真も撮影したが今回は一部説明文だけを記載してみる:「ひとつばたご/なんじゃもんじゃ」<この木は、和名”ヒトツバタゴ”俗名”なんじゃもんじゃ”と呼ばれる、たいへん珍しい木で・・(以下歴史など)>。今の時期は花もなく”何じゃ”というほど特別な木には見えないが、「なんじゃもんじゃの木」(一葉田子/ひとばたご)に興味のある方は=ここ=に詳しい。朝の散策でもう一つ知ったことは国立競技場が今や全くなくなって広大な工事スペースであること。毎週神宮球場辺りまで来てはいるが国立競技場方面を見る機会がなかった。後何年、こうしてテニスができるか、そんなことも考えさせられた時間でもあった。<下に掲載した写真はポケモンGOでは”現代風枯山水の庭”と紹介されていた所。秩父宮ラクビー場入口脇にあり、これまでよく訪れたことがある>
2016-08-15
8月16日(火)   <猛暑の中で物事が思うようにいかない・・・>
猛暑の中で物事が思うようにいかないと疲労感が一段と深まる。i Phoneのソフトウェアのアップロードをやったところ色々と不具合が出て未だ全ては解決しない。私のi Phoneであるが娘が帰国した際に共用で使うことがあり、i-cloudで娘と同期しているし、アドレスやパスワードなど娘が設定している内容もある。そのことは承知していた。アップロードの後、ポケモンGOも再設定をしてようやく使えるようになったので、やれやれと思っていると何か違う。ハンターが自分が設定した姿と異なり、女性ハンター、つまり娘のポケモンGOになっていた。その他、i PhoneのSafariで自分のホームページ(この表紙)をみると文字化けして読めない。不思議なことに(?)妻のi Phoneでもこのホームページだけ文字化けする。何も不具合がないところであえてソフトウェアをアップロードなどすることはなかったのか。少し明るい気分になりたいのでベランダで元気一杯に咲くサフィニアの写真を掲載する。
2016-08-16
8月17日(水)   <リオ・オリンピックも終盤・・・>
リオ・オリンピックも終盤となった。バトミントンの女子ペアなどこれから期待できる試合を残しているが、自分で親しんだことのあるラケットを使う競技にどうしても興味が行ってしまう。前半戦ではテニスの錦織圭がナダルを破り、3位銅メダル。ナダル戦の前の準々決勝でフランスのモンフィースに3つのマッチポイントを与えながら5連続得点して勝利するという奇跡の逆転劇があったからこその96年ぶりの日本人銅メダルだった。まさに銅は「金」と「同」じ。卓球はまだ試合を残しているが、男子では水谷隼が団体戦で中国の選手と戦った際の物凄い打ち合いが忘れられない。女子団体戦での福原、石川、伊藤の活躍もすばらしかった。今日の試合で銅メダルが確定したが、伊藤美誠は15歳で五輪史上最年少のメダリストとなった。伊藤は稀にみる天才でこれからが楽しみだが、石川佳純(23)も間違いなく大天才でプレーぶりを見ているだけで気がはれる。福原愛ちゃん(27)からの天才の継続がうれしい。

8月18日(木)   <明け方の激しい雷雨とともに・・・>
明け方の激しい雷雨とともにリオデジャネイロから五輪・女子レスリングで三階級揃って金メダルを獲得したニュースが飛び込んできた。それも、登坂絵莉(48kg級)、伊調馨(58kg級)、土生沙羅(69kg級)の3人とも同じように残り30秒まで相手にリードされていたところを最後に奇跡の逆転劇。”勝負は時の運”だけでは片付かない何かを感じた。登坂(22歳)、土生(21歳)は五輪初出場、伊調(32歳)は五輪4連覇だ。オリンピックを見ていると日本人の適性として階級別(体重別)で技を要求されるもの、あるいは道具を使う技で競えるものがよい。身体一つで陸上を走ったり飛んだりする競技は大男、大女に到底かなわない。
明日から4日間、山形方面に小旅行の予定。パソコンは持参するがコラムを更新を出来るかは状況次第。前にソフトウェアのアップロード時におかしくなったポケモンGOは、その後i-cloud driveをサインアウトし、Java scriptをonにするなどして、新たに自分のポケモンGOに入ることが出来た。山形でも道案内になるだろうか。
8月19日(金)   <ギネス世界記録認定・・・>
ギネス世界記録認定「最大の木造コンサートホール」 の隣で一日を過ごす。このホールのある山形県南陽市文化会館は昨年完成したばかり(ギネス認定は2015-12月)。地元、南陽の森からとれたスギ材を活用し耐火木造技術を取り入れた最先端の集成材(木材と耐火材を組合わせた柱など)を採用したという。客席数1400余の大ホールの隣、収容人数は500人以下の小ホールもまた木材で囲まれた気持ちのよい空間だった。この小ホールで行なわれたピアノの公開レッスンやコンサートを傍聴しての一日。宿泊する赤湯温泉と合わせて自分だけ何もしないで休養しているのが申し訳ないような・・。
 
2016−08−19南陽市文化会館内部  右が大ホール
8月20日(土)   <今日も一日山形県南陽市・・・>
今日も一日山形県南陽市で過ごす。南陽市文化会館でのピアノの公開レッスンの合間に少々歩いて中央花公園にも行ってみた。田園風景に囲まれた広い立派な公園に接するとやはり地方の豊かさを感じる。池の隣にはサッカー場、体育館、そして都会でも余り見かけない遊具など。そして木陰でのんびり休むことも出来た。・・本題のピアノ公開レッスンを聞きながら、これは今行なわれているオリンピックの金メダルを競う人材作りに似ていると思った。日本の各地から選抜された有能な人たちも世界で通用するとは限らない。世界のトップクラスと競うために徹底的に厳しく技能を叩き込む。オリンピックの代表たちがどれだけの努力をしたことか。ピアノの天才たちも考えられないほどの緻密な練習を積み重ねている。”楽しんでます”という裏にはそれぞれに見えていない努力の蓄積がある。
 
2016-08-20 南陽市中央花公園にて
8月21日(日)   <山形県新庄まで・・・>
山形県新庄まで新幹線で移動。レンタカーを借りて最上川に沿って庄内平野を突っ走り、日本海側の鶴岡まできた。鶴岡では先ず「加茂水族館」にいった。世界初とされるクラゲの水族館、色々なクラゲを見ていると、やはり神の造化の妙というか人知を越えた生物の形体に圧倒された。その後曹洞宗の三大祈祷場の一つ、善宝寺にいった(他は永平寺、総持寺)。宿泊は日本海を目の前にした湯田浜温泉のホテル。この際は写真掲載で今日の一日を示す:

2016-08-21 庄内平野 は広い!
 
クラゲ博物館でのクラゲ例
 
善寶寺山門     右は日本海への日没
8月22日(月)   <今、東北新幹線「やまびこ」の中・・・>
今、東北新幹線「やまびこ」の中でキーボードを叩いている。今日の午前中は羽黒山(山形県鶴岡市)に行った。けれども台風接近の情報もあり、予定を早めて新庄に戻りレンタカーを返却。さて新幹線で帰京しようと駅にいくと全ての山形新幹線が運休中だった。これはもう新庄に宿を探して一泊するか、それとも山形まで在来線で行き、山形で宿泊するしかないと覚悟を決めた。ところが新庄から仙台までバスで行き、仙台からならば東北新幹線を使い東京に帰れるかもしれないとアドバイスしてくれる人がいた。山形新幹線は運休でも東北新幹線は今のところ運転をしているという。駄目もとでその考えに従って仙台行きのバスに乗り、そして東北新幹線で東京に向かっているのである。今現在、台風9号は千葉県館山近辺に上陸した後、関東・東北を縦断して北上中。東北新幹線はどこかで台風とクロスするはずだが快調に走行している。何とか今日中に東京に帰ることが出来そうだ。・・自分では考え付かなかった他人に教わった「道」がベストのこともある、感謝!
 
2016-08-22羽黒山の国宝五重塔
 
羽黒山頂上の三神合祭殿(修理中) 右は鐘楼
8月23日(火)   <今日からは東京での日常・・・>
今日からは東京での日常の生活に戻る。早速に京橋のギャラリーで開催されている友人の絵画展を見に行った。全員70歳代後半の素人というグループの展覧会であったが、絵には活気があり年齢を感じさせない。他にも絵を趣味として毎年展覧会を開く友人がいるが、いずれも必ず展覧会を開催して、それに合わせてグループが一丸となって励む様子が伺えて羨ましくなる。以前はそれほど思わなかったが、陶芸での展覧会が開催されなくなるとモチベーションが低下するのが自分でもよく分かった。人は制作物を誰かに見せたい本能があるのだろう。他人に分からないように密やかに善行を繰り返すのはやぶさかでないとしても、自分の創ったものを隠していても面白くない。褒められたい訳でなく他人と共有したい何かがある。京橋からの帰途、下北沢の陶芸教室に寄ったが、作品を制作するのでなく、テストで制作した作品の確認だけ。陶芸は当面マイペースで制作するしかない・・。
8月24日(水)   <リオデジャネイロ・オリンピックが閉幕・・・>
リオデジャネイロ・オリンピックが閉幕して選手団の帰国会見をテレビでやっていた。日本選手団としては過去最多のメダル(金=12、銀=8、銅=21、計=41)をとり、もう少しは明るい会見であって欲しかったのに、主催者側が何とも形式的で真面目な設定をして面白くなかった。日本人が会見を取り仕切るとどうしてこうお役所的で暗くなるのだろうと思ってしまう。そうかといって日本人にとってユーモアを的確に交えるのも非常に難しい。民進党の代表選挙に立候補を表明している蓮舫さんが岡田前代表について質問された際に、”岡田さんは大好き、ただ、一緒に仕事をして本当につまらない男だと思った”という趣旨をコメントしたが、外国特派員向けのユーモアのつもりであろうが、聞いていてギョットした。”つまらない男”は”大好き”を打ち消してしまう。
今日の午前中は神宮外苑でテニス。試合中にコート上に赤トンボが飛んできた。まだここには赤トンボがいると、球よりもトンボに見とれてしまった。
2016-08-24ベランダ菜園の花・サンパラソル
8月25日(木)   <友人の展覧会・・・>
友人の展覧会を見に行った。神奈川県・あざみ野の市民ギャラリーで開催されているので、久しぶりに二子玉川経由で田園都市線に乗り、たまプラーザ駅の次、あざみ野駅へ。友人は高校の同級生。建築家であるので今回の展覧会も「海上都市への夢」と題して海上都市を提案した労作だ。私の周辺にはたまたま建築家が多いが、そろって趣味と仕事が一致している。定年とか年齢に関係なく、いつまでも好きなことをやり続けているように見える。今日会った友人もやりたいことは際限なく退屈はしていない。やはり元気な夢を持った仲間には大いに刺激を受けた。
 
2016-08-25 あざみ野駅前風景  右もあざみ野の道端で
 
帰途、立寄った二子玉川・帰真園にて   右も二子玉川風景
8月26日(金)   <久しぶりに表紙に陶芸作品・・・>
久しぶりに表紙に陶芸作品「グラタン皿」を掲載した。 今更、食器を一生懸命に作る気はないのだが、これは色々な意味でのテストを兼ねて制作した。これから先、天目系の釉薬や結晶の釉薬を使って釉薬による模様の変化調べることにしている。今日掲載したグラタン皿には自分で入手した「油滴天目」の釉薬を使ったが期待に対しては失敗。油滴の模様はでなかった。油滴天目の場合釉薬をかなり厚めにかけなければならないとか、土の成分でも変わるとか、焼成の温度や保持時間でかなり仕上がりが変わるなど、失敗の中から得るところも多かった。実用的には支障ないのでグラタン皿としては使用する。もう一つ「グラタン皿」を制作したのだが、更にテストを継続中なので後日掲載とする。
今日の写真は運動のために歩いて行った九品仏浄真寺(世田谷区)で撮影したもの。息子の墓参りの他、母方の祖父母の墓にも行った。サルスベリの花が一つだけ夕日を浴びてかろうじてピンクの色を保っていた。

 
2016-08-26九品仏浄真寺にて
8月27日( 土)   <「造化の妙」という・・・>
「造化の妙」というが先日鶴岡の「加茂水族館」(クラゲ水族館)でみたクラゲは人間の想像力をはるかに越えた生物で、衝撃を受けた。諸々の自然に対して古代人が創造主を考えなければ理解できなかった心情が分かる。「雲」もまた自然現象の一つであるが、変化に飛んでいていつまで見ていて飽きない。やはり神がやりたい放題に遊んでいるのでないかと思ってしまう。下に掲載した写真(左)は今朝の6時頃の雲。東京ではこの朝日の直後、太陽は雲に隠れて、一時間後には雨が降り始めた。右の写真は一昨日の朝の雲で、加茂水族館から帰った帰った直後だったので、何か巨大な魚の形に見えた。雲は見ている間にどんどん変化する瞬間芸。神たる自然は次の瞬間にどのようなアートを創作するか・・。
 
2016-08-27
8月28日(日)   <等々力渓谷を今日のウオーキング・・・>
等々力渓谷を今日のウオーキングの場所に選んだ。等々力渓谷にはこれまで何度か行ったことはあるが全コースを歩いたことはない。我家からはバス(シルバーパス)で等々力駅までいけば直ぐであるので思いついて実行。多摩川水系の矢沢川沿いにできた渓谷を歩ける範囲は片道で1kmほど(往復で2km)であるが、東京都内の渓谷として極めて貴重だ。渓谷沿いの不動の滝とか不動尊、大師堂などの他に、今日は「横穴古墳」(No.1,2,3)、にも立寄った。渓谷から200~300m離れたところには野毛大塚古墳がある。他にも周辺には多くの古墳があり、多摩川沿いのこの近辺は太古から人が住んでいた地域であったことを改めて認識。今日は歩くことが目的だったが、この渓谷には是非秋の紅葉の時季に行ってみたい。
 
2016-08-28 等々力渓谷にて
 
横穴古墳(等々力渓谷崖地)   右は野毛山古墳
8月29日(月)   <朝から雨・・・>
朝から雨でテニスはお休み。家での仕事がはかどったというべきか、やることだけは色々あって退屈はしない。明日からまた琵琶湖周辺へ旅行にでる。今日と明日の午前中は京都や滋賀は大雨であるようだ。台風が明日午後、関東以北に上陸するとの予報も出ている。明日は台風襲来の前に東京を脱出して大雨一過の琵琶湖を楽しめるだろうか。最近は宿にWiFiが装備されているところが多くなったので、パソコン持参でその日にホームページの更新を出来る。その代わりに、”明日から旅行のため3~4日コラム休みます”と書けなくなってしまった・・。
8月30日(火)   <いま琵琶湖畔の宿・・・>
いま琵琶湖畔の宿にいる。今日は世界文化遺産「比叡山延暦寺」を巡り、その後、三井寺(みいでら・天台宗総本山園城寺)を見学した。延暦寺は東塔地域(根本中堂、大講堂、阿弥陀堂など)と西塔地域(釈迦堂、居士林など)と横川地域(よかわ・横川中堂など)にまたがる広大な地区を有する。今回はこれらを全て廻った。ここでは写真掲載のみで雰囲気を伝えたい。今日一日で大きな鐘楼の鐘を3度も自分の手で鳴らした。「三井の晩鐘」で知られる三井寺の晩鐘(重要文化財)の音も忘れられない・・。
 
2016-08-30 根本中堂  右は 阿弥陀堂
 
釈迦堂    右は横川中堂
 
三井寺・仁王門   右は三井寺・金堂
8月31日(水)   <今日は晴天の下、信楽、甲賀・・・>
今日は晴天の下、信楽、甲賀地区を楽しんだ 。はじめは佐川美術館(=ここ)とか、ミホミュージアム(=ここ)など美術館に行く予定をしていたが、両方ともに今週が休館になっていたので、陶芸の里、信楽を選んだ。信楽では「陶芸の森」を訪れて国内外の現代作家の作品を満喫。また信楽の窯元を散策もした。忍者の里、甲賀ではやはり忍者屋敷を見学。更に甲賀の温泉にも行った。今回もまた写真を掲載する。
 
2016-08-31 信楽・陶芸の森  右は屋外展示(オブジェは全て陶芸品)
 
陶芸の森の屋外オブジェ   右はお馴染み”信楽のたぬき”
 
甲賀・忍者屋敷(=ここ)  右は甲賀温泉”やっぽんぽんの湯”(=ここ


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