これまでの「今日のコラム」(2017年2月分)


2月1日(水)   <左眼を白内障手術した後・・・>
左眼を白内障手術した後、テニスを再開して面白いことに気がついた。テニスのラリーはそこそこに以前と同じようにできるが、接近戦のボレーで考えられないようなミスをする。動体視力が落ちたというより、動きに対する反射神経全般が鈍くなったような気がする。自らのミスを観察してみると、初心者の頃にありがちな、ボールをよく見ていないといったその場限りの不注意でなく、神経が追いついていない感覚なのだ。手術前には何年間(何十年か)も左目よりも右目がよく見える条件でボールに反応していた。これが今現在は明らかに左目の方がよくみえる。長年脳の中に養われたボールに対する感がズレてしまって脳が戸惑っているように思える。以前は無意識でも球に十分反応していたのに対して、特別に意識して球を見るように心がけていると少しずつ修正されていくので安心したが、まだ本調子にはいかない。・・運動に限らず「脳」は極力巧くコントロールするのがよい。人間は脳が反応する通りに出来上がる。脳が健康と思えば健康になり、病気勝ちと思えばその通りになる。幸せと思えば幸せ、不幸と思えば不幸・・。脳が喜ぶことを毎日やっていれば脳細胞は元気になる・・。
 
2017-02-01 明日が息子の月命日で今日墓参<九品仏浄真寺・世田谷区>


2月2日(木)   <「本人確認」のやり方・・・>
「本人確認」のやり方がもっと進化しないものか。これが今私にとって一番の要望だ。ありとあらゆる場合に「パスワード」を要求される。銀行、カード、パソコンのインプット、ソフトへの進入、通販の登録など数えきらない。ノートにはこまめに記録したつもりでも2~3年分が溜まると訳が分からなくなる。少し前に購入した新しいi-Phoneではパスワード以外に指紋認証だけでも入れるようになった。また、最近、”ピース”のポーズをして両手を前に向けて写真を撮ると、指を拡大されて指紋認証に悪用されるケースがあることが話題になった。このような状況なら、もう一息でパスワードが不要になる時代が来るのでないかと期待は持てる。それにしても「指紋」以外に何かないものか。マイナンバーを全てに使用するのも危険か。・・今日は、”JavaScript"でパスワードがわからずに撤退を余儀なくされた・・。
2月3日(金)   <京樽の恵方巻、”幸運巻き3本セット”・・・>
京樽の恵方巻、”幸運巻き3本セット”を買って帰った。恵方巻は節分に食べると縁起が良いとされる巻寿司(太巻き)。我家では豆まきの習慣も、恵方巻きを食べる習慣もないが、そこは宣伝に釣られて買う”ゆとり”。食べ方も今年の恵方(方角)の北北西を向いて、何もしゃべらずに一気に食べた。こんなことを書く気になったのは、食べた恵方巻きがことのほか美味しかったからでもある。恥ずかしながら、これほど美味しい巻寿司を食べたことがないと思った(最近は巻寿司を食べていないなぁ)。”鬼は外”と鬼さんを追い出さなくても、こんな恵方巻きを食べるだけで十分に幸せだ・・。
今日の表紙には陶芸作品「正五角形板3」を掲載。92面体を構成するために12枚の正五角形を制作した(正三角形は80枚)。正五角形はあまり紹介していなかったので、これから続けて掲載してみる。
   2017-02-03 新国立競技場建設現場<基礎工事中>
2月4日(土)   <陶芸で92面体の制作・・・>
陶芸で92面体の制作をしながら多くの経験をした。全てが異なる仕上がりの92枚の板(ただし、正五角形12枚、正三角形80枚と形状は二種類)を作ることにしたから、粘土、模様、釉薬、焼成温度、保持時間などあらゆる条件を変えて色々な試みをするチャンスとなった。90余りの完成部品が揃った今の時点で見直すと、100や200の種類というのはほんのわずかなもので、”あらゆる条件”などと言えるものではない。それでも面白くやりがいがあったのは、小さいながら自分の電気窯で自由に焼成できたことが大きい。気に入らないと何度でも焼成をやり直しもした。今日の表紙に掲載した正五角形4はやはり家の電気窯で焼き直したもの。赤鉄という釉薬を使用しているが、釉薬の厚みによって色合いが変わることを表現した。
今晩はこれから久しぶりにオーケストラの演奏会に行く。亡き息子がかつてこのオーケストラで演奏したことなど思い出しながら・・。
    右は2017-02-05表紙に掲載分
2月5日(日)   <三浦朱門さんが91歳で・・・>
三浦朱門さんが91歳で亡くなった。曾野綾子さん(85歳)が週刊現代の「自宅で、夫を介護する」という連載記事で、夫である三浦朱門さんのことを連載しているので、毎週、i-PhoneのDマガジンで読んでいた。作家で文化庁長官も務めた三浦朱門さんは今の曽野綾子さんの年齢の頃にはまだ元気で、曾野綾子さんが時に「うつ」であったのを「うつを文学的に解きほぐす」と鬱の力について本を書いたりしている。それが90歳近くになって急速に障害がでたようだ。一時病院に入院していた夫が日々刻々と衰えるのを目にした曽野さんが自宅で面倒を見ようと家に連れて帰った時に三浦さんは信じられないくらい喜び、ありがとうを繰り返したという。・・私は自宅にこだわる習性はないのでその辺の感覚は分からないが、介護を受ける必要がない身では何も言えない。とにかくも作家同士というムツカシイ夫婦が最期まで助け合いを全うできたのは二人そろってカトリック信徒であったからかも知れない。合掌。
今日も表紙に陶芸作品「正五角形5」を掲載。春の色=青シリーズの一つ。
2月6日(月)   <無駄をなくして機能に徹した・・・>
無駄をなくして機能に徹した構造物は美しい。今日の写真として下に掲載したクレーンや照明塔などもその部類でないか。私は特にクレーンが好きで、時間があればいつまでも見ていたくなる。”無駄をなくす”と云っても、必要最小限を選定するのは決して容易ではない。当然、大風の場合とか、材料の強度のバラツキなどで安全率をみるからどこまでが必要かは判断が非常に難しい。それにしても高層ビルの最上階で働くクレーンは本当に見事! 直に人間の機能美と比較してしまうが、人間も駄肉がない鍛えられた肉体が美しい。そして同時に人の場合は鍛えられた指先機能で演奏するとか、脚力、腕力、思考力など”機能”の範囲が格段に広がる。人間は何でも出来過ぎるから無駄が増えるのかも知れない。必要最小限の機能とは人によってみな変わりそうだ・・。
2017-02-06 神宮外苑にて
2月7日(火)   <最近、米国のトランプ新大統領が・・・>
最近、米国のトランプ新大統領が空席となっていた最高裁判所の判事に保守派とされる人物を指名したことに関連して、米国では最高裁長官と陪席判事はいずれも終身制であることが報じられた。本人が死去またはみずから引退しない限り地位を保証されるという。同じように、現在の超高齢化社会が予測も出来なかった時代に定めたルールに疑問を持つことが多くなってきた。イギリスのエリザベス女王は90歳で在位63年を超し、英国史上最長の在位であるという。幸いに90歳を過ぎても頭脳明晰な君主であるけれども、万一、痴呆症が出たような場合、誰がどうアドバイスをするのだろう。日本で天皇の生前退位が議論されているのはいいことだ。企業などでワンマン社長が歳をとって道を誤る例は枚挙にいとまがない。大抵は自分だけは例外で若造に代われるかと思う。一昔では考えられなかった100歳でも元気な人が珍しくなくなった一方で、多くのオオボケ、コボケの老人がいる。責任ある仕事を死ぬまで任せることはない・・。
表紙に陶芸作品「正五角形6]を掲載。これを含む素材を使って92面体の組立を開始している。

2月8日(水)   <表紙に「92面体組立作業」(陶芸作品)を掲載・・・>
表紙に「92面体組立作業」(陶芸作品)を掲載した。毎日、コツコツと正三角形80枚と正五角形12枚を組合わせていき、今日、ようやく完成の目処がついた。といっても、これから補強や仕上げが重要で道半ばと言い聞かせている。前に書いたが、92枚の板は基本的に、青(春)、赤(夏)、白(秋)、黒(冬)の4色に分けている。これらをどう配列するかが問題で、三角形同士は決して同じ色系が接しないという芸当ができる。接続の方法やクッション材など試行錯誤しながらの組立作業。変形を如何に抑えるかも大きなポイントだった。工夫をしなければ解決しないことが次々とでてくるから面白いと云っておこう。これから行なう補強は得意の分野なのでますます楽しみだ。

2月9日(木)   <正午過ぎのテレビ朝日「徹子の部屋」・・・>
正午過ぎのテレビ朝日「徹子の部屋」で兼高かおるさんがゲスト出演されているのには驚いた。「兼高かおる世界の旅」はテレビの初期に見た番組の中でも鮮明に記憶に残っている。当時、海外旅行など夢の夢であったのに、兼高かおるさんは世界各地を自分の庭のように平然とレポートする。1960~1990年まで30年間放映された「兼高かおる世界の旅」で、160カ国を取材、地球を180周する距離を旅行したという。テレビではこの2月末に89歳となる兼高かおるさんと83歳の黒柳徹子さんの元気な会話が弾む。この二人は香蘭女学校での先輩、後輩の関係とか。現代の高齢化社会を象徴するようなインタビュー番組に感心しながら、ふと、お二人ともに結婚せずにDNAが途切れてしまうことが残念に思えてきた。大体、日本の男子がだらしない・・。いや、曾野綾子さんのように高齢になって夫の介護で苦労するよりも単身で元気であるに越したことはないか・・。
2月10日(金)   <西日本の日本海側で大雪・・・>
西日本の日本海側で大雪。東京でも昨日に続き霙(みぞれ)が降り、寒気の真っ只中だ。先日、大学入試センター試験が行われた日に北海道が大雪で、JR北海道の列車が運休となり、ホームで待っていた受験生7人をJRがタクシーを手配して試験会場まで送り届けた(代替輸送で代金はJR持ち)ことがニュースになった。私など暖かなニュースで気持ちがいいと思っていたら、これに対して”受験生だけを差別してけしからん”とクレームが入ったというから人さまざまだ。どのような美談、善行にも真反対を唱える人がいるし、どんなことでも他人の責任を問う人がいる。それにしても最近は自然災害でさえ人の責任として賠償金を要求するケースが目立ち過ぎる。御岳山噴火で多数の犠牲者が出たが、噴火警戒レベルが適切でなかったとして気象庁が訴えられているし、東日本大震災時の避難指示が不適当だったとした訴訟もある。米国は以前から訴訟社会で、有り余る弁護士が仕事作りに何でも訴訟を起こすと云われたが、日本でも弁護士さんが余ってきたのだろうか・・。
2月11日(土)   <今年も玄関に飾った啓翁桜・・・>
今年も玄関に飾った啓翁桜が咲き始めている。確か、去年も山形からいただいた啓翁桜をHPに掲載したと思って調べると2016-2月13日のコラムだった(=ここ)。1年前の東京は20℃と暖かかったようだが、今年は厳しい寒波の中にある。啓翁桜は秋になって気温が下がると休眠に入る性質を利用して、早い時期から十分に寒さに触れさせて休眠状態とした後、徐々に温度を上げ切り出した枝をお湯で処理して温室に入れると春が来たと勘違いして早く花が咲くという。開花時期も一ヶ月以上と非常に長い。西日本で大雪とのニュースを聞きながらも春はそこまでやってきている。
2017-02-11
2月12日(日)   <今朝、6時からのテレビ・NHK短歌・・・>
今朝、6時からのテレビ・NHK短歌を見ていて自分でも不思議なほど元気づけられた。起床したばかりで。その後、6時25分からテレビ体操をやろうとしている時間にそれほど落ち込んでいるはずはないのだけけれど、選者の小島なおさんや出演者の話を聞いていると曇っていた気分が晴れて突如やる気が出てきたという感じだった。この時の短歌の題は「袋」で、「のしぶくろ ひとつ引き出し 九のこる 九のことほぎ ひらたいままだ」などの歌が選ばれていた。私が感動したのは、この本題ではなく、固有名詞(人名)が入った歌の例を問題に出したところ。「壇蜜」と「きゃりーぱみゅぱみゅ」を入れた短歌をここで紹介できなくて残念だが、目が覚めるようないい歌だった(14日、火曜日の午後3時から再放送だから覚えておこう)。・・事ほど左様に最近はどうも沈滞気味。次の土曜日には今度は右目の白内障手術をすることが本決まりとなった。治療のことを忘れるためにも、e-taxに取り組むかという時節でもある・・。

2017-02-12 散歩で訪れた九品仏浄真寺にて
2月13(月)   <テニスの前に撮った神宮外苑の銀杏・・・>
テニスの前に撮った神宮外苑の銀杏並木の写真を今日の写真として掲載する(下)。この場所は銀杏が色づく時期には多くの人で混合うが今日は閑散としていた。けれども樹木には紅葉や花の満開の時に限らず、どのような時節でもその瞬間にしか味わえない独特の風情がある。寒苦の中の梅の蕾、土から少しだけ顔を出した土筆、花をみな足下に散らしてしまった桜・・。全てのものに好みはあっても善し悪しの順位付けはできない。日の出も、日の入りも、昼間の太陽も皆美しい。何だ、人間も同じだなと思う。10歳も、18歳も、28歳も、88歳もみんな生きていて、そしてみんな美しい。
表紙の「92面体組立作業2」(陶芸作品)は組立完成してしまうと二度と人目につかない内部構造がみえる写真とした。記録を残す意味でも、今撮影しておかないとチャンスがない。
  2017-02-13
2月14(火)   <一昨日(12日・日曜日)のコラムで書いたNHK短歌・・・>
一昨日(12日・日曜日)のコラムで書いたNHK短歌で紹介された人名入り短歌をメモしたので残しておこう。「観音の おもざしもてる檀蜜が こちら向きたり テレビの中で」(これは男性の作)、「きゃりーぱみゅぱみゅの ぱみゅぱみゅの意味 不明ゆえ 世界の果てまで 運ばれていく」。このような自由で楽しい短歌を”あり”としたのは、間違いなく俵万智さんの「サラダ記念日」からだろう。サラダ記念日の初版が1987年だから今年は丁度30年目となる。私はどういう訳かサラダ記念日の英訳本(講談社の文庫本、カーペンター訳)をもっている。これによると、例の歌は、「”This tastes great" you said and so the sixth of July-our salad anniversary」。これもいいけれども、やはり、日本人としては 「”この味がいいねと 君が言ったから 七月六日はサラダ記念日」のインパクトが強い。俵万智さんは未婚のまま男児を出産し、子育てしながら今もご活躍で公式ホームページもある(=ここ)。Twitterでつぶやきも見られるのがうれしい。
2月15(水)   <昨日のバレンタインデイでは・・・>
昨日のバレンタインデイではチョコレートとは縁がなかったけれども、今日のテニスではおばさま、おばあさま方からいくつもチョコをいただいた。それも有難くうれしいけれども、自分では何よりも太陽と青空の下で身体を動かすことに幸せを感じる。室内での陶芸など創作仕事もいいけれど姿勢が下向きで長くは続けられないし、爽快な気分にはなれない。・・ここまで書いて、いや、待てよとの考えも浮かんで来た。室内でも朝のテレビ体操をやった後に軽い汗をかいて何とも言えない爽快感を毎日味わっているでないか。そう、屋外とか室内関係なしに、身体を動かすのが好きなのだ。今は立った位置でパソコンを操作しながら先ほどテレビで見た”かかと落とし”を繰り返している(骨に刺激を与えると骨ホルモンが分泌して体にいいとか)。身体を”いたわる”とは身体を使うこととみた・・。
2017-02-15 am8:25神宮外苑・左が秩父宮ラクビー場
2月16(木)   <今日から確定申告の受付・・・>
今日から確定申告の受付が始まった。毎年この時期に馴れない数字いじりをやって、よくいえば頭をリフレッシュさせる。この数年はe-tax、つまりパソコン経由で手続きしているが、パソコンが変わりソフトが変わると以前の延長では出来ないので苦労する。昨年はマイナンバーが取得できていなかったので、e-taxではなく印刷提出とした。taxの金額はゴミのようなものでも、忍耐仕事は十分に大きい。昨年は私にしては珍しいほど病院通いをした。といっても、重大な病気ではなく、ピロリ菌の駆除、歯の治療、それに白内障の手術など。これは「医療費控除」に該当するに違いないと、一生懸命領収書を集めて積算。すると、10万円にもならずに、結局は控除ゼロであった。法律(決まり事)と数字という苦手な分野の作業は頭脳と精神がまだ継続されているかを計るバロメーターとして有効だ。
2月17(金)   <東京でも風速18m/sの春一番・・・>
東京でも風速18m/sの春一番が吹き荒れた一日。気温は17℃まで上昇したという。非常に珍しいことだが、今日は一歩も家の外にでなかった。それでも考えてみると5~6時間は立って過ごした。今は自分のパソコンを立って操作するようにしているのでパソコンに向かっている時間は立っていたことになる。どういう訳か椅子も他の部屋に行ってしまったので、一時的に座ることも出来ない。夕方になると、さすがに横になって休みたくなったが、椅子に座ってパソコン仕事を長時間するよりは、身体にははるかにいいとの実感がある。立ってパソコンに向かっていたけれども、時には、メールを出したり、ケイタイでメッセージのやりとりもした。家にいても外の世界とつながっているのが今の時代のおもしろいところだろう。
2月18(土)   <今日は右目の白内障手術・・・>
今日は右目の白内障手術を受けた。昨年末の左目の手術、1月の水晶体の位置修正の再手術に引き続いての手術だから落着いたものだった。右目だけ部分麻酔をしただけで頭はクリアな状態での手術だから進行状況もよくわかる。はじめに角膜を切り裂くときなどほとんど感覚的には分からない。眼の中にジェル状の薬剤を満たして水晶体の袋をはがして水晶体(これが老化して濁ったもの)を砕いて行く様子は光の円筒状に見える水晶体らしきものが徐々に砕かれて明るい色がなくなって行く様にみえる。その内、先生が水晶体を入れますといって人口の水晶体を入れて行くと前より鮮やかな光の円となる。あとは綺麗に洗浄して切り開いた所を閉めたのだろうか。今日、手術を担当されたのは女性のお医者さんだったがパーフェクトに思えた。人間の身体の一部を人工物に変えてしまう最新の医療技術の”御蔭さま”を甘受するだけでなく、何でどうお返しをするべきだろうと、ふと考えてしまう。
2月19(日)   <インターネットをする時に普段はJava・・・>
インターネットをする時に普段はJavaとかJava Scriptを気にすることはない。ところがe-taxの時に毎回苦労させられるのがJavaの設定だ。ブラウザの環境設定でセキュリテイーを 「Java Scriptを有効にする」(Webコンテンツ)にチェックマークを入れるのは当然としてJavaには多くの基本設定事項がある。今回はe-taxのガイダンスを参考にしながら何回か試みたがe-taxでの条件がOKとならず困惑した。最終的には適当にセキュリテイを変えて通過できるようになったが何が障害だったのか判然としない。インターネットを使って家庭から確定申告ができるe-taxは確かに非常に便利ではあるが、Java以外にもパソコンのOSが古いものは駄目とか指定される環境条件が多い。10年後のマイナンバー制がどのようになっていくか分からないが、今の確定申告方式は一つの過渡期かもしれない。
2017-02-19 @自由が丘にて
2月20(月)   <今住んでいる町内にケニア大使館・・・>
今住んでいる町内にケニア大使館がある。散歩のついでに周囲の国旗のある家を見て回ると、ジンバブエ大使公邸、セネガル大使館邸、ルワンダ大使館などが見つかった。以前住んでいたところからは代官山の大使館通りにあるデンマーク大使館、エジプト大使館、マレーシア大使館の近所までよく歩いて行った。世界地図でデンマーク、エジプト、マレーシアなどは直にピンと来るが、今の周辺のアフリカ諸国には余りに知識がない。ご近所さんのことならば、せめて地図上での位置程度は知っておきたいとアフリカの地図を広げる。見れば見るほど53(~56)カ国ものアフリカ諸国の将来の大変さが思いやられる。これは世界の問題にもなるのだろう。時々早朝のゴミ出しの時にジンバブエのおばさんに会って挨拶をする。ジンバブエは南アフリカの北に位置する海がない内陸の国だ。
2月21(火)   <今日一日、朝から晩まで休みなく”働いた?”・・・>
今日一日、朝から晩まで休みなく”働いた?”けれども、見事に何も成果のない日だった。いわゆる、アウトプットゼロなんていうことはよくある。そういう時は大抵見えるプラスの収穫はないけれどもマイナスの成果がある。こんなやり方は駄目だったとか、これは失敗だから他のことへ方向転換しようとか、失敗体験は無駄ではない。今日は出口の見えないコンピュータトラブルでただ疲労が溜まっただけで希望がない。夕方、西の空に美しい夕焼け。赤く染まった空と雲、そして山々が何も言わぬのに慰めてくれた。チッポケな壁にぶつかったところでくよくよするな、明日がある・・。
2017-02-21
2月22(水)   <”ほぼ毎日”インターネットでのぞくサイト・・・>
”ほぼ毎日”インターネットでのぞくサイトの一つに「ほぼ日刊イトイ新聞」がある(=ここ)。ご存知、糸井重里さんのサイトだ。このサイトは1998年開設で、私のホームページが同年にスタートした時からの馴染み。当時はこうしたサイトは少なく毎日更新されるので大いに刺激を受けたものだ。驚いたことに、その「ほぼ日」の名で株式会社が発足し何と来月上場の見込みという。もちろん、社長は糸井重里さん。この会社、上場前の去年8月期の決算では売上高37億6000万円余、しかも営業利益が約5億円!!その売上の7割が「ほぼ日手帳」と聞いてまたビックリコン。このほぼ日手帳、日本国内だけでなく海外(中国、米国など)でも6億円余の売上があるとか。イトイさんは激務のなか旅行先でも”ほぼ毎日”自分のサイトでエッセイを更新する。その中では上場とか売上の話は一切ないので知らなかったが、元来、堅実で誠実な人であろうから無理はしないだろう。密やかにではあるが「ほぼ日」を応援しよう。
2月23(木)   <最近、本を買って読まなくなった・・・>
最近、本を買って読まなくなった。外出した際に、i-PhoneでKindle(アマゾンの電子書籍)や豊平文庫、d-マガジンなどをバスや電車の中で読むことはあるが、家で集中して”読書”する習慣がなくなってしまった。反省を込めて「本」のことを書いてみよう。芥川賞受賞作では又吉 直樹の「火花」(2015年)は買って読んだけれども、他には買った覚えがない。この数年は本屋大賞を買う。全国の書店員が売りたい本を投票して決まる本屋大賞は比較的外れがない。「羊と鋼の森」(2016),「鹿の王」(2015),「海賊と呼ばれた男」(2013)などは本を買ってよかったと当り。私にとっての外れは「謎解きはデイナーのあとで」(2011)だけだったから、本屋大賞には注目をする。そんなことを言いながら、先日、本屋さんに寄った際に、2017年の本屋大賞にノミネートされている(4月初旬に決まる)西加奈子さんの「i」(アイ)を手に取ってしばらく迷った末に買わずに出てきてしまった。テヘラン(イラン)生まれで小学校は5年生までカイロ(エジプト)過ごすなど異文化の影響を受けた後、日本で育った西加奈子さんがどんな小説を書いたか。若いセンスに触れる意味でもやはり買ってみようか、今また迷っている。
2月24(金)   <物事、最終的な目的は何かを考える・・・>
物事、最終的な目的は何かを考えると、ほとんどの苛立、怒り、喧嘩はなくなるのでないか。人生において、出世や名誉、お金が最終目的でなく、楽しく幸せに過ごすことを第一と見ると随分立ち位置が変わる。家庭でも、幸せに過ごす目的ならば、どうでもいいことばかりに拘って諍い(いさかい)が起きる。・・突如、こんなテーマになったのは、今年、マイナンバーを取得して税務申告をe-taxでやろうとして、隅から隅までソフトや必要な設定を試行錯誤したにもかかわらず、どうしても国税局へ送付できず、あきらめて印刷で区の税務署へ提出したことに絡んでいる。e-taxソフトを使って印刷するやり方であると極めて簡単で時間も早いし悩まない。確定申告をするだけの目的ならば無理に通信による提出に拘ることはない。三年前までは毎年通信e-taxで提出していたのが出来なくなったのが悔しいが、そこは割り切れば良い。・・今日の写真は東京・青山通りに設置されているハンガリーから寄贈された「幸福のモニュメント」<街の音楽>。このモニュメントの近くにあるクリニックで白内障手術の術後検査を受けて問題なし。やはり「幸福」が効いている・・。表紙には「92面体組立作業3」を掲載した。まだ未完成だがようやく全容が見えてきた。
2017-02-24 東京・南青山にて
2月25(土)   <「能書き」の語源・・・>
「能書き」の語源は昔の薬の効能書きと言われる。どんなに薬が利くと口先で言われても実際に効果があるか分からない。能書きを垂れるだけで結果を見ない医者は昔から敬遠されたのだろう。世の中の色々な分野で本当に仕事をする人はむしろ寡黙で結果だけを示す。レジェンドと呼ばれるような人はみな理屈ではなく実績を残している。マスメデイアを見ていると、能書きばかりが目立つ。これは自分で”仕事”をするのでなく評論家の姿勢だ。マスメデイアや評論家しか出来ない役割があるとすれば、一般には知られていない”本物”を発掘して広く知らしめることでないか。本当に凄いことが出来る人、実践する人、人類の遺産と言えるものを残している人は案外に知られていない。新聞が消え去ろうとしている時代にテレビの”効能”も見直して大改革して欲しいが・・。
2月26(日)   <今日は東京マラソン・・・>
今日は東京マラソンの日。快晴の下、3600人が参加して東京の中心街を駆け抜ける。レースとしてはケニアのウィルソン・キプサングが2時間3分58秒の好記録で優勝したが、期待された世界記録は出なかった。日本国内のレースで2時間5分を切ったのは初めてという。そのレースを通してテレビでみたが、これまでのマラソンと別競技のような速さだ。日本勢のトップは8位に入った井上で、2時間8分台。ちなみに男子マラソンの日本記録は2時間6分16秒で、これは10数年前の記録。男子の世界記録はやはりケニア人の2時間2分57秒。いまやマラソンはケニア、エチオピアのアフリカ勢が圧倒的に強い。・・マラソンを見て走り出す訳にもいかないので、早足で散歩に出かけて梅の写真を撮った。梅の時節になると祖母のことを思い出す。母方の祖母は名を「梅香(うめか)」といった。子供心に梅の香りの名前は心地よく響いた。
  2017-02-26
2月27(月)   <今日からテニスを再開・・・>
今日からテニスを再開した。白内障手術を終えて新たな”眼力”がテニスのプレーにどんな影響を及ぼすか・・。テニスコートの横の秩父宮ラグビー場前を横切る際にラグビー場に大きく掲げられた看板を写真に撮った(下)。以前からあったが今日は何か気になって新たに看板の内容を調べると色々なことが分かった。ラグビーのワールドカップ2019日本大会が決まっている。日本ラグビー強化のために国際大会「スーパーラグビー」に参加しているチーム「ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ」が看板写真のメンバーであるようだ。(株)ヒト・コミュニケーションズという人材派遣会社がスポンサーであるので、その名がついている。ちなみに、「サンウルブズ」とは日出ずる国日本の象徴「太陽」と「狼たち」の組合せとか。ラグビーというと五郎丸の名しか知らなかったが、国際大会に向けてみなガンバっている。身の回りに見ることでも知らないことだらけだなぁ・・。
2017-02-27@秩父宮ラグビー場
2月28(火)   <久しぶりに車で・・・>
久しぶりに車でスーパーに買い出しに行こうとすると、車のエンジンがかからない。バッテリーがあがってしまっている。考えてみると一ヶ月以上車に乗っていない。JAFを呼んで対応したがタイヤの空気圧も最低まで減っていた。この二ヶ月の間に左右の眼の白内障手術を三回(一回は再手術)やった。この間テニスを休んだだけでなくドライブもお休み。更に陶芸教室にもほとんど行かず、美術館もご無沙汰。そうかといって家で本を読んでいる訳でもない。このところ何かと疲労感が強くやる気がなかった。このコラムを書くにもテーマが思いつかず、苦し紛れの内容ばかり綴っていたのが納得できる。丁度明日から月が改まって3月。心機一転、外に出ることを宣言しよう。50年も前にこんなタイトルの本があった。「書を捨てよ、町へでよう」(寺山修司)。




これまでの「今日のコラム」(総括版)に戻る

 Menu + Picture + Ceramics+ Gallery + Corgi + Special + Links