「今日のコラム」(2019年 12月分)

12月1日(日) <「ほぼ日手帳」には毎日何時に何をしたか・・・>
「ほぼ日手帳」には毎日何時に何をしたかを大雑把に書く。その他に、起床時刻と就寝前に行う「バランス年齢計測」(任天堂のWiiの計測具に乗って計測)の数値を記録している。最近になって、起床と同時に前の日の就寝時刻と夜中にトイレに行った時刻、回数を追加して書くことにした。時刻は正確でないが体調管理の参考にと思ってデータをとっている。トイレに行く回数は色々な条件が絡んでいる。寝る前の数時間に飲む水やお酒の量、食事の内容、薬を飲んだか否か、就寝前の運動量、風呂に入ったか否かなどなど。これらはノートに記録はしていないが、データのバラツキが何故かを考えると、余りに影響を及ぼす条件が多すぎる。人の身体は毎日体の中に入るもの、出るもの、それと体の動かし方で時々刻々変わっている。細胞は常に死滅と再生を繰り返し、再生する数の方が圧倒的に少ないので体として劣化するのは当然であろうが、何がどう関わっているかは単純には見極められない。数値を気にし過ぎるのも問題だ。バランス年齢計測の結果を前の月曜日から記してみると、58歳ー52歳ー21歳−39歳−26歳−22歳であった。このバラツキは得意な項目(敏捷性、記憶力など)か、苦手な項目(重心を集中など)かで左右される。実年齢マイナス57歳といわれても喜んではいられない。夜のデータを体調改善へつなげることが出来れば一番いいが・・。


12月2日(月) <2ヶ月以上前の海外旅行の写真・・・>
2ヶ月以上前の海外旅行の写真を今になって整理している。9月末に南ドイツからオーストリアのザルツブルク・ウイーンなどを巡った旅行は私にとっては体調が悪く団体の海外旅行はもう駄目だと弱気になった最悪の旅行だったが、アルバム作りは今でないと出来ないので時間を見つけて整理を初めたのである。私の場合、デジカメで撮影してパソコンに取り入れた写真をベースにして、Photoshop(Adobeの画像編集ソフト)を使い、人物、風景など内容によってサイズを変えて加工する。最終的には10枚から10数枚の写真をA4用紙に貼付け、かつ適当な解説文字を加えて編集しA4サイズの印画紙に印刷する。今回の旅行に関連して今はA4×16枚の印刷が出来ているが全てはまだ完了していない。A4の印画紙をクリアファイルに入れたアルバムをテーマ毎に持っており、これらは家族で時々開いて楽しんでいる。けれども、アルバム以外のパソコンの内部、あるいはハードデイスクの中に蓄積された膨大な量の写真を見ることはない。一般的には今や写真はSNSなどでインターネットを介して他人に見せる目的が主流に見える。それでもSNSで第三者が興味を持ってくれたとしても、ほんの瞬時。やはり、とてつもない量の写真データが廃棄されているのだろう。印刷したアルバムはまだ家庭に残っていく意味があるのでないか・・。
12月3日(火) <今日は朝から気持のよい青空・・・>
今日は朝から気持のよい青空。我家で雨漏りの被害が出た昨日の冷たい大雨とは大違いだ。今日の新しい体験は大病院での採血であろうか。これまでに大きな病院には行ったことがなかったのに、このところ東京医療センター(国立医療機構)という大病院に通っているので何かと興味深い。デジタル化された診療券を機械に入れて受付票をもらうと、後は全てバーコードのついた用紙で指示を受ける。料金の精算をする際も、数台ある自動精算の機械に並ぶ順番がデジタルの大画面の番号で示される。今日は採血をしたのだが、採血の場所は9箇所も並んでいるが、その採血室に入るまでに20分も待たされた。多勢が外の大きなスペースで自分の番号が表示されるまで待つ訳だ。大病院は色々と効率化されていることが分かるが一方で訪れる患者の数はそれ以上に多いことに驚かされる。自動精算する際にも広いロビーで30分順番待ちをしたので、ロビーで写真を撮った(下に掲載)。午後は九品仏浄真寺(東京‐世田谷区)に息子の墓参りに行ったので、境内の写真を合わせて掲載する。

2019-12-03 東京医療センターロビー     右は九品仏浄真寺にて
12月4日(水) <風がなく快晴・・・>
風がなく快晴。絶好のテニス日和だ。朝、8時5分過ぎにはテニス場の前に着いて荷物を置き開門を待つ。今日は30分の待ち時間の間に神宮外苑の銀杏並木の場所まで行き写真を撮ってきた。丁度8時15分頃の時刻であったので朝日が銀杏の樹の低い位置から差し込んでいた(下の写真)。・・午前中、約2時間余テニスを楽しんだ後、帰途につく。電車を乗り継ぎ、最後はバスに乗って昼過ぎに家に帰り着く時には足取りは重いけれども充実感がある。昼食後、うとうとしながら一休み。それでも今日のような日には、その後、次々とやりたいことがはかどる・・。
 
2019-12-04 神宮外苑の銀杏並木
12月5日(木) <「亀の甲」を陶芸のデザインに・・・>
「亀の甲」を陶芸のデザインに使えないか考えている。日本の伝統文様に「亀甲文様」があるように六角形の亀の甲羅の模様はテーマとして面白い。この際、「亀の甲より年の功(劫)」の逆に「年の功より亀の甲」のメッセージを表現しようかと構想を妻に話すと一笑された。実際に今の時代は昔ほど「年の功」を感じない。”年長者の知恵や技術”を尊重すべきといっても現代のような高齢化社会では年の功と言えるほどの希少価値はない。昔は「年の功」と同様に「老馬の智」とか「老いたる馬は道を忘れず」とか年長者の経験を重んじる傾向が強かったが、今はむしろ高齢者の認知機能の衰えが怖い。昔からある対義語「騏゚(きりん=一日に千里も走る駿馬)も老いては駑馬(どば=足ののろい駄馬)に劣る」の方が実感に近い。”亀は万年”は大袈裟だが実際に亀の寿命は150~200年はあるという。「亀の甲」の特別なデザインで老いた駑馬が少しでも若き駿馬に近づけるか、やってみたい・・。
12月6日(金) <テニスの開門を待つ時間にi-Phone・・・>
テニスの開門を待つ時間にi-Phoneでその時の体調をチェックするのが習慣となっている。使用するのはCOCOLOLO(こころ炉)というアプリ。これはスマホのカメラレンズに人差し指を当てて、血液の輝度から身体の状態を判定する。血流に含まれるヘモグロビン量の違いを血液の輝度で測るとされているが、どの程度の信憑性があるのか何とも言えない。「ストレス・リラックス度」として自律神経のバランスが表示されたり、「カラダの元気度(トータルパワー)」が表示される。カラダの元気度は大抵は標準となるが、今朝は”やや低め”とでた。成績の悪い時には毎回やり直しをしてみる。そうすると次には標準とか高めの成績に変わるので計測の結果に一喜一憂することはない遊びの感覚だ。今日はテニスをやっている最中、どんよりした曇り空で気温は10度に届かず、しかも冷たい風が吹いていた。寒い中で自己判定の”元気度”はまずまず。帰宅して一休みした後、このコラムを書くに際してパソコン前でCOCOLOLOの計測をした所、ストレス・リラックス度はやや理想、元気度は標準のやや高めとでた・・。
12月7日(土) <朝8時に家を出て千葉県までクリスマスコンサート・・・>
朝8時に家を出て千葉県までクリスマスコンサートを聴きに行った。コンサートは午後の開演なので、その前に外房線・誉田駅まで行き、親しい友人ご夫妻のお宅で歓談。友人夫妻と私たちが一緒に車で30分ほどのリソル生命の森(長生郡長柄町)にある会場「森のホール」で一足早いクリスマスの合唱コンサートを楽しんだ次第。合唱の指揮は私の従姉妹で今回は合唱にプロのギタリストやオカリナ奏者が加わり、とても和やかで暖かい雰囲気の音楽会になっていた。今日は千葉では一日中冷たい雨が降り続いたけれども会場の「森のホール」周辺の紅葉がすばらしく、暖かな音楽と共に非日常の別世界を堪能できた。
 
2019-12-07 左手の建家が森のホール
12月8日(日) <今年もクリスマスシーズン・・・>
今年もクリスマスシーズンがやってきた。はじめてクリスマスを感じるのは我家の二軒隣の家の二階の窓に毎年同じクリスマスのイルミネーションが現れる時だ。今年は先週末にイルミネーションを見て、続いて住んでいる集合住宅の二軒の玄関扉にクリスマスの輪飾りが付いた。昨日はクリスマスコンサートにも行き、正にシーズン到来。今日は集合住宅の共同玄関の棚に自分でクリスマスの飾りをセットした(集合住宅の管理を任されているので普段は陶芸作品を置かせてもらっている)。今年は先の(9月末)ドイツ旅行の時に土産で買った新しい飾りを中央に置き、他は全て昨年までと同じものを使用した(下に写真)。クリスマスといえば一昔前にはバブルの如く派手な飲み食いの騒ぎをした時期があったが、最近は何か落着いた家庭的な雰囲気を感じるようになった。大部分はキリスト教の信仰とは無関係の人々がささやかな平和を味わう。この程度が一番よい・・。
2019-12-08
12月9日(月) <このコラムを始めて20年の歳月・・・>
このコラムを始めて20年の歳月が経った。1999年12月11日にコラムの初日をスタートさせたので正確には後1日で20年を経過したことになる(コラム欄の1999年コラム・はじめ=ここ=参照)。コラムと言ってもほんの1~2行のメモ程度のコメントで今のツイッターのような感覚で始めた。当時はtwitterとかブログという言葉もなかった時代。ホームページを作成したのが更に一年前の1998年で、個人のホームページを自分で作って発信するハシリでもあった。現在のホームページ作成ソフトDreamweaverのような便利なソフトもなく、枠や配列を調整するだけでもそれなりに苦労したものだ。コラムの内容はほとんど記憶していないが、コラムを始めて間もなく、義理の母が亡くなり通夜の日に人生初めて応募した写真のコンテストに入賞して授賞式に招待されたことをコラムに書いたことだけは鮮明に覚えている。こんなホームページをまさか20年も続けるとは考えもしなかった。今思うに、特別に欲をださず、ガンバリもせず、ただ成り行きで生活の習慣としてコラムとホームページ改訂をやってきたのが継続できた理由かも知れない。この間のインターネットの進化を考えると、これから先どのような展開になるか予測がつかない。まあ、深くは考えずに、これからも内容にこだわらず出来る限り書き続けてみようと思う。
12月10日(火) <兄弟姉妹が父母の墓前に集まって・・・>
兄弟姉妹が父母の墓前に集まって墓参り、その後食事会をした。一年前の集まりの際には8名出席であったのが、今回は5名。一人、義姉が亡くなり、、他に親の介護とか体調不良で出席できないメンバーが二人と寂しくなった。それでも久しぶりに顔を合わせての世間話やら情報交換をすると皆それぞれに頭はクリア。母は77歳で亡くなったが全員が既にその歳を越している。人は年齢を重ねても自分自身が一番見えないとされるが、兄弟と会うと鏡を見るような善し悪しの感じがある。お墓のあるお寺の境内では紅葉が真っ盛りでしばし時を忘れた・・。
 
2019-12-10 九品仏浄真寺(世田谷区)の境内
12月11日(水) <量子コンピューター・・・>
量子コンピューターという言葉を良く目にするようになった。「現在のスーパーコンピューターの15億倍もの性能をもつ」とか、「スーパーコンピューターで1万年分の計算が3分でできる」など、夢のまた夢のような話が徐々に現実味を帯びてきた。その内容はまだ様々な可能性を示す段階であっても、それほど遠くない時代に現在の社会が一変するかも知れない。少し前に人間が空を飛んで短時間で外国に行くことなど想像もできなかったことが一般人が当然の如く使用できる飛行機・ジェット機が出現したのと同じレベルの技術革新だろう。応用編として「量子慣性センサー」(極低温まで冷やした原子が持つ波としての性質を利用)によって地球の加速度や回転を超精密に計測し現在のGPS(全地球測位システム)より正確に地球上の位置を計算する手法も研究されているという。単なる計算速度に限らず国や社会の成り立ちの根幹にも関わる変革は20年後かな・・。
12月12日(木) <今年もまたスエーデンの友人から”Season's Greetings・・・>
今年もまたスエーデンの友人から”Season's Greetings 2019”をいただいた。毎年メールでクリスマス時期の近況報告をやり取りしている。今年は革ジャンを着てバイクに乗った写真まで添付してあり、ますますお元気そうに見える。御歳は80歳半ばを過ぎていることを考えると本当に素晴らしいエネルギーだ。元来はエンジニアで今は1917年のエンジンを再現しているとか。若かりし頃、今の奥様をバイクの後ろに乗せて走り回った頃のバイク機種の思い出話を別冊で添付してあった。今日は早速に返事を書こうと英文のメールに取りかかったが、いささか愕然とした。最近は英文を書くチャンスがほとんどないこともあり、英語のスペルがでてこない。書くと間違えてばかりいる! 日本語でも漢字が書けずにガックリ来ることも多いが、それ以上に英語が衰えている。これも一つの現実か。年に一度の英語の復習としてメールの仕上げが続いている。
今日は暖かい快晴。先日行ったばかりの九品仏浄真寺までウォ−キングで行き墓参と気分転換をした。今年の紅葉はまだ見頃が続いている・・。
 
2019-12-12 九品仏浄真寺(世田谷区)にて
12月13日(金) <今日は13日・金曜日・・・>
今日は13日・金曜日。欧米やキリスト教圏では13日金曜日は忌み嫌われる日という俗説がある。キリストが磔刑につけられたのが13日の金曜日とか、キリストの最後の晩餐に13人の人がいたことから13は不吉な数とされたなど話はどうでもでっちあげられるが、もちろん迷信。イタリアでは17日金曜日が不吉とされるとか、フランスでは13日金曜日には宝くじの売上が上昇する幸運な日とか、何でもありだ。特別に嫌われる日とは逆に希少価値があることにもなる。この日、何か特別なことがないかを待っていたが、個人的にいつもの通り午前中はテニス、午後は事務的雑務などと全く変わりがない。ニュースでも英国の総選挙でジョンソン氏率いる保守党が勝利したなどの海外ニュース以外にほとんど特別なことはなし。まさに天下太平。この13日はむしろ年末が切迫してきたことを教えてくれる・・。
12月14日(土) <今日は谷中のお寺に義兄のお墓参り・・・>
今日は谷中のお寺に義兄のお墓参り。毎月一度はこの墓参をしているが私たち夫婦としては月一度の楽しみな谷中観光でもある。谷中への往復の電車の中でも実行したが時間があればこのところ”丹田呼吸法”を試みている。まだ、解説してある書物を読みながら基本を勉強している段階だが、直感的にこれは私に必要かつ向いていると思い、継続するやり方を考え始めた。続けるには生活習慣とならなければならないので、どの時間帯に何をするかが問題だ。これまでも就寝時にゆっくりと腹式呼吸を行い副交感神経を刺激してリラックスするのがよいことは体験しているが、更に、日中での”呼吸”を研究してみたい。今は本だけでなくインターネットでも多くの情報が得られる。動画付で分かりやすい所もある(参考としたサイト例=ここ)。脳梗塞で一時半身麻痺で言葉も出難くなっていた石原慎太郎さんが丹田呼吸法を含むリハビリで見事に元気が回復したという話も聞く。人間の身体は呼吸の仕方一つで想像以上に大きな違いがでる・・。
2019-12-14 谷中・瑞輪寺にて
12月15日(日) <表紙に「オルゴール箱」(陶芸作品)を掲載・・・>
表紙に「オルゴール箱」(陶芸作品)を掲載した。中に入れるオルゴールは表紙の写真の白いボックス。これを今回制作した陶器の箱に入れて壁に設置しておくか、机の上に置いておく。一見何か分からないようだが、外に出ている紐についた球を引っ張るとオルゴールが鳴りだすという仕掛けだ。オルゴールの紐でゼンマイを巻くタイプは一般に市販されており、曲を選んで安価に購入することができる。密閉した陶器の容器の中にオルゴールを入れると音が消されてしまうので箱には目立たないがいくつもの穴をあけてあり反響音を取り出すように工夫したつもりだ。オルゴールの白いプラスチック製のカバーを外して使うことも出来る。ちなみに”オルゴール”の言葉は日本語であるそうな。オランダのorgelが語源だが発音が違う。英米ではmusic boxでないと通用しないという。高級な音楽を何を使っても簡単に聴くことができる現代にオルゴールが生き残っていること自体が驚異であるが、MUSIC BOXの音は余計な作為がなくて何か心温まる・・。

12月16日(月) <たかが「挨拶」、されど「アイサツ」・・・>
たかが「挨拶」、されど「アイサツ」。今日もテニスのため朝8時5分頃にテニス場に行く通路として秩父宮ラグビー場の入口を通った。その際、守衛さんにこちらから「おはようございます!」と挨拶をする。守衛さんは人によって挙手をして挨拶を返す人もいれば挙手までしなくても必ず言葉ではっきりと挨拶を返す。これだけのことであるが、この時に挨拶は人によって変わるのだと体験したことを思い出す。最近のテニスのメンバーでなく10年以上前のテニスメンバーと何度か守衛さんのいるゲイトを一緒に通った際に彼は決して自分から先には挨拶をせず挨拶を返すときには「おはよう」と言った。そこで気付いたのは私に対しても会った時には「おはよう」といい、「おはようございます」とは決して言わなかった。彼は私より2~3歳年上だったし、以前は人事部長をやっていたというので皆に返す言葉は「おはよう」であったのだろう。その頃、もう一人やはり私より年長の仲間が「おはようございます」と言われて「おはよう」と返すタイプだった。そろってマスコミの大会社のサラリーマンでそれなりの地位にいた人なのでマスコミのサラリーマンの習性とはそんなものかと記憶に残ってしまった。周囲からチヤホヤされる時期があると終生その心地よい感触が忘れられないのは芸能人などでもよく見かける。それが人の常なのかも知れない。時には 自分の挨拶を自分で聞いてみるのもいい・・。
12月17日(火) <今日は京橋の画廊で開催・・・>
今日は京橋の画廊で開催されている友人の絵の展覧会を見に行った。この展覧会は6名のグループによる絵画展で、それぞれのメンバーが存分に本人がやりたいことを発揮している雰囲気があり、毎回楽しませてもらっている。今日受付をやっていた90歳近いという長老の人は実に細かく巧みな”ペン画淡彩”を描く。またある人は”iPad画”を本格的に描き、A2サイズに印刷して出品する。私の友人は日本画とか水彩。絵の話とは別に日頃のトレーニングの話を聞くと、週に3日はランニングで毎回5~6km走るというから負けた。今回の絵の中にバットとグローブ、ユニフォームなどを描いたものがあったが、これは80歳まで続けていた野球を最近リタイアしたので記念に描いたという。絵画以外のこういう話でも大いに刺激を受ける。
年末のやるべきこと、クリマスメッセージの送付、年賀状用の絵の作成&賀状の原版作り、来年用の手帳の購入手配など一つ一つが片付いている一方で次々と新たな年末仕事が増えて来る。これが年の瀬だ。京橋からの帰途、所用で久しぶりに南青山に立寄った。この際にショウウィンドウの写真を撮ったので下に掲載する。
 
2019-12-17 東京・南青山にて
12月18日(水) <今朝は8時1分に神宮外苑駅に到着・・・>
今朝は8時1分に神宮外苑駅に到着。これまで、テニスの日には普通8時3分に到着していたので今日は2分早い地下鉄銀座線に乗れたことになる。大した違いでないが地下鉄各線の時間の正確さには感心する(銀座線には半蔵門線から乗り換え)。テニス場の入口に荷物を置いて順番とりをして、8時40分の開門まで近所のカフェ・ベローチェで210円のブレンドコーヒーを飲んで過す。仲間に以前は170円ほどだったのが最近値上がりしたようだと話すと、マクドナルドの朝マックなら100円でコーヒーが飲めると教えてくれた。テニスが始まると後は休みなしだが、今日水曜日は週で一番混雑する日なので一試合終わると別のコートに移動して順番を待つこととなった。三試合が終わったのは12時過ぎ。毎度のことながら帰途につくときの疲労感が何とも心地よい。最近はテニスの後、文字通り無事でトラブルもなく終えられたことを感謝するようになった・・。
12月19日(木) <表紙に陶芸作品「オルゴール箱・組立品」を掲載・・・>
表紙に陶芸作品「オルゴール箱・組立品」を掲載した。前回掲載した部品を組立てこのような直方体のオルゴールボックスが完成した。紐を引っ張ればゼンマイが巻かれて曲が流れる。タイル模様の色合いが実は思ったようにできなかった。茶系に仕上がった個所は派手な赤系の色を出したかったが地味な色に仕上がった。赤とか緑をそのまま出したければ上絵で色付けすることも出来るが、どうするかこれからの気分次第だ。このオルゴール箱と同時に完成した塔の形状をした流川香炉があるのだが、こちらも不本意でまだ掲載には至らない。本来の香の煙が流れる姿が今一つ上手くいかないのと、色合いも思い通りでなかった。機能改善も色の修正も焦らずに時間を時間をかけて取り組みたい。
このところ東京は気温の変動が大きい。周期的に最高気温が10℃も変わる気候のせいだけでないが、喉を痛めてしまった。何をやるにしても全て体調が基本。先ずは喉を治したい・・。

12月20日(金) <「過ちは繰り返しません」ほど難しいこと・・・>
「過ちは繰り返しません」ほど難しいことはない。過ちはまず必ず繰り返す。”再発防止に努めます”と頭を下げて謝ることはできるが、真に再発防止を実施して二度と誤りを繰り返さないことは至難の業と言ってもよい。今日も午前中はテニス。テニスの試合では大抵はミスが少ない方が勝つ。たまにエースショットで得点をとったとしても、凡ミスをすると帳消しになる。自分のミスに対して分析は出来る。疲労して来るとミスが出やすくなるのは集中力が落ちるとも言えるが高齢者の場合は体力が消耗した結果、体の動きが思うように働かないケースが多い。やる気が過剰で一発でとどめを刺そうとするとミスをする。余裕を持って相手と遊んでいる気分の時の方が間違いなくミスは少ない。長いラリーが続いている時に、あえて緩いボールを打ってチャンスボールを与えると相手がミスをすることも多い。一方で上手な人が相手であると、その人の好きなコースに球をやることが誤りで、苦手なコースを突かなければならない。・・ミスに対する分析が出来たところでミスがなくなれば苦労はしない。社会的な過ちはさておき、テニスではむしろ少々のミスは構わないことにしてゲームを楽しむことができるのがうれしい・・。
12月21日(土) <塔型流川香炉(陶芸作品)を表紙に掲載・・・>
塔型流川香炉(陶芸作品)を表紙に掲載した。これは焼成は一度終わっているが未完成作品である。本来はきっちりと完成させてから掲載すべきであるが今回は改良して行く経緯を見せたいと第一ステップの写真を撮った。今日・土曜日は陶芸教室に行く日であるが、体調が悪くお休みとした。直ぐに年末。この香炉も年内に思うように完成できるか分からない。先ず、煙が下方に流れるお香としての機能が満足できるものではない。お香を置く台から始めていろいろと改良の余地がある。機能以前の見栄え、色合いがやはり不十分。せめて格好が良ければ飾り物になるがこのままでは面白くない。いっそのことクリスマスツリーに見立てて、飾りの中を煙が舞い降りるようにするか・・。これもまた失敗作から名作が生まれたというモデルにしたいなぁ〜・・。


12月22日(日) <最近、トランポリンの効果を実感・・・>
最近、トランポリンの効果を実感している。家庭用の小さなトランポリンを持っているが必ずしも上手に活用できていなかった。毎日、早朝のテレビ体操(ラジオ体操)をやったり、適度な筋トレやスクワットなどを習慣にしているが、このところ足がむくんだり喉が痛んだり体調が優れない。気分的にも積極的に動きたくないなど、要するにやる気が失せていた。こんな時にトランポリンを少しやると何だか気分がすっきりした。3分、5分の短い時間を何度か繰り返すと調子が良くなることに気がついた。人にはそれぞれ向き不向きの運動、身体の動かし方があるように思える。先日会った友人は週に3日、数キロのランニングを欠かさないと言っていたが、私にはこれは出来ない。水泳も良いと思うがこれも出来ない。アスレチッククラブで1時間も汗をかくと間違いなく体にいいとは思うが適した環境が必要だ。その点、トランポリンはほんのスキマの短い時間にできる。空中に浮き上がった時の感触は他の運動では味わえない気持よさ。頭のテッペンから足先までがスカッとする。昨夜はトランポリンの後、Wiiのバランス計測を実施したところ、バランス年齢20歳とでた。全てがトランポリンのせいとは言えないが久しぶりの記録だった。この年末、正月とトランポリンを続けてみるつもりだ・・。
12月23日(月) <年の暮れで、今年亡くなった有名人が・・・>
年の暮れで、今年亡くなった有名人が総括されているのを見て、思い出したり、そうだったのかと初めて知ったりする。全くの個人的な趣味で今年亡くなった何人かの名前を並べてみよう。兼高かおるさん(90歳)、堺屋太一さん(83歳)、ドナルド・キーンさん(96歳)、内田裕也さん(79歳)、ザ・デストロイヤーさん(88歳)、萩原健一さん(68歳)、京マチ子さん(95歳)、高島忠夫さん(88歳)、竹村健一さん(89歳)、金田正一さん(86歳)、八千草薫さん(88歳)・・。日本全体で一年間に亡くなる人の数は約130万人。平成29年(2017)年度の資料では一日平均で3570人余が亡くなったという(生まれた人数は2670人ほど)。ほとんどの人は報道もされずに静かに世を去る。私の親しかった知り合いも今年何人か亡くなった。諸行無常。何をしなくても時は流れる。時期が来れば誰でもがあの世へ行くことになるが、それぞれの人が小さな歴史を築き後世につながっている・・。合掌
12月24日(火) <昨日のコラムで今年亡くなった有名人にからめて・・・>
昨日のコラムで今年亡くなった有名人にからめて、日本で一年間に亡くなる人が約130万人(2017年データ)と書いたが、今日の新聞のニュースで「2019年の人口動態統計の年間推計で、日本人の国内出生数は86万4千人に激減。初の90万人割れ」と報道された。人口の自然減は51万2千人というから、この年に亡くなった人は86.4+51.2=137.6万人だ(戦後最大)。出生数の推移は2017年=95万人、2018年=92万人、そして上記の90万人割れと続いた。ちなみに、団塊の世代(1947-9)が生まれた頃には270万人が一年間に生まれた。人口の自然減といっても一年間に鳥取県の人口に匹敵するだけの人口減少しているのが現状だ。一方で地球規模でみるとアフリカ諸国などの人口増によって日本一国分の人口があっという間に増える。この種のことを個人的に心配しても何も始まらないが、自分が一匹、この中に小さく存在している・・。
12月25日(水) <クリスマスが随分落着いた雰囲気・・・>
クリスマスが随分落着いた雰囲気になった。かつては日本人がほとんど無縁であるはずの外国の宗教行事をお祭りのように街中ではしゃいでいたのが、今は家庭での飾りやプレゼントなどささやかな催しをする幸せな機会にみてとれる。それでも進化しているのがクリスマスカード。動画のカードでこれまで見たことのないクリスマスカードが届く。今日のクリスマスの日にすばらしい動画を受け取ったのだが、これをここで掲載できないので、別に、毎年サンタクロースの動向を空中から追跡している動画を紹介しよう。これはニュースにもなったが、アメリカ軍とカナダ軍が共同運営する北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD:ノーラッド)で作成しているユニークなクリスマス用動画だ(=ここ=)。2018年には雪車(ソリ)に乗ったサンタクロースが日本にも来て、富士山、東京タワーなどの上空を飛び回っている。NORADがなぜ毎年サンタの追跡を行っているかの経緯=ここ
12月26日(木) <久しぶりに陶芸教室・・・>
久しぶりに陶芸教室に行き、粘土をこねて作品造りを始めた。何か従来にない新しい陶芸作品を模索していたが適当なアイデイアが浮かばず、今回は簡単なコップを二個作ることにした。単純なコップの中に世の中に二つとない特徴をいかに組込むかがポイントであるが、こればかりは完成してみないと分からない。形状だけでなく釉薬の仕上がりでどう変化するか、出来上がる前に偉そうなことは言えない。昔、朝鮮・李朝時代に庶民の日常雑器であった器を日本の茶人が”面白い”といって茶道具として使用した井戸茶碗など日本では独特の美意識が存在する。寸分の狂いのない完璧な形状でなく自然に生じた崩れた形を”ゆらぎ”と言って珍重する文化もある。いわば模範解答、権威が定めた評価でなく自らが”いい”と思うものを制作できるのがモノツクリの真の楽しさだろう。これから制作するものは他人の評価を気にせずに自分で思う通りに邁進しようと、コーヒーでもお茶でも飲める小さなコップを作る・・。
12月27日(金) <"良いお年を!”・・・>
"良いお年を!”が分かれる時の挨拶となった。今年最後のテニス。”本年中はいろいろとお世話になりました”とは口に出して言わないけれども心底感謝の気持は強い。四人でのダブルの試合では勝負するといっても相手がいなければできない。適度に競うことが出来て楽しくゲームが出来る仲間は貴重だ。来年は東京オリンピックの年で神宮のテニスコートは半年のお休みが予定されている。来年も”良い年”にしたいが、果たしてどうなるか・・。表紙に流川香炉のテスト写真を掲載した。香の煙が下方に流れる流川香は室温や陶器の温度などの条件で流れ方が微妙に影響されることが分かってきた。条件を変えてテストを繰り返して流れの状況をつかむのは制作とは別の面白さがある。12/21のコラムでこの塔型流川香炉は未完成と書いたが、これからも完成を目指してテストをする経緯を掲載していきたい・・。

12月28日(土) <今年最後の陶芸教室・・・>
今年最後の陶芸教室で簡単なカップの仕上げ加工をしていると、隣で非常にユニークな造形をしている人がいた。象の形をした水差しで鼻から水をだす。蓋の部分が象の背中に乗った象使いというか、アニメ風な愛嬌のある人物が細工してあり見ていて飽きない形。いつもならば私が他にないユニークな形状を作り、周りの人に見せることが多いが今日は完全に逆転していた。私が作っているのはただのコップ、隣には見たことのない造形。これには大いに刺激された。アイデイアが欠如しているなんて言い訳をして結局安易なものを作っている。挑戦する気概がないだけではないか。本やインターネット、その他参考になる情報を集めるのも良いが、一番身近な陶芸仲間の作品をじっくり見ると、そこにはベストのサンプルが並んでいる。今日ほど”灯台下暗し”を感じたことはない・・。
12月29日(日) <御岳山を通った・・・>
御岳山を通ったけれども、周囲に山はない。今日、所用で東京・大田区の久が原に行く時に使った東急池上線で、久が原駅の一つ手前の駅が御岳山駅だ。近所に御岳神社があり長野県木曽の御岳山(おんたけさん)と同じ名前が付けられたという。今は東京の目黒区に住んでいるが、近所にやはり似たような全国的に有名な名があるのは「神社」だ。まず、自由が丘の「熊野神社」。熊野権現を祀る信仰の総本山(熊野三山)は和歌山県にあるが、「熊野神社」の名は全国に3000社近くあるというから驚きだ。もう一つ、「八雲氷川神社」にも時々お参りをする。「氷川神社」の総本社は武蔵一宮(現在の埼玉県)で東京・埼玉近辺に「氷川神社」は約280社あるという。神社の数は日本全国で約88000社であるそうだが、東京では1900社弱と人口比でみるとそれほど多くはない。東京から遠路はるばる地方にお参りに出向かなくても大抵は近場で間に合う。それにしても、これほど多くに神社がどういう風に機能しているのだろう。正月の初詣に行くだけでは分からない・・。
12月30日(月) <お正月用の飾り・・・>
お正月用の飾りとしてはやはり赤い実が欲しいと、難を転じて福と成す「難転」の語呂合わせで縁起が良いとされる「南天」を探したが、近所のスーパーには売っていなかった。その代わりに定番の「千両」はたくさん販売されている。一方で金額では一桁高い「万両」は見かけない。ご存知のように、万両は葉っぱの下に垂れ下がって赤い実をつけるので比較的地味であるが、千両は葉の上にまとまって赤い実をつけるのでより華やかに見えるために人気があるのだろう。また、赤い実がブドウのように房状になり枝の先に数枚の葉がある南天は正月の切り花相当の飾りでなく年間を通しての庭木や鉢植えにより適しているのだろうか。とにかくも、千両を手に入れて他の花とミックスさせると俄然全体に活気がみなぎってきた・・。
2019-12-30千両
12月31日(火) <「歳月人を待たず」・・・>
「歳月人を待たず」、「Time and tide wait for no man.」。大晦日も正月も人の都合と関係なしに確実にやってくる。そして、また去っていく。年末に今年やり残したことをあれこれ考える前に、まず年の暮れを元気に迎えられたことに感謝する。余り触れたくないが、もしかすると一年後の年末にこの世に存在しない確率が突如芽を出したこともあり、この年の暮れにはこれまでになく平穏であることだけでも有難いと思うようになった。先のことは分からないが、どのような運命であろうが自分のできること、やりたいことをやる以外の道はない。有限の時間の中で何をするかは年齢とは一切関係ないだろう。”2020年がよき年となりますようにお祈りいたします!”と賀状に書いたが、これは自分にも言い聞かせる・・。



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