これまでの「今日のコラム」(2017-11月分)


11月1日(水)  <この11月に私たちは結婚50年の記念日・・・>
この11月に私たちは結婚50年の記念日を迎える。これを機会に、ささやかな夫婦旅行をはじめた。今日はフィラデルフィアにあるバーンズコレクションを見た。このコレクションはA.C.バーンズ(1872〜1961)がフランス近代美術を中心に蒐集した2500点以上を擁する美術館。以前は個人の大邸宅に展示公開されていた所蔵品を数年前にフィラデルフィア中心部に新たに建造した建物に移設した世界的に見ても質が高い美術館だ。ルノアール、マチス、ピカソ、セザンヌ、ゴッホなどの、これまで図版でも見たことのない数々の絵画を十分に堪能した。・・金婚式などの催しはなくても二人でバスに揺られて美術館でゆっくりと過ごす。これに勝るものはない・・。
 
2017-11-01 バーンズコレクション美術館    右は側にあるロダン美術館


11月2日(木)  <ニューヨークのワールドトレードセンター跡地・・・>
ニューヨークのワールドトレードセンター跡地・グラウンドゼロを見学した。ワールドトレードセンターが2001年の9/11テロで崩壊した時の衝撃が今でも思い出される。この事件の20年以上前、私がまだ若かりし頃、勤め先のニューヨークオフィスがワールドトレードセンターの中にあり、出張時に何回かホテルから地下鉄でワールドトレードセンターに通ったことがある。この超高層ビルが崩壊する様を伝えたテレビの生中継が忘れられない。今、この地には1ワールドトレードセンター(104階・2014年完成)をはじめ新たなビルやモニュメント、モール街が出来ている。まだ建設中のものもあるが、美しいビル群やモニュメントを眺めていると感無量・・。
 
2017-11-02 ワールドトレードセンター跡地
11月5日(日)  <ニューヨーク・シティーマラソン・・・>
ニューヨーク・シティーマラソンが今日行われた。このマラソンに参加するため甥が東京からニューヨークへやって来たので、この2~3日はゼッケンをとりにいき手続きをしたりウォーミングアップで事前に公園内を走るなど準備にお付き合い。時々小雨が降る空模様の下、今日のマラソン本番が無事に終了した。参加者が6万人、テロを警戒する厳戒態勢の中、甥はとにかくもニューヨークのスタテンアイランド、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、マンハッタンの全ての区を廻る42.195kmを5時間余で完走した。ゼッケンの裏に取り付けられたICチップにより各人の走りの状況が全て把握されている。今現在どの位置を走ってるのか、平均スピード、ゴールする予想タイムなどを喫茶店でお茶を飲んでいる私たちがi Phoneで見ながら過ごし、ほぼその通りになったから驚き。いまのマラソンはハイテクだ。
 
2017-11-05  ニューヨーク・シティーマラソンにて完走直後の甥(左)
11月6日(月)  <今日のニューヨーク・・・>
今日のニューヨークは曇天。マンハッタン中心部を散策したり、台所用品や大工道具、家具類を扱う店をのぞいたりして過ごす。昼はサンドイッチを買ってリンカーンセンター横の公園のベンチで食事。夜はニューヨーク・シティーマラソンに参加した甥っ子の慰労会など。写真は今日の撮影でない”縦長”シリーズも掲載する。
 
2017-11-06 左はリンカーンセンター前にて
11月9日(木)  <夕刻、羽田空港に無事・・・>
夕刻、羽田空港に無事帰着。ニューヨークからのJALの飛行機の中でスチュワーデスのお姉さんと妻が話している間に私たちが結婚50周年の旅行をしたことが分かると、スチュワーデスさんが”おめでとうございます”と機内で写真を撮ってくれた上に、着陸する直前には”プレゼントです”とシャンパン二本の包みをいただいた。包みの中にはメッセージカード、JALの小型模型飛行機もあり、それぞれに”50th anniversary!"とある。昨日はニューヨークで娘の勧めでプロの写真屋さんにきっちりとした金婚式写真を撮ってもらった。正に”Happy 50th anniversary"に感謝。

11月10日(金)  <陶芸教室にいき・・・>
陶芸教室にいき以前から素焼きが出来上がっている「饕餮文(とうてつもん)方盃」(現在の表紙に掲載中)の釉薬がけをやった。久しぶりに細かい作業を集中してやると気持ちが引き締まる。”時差”などと言っていられない緊張感が旅行気分を払拭し日常ペースを取り戻した。それにしても日本(東京)は穏やかな天気、深刻なニュースは一つもない、まさに天下太平にみえる・・。
11月11日(土)  <今日は大学のクラス会・・・>
今日は大学のクラス会の日。理工学部機械工学科という狭い範囲のクラス会で出席者は27名。”喜寿記念”のクラス会と銘打って「喜寿記念文集」も同時に配布された。いつもながら、このようなクラス会(同窓会)に出席できるのは健康面、住まいの地理的な条件など比較的恵まれた人の集まりになる。喜寿を過ぎてもなお活発な仲間に大いに触発される一方で、外から見ると自分も同類なのかと仲間の行動・言動にハッとさせられることもある。大学内の実験室や工場などを見学するチャンスがあったが、みな歩き方が老人そのもの。姿勢は悪い、足元がおぼつかない・・。スピーチに入ると”空気が読めない”だけでなく老人の頑固さがそのまま現れる。もちろん、素晴らしい人のいいところだけを見ればよいが、歳を取るとこのように自分が見え難くなるのかと自省させられるところも多い集まりであった。
11月12日(日)  <所用で二子玉川・・・>
所用で二子玉川の家電店(蔦屋)に行った。たまたま、ニューヨークで買った料理用のミキサー(米国製)と同じものを売っていたので価格を見ると円換算でほぼ倍の値段であった。最近、掃除機で有名になっているダイソン(本社英国)は掃除機以外のいろいろな電気機器も販売し始めている。その中にLED照明具がありユニークなデザインが非常に魅力的だが余りに値段が高い。これが半額であれば購入するのにと手が出ない。それにしても英国の会社がこのような製品を作る。東芝、日立、パナソニックなどを擁した、かつての家電王国日本は何をしているのだろう。中国に市場を奪われたのでなく、健闘しているのは英国の小さな専業メーカーだ。できれば機能、デザインの優れた日本製を買いたい・・。
2017-11-12二子玉川にて
11月13日(月)  <日の出と共に東京・・・>
日の出と共に東京のビルの一角が陽光を浴びて輝く風景が見られる時節となった(下の写真)。日の出は一年中繰り返されるが、太陽の位置が少しでも変わるとビルの反射は見られない。別のビルが陽を浴びることもあるが太陽の位置と光の方向の諸々の建築物とそれに我家の位置関係で極めて特殊な条件が整ったときだけに見られる現象だ(我家から日の出は見られない)。それも10分も経過すると反射はなくなってしまう。・・こんな風景を見た後、テレビ体操や筋トレ、さらにゴミ出しなど朝の作業。そして朝食を済ませるとすぐテニスへでかける。一ヶ月振りのテニスは思ったよりも体調がよく存分に動くことが出来た。またテニスが日常で続けられるのがうれしい・・。
 
2017-11-13
11月14日(火)  <特別な話題がない時・・・>
特別な話題がない時に先ず不平不満から話に入る人が結構多い。政治がなっていないなどというのが癖の人もいるし、お金が足りないとか、自分がいかに恵まれていないのかの小言を見つける。ところが”お金がない”と言ってみる人が毎年海外旅行に行っていたり、身体の具合が悪いという人が人並み以上に元気に飛び回っていたりする。人間の欲望は際限がないと言うほどでなくても”満足”とは終点と思えて認め難いのだろうか。”あなたは今幸せですか”という質問に日本人がどう答えるかで幸せ度を判定するのも無茶な話だ。もっと幸せがあると思っている人は“いいえ”と言うかも知れない。”今、不幸ですか”と問われればどう答えるだろう。
11月15日(水)  <表紙に「リス@ニューヨークの公園にて」・・・>
表紙に「リス@ニューヨークの公園にて<ペン画>」を掲載した。これはニューヨークに滞在中に何度か訪れたVan Cortlandt Park(NYの北方、Bronx)のリスを描いたもの。甥はこの公園でマラソンの練習をし、私たちは犬と一緒に散歩をした。リスとそれほど大きさの変わらない犬は時にリスとにらめっこをしたり、追いかけたりして遊んだ。「今日の写真」ではないが、リスさん達の環境である公園の写真を下に掲載しよう。

 
11月16日(木)  <今日を振り返れば、i-Phoneの不具合対策・・・>
今日を振り返れば、i-Phoneの不具合対策に時間を費やした一日だった。元はというと海外旅行の前にi-Phoneのシムカード(auの通信用)を抜き、海外用の通信に別のシムカードを使ったので、帰国後またauのシムカードに入れ替えたところ通信がうまく作動しないところから始まった。Wi-Fiのあるところでは問題ないがモバイルデータ通信がつながらず、外でのインターネットができなかった。電話やメールは出来たので何か設定だけの問題かと思い、はじめは電話でauのサービスステーションに連絡を取り相談した。言われる通りの設定を確認してもまだ直らず、次には駅の側のサービスステーションまで出向いた。i-Phoneの現物を持っていき、時間をかけて調べてもらったが分からない。auのシムカードを新しいものに入替えまでやってくれたが駄目。どうしようもなく本格的な修理のできる部所を紹介してもらい、そこまで行って細かくチェックを受けた。結局のところ、よく分からないままに全てをリセットしてシステムを入れ直してみたところ通信が回復した。これからは全て消去してしまったi-Phone内のデータ、資料を復元させる仕事がまだ残っている・・。
2017-11-16 i-Phone修理のためにでかけた 二子玉にて
11月17日(金)  <妻に連れられて「電位治療器」・・・>
妻に連れられて「電位治療器」なるものを初体験した。14000ボルトの高電圧を使い電場を発生させた環境で椅子に20分ほど座っているだけ。使用後には確かに血行がよくなったという実感がある。人によって温泉療法並みの効果は十分に期待ができるのだろう。続けて久しぶりに「智美術館」に行き、「八木一夫と清水九兵衛/陶芸と彫刻のあいだで」という展覧会をみた。10年以上前であっただろうか、八木一夫の展覧会でオブジェ的な陶芸をみて大いに触発された覚えがあるが、今回は懐かしく鑑賞したけれど、それほどのインパクトは感じなかった。清水九兵衛の陶芸を見ていると私が昔陶芸で制作したオリジナルな作品とそっくりな作品があり、どうしても私がマネをしたと思われるだろうと笑ってしまった・・。
11月18日(土)  <一週間前のクラス会に欠席・・・>
一週間前のクラス会に欠席だったので心配していた同級生が亡くなったとの訃報。クラスでただ一人大学に残り、長年教授を務めて今も名誉教授の職責にあった仲間だ。クラス会で配布された名簿で以前親しく付き合っていた同級の友人が亡くなったことも知った。最近年賀状の交換も途切れていたけれど家族から死去した通知もなかった。クラス会に出席した人数とほぼ同数が物故者となっている。このような現実に接したところで何が出来る訳でもない。亡くなった人たちが不摂生であったことは決してない。いくら健康に気をつけて直前まで元気であっても運命には逆らえない。過信も禁物だ。このようなとき自分のできることは、感謝、そして、ただ、ケセラセラ<Que Sera Sera=Whatever will be,will be. なるようになる>。
11月1 9日(日)  <今朝のNHKテレビ・日曜美術館で・・・>
今朝のNHKテレビ・日曜美術館で明治から昭和にかけて活躍した日本画家、木島櫻谷(このしまおうこく、1877~1938)の展覧会(京都・泉屋博古館にて開催中、12/3まで)を紹介していた。テレビでも取り上げられていたが、文展に入賞した木島櫻谷の代表作ともいえる名作を朝日新聞に在籍したことのある夏目漱石が朝日新聞の美術評論で酷評したことが歴史的な話題になっている。評論を書いたとき夏目漱石は46歳ほどで既に名をなした大家であったのだろう(49歳没)、10歳年下の櫻谷をやすやすと認めたくなかったのか、とにかく酷い評論を残してしまった。漱石も少々絵をたしなんではいるが、それは下手であったことで知られる(大先生の描いたものとして生前はチヤホヤされたのかも知れぬ)。自分とは別格の画家の絵を評論家と称してよく言いたいことをいう。夏目漱石の絵画評論はデタラメ評論のサンプルとして面白い。<現在の展覧会案内=ここ、漱石の書いた新聞評論例=ここ
11月20日(月)  <今朝6時の東京の空・・・>
今朝6時の東京の空は下の写真。東の空が明るくなり始めているが、日の出時刻は6時21分だ。今日は6時の20分ほど前に起床しコーヒーを一杯飲んでから朝トレを終えていた。ほぼ日の出時刻の6時25分から10分間テレビ体操、その後、月曜日のゴミ出し。ベランダ園芸の整理で古い植物をまとめて処分としたのでゴミ袋は4袋となった。朝食の後、7時半には家を出てテニスへ。バスと電車3路線を乗り継いで8時20分にはテニス場前に着き順番待ちをしている。9時前からテニス開始。11時30分頃までフルに試合を続けた。・・こんな半日、自分に言い聞かせているのは”無理しない”こと。経験から体調が良くて図に乗るのが一番怖い・・。
2017-11-20  am6:00
11月21日(火)  <午後から陶芸教室・・・>
午後から陶芸教室に行き作陶。9月から通い始めた新しい陶芸教室は以前の教室と色々とシステムが違うので戸惑うこともあるがようやく馴れて来た。今の教室は予約制で3時間の枠を前もって決めなければいけないので、それなりに覚悟がいる。それと時間枠をいかに使うかの勝負で3時間が非常に密度の濃いものとなる。毎回、あっという間に3時間が経過する。今日は特に区切りの良いところまで完成させたいので最後の15分ほどは本当に脇目も振らずの集中力と手さばきであった。一方で教室歴の長い女性陣はどこも同じかも知れないが話が好きだ。一緒に話をする訳ではないがおばさん達の話が聞こえて来るのでバックグラウンドミュージックのように聞き流している。こんな雰囲気もまた一人の作業でない教室の良さだろう。家から陶芸教室まで歩いて12~13分。この場所に教室を探し当てたのは幸いだった・・。
11月22日(水)  <最近”スニーカー”を購入・・・>
最近”スニーカー”を購入した。その前はフォーマルな黒の革靴でないときは革製のウォーキングシューズを使っていた。先日ニューヨークに滞在した時にはほとんど革靴の人にはお目にかかれず驚いたことがある。ビジネスマンでもスニーカーぽいラフな履物であった。そもそもスニーカーと運動靴、ウォーキングシューズ、ランニングシューズの違いが判然としていないので感覚だけで書いているが、今のスニーカーは軽くて歩き易く非常に良くできている。今回手に入れたスニーカーは従来の紐を結ぶタイプでなくワンタッチのボタンを押してまわすだけでステンレス製のワイヤが締まる構造でこれも極めてうまくできている。スニーカーを履いたり脱いだりするのが簡単で履いている時の締まり方の調整が簡単。しかも緩むことはない。履物も進化しているのはうれしいことだ・・。
11月23日(木)  <昨晩の初体験は・・・>
昨晩の初体験は三台のフォルテピアノの音を聴いたこと。フォルテピアノとは17世紀末にチェンバロに変わって発明されたピアノの祖先で19世紀の後半までのピアノのことをいう。昨晩使用されたのは1795年製の復元楽器、ヴァルター(モーツアルト、ベートヴェンらが支持した形式)、1845年ウィーン製シュトライヒャー(シューベルト、メンデルスゾーン、シューマンなどと関係深い形式)、1848年フランス製ブレイエル(ショパンが愛用した型)の三台。当時の作曲家たちは現代のピアノとひと味違う繊細な音を耳にして曲作りをしていたことになる。演奏は小倉貴久子さん(@北とぴあ/東京北区)。・・次に今日の初体験は陶芸で”イッチン”という技法で模様をつけたこと。イッチンは粘土を水で溶いたものなどを入れて絞り出すための入れ物(スポイト型の筒など)をいい、絞り出した泥で盛り上げた模様を描くのがイッチン描きだ。以前からイッチン描きをやる人はいたが、私はあえてこれまで手を出さなかった。今日やってみると思った以上に面白い。これまでにない装飾などデザインにも可能性が広がりそうだ・・。
11月24日(金)  <ジンバブエという国・・・>
ジンバブエという国が珍しくニュースに現れる。37年間独裁を続けた93歳になる大統領がクーデターで権力を奪われ2~3日前に長期政権に幕が下りたということらしい。一般的には日本ではほとんどジンバブエがアフリカのどこにあるか、どのような国であるのか関心が持たれない。私も同様であったが、今の住所に転居して来た以降は違う。何しろお隣のお隣さんがジンバブエの大使館で国旗も掲げられている。ゴミ出しの日には時々大使館務めのおばさんと顔を合わせて挨拶をすることもある。ただし、愛想はよくなくて、もう少しにこやかに交流したいと思うこともあるが・・。本国の政変で大使館の人はどうなるのだろうと他人事だが気にもなる。植民地時代の反動で反英国、反白人感情が強く、現在は中国の影響力が極めて強いとされる国でもある。ジンバブエで有名なのは超インフレ。2009年、年間インフレ率が2億3000万%とか、世界で最も価値の低い通貨の流通とか、100兆ジンバブエドル札が発行されたとか、信じられない話題。世界には色々な国がある・・。
<明日からリンゴ狩りなどで小旅行。コラム休みます>
 
2017-11-24 朝日を浴びる西の空 & 駒沢公園の夕方
11月27日(月)  <先ほど義姉夫妻らとのドライブ旅行・・・>
先ほど義姉夫妻らとのドライブ旅行から帰ったところ。今回の旅行は25日に長野県上田でのリンゴ狩り(甥の家族が加わった)の後、菅平(すがだいら)泊。翌日26日は松代地区を観光した後、箱根まで移動してもう一泊。そして今日は箱根の紅葉を見るという日程であった。どこに行くかはその場で決める自由な旅行であったが、いずれも非日常を十分に楽しむことが出来た。特に初めて訪れた松代が思っていた以上に歴史や文化が深いのに感動。また箱根でも新たに強羅公園に近接する箱根美術館の魅力を知った。旅行をして毎回思い知らされるのは、これまでの知見の狭さ。日本国内でもほとんどが知らない別世界である。
 
11-25 上田のリンゴ狩り地区            11-26 松代城址
 
2017-11-27 箱根にて
11月28日(火)  <i-Phoneを持たずに外出・・・>
i-Phoneを持たずに外出をして後悔したが後の祭り。最近はケイタイ(私の場合はi-Phone)をケイタイしないで出かけることは先ずないが、今日はどうしたことか。外出の途中で電話をするとかバスの時間をチェックするとかできなくて困ったのでなく、素晴らしい紅葉に出会ったのに写真が撮れなかったのである。・・今のi-Phoneによる写真機能は非常に優れている。ズームアップ、自撮りなどが簡単にできる上に手振れ防止が付いていたり、解像度も十分。私は長年ニコンの高級一眼レフカメラを愛用して来たが、先日のアメリカ旅行ではi-Phoneの写真で済ませてしまった。ニコンカメラを持っては行ったけれども宿舎に置いたままで外に出る時は専ら軽便なi-Phoneをカメラとして使用した。これからカメラメーカーはどう進むのか他人事ながら心配してしまう。紅葉の写真は撮れなかったので今日の写真は家にあるポンセチアをi-Phoneで撮影した。
2017-11-28
11月29日(水)  <今週末の2日が息子の月命日・・・>
今週末の2日が息子の月命日であるが、今日、墓参りをして寺の境内の紅葉を存分に楽しんだ。紅葉の美しさは色合いの多様さで一層引き立つ。赤、黄色、橙、それらの中間色、そして緑が残る配色が絶妙だ。陽光を浴びて映える葉もあれば陰で独特の味わいを出すのもある。自然の素晴らしさを言葉を並べても言い切れない。今は写真という強力な手段があるので、これを使おう・・。
 
2017-11-29 九品仏浄真寺(東京・世田谷区)にて
 
11月30日(木)  <来年の手帳を購入・・・>
来年の手帳を購入した。以前は10年以上毎年Bindexの6穴の手帳(見開き一週間)を使って日記を書いたり、印象に残った言葉などをメモしたりしていたが、いつの日からか手帳を開く習慣がなくなってしまった。日記を書かないとほとんど文字を書くことがないことに最近気付いて心機一転来年からは毎日手帳を使うことにしたのである。私の場合、手帳のスケジュールで行動することはない。必要ならばi-Phoneのカレンダーに記憶させておけば用は足りる。手帳はやはり文字を書くことに意味がある。ついでに毎日好きな落書きをしたりスケッチを描いても良い。・・と今回は少し贅沢をして「ほぼ日手帳」を購入してしまった。「ほぼ日」の手帳は糸井重里さんが起業した会社の主製品であるだけあって内容はよく出来ている。少々お値段は高いけれども買おうと思わせるところがうまい。新しい道具を使うと思うだけで気分が高揚する・・。
今日の写真は昨日に続き墓参りをして紅葉を撮影したもの。昨日と変わって曇り空であったが紅葉は相変わらず美しい。
 
2017-11-30 九品仏浄真寺にて


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