「今日のコラム」(2020年 6月分)

6月1日(月) <新しいケイタイ・iPhoneSEを入手・・・>
新しいケイタイ・iPhoneSEを入手した。・・と新iPhoneがどれほど性能がいいかを得意になって語りたいところであるが今はできない。何しろ家を出てからAUショップに行き新しいiPhoneSEを手にして帰り着くまで、休みなしで5時間もの時間がかかった。注文していた製品が入荷したというので時間を予約して訪れたAUの店舗では、諸々の説明やら契約変更、追加契約、製品への一部ソフトのダウンロード、これまでの問題の検討等々、店の担当者は勤務時間を過ぎても続けて延々と付き合ってくれた。家に帰るとこちらもクタクタ。ようやく手に入れた新ケイタイを操作するのは明日まで待つことにした。今、気がつくと、いつもなら床についている時刻だ。新たな変化に対応するには相応の時間とエネルギーが必要だということを改めて思う・・。明日を楽しみにして今夜はオヤスミナサイ・・。


6月2日(火) <2日は息子の月命日・・・>
2日は息子の月命日。今日も歩いての墓参りとなった。息子が生きていたならもう50歳よ、と妻が感歎して話す。息子の友人たちは一番の働き盛りか。11年の歳月がアッという間・・これは実感そのままだ。このホームページは20年余続いているが、初めの数年間は息子の力を随分借りた。ブログなんていう言葉がない頃から、インターネットでの発信をやっていた息子がそのまま続けていたらどんなことをやっているだろうと時々思う。・・今日から陶芸教室がオープンしたので、教室にも行き、挨拶をしてきた。2ヶ月振りに教室には多勢の生徒さんが集まり活気があった。私は明日に陶芸の予定だ。本来であれば、昨日書いた新iPhoneSEでお寺の写真や花の写真を撮影してこれまでの画像との違いを見せたいところだが、パソコンとの接続やソフトの調整が未だ十分ではないのでお預け。焦らず、アセラズ・・、忍耐の時間を過ごす・・。
6月3日(水) <2ヶ月振りに陶芸教室で作業・・・>
2ヶ月振りに陶芸教室で作業。家で作った粘土の作品3点はほとんど乾いた状態なので教室では最後の仕上げをやり、素焼きに出した。その後、ミニチュア蛙を粘土で試作してみた。鳥獣戯画の蛙さんのように手足を伸ばした形は焼成時に破損する可能性が大きいので制作は見送り、先ずは丸まって寝ているような形を作ってみた。結果は苦労した割に目立たない。そして根気のいる細かい作業であるので思う存分に仕事をしている満足感、達成感が今一つない。自分としては小さくても彫刻のように削る仕事はいいかも知れないが、どうも人形作りや動物形は性が合わないか。何事もやってみなければ分からない。今日の結果で直に結論はださないけれども、適性なテーマをつかむのは容易ではない・・。
6月4日(木) <表紙に「Nahoさんへの絵手紙・マンハッタン」・・・>
表紙に「Nahoさんへの絵手紙・マンハッタン」(ペンと水彩)を掲載した。ニューヨークのマンハッタンの道路地図がベースで、東西の1〜5avenue、南北の41〜51streetの間の碁盤目道路を描いた。娘と孫娘、NahoさんとMieuさんは今この地図の中の一角にいる。それも、新型コロナウィルス(COVID-19)との戦いの真っ最中で外出禁止が続くニューヨークで静かに頑張っている。描いた地図の右下が国連本部ビル、左下がグランド・セントラル・ターミナル。娘たちはこの界隈を歩き回っているだろうが、今は一歩も外に出られない事態のようだ。絵手紙に、こんなものを描いてしまったが、実はかなり前に投函した絵手紙もまだ届いていないという。郵便事情は極めて悪く、この絵手紙もいつマンハッタンに届けられるのか見通せない。それにしても、このところ新型iPhoneを入手して以来、パソコン間の接続やらソフトの調整などで一日画面と向き合うことが続くと、このような絵手紙を描くだけで大いなる気分転換になってうれしい・・。

6月5日(金) <今日の東京は最高気温30℃の夏日・・・>
今日の東京は最高気温30℃の夏日となった。このところ散歩の時にケイタイ(iPhoneSE)で花の写真を撮ると即座に花の名前と解説が画面に表示されるので、自然と花に目がいく。花もわずかな時間の経過で随分様相が変わる。1〜2週間前に咲き誇っていた花々が散ってしまったり萎れてしまったり・・。このところ急速に目立ってきたのは紫陽花(アジサイ)。アジサイは思った以上に種類が多く特徴がある。下に写真を掲載した「カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)」は一般のアジサイとは異なり円錐状に花が付く独特の形状。これからの梅雨時を待ち構えているように見える。一方で、下の写真右側のタチアオイ(立葵)は5月25日の本欄に掲載したタチアオイと同じ場所で撮影した。この花は図太い。まだまだこれからも咲き続きそうだ。「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」と詠んだのは林芙美子(1903~1951)だが、実は花は短い命であるからこそ美しさが映える。考えてみると人間の命だって長くて100年。悠久の地球、宇宙の時間から見るとほんの一瞬だ。だからこそ花と同じく皆の人生が映える・・。
 
2020-06-05 カシワバアジサイ 右はタチアオイ
6月7日(日) <昨日のホームページ更新ができなかった・・・>
昨日のホームページ更新ができなかったのにはやむを得ない事情があった。先日、入手した新しいケイタイiPhoneSEがパソコンにつながらない。あれこれ試みたがうまくいかず、結局、コンピューターのバージョンとの相性の問題であることが分かった。今のパソコンMacBookAirは2014年に購入したもので、OSX Marverics(バージョン10.9.2)。これを、OS Sierra(バージョン10.12.6)にバージョンアップして、ようやくiPhoneSEとの接続が成功した。無料で解決したことは大成果。けれども、パソコンのバージョンがアップすると他のいろいろな部分が変わり、新しいコンピュータを操作する感覚となる。この文章をインプットするキーボードのやり方でさえ以前と異なってきた。今まで当たり前で操作していた常識が突如通用しなくなる苦労がまだ続きそうだ。一面、パソコンまでが新しくなったような緊張感と楽しさがある。現代はパソコンなしでは生活が成り立たなくなっていることも実感。・・新型コロナウィルス騒動で人との交流が自由にならなかったり、外出も自粛する事態を体験しているこの時期に、ケイタイなし、パソコンなし、メールなしまで加わって、人の生き方の基本まで考えさせられてしまう・・。今日の写真として悪戦苦闘の末にようやく写真の加工ができるようになった結果として二組の写真を下に掲載した。
 
2020−06−07 左はホザキナナカマド(上)とニワナナカマド(下)、右はアジサイ(二枚)
6月8日(月) <久しぶりに孫娘Mieuの昔のバイオリン演奏を聴いて・・・>
久しぶりに孫娘Mieuの昔のバイオリン演奏を聴いて感激した。昨日来、パソコンのバージョンアップによってインターネットの画面に見知らぬ表示が表れたりして調整に苦心している最中に、MieuのYouTubeの演奏に行き着いたのである。音楽の力でどれほど元気が回復したことか。Mieuは今現在はニューヨークに娘(母親)と一緒にいる。新型コロナウィルスのためボストンの大学の寮から退避させたれて学校の再開を待っている。YouTubeの演奏は6~9年前にニューヨークで撮影した動画。その後、どの道に進むのかと思ったら結局はボストンのハーバード大学へ進学した。同時にボストンのバークリー音楽大学にも通う許可をもらい、二股の道を歩んでいる。これができるのは専らユニクロの柳井正財団の海外奨学金をいただいているからと聞く。ユニクロの柳井正CEOのお陰様でMieuの可能性は格段に広げられている。将来のことは分からないが、6~9年前の演奏でも十分に人を感動させるMieuの音楽のセンスもどこかで活かせて欲しい・・。下(表紙)の SPECIAL LINKにバイオリン演奏(YouTube)のリンクを追加した。

6月9日(火) <このホームページをMacで開くと・・・>
このホームページをMacで開くと一番上のアドレス欄に「安全ではありません」の表示が出るようになった。以前は、こんなことはなかったが、先日(6月6日)に私のパソコンMacのOSX(バージョン10.9.2)をバージョン10.12.6にバージョンアップしてから変わった。調べてみると事情が分かった。インターネットには住所ともいうべきURL(=Uniform Resource Locator)があり、これまでは、「http://」で始まるのが当たり前だった(http=Hyper Text Transfer Protocol)。私のこのHPも同じ。ところが、最近はデータ暗号化技術で通信が保護されているようになり、より信頼性が高い「Secure」をつけて、httpsで始まるサイトへ移行しているという。そして、Macの最近のバージョンでは、URLが「http://」で始まるすべてのサイトに「安全ではありません」の警告が出るようになったという。「安全ではありません」と警告されたとて、閲覧するだけなら基本的に問題はないそうだが、見ていただく人に対して余計な心配をかける。今のところ、URLは変えられず、どうしようもないので現状のままとせざるを得ない。・・パソコンでこんなことばかりやっていると気が晴れない。そこで「Nahoさんへの絵手紙・雨上がり(水彩)」(表紙に掲載)を描いた。キーボードに代わって絵筆を握って好き勝手な色を落とす。「雨上がり」は明るい太陽はないが、これから先に希望の光を期待している・・。


6月10日(水) <今日は74日ぶりのテニス・・・>
今日は74日ぶりのテニス。入門前にマスクを着用した上で体温の計測、体調のアンケート記入など特別なことが義務付けられて、しかも人数制限もあった。それでも久々に仲間とプレーをすると、やはりテニスは楽しい(プレー中はマスクを外す)。しばらく忘れていたが思い切り腕を振って球を叩く爽快感が何よりも嬉しい。。ウォーキングや室内のスクワットなどで使わなかった新たな筋肉の動きもまた実感する。それと、相手と勝負をする緊張感が心地よく、家では作れない。戦うためのホルモンであるアドレナリンが山ほど出て体調を整えてくれるだろう。東京では最高気温30度を越す真夏日となった今日、熱中症に気をつけて水を存分に飲みながらプレーしたが帰路にはまたマスク姿。電車に乗ったのも同じく74日ぶり。ようやく3月の日常に戻りつつある・・。
6月11日(木) <今日は義兄の命日で墓参り・・・>
今日は義兄の命日で墓参りに行った。この4月ー5月には新型コロナウィルス騒ぎで墓参りができなかったので、今日は何が何でもお墓に行こうと妻と決めていた。お墓は上野・谷中地区にあり、いつもはバスと電車を乗り継いでいく。今日はソーシャルデイスタンスもマスクも気にしなくていいように自動車を使った。実は谷中の墓参りに車で行ったのは今日が初めて。首都高速道路を利用すると自動車の方がバス・電車よりも時間が早いことも分かった。けれども、これまで月命日にバスと電車でお墓参りを繰り返してきたのは、時間は問題ではなく、谷中ー根津ー千駄木の街を巡るのが楽しみであったからでもある。家に帰ると、そこは以前、義兄が住んでいた家そのもの。食事に招待されて皆で騒いでいた部屋が今自分たちがいる居間であることが夢のようである。2013年に義兄が亡くなり、一年後、この場所を私たちが借りて住むことになるとは・・、今考えても不思議な縁であった。
2020-06-11梅雨空の中の瑞輪寺本堂(墓のあるお寺)
6月12日(金) <一昨日に続き今日も午前中テニス・・・>
一昨日に続き今日も午前中テニスをやった。3か月前と同じメンバーで”大熱戦”。しかも今日は風がない32℃を越す真夏日。お互いに長い自宅待機の期間には絶対にありえなかった大汗をかきながら奮闘した。新型コロナに関しては今日「東京アラート」が解除されて、レインボーブリッジや都庁の赤い照明が虹色の平常の照明に戻ったとか。テニスをやるにしてもまだ受付で健康状態をチェックし、体温も測るし、往復のバス・電車ではマスクが欠かせない。それでも、運動できることがこれほどに嬉しいのだと実感しながら”新しい日常”に移行している。・・我が家の共同玄関脇にある山法師がようやく花を咲かせた。ベランダ菜園脇には白のコスモス。このような当たり前の自然がまた貴重に思える。
2020-06-12 山法師と白コスモス
6月13日(土) <先日、今使っているパソコンMacのOSをバージョンアップした・・・>
先日、今使っているパソコンMacのOSをバージョンアップしたので、お役所とのパソコンでのやりとりが出来るようになった。今はその時期ではないが確定申告も”電子申告”が推奨されているが、パソコンのバージョンが古くて私の場合はできなかった。今日、マイナンバーを持っているし、カードを読み込むカードリーダーもあるのでパソコンで区役所へのコンタクトを試みたが、今度は説明が分かりにくいので辟易(へきえき)した。とにかく用語が不親切。「マイナポータル」とか「プライベートブラウズモードをオフにする」など馴染みのない言葉の連続。とにかくも完了させた自分を褒めてやりたい気分。一方で、新しい言葉とやり方で脳をトレーニングしていると考えると、これでもいいかと思う・・。今日の午前中、雨の中を陶芸教室に行き、ミニチュアの蛙さん作りを始めたので。下に掲載してみよう。以前に小さな箸置きは作ったことがあるが小動物は初めて。大きいものを扱うよりもミニチュアサイズの粘土の方がはるかに神経を使い時間もかかることを体験した・・。
2020-06-13ミニチュア蛙(陶芸・粘土制作過程)
6月14日(日) <「パスワード」のやり方は何とかならぬものか・・・>
「パスワード」のやり方は何とかならぬものか。パソコン(Mac)のバージョンアップ、新型iPhoneSEとの接続、ケイタイへのセキュリテイソフト・ノートンのインストール、パソコンでの官庁とのコンタクトなどを続けてきて、パスワードが何よりの難所だった。コンピュータのパスワード、AppleIDのパスワード、iPhoneSEのパスワード、更に、Google,iCloud,WiFi用などそれぞれのパスワードを要求される。もちろん、初めはきちんとパスワードを記録しておくが、どこかで変更を余儀なくされる。今回も「過去1年間に作成したパスワードと異なる必要がある」と言われたり、「より強力なパスワードを選択してください」とコメントが出たりした。大文字、小文字の英文字と数字を組み合わせて8文字のパスワードを使うと、”より強力なパスワードとして下さい”と指示されて、「記号」を一文字追加してパスしたこともある(パスワードの”強さ”が表示される)。マイナンバーを持っており、カードリーダーで読み込ませても、その上で「パスワード」を要求されるのも何故だかよく分からない。世の中にはパスワードを盗み、悪いことを企む人間が後を絶たないから、より厳重に防御する姿勢は分かるが、もう少し進化した方法があるはずだ。ケイタイの指紋認証は当たり前になっている。「パスワード」の方式が過去の話となるまで待てるだろうか・・。
6月15日(月) <今日は気温32℃を越す今年最高の暑さ・・・>
今日は気温32℃を越す今年最高の暑さとなった。猛暑の下でのテニスは私にとって最低の出来だった。テニスはダブルスでプレーする。120%確実にポイントを獲得できるネット側の易しいボールをパートナーがミスをして相手のポイントになっても、パートナーを責めることをしないのがテニスでの暗黙のマナーであるが、今日の私は一人でありえないミスを続けて謝ってばかりいた。汗が目に入るとか身体が思うように動かないとか、言い訳はできない。仲間はみな同年輩で同条件。悔しいけれども、あえて書くと、テニスのいいところは誰でもが必ず自分のミスを人前にさらすこと。程度問題はあるが誰でもがミスを犯す。自分もミスをするから他人の気持ちがわかる。人は好不調の波がこれほどにあるかと驚くことあるので波をとらえ直すことも必要だ。今日のミスに対する再発防止がどれほどできるかはコメントできない。それでも、だからテニスは面白いと今は言うことができる・・。
6月16日(火) <庭のある親戚の家に行き草取り・・・>
庭のある親戚の家に行き草取りを手伝った。前にも書いたが、最近iPhoneにPictureThisと言う新しいソフトを入れたので、花の写真を撮るのが楽しくなった。このソフトは植物の写真を撮ると即座に名前を識別して教えてくれる。同時に植物図鑑のようにその植物の特徴を画面に表示する優れもの。雑草を除去するといっても雑草も立派な植物。美しい花を咲かせることに変わりない。下に今日撮った花の写真を掲載する。左は「ムラサキカタバミ」。カタバミ属でカタバミは普通黄色の花であるが他にも種類が多いようだ。カタバミというとクローバー(シロツメクサ)と同じようなハート型の葉で知られる。私の実家の家紋は「丸に剣カタバミ」といって三つのカタバミの葉をデザインしたものだった。とにかく生命力が旺盛で家紋に採用されたほどだから、雑草駆除は簡単ではない。下の写真の右側は「トキワツユクサ(常盤露草)」。三角形の花が何ともユニーク。ツユクサ(露草)とは朝露を連想させる可愛い二枚の青い花弁(もう一枚の花弁は小さくて目立たない)を持つ花を思うが、白い花弁が三枚の花が露草の種類であると初めて知った。植物の世界もまた先の奥深さが計り知れない・・。
ムラサキカタバミ(左)とトキワツユクサ(右)
6月17日(水) <昨日から24時間、万歩計を手首につけて・・・>
昨日から24時間、万歩計を手首につけている。iPhoneの中にも歩数を計測するソフトは入っていたが、テニスをするときにはiPhoneを携帯しないので、本格的な運動をしている時の歩数は計測されなかった。テニスの時を含めた歩数を見たいと手首につける万歩計を探して購入したのである。今日の午前中、テニスをやったが、今現在、夕食前で13500歩ほどの歩数が手首の万歩計で計測されている。”万歩計”と書いたが、スマートブレスレット(FITNESS TRACKER)というこの計器は余りにいろいろな機能があるのでまだテスト中だ。先ず、指定されたソフトVeryFitProをiPhoneにダウンロードすると、以後、手首につけた計器のデーターが全てiPhoneに同期される(無線で記録)。歩数以外に、心拍数、消費カロリー、距離ほか、睡眠なんていう項目もある。昨夜、このブレスレットをつけたまま就寝して、今朝記録をiPhoneで見ると、昨晩の睡眠時間8時間1分と的中させられた。そしてその間、時間ごとに深度睡眠、浅睡眠、覚醒睡眠の区別まで表示される。これからこの計器の機能を確認しなければならない項目がいくつも残っている。Made in Chinaではあるが、このような”ブレスレット”を3000円足らずで入手できるのが信じられない・・。
6月18日(木) <久しぶりに自由が丘・熊野神社にお参り・・・>
久しぶりに自由が丘・熊野神社にお参りをした。所用で自由が丘に行き、帰途回り道をして神社に立ち寄った。この神社の境内には栗山久次郎の銅像がある。今の自由が丘〜碑文谷一帶は明治初期には碑衾ひぶすま)村と呼ばれたが、栗山久次郎は大地主で碑衾村の村長もやった人物。自由が丘の名は昭和初期に現在の東急東横線が開通して自由が丘学園が創立されて、続いて今のところの駅名を衾(ふすま)駅とされるところであったが当時の文化人や栗山久次郎らが協力して自由が丘駅を主張して採用されたという。その後、街の名前も自由が丘となったという歴史がある。学校名〜駅名〜街の名と繋がった珍しい例であろう。ちなみに今でも碑衾支店とか衾町公園の名は残っている。自由が丘が衾(ふすま)町ならばずいぶん印象が変わっただろう。今日、下に掲載した花の写真は夕化粧(左)と南天。冬場に見る南天の赤い実はお馴染みだが、今日撮影したのが南天の花だとは知らなかった。「今日の花の写真」が癖になりそうだ・・。
 
2020-06-18 自由が丘・熊野神社   花は夕化粧と南天
6月19日(金) <今日の表紙にNahoさんへの絵手紙「巌頭の鵜」・・・>
今日の表紙にNahoさんへの絵手紙「巌頭の鵜(北斎より)」(ペンと色鉛筆)を掲載した。今日は朝から雨。テニスはできないので久しぶりに絵手紙を描いたもの。「巌頭の鵜」であるがもちろん今時鵜の実物を見て描いたのではない。北斎の「巌頭の鵜図」の模写で、北斎の原画は水辺で波しぶきを受けて動じない鵜の静かな図柄。絵手紙では巌頭の鵜だけをモデルとして陽光を派手に加えて遊んだ。絵手紙を描くことはできても今現在ニューヨークに住む娘のNahoや孫娘Mieuへの絵手紙は郵便事情が悪くポストに入れてもいつ届くか分からない。4月に出した絵手紙も未だ着いていないという。新型コロナウィルスで制約があると言っても日本では郵便物は正常に配達されるし、バスや電車もほぼ時刻表通りに運行される。日本で当たり前と思っているこれらの事柄が、ニューヨークでは通用しないようだ。かつては、アメリカだから何事も日本より確実に運用されるという話を”鵜呑み”にできた時代があった。今のアメリカの状況を見ていると励ます以前に寂しくなる・・。

6月20日(土) <今日の午前中は陶芸教室で素焼き・・・>
今日の午前中は陶芸教室で素焼きが完成した作品に釉薬をかける作業をした。普通のお茶碗やお皿などであれば釉薬掛けというとバケツに入っている釉薬の液体にドボッとつければそれで終了となるが、今日はバケツには入らぬ大物が二つあったので、たっぷりと2時間以上の手間がかかった。対象とした作品は一つは4月26日のコラムに書いた「円形照明具」、もう一つは5月15日のコラムに書いた「卵形置物」。共に陶芸コーナー(=ここ)に粘土状態の写真を掲載してある。釉薬を部分的に刷毛で塗るとか、霧吹きを使用して釉薬を全体に吹き付けるなど色々な方法で釉薬を塗布して仕上げたが、結果がどうなるか本焼成をして見ないと何とも分からないのが陶芸の奥深いところである。新型コロナウィルスの感染防止がまだ尾をひく中、陶芸教室で「あまびえ」を粘土で制作している女性がいた。「あまびえ」については4月20日のコラムで書いた(=ここ、絵手紙=ここ)。教室内ではマスクをして余り話をしないことになっているが、つい「あまびえ」のことで大声で語り合ってしまった・・。
6月21日(日) <午後、気分転換に多摩川台公園・・・>
午後、気分転換に多摩川台公園(東京・大田区)に行った。家から4kmほどの距離であるが、二駅、電車(東急線)に乗り、多摩川駅から歩いた。この公園は多摩川沿いの丘陵にあり、晴れた日には丹沢山系や富士山も見られるが今日は梅雨空で陽射しはなし。時節としてはあじさい園の紫陽花が見ごろだった。紫陽花(アジサイ)は花としては珍しくないので、この公園で名前を調べた花の写真を下に掲載する。サルビア・ミクロフィラは別名チェリーセージ。花言葉「不死、長命、知恵」とある。写真・右側のニオイスイレンが睡蓮にあえてニオイが付くのかよく分からない。蓮(ハス)は水面より高い位置に花が咲くので水面上に咲く睡蓮に間違い無いであろうが(葉にも切り込みがある)、iPhone検索ではあえて「ニオイスイレン」と明記された。iPhoneで植物の写真を撮り即座に名前や特徴を画面に表示してくれるソフトは非常に有用だが、このような疑問が時として出てくる。疑問が出るだけ進化したのかも知れない・・。
 
2020-06-21多摩川台公園にて
左がサルビア・ミクロフィラ、右はニオイスイレン
6月22日(月) <QRコードが日本人の発明・・・>
QRコードが日本人の発明であることを初めて知った。最近のMacのバージョンアップの際のソフトの読み込みやiPhoneの新しいソフトの導入の際に、QRコードをスキャンしてやると極めて簡単に作業がはかどった。今やインターネット、携帯電話、決済その他広い分野でQRコードは不可欠な道具。QR(=Quick Response)コードはトヨタ自動車の電装品を扱うデンソー(デンソーウェーブ)が開発したものという。バーコードは横方向にしか情報がないが、QRコードは縦横に情報量が増えた。発明した際のヒントになったのが”囲碁”と聞くと納得させられる。世界的な大発明をした開発チームとデンソーはあえて特許をオープンにして特許権を行使しないところがまた爽やか。どうしても青色ダイオード発明者の金銭騒動を思い起こして、デンソーチームに拍手を送りたくなる。・・今日は終日雨でテニスはできなかった。雨の中ウォーキングは欠かさずに駒沢公園で写真を撮ったので下に掲載する。
 
2020-06-22駒沢公園にて   花は、左=サルスベリ、 右=イトラン(糸蘭)
6月23日(火) <今日も薄曇りの下、家の近所を散歩・・・>
今日も薄曇りの下、家の近所を散歩で一周した。最近は散歩をすると、その時の体調、やる気、頭脳の調子などが顕著に自覚できるようになった。以前から朝のテレビ体操をやると身体の具合がよく分かることは知っていたが、散歩は更に広い範囲の”調子”が分かる。散歩もノルマのように仕方なしに出かける場合や気分転換で出かけたくなるなど色々。何か創造的なことを考えながら行き詰まっているような時には散歩が新しいアイデイアのきっかけとなることもある。今日は陶芸の新作のデザインを始めたところだったが、果たして散歩でヒラメキを得られたかどうか・・。腕に万歩計をつけて、その場で名前を調べるためのiPhoneをバッグに入れて、知らない植物の写真を撮りながら歩いていると、家の近所と言っても新しい世界を探索しているような気分になる。今日の写真にどれを選択するか迷った末に下の写真とした。左側の花は「ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)」。蜂やハチドリを引き寄せる特性があると解説にあったが、写真のように蝶が留まっていた。右側は「ザクロ(石榴)」。ザクロの花に出会うのも珍しい。ザクロの樹の場所を覚えたので果実が熟成していく様子をこれからも追ってみよう・・。

2020-06-23 左= 「ムラサキバレンギク、右=ザクロ(石榴)
6月24日(水) <今日の歩数は今現在(夕方6:00)で17400歩・・・>
今日の歩数は今現在(夕方6:00)で17400歩を超えた。 今の万歩計は腕につけているので顔を洗ったり、ラジオ体操で腕を回したりする回数も数えていると思われるが、それにしても今日はよく歩き、よく走った。午前中のテニスではいつもより長く12時過ぎまでコート上。午後は所用で妻とバスにも乗らず自由が丘まで往復を歩いた。新型コロナウィルス騒ぎで外出自粛が続いていた頃と比べると運動面で大きな違いが出ているのは間違いないが、それよりも気分的な相違が大きい。身体に疲労を感じたとしても”心地よい疲れ”。外出し、他の人と試合をしたり交流することによってアドレナリンが分泌すると理屈を聞くとなるほどと納得させられる。アドレナリンは緊張・興奮系ホルモンの代表格とされるが、「fight-or-flight(闘争か逃走か)」のホルモンとも呼ばれる。極端にいうと生きるか死ぬかの状況にあると、このホルモンは全身への数々の反応を引き起こさせる。アドレナリンによる交感神経が興奮した状態の次のステップとして、夜間には副交感神経を優位にして良い睡眠をとることが大切とか。今日はこれからゆっくりと風呂に入ってのんびりしよう・・。
6月25日(木) <「今日の写真」に樹木を掲載・・・>
「今日の写真」に樹木を掲載してみた。毎日、名前を知らぬ草花の写真を撮って、”PictureThis”のアプリを入れたiPhoneで名前を調べていたが、樹木の名も草花に負けずほとんど知らない。散歩に行く駒沢公園(東京・世田谷区)にはケヤキの街路樹やクスノキの森、ヒマラヤスギのゾーンなどがあるが、日頃はほとんど気にしていなかった。樹木の写真を撮って名前を確認すると、なるほどこのように区分けしていたのかなど納得がいく。今日は「トクサ(砥草、木賊)の写真も入れてみた。トクサは私が子供の頃、田舎では身の回りにいくらでもあったので、節で切ってよく遊んだ記憶がある。その頃は「トクサ」の名も知らずただの遊び道具だった。反対に「トケイソウ(時計草)」は大人になるまで見たことがなかった。初めて時計草を見たときは、このような花が存在することに衝撃を受けた。写真の時計草にはよく見ると蟻が留まっている・・。
  
2020-06-25 駒沢公園にて、樹木は左=クスノキ、右=ケヤキ  左の花=時計草、右=トクサ
6月26日(金) <砧(きぬた)の語源・・・>
砧(きぬた)の語源が、テニスの開門を待っている時に話題になった。東京の多摩川沿(世田谷区)に都立の「砧公園」がある。以前は子供と犬を遊ばせに行ったこともある懐かしい公園だ。「砧(きぬた)」とは「洗濯した布を生乾きの状態で台にのせ、棒や槌でたたいて柔らかくしたり、皺をのばすための道具」(Wikipedia)。その布を染めて多摩川の清流で洗ったことが詩にも詠まれているから多摩川も砧に近しかたのだろう。「キヌタ」の語源は「キヌイタ(衣板)」に由来する 。キヌタを使って布を維持する役割は女性だったようで源氏物語でもトーントーンと澄んで響き渡る砧 の音の描写がなんども出てくるそうだ。月、雁、砧の三点セットが平安貴族の間に、遠地の夫を思う女性の情を詠むパターンとして受け取られていたともいう(Wikipedeia)。 世阿弥の能楽に「砧」がある。夫の留守宅を守る女主人公が砧を打つことで情念を表現した作品。昭和の時代の日本画家、上村松園の名作「砧」(=ここ)はこの世阿弥の能をテーマに描かれた。・・テニスの仲間は家で奥様に砧の話をすると、直ぐに上村松園の砧が出てきたという。私自身は何も知らなかったので、家で妻に話すと「砧」の語源は学校で習った、常識よ・・と言われてガックリきた。「きぬた打て我に聞かせよや坊が妻/芭蕉」。

6月27日(土) <表紙に「Nahoさんへの絵手紙・カボチャ」・・・>
表紙に「Nahoさんへの絵手紙・カボチャ」(色鉛筆と水彩)を掲載した。新型コロナウィルス対策で外出自粛を余儀なくされて、ニューヨークに住む娘や孫娘にだす絵手紙を描く機会が増えたのは良いが、宛先であるニューヨーク(アメリカ)の郵便事情が混乱しているため発送はしても郵便が届かない。4月に感染症のお守りとなる「あまびえ」の絵を描いて出したハガキも未だ着かないという。郵便物が滞っているだけなのか、どこかで処分されて消えてしまったのかも分からない。こうなると、後口のハガキが何枚も我が家で渋滞している。それでも今回の「カボチャ」のようにいい題材が目前にあると描きたくなる。このカボチャは我が家の台所で見つけた。描き終わった後、しばらくすると台所でカボチャは下の写真のようになっていた。そして、その後私の大好きなカボチャスープができて一部は私のお腹の中・・。
  2020-06-27


6月28日(日) <雨が止んだので夕方八雲氷川神社・・・>
雨が止んだので夕方八雲氷川神社方面へ散歩に出かけた。氷川神社にはこれまで何度もお参りしているけれども、今日は神社の裏に回ると知らなかった風景に出会った。どの神社仏閣でもメインの参道だけでお参りするのでは他のいい場所を見られずにモッタイナイと思うことはよくある。少々飛躍すると、神社仏閣巡りに限らず、人生全般でも似たようなことがある。大きな道から脇道に外れたところで真に美しいもの価値あるものに出会うことは多い。最近、散歩途中で名前を知らぬ花をiPhoneで撮影して内蔵されたソフトで名前を教えてもらう習慣を続けながら、自分で知っている草花はほんの一部であると認識を新たにする。今日撮影した花でズルカマラ(写真上)はナス科の植物で外来種の侵入雑草とか。毒性があるとの記述もある。ケコンロンカ(写真下)はアカネ科ケコンロンカ属の蔓性常緑低木。中国が原産で漢字が毛崑崙花という難しい字。「ハンカチの花」と呼ばれる「コンロンカ」との違いが微細毛がある無しだというが、よく区別できない。この種の植物名は一度教えてもらっても記憶できない。まあ、今日出会ったという縁があったので記載するまで・・。
 
2020-06-28 八雲氷川神社の裏手  花は、上=ズルカマラ、 下=ケコンロンカ
6月29日(月) <今日の写真として「ジャガイモの花」・・・>
今日の写真として「ジャガイモの花」(下)を掲載する。これも近所の緑道で見つけた花だ。ジャガイモは同じナス科であるナスやトマトのように花の後の実を食する野菜でなく根っこを食べるので実用的には花は摘み取ったほうが地下のイモの生育にはより良いと思われる。けれどもジャガイモの場合、花を摘んだ箇所から病原菌が入るリスクもあり摘むことなしに地下で十分に育つ力があるので、あえて労力をかけて花を摘むことはないという解説があった。食用としてイモばかり注目されるジャガイモであるが、花も細かく見ていて飽きないいい花だ。ジャガイモの花言葉は「シンプル、我慢強い」。ジャガイモはナス科だけあって、花がナスに似ているというので調べたナス科の花の写真一覧が興味深い(=ここ=)。
2020-06-29ジャガイモの花

6月30日(火) <今日は一ヶ月ぶりの病院での検診日・・・>
今日は一ヶ月ぶりの病院での検診日。東京医療センター(東京・目黒区東が丘)まで歩いて往復した。都内でバスの4停留所ほどであるので大した距離ではない。いつものように、採血、注射、そして診断を受けたが結果は可もなく不可もなし。また一ヶ月間はこれまで通りの薬を続けることとなった。病院のロビーで七夕飾りを見る(下)。そうか、6月も今日で終わり。明日から7月となる・・。今の時節はどこでも紫陽花(アジサイ)の花が咲き誇っている。アジサイの次と言っていいほどアガパンサスの花もよく見かける。下の写真は病院からの帰途、道端で撮影した。南アフリカが原産のアガパンサスは今では日本の梅雨の時期から夏にかけて花開くお馴染みの植物となった。アガパンサスの名はギリシャ語の「アガペー(agape)=神の愛」と「アンサス(anthas) =花」が合わさって付けられたという。和名は「紫君子蘭」。”ラン”の文字がつくがラン科ではなくヒガンバナ科であるそうだ。東京では午後から風雨が強くなってきた。アガパンサスには雨にも風にも負けない強さがある・・。
 
2020-06-30 東京医療センター内の七夕飾り  右はアガパンサス(紫君子蘭)



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