「今日のコラム」(2020年 12月分)

12月1日(火) <今日から12月・師走・・・>
今日から12月・師走。今年は何だか新型コロナの感染騒動が収束しないまま終わりそうだ。忘年会もクリスマスの集まりも取り止めだろうか。・・夕方、17日振りに駒沢公園に散歩に行った。京都の名所や東京の神宮外苑などと同じく、その場でいくらも写真を撮影したくなるのは”良い公園”の証だ。二週間前よりも樹木の紅葉が変わってきている。前に目立たなかった樹木が新たに紅葉したり、以前見事な紅葉であった葉が散っていたり・・。紅葉を見ると人間の末期に華やかに色づいている様を連想して”お疲れさん”と声をかけてやりたくなる。樹木は冬を越して春を迎えるとまた芽吹きとなるが、決して同一なものではない。イチョウの真っ黄色な葉も間もなく散ってしまう。樹木の営みもまた「諸行無常」である・・。
 
2020-12-01 駒沢公園にて
 


12月2日(水) <Kindle(アマゾンの電子書籍)で五木寛之・・・>
Kindle(アマゾンの電子書籍)で五木寛之の「医者に頼らず生きるために私が実践している100の習慣」という本を読んだ。「私は八十歳になりました」で始まるこの本は、「体が発する身体語を受け止める」とか「自分の体とのコミュニケーション習慣」、「心身一如」など表現も多彩で楽しめた。昔の本なので今どうしているだろうと調べると、1932年生まれの五木寛之さんは現在88歳でご存命。そんな折に、たまたま娘から「タキミカ体操」のことを教わった。日本最高齢フィットネスインストラクター、瀧島未香さん89歳がTouTubeで自らの体操を見せているもの(=ここ)。これは本当にすごい。体幹を引き締める運動は大いに関心があるので、私も真似して試みようとしたが、とても出来ない体操ばかり。89歳の女性が二十歳の若者でも難しい体操をいとも簡単にやっている映像を見て、人の身体能力とはどうなっているのか分からなくなった。五木寛之さんは「健康はすべて自己責任」というがタキミカさんは人間の際限ない可能性を映像で見せてくれる・・。
12月3日(木) <1-2-3が続く今日12月3日・・・>
1-2-3が続く今日12月3日、東京では一日中どんよりとした曇り空で最高気温が10℃程度の肌寒い日であった。昨日2日の月命日には都合が悪かったので今日3日に息子の墓参りに行った。墓参りといっても墓周りの掃除が大仕事。今の時期には周囲の墓も含めて落ち葉が大量に”積もっている”。先週、訪れた京都のお寺も同じであったが、紅葉のピークは過ぎたかもしれないが、境内の樹木のさまざまな色合いを十分に楽しむことができる。大勢の絵画グループと思われる人が手持ちの椅子に座って境内でスケッチをしていた。墓参りといっても、この寺では境内を散策するのも楽しい非日常の機会となる・・。
 
2020-12-03 九品仏浄真寺(東京・世田谷区)境内にて
12月4日(金) <突然にこのホームページを制作しているソフト・・・>
突然にこのホームページを制作しているソフト(Dreamweaver)が開かなくなった。パスワードを入れても拒否されて”お手上げ”であったのが、またも突如、このようにページが改訂できる事態となった。原因がよく分からないままに先ずはコラムの更新を進める。今日、コラムで書こうと思っていたのは、ケイタイの機能の素晴らしさ。今のケイタイはただの「携帯電話」とは違う。私と妻はそれぞれに別のIPhoneを使っている。もちろん、個々にコンピュータに相当する各種の機能がついているが、お互いのケイタイによって従来は考えられなかった便利なことができる。それは相手のiPhoneの場所・位置が即座にわかることだ。置き忘れたiPhoneの場所を探すことも容易だが、遠くに出かけた時に電話で確認することなく相手がどこにいるか「探す」という機能を使うと地図上で確認することができる。続けて観察していると、今バスに乗った、電車に乗り換えた・・など時事刻々の動きが分かる。勝手に行動してしまう老人にもケイタイを持たせておけば居場所が明確になるので安心だろう。・・そんな事を書いてると外出中の妻が間もなくバスに乗り家に帰りそうだ。・・今日はここまで無事にソフトが継続したが基本的な道具を再チェックしなければならない。ホームページ作成にもトラブルがある・・。
12月5日(土) <午前中の陶芸教室で製作中の作品を写真・・・>
午前中の陶芸教室で製作中の作品を写真に撮り今日のコラムに掲載しようと思っていた。ところが家に帰って数時間後、写真を撮ることを完璧に忘れていたことに気がついた。教室では今日は粘土の削りなどで形状を整える最終仕上げをやった。毎度同じことだが、陶芸作業は一旦取り掛かると一心不乱、他のことを考えずに休みなしで時間いっぱい作業を続ける。終わった途端にどっと疲労感が湧き出る。確かに余程特別な記憶準備をしなければ写真を撮ることなど頭に残らない。それにつけては「成果を見せる」のは容易ではない。どこまでの何が”成果”となるか。予定の半分でも中間の成果であるが見せられるか否かは内容によるだろう。毎日、何をやったかを手書きでノートに記すことを習慣にしているが、ノートを見直すと毎日は”見えない成果”の連続にも思える・・。
12月6日(日) <Wiiによるバランス年齢計測が昨夜3600日目・・・>
Wiiによるバランス年齢計測が昨夜3600回日目であった。任天堂のWiiは家庭用のゲーム機として知られるが、バランスWiiボードという台があり、この台に乗り、体重計測や体の傾きのチェックなどができ、「バランス年齢計測」のソフトが装備されている。私の場合、初期には少しはゲームもやったが、最近はもっぱら「バランス計測」を使用している。毎晩、就寝前にバランス年齢計測をやることを習慣にしているので家にいる時には毎日一回はバランスボードに乗る。旅行などで外泊する日もあるが年間に360回日ほどは計測する。3600日とは約10年だ。ちなみに、11月29日の日曜日からの一週間に計測された”バランス年齢”を記載すると,22歳、38歳、63歳、23歳、46歳、42歳、46歳とバラつく。長年やっているので計測の要領には習熟しているが得意、不得意の分野がある。計測してどんな得があるのと問われると困るが、体調が変わったり集中力が衰えると敏感に結果に表われるのは確かだ。とにかくも、バランス年齢計測の習慣は今後も続けてみようと思う・・。今日の写真には東京都庁の脇にある新宿中央公園で撮影した写真を掲載する・・。
2020-12-06新宿中央公園にて
12月7日(月) <小惑星探査機「はやぶさ2」が見事に地球への帰還・・・>
小惑星探査機「はやぶさ2」が見事に地球への帰還を果たした。毎日、コロナ感染のニュースばかりで辟易しているところで、”はやぶさ2”は特別に明るいニュースとなった。はやぶさ2が打ち上げられ地球を出発したのが2014年12月3日。2018年6月に小惑星「リュウグウ」の上空に到達。その後、2019年11月にリュウグウから地球への帰還を開始するまでリュウグウへの着陸や試料採取などを長期間繰り返す。そして昨日、2020年12月6日にオーストラリアの砂漠に回収カプセルを着地させることに成功した。このような壮大なプロジェクトは少数の天才の仕事ではなく何百人もの団結力がなければ達成できない。正に人間の素晴らしい可能性を見る思いがする。それにつけては、今回もマスコミの扱いが何とも貧弱に見える。どうでも良い芸能人のゴシップ番組ばかり流すテレビは何故に歴史的な偉業である「はやぶさ2」の報道をもっとしないのか・・。
12月8日(火) <「なりすましメール」を受け取った・・・>
「なりすましメール」を受け取った。ホームページのサーバー(gol=rakuten)に登録している私のメール宛で”アカウントが使えなくなった、24時間以内に連絡なければ終了される”との内容で訳が分からなかった。別の案件もあったのでら楽天のサービス部門へ電話をして相談したところ、発信元のrakutenの入ったアドレスは、楽天と無関係、更に連絡先で記された電話(合計12桁)も楽天とは一切関係のない番号であり、「なりすまし」と思われるので即座に廃棄してほしいとのことだった。1~2年ほど前であったか、私の別のメールアドレスに対して発信元が全く私のアドレスと同じ番号でメールが届き、”お前のアドレスはオレのコントロール下にある、大きな被害を避けたければ金をよこせ”とストレートなメールを受け取ったこともあった。この時はメールの管理会社と相談したところメール番号を変更することなく「無視」するようにアドバイスを受けた。外国語でのメールであったが、しばらくは同じメールが何度も送られてきたが無視していると最近は途絶えた。便利な世の中になった一方で、顔の見えない悪い奴が蔓延る。夕刻のテレビニュースではネット販売の詐欺事件が報道されていた・・。
12月9日(水) <今日の東京は終日、太陽が顔を出さずに最高気温11℃・・・>
今日の東京は終日、太陽が顔を出さずに最高気温11℃の肌寒い1日だった。午前中はいつものようにテニス。テニス場の受付ではマスクを着用して体温を計測することが当たり前になっている。毎度のことであるが、2時間半の間、存分に走り回り、ゲームを楽しんだ後、帰途に着く時には無事を感謝である。今日相手にした仲間の一人は前にテニスのプレー中にめまいを起こして倒れて慶應病院に搬送された話をしていた。周囲にはこのような体験をした人は珍しくない・・。今日の午後には家のベランダ花壇の手入れをした。古い朽ちた花や枝を全て除去して土や肥料を追加して新しい花を植える。下に写真を掲載した葉牡丹(ハボタン)など冬に相応しい花を植えると正月が近いことを実感する・・。
2020-12-09
12月10日(木) <今日の午前中には陶芸・・・>
今日の午前中には陶芸をやった。陶芸教室に行くのは原則土曜日の午前としているが、今週の土曜日には予定があるので今日とした。今日は素焼きが終わった素材に釉薬掛けの本番。普通は釉薬をかけるのは柄杓で釉薬を掛けて終わりとか、釉薬をスプレーで吹き付けるなど余り時間を取らない作業であるが、完成した後の出来栄えは釉薬で決まる。今日は特別な形状をした花器に対して細い筆を使用して手間暇かけて多くの釉薬を乗せた。所要時間2時間30分ほど。一つの作品にこれほど時間かけたのは初めてかもしれない。今考えると釉薬をもっと分厚くするとか更に時間をかけてやるべきであったかと反省もある。本焼成が完了してみなけれな結果が分からないところが陶芸の面白いところだ・・。今日の写真は夕刻の駒沢公園で撮影・・。
 
2020-12-10駒沢公園(東京・世田谷区)にて
12月11日(金) <小春日和の午前中、気持ちよくテニス・・・>
小春日和の午前中、気持ちよくテニスで遊んだ。昨日の天気予報では「曇り」であったので、見事に予報が外れた。12月の初旬にやはり天気予報が外れて気象予報士が珍しく謝っていたが、確率で予報を示して”逃げ”まで準備している最近の予報でも明らかな”外れ”はテニス仲間でも話題になった。・・今日、11日は義兄の月命日なのでテニスの後谷中に行き、義兄の墓参りをした。テニス場からなので普段は余り使ったことのない千代田線で赤坂ー日比谷ー二重橋前(丸の内)ー大手町などを経由して根津駅まで行き墓のある瑞輪寺まで歩いた。夕刻の今現在で今日の歩数は19000歩を超えている。その割に今日は何となくまだ余力がある。健康に感謝・・。
 
2020-12-11 谷中・瑞輪寺 にて
12月12日(土) <表紙に「Nahoさんへの絵手紙・葉牡丹<ハボタン>」を掲載・・・>
表紙に「Nahoさんへの絵手紙・葉牡丹<ハボタン>(色鉛筆+水彩)」を掲載した。先日、我が家のベランダ花壇に植えたものを描いた。真上から描いたので構図としては単調になってしまった。これから正月を迎えてどれほど成長してくれるか実物には期待している。ニューヨークに住む娘(&孫娘)に送る絵手紙はコロナのために郵便配達が乱れているので東京を10月に発送しているものが未だに届いていないものもあるようだ。リモートならば簡単に話ができるのに郵便物は到着まで一ヶ月以上もかかる。こうなるとニューヨーク宛に発送するか分からないので、今回は「・・in New York」の宛先文字を入れなかった。正月に東京で手渡すことになるかも知れない。・・今日の写真としてまた駒沢公園で撮影した写真を下に掲載する。今は東京ではどこでも紅葉が真っ盛り。駒沢公園でも毎日違う紅葉に出会うことができるので選択するのに苦労するほど多くの写真を撮っている・・。

 
2020-12-12 駒沢公園(東京・世田谷区)にて
12月13日(日) <熊野神社というと和歌山県の熊野三山(本宮・新宮・那智)・・・>
熊野神社というと「和歌山県の熊野三山(本宮・新宮・那智)の祭神である熊の権現の勧請(かんじょう=神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること)を受けた神社のこと」と解説されている。熊野神社と称する神社は日本中で実に三千余に達するという。私は残念ながら熊野三山を訪れたことはないが、自由が丘・熊野神社(目黒区)には正月のお参りのほか何度も行く機会がある。今日は東京・西新宿の熊野神社(新宿区)を訪れた。自由が丘の熊野神社よりも大きく、副都心の真ん中にあるので高層ビルに囲まれた周囲の景色が独特だ。創建されてから600年を経た神社が大都会の中心に残っていることが奇跡的であるが信仰云々以前に貴重な遺産であることは間違いない・・。
 
2020-12-13 西新宿・熊野神社
12月14日(月) <雀の子そこのけそこのけ御馬が通る・・・>
「雀の子そこのけそこのけ御馬が通る」。小林一茶のこの俳句は誰でもが知っているし、「雀(すずめ)」は日本文化の色々な所に根付いている。それなのに最近は家の近辺でほとんどスズメを見かけなくなっていた。ところが今日、テニスに行った神宮外苑の一角にあるテニス場の入口近辺で雀の大群を見た。50~100羽のスズメが樹木、地面、建物の縁などを行き交いながら餌をくれそうな人を待っている風情だった。なぜ群れがこんなところに集まっているのか分からないけれども”スズメは生きている”と何かホッとした。一方で、都会の真ん中でこれほどのスズメの大群は何を食べて生きているのだろうと心配になる。スズメを話題にすることは稀なのでこの際”スズメ尽くし”といこう。「欣喜雀躍」とか「雀百まで踊りを忘れず」と雀の飛び跳ね方はよほど目についたのか。「雀の涙」は私の寄付金か、退職金か。日本の昔の民話では「舌切り雀」があるが、明治以降には「雀の学校」や「雀のお宿」などスズメの童謡が流行った。今日は例外的に雀の大群に出会ったので、逆に雀が日本文化に入り込んでいた過去を知らされた・・。
2020-12-14 神宮外苑で見た雀
12月15日(火) <終活、つまり人生の終わりのための活動・・・>
終活、つまり人生の終わりのための活動には全く興味がないし、むしろ嫌悪する方であるが、年末になると身の回りの不要なものは少しでも処分したくはなる。今日は前から気になっていた古いカメラ類を押入れから取り出して考え込んでしまった。最高級のニコンの大型デジカメが2台、ソニーのデジカメ、キャノンのビデオ、それぞれの交換レンズがいくつもある。かなり前に愛用したフィルム型のペンタックスカメラなどは使用したいという友人に譲ったこともあるが、デジカメは今や超小型で性能が良くなっているので交換レンズ付きの重いカメラを欲しい人はいないだろう。今はデジカメ付きのiPhoneで十分に用は足りているので昔の高級カメラをあえて使用する事はない。iPhoneというと同時に妻の昔のケイタイがいくつも出てきた。その数なんと5個。それから古いi-PadやKindleが2~3台。何のことはない新型に変えたときに古いものを処分せずにいただけだ。この年末にはこれらを全て処分することを決心した・・。今日もまた夕刻に駒沢公園で撮影した写真を下に掲載する。
 
2020-12-15駒沢公園(東京・世田谷区)にて

12月16日(水) <東京ではまだ紅葉が残っている・・・>
東京ではまだ紅葉が残っている。午前中にテニス場で見た神宮外苑の銀杏並木の紅葉はほぼ終わっていたが、バスに乗って見た目黒通り、駒沢通りなどの銀杏並木はまだ真っ黄色の盛りであった。このホームページの12月のコラムを見て気がついたのであるが、散歩で出かけた先で、紅葉に感激して写真を撮りコラムに再三掲載しているが、「紅葉」の写真であって、その場所の写真ではない。駒沢公園の写真を見ても確かに紅葉は見事であったとしても、同じような美しい紅葉は日本中で数限りなくあるだろう。そこで、今日の写真は紅葉ではなく、「駒沢オリンピック公園」でないと撮影できないオンリーワンの写真をあえて掲載してみる。紅葉の樹木は写真に入らなかったが、それにしても何と「密」とかけ離れていることか・・・。
 
2020-12-16駒沢オリンピック公園にて
左上=中央広場とオリンピック記念塔   右上=体育館
左下=陸上競技場            右下=屋内球技場
12月17日(木) <一週間後にはクリスマスだ・・・>
一週間後にはクリスマスだ。我が家では今は改めてのクリスマス行事はないし、クリスマス用の飾りをすることもしなくなった。けれでも今住んでいる共同住宅の管理をする立場から共同玄関に毎年クリスマスの飾りをしている。クリスマス用の飾りは長年楽しんできた材料が有り余るほどあるので、共同玄関脇に自分の陶芸作品と合わせてクリスマス展示をさせてもらう。今日、飾り付けを終えたクリスマス用の置物類の写真を下に掲載してみる。普段は私の陶芸作品を適宜交換しながら展示しているスペースがクリスマスとなると俄然明かるく楽しくなる。クリスマス行事はないと書いたが、妻は今日の午後に観客ゼロ(コロナにて)のグレゴリアンミサで歌を歌いに行った。・・今日は駒沢公園に散歩に行った際、最奥にある梅林まで行ってみた。そうすると一部で梅が咲いているのを見つけた。こんな時期に梅が咲くこともあるのだ・・。
 
2020 -12-17 クリスマスの飾り<陶芸作品がベース> 右は駒沢公園の梅
12月18日(金) <テレビのニュースを見ていて・・・>
テレビのニュースを見ていて思う。新型コロナの感染と天気に関連したニュース以外に、ニュースはないのか・・。確かにこのところの新潟などの大雪被害は只事ではない。東京の穏やかな青空の下で快適に運動などしていると申し訳なく感じることもある。けれども、どんな時でも365日、天気の話題には事欠かない。コロナ関連で言えば、もし新型コロナ感染がなければニュース番組はどんなニュースを取り上げるのだろう。ニュース番組以外のテレビの番組はといえば、何か時間つぶしのマンネリ的な番組が並び、緊迫感や工夫のある番組がない。要するに今現在、天下泰平なのだろう。世界中での新型コロナとの戦いはワクチンの使用開始で後半戦になるか。この戦いは厳しいと言いながら人間同士の戦いではない。全人類が一致して新型コロナに対決するのは見方によれば平和の証。新型コロナが終息すれば、テレビ局は代わりにどうでもいいニュースで時間をつぶすだろうが、ニュースがないのが良いニュースだ・・。
12月19日(土) <今日の午前中陶芸教室・・・>
今日の午前中陶芸教室に行き、素焼が完了した作品に釉薬掛けをして、これを今年最後の陶芸とするつもりだった。ところが、教室に行くと、12月10日に釉薬をかけた作品の焼成が終わり、完成品が机上においてあるのをみて愕然とした。12月10日のコラム(=ここ)に書いたが「本焼成が完了してみなけれな結果が分からない」その結果が最悪の状態であった。普通はどのような結果であってもそのまま家に持ち帰るのだが、今回は余りに想定と違うので、年内にもう一度釉薬掛けをやり直すことに決めた。物事順調にいかない体験は色々あるが私の場合陶芸の仕上がりで毎回自分のお粗末さを見せつけられる。一体、何年陶芸をやっているのか。非常に甘く弁護するとすれば、アリキタリの釉薬の掛け方でなく独自のやり方を試みていると言えないことはないが、これまでの失敗から学ぶことが余りにできていない。次回の「やり直し」ではまた大失敗を恐れずにもっと思い切りよく手を加えてみるか・・。今日の写真は最近の紅葉風景から離れて花の写真とした。(東京・世田谷区の住宅街にて)
2020-12-19 左=木立ダリア 右=木立アロエ
12月20日(日) <毎日コラムを書き綴っていて・・・>
毎日コラムを書き綴っていても誰が読んでいるのかも分からないし、何かを期待する訳にもいかない。半分は自己満足と割り切る。こんな時にスウェーデンの友人からクリスマスメッセージをいただいた。その中で私のホームページを見て楽しんでいる様子が書いてあった。コラムは翻訳されたものを読むとのことで、私の動向も細かくご存知。コラムに掲載した〇〇の写真がとても良かったのでコピーして飾っているとか。このスウェーデンの友人はもう八十歳半ばの年齢で私は現役の頃スウェーデン・ウプサラの彼の家に行ったこともあるし、彼が日本にきた時には東京や地方を色々と案内した。更に彼の娘さん夫妻がオーケストラのメンバーとして来日した際に観光案内した経緯もある。いわば家族ぐるみのお付き合いだった。ホームページに国境はなくスウェーデンでも同じページが見られる。言葉の壁だけはどうしようもないが翻訳機能は進化しているようだ。はるかスウェーデンからの便りで私も俄然勇気づけられた・・。
12月21日(月) <今日は冬至・・・>
今日は冬至。東京の日の出は6時47分、日の入りは16時32分。日の出時刻の1時間前には起床して身体のウォーミングアップを始めており、6時25分から10分間はテレビ体操をやる。それでもまだ日の出前だ。7時25分には家を出て午前中は気持ちの良い青空の下でテニス。午後は午後でやることはあるが、日の入りの1時間前にはもう一度外出し1時間ほどの散歩をした。こんな冬至の日を過ごしながら、かぼちゃを食べることはなく、ゆず湯にも入らない。「冬至とて男にやどる力かな(松瀬青々)」・・。
夕刻の散歩の時に「冬至」の記念にと何が何でも写真を撮った。
2020-12-21 駒沢オリンピック公園にて
12月22日(火) <今日は月に一度の病院・・・>
今日は月に一度の病院での検診日。検診を受ける前に採血と注射(2箇所)を終えており、採血の結果を見ながらお医者さんがコメントをしてくれる。今日の結論は後一ヶ月はこれまでと同じ薬を続けること。自分で食事や運動に気をつけて改善できるという領域ではない細胞の動きを云々する診断はもう医者任せで自分は知ったことではない。成るようになると開き直って、滅多に行くチャンスのない病院をできるだけ観察して気分を晴らす。通っている(国立病院機構)東京医療センターは最近よく散歩に行く駒沢公園の隣にあるので親しみがある。この病院の一回のロビーは広くて気持ちが良い。ロビーの一角にクリスマスの飾りがあったので写真を撮った(下に掲載)。
2020-12-22 東京医療センター(目黒区) ロビーにて
12月23日(水) <新型コロナに席巻された一年・・・>
新型コロナに席巻された一年で、まだコロナは収束しないが、コロナのために社会が進化したこともいくつか挙げられるだろう。その中でも否応なしに採用された「リモート」での作業はコロナが収まった後でも更に活用されるに違いない。オンラインでの情報交換技術があるからこそ「リモート」が可能になる。国境は関係なしのリモート授業による教育は今までの教育システムを一変するかもしれない。病院のリモート診断なども限りない可能性がある。一つの国の中だけでなく進んだ国の診断を簡単に受けることもできるようになるだろう。勤務を終えた後、飲み屋での情報交換に頼るやり方は廃れる方向か。リモート勤務は多くのメリットがあることは証明されつつある。コロナの影響だけとは言えないがYouTubeのような個人での通信回線への参入が増えている。個人がテレビよりも興味深い内容を提供するとテレビ放送はどうなるのか。最近の工夫のないテレビの内容を見ているとテレビ関係者は真剣に行き末を考えないと危ない。社会の変動は見え難いものだが、新型コロナを契機に一部でははっきりと変化が見られる・・。
12月24日(木) <今日はクリスマス・イブ・・・>
今日はクリスマス・イブ。今年は新型コロナウィルスで街に出てクリスマスを祝う雰囲気はない。こちらは家で静かにクリスマスと年末の気分を楽しむつもりであったが、これが全く思うようにいかなかった。昨晩からこの日に送ろうと考えていたスウェーデンの友人へのクリスマスメッセージがどうしても届かない。アドレスも間違いなく容量もそれほど多くない内容のメールが届かないのは初めてだ。「届きませんでした」という戻りのメールには原因を「Mailbox is full」と明記してある。「先方のメールボックスが一杯のため、メールを受信することができない状態」だという。時間をずらして何度も何度も試みたがメールは届かない。こちらがジタバタしても相手が動かなければどうしようもない。”くたびれもうけ”のクリスマスイブとなってしまったが、クリスマスのメッセージはいつ届けられるだろうか・・。今日も夕方駒沢公園に散歩に行ったが、もう秋は終わり冬到来の風情(下に写真)。
 
2020-12-24 駒沢公園にて<クリスマスイブの日>
12月25日(金) <「来年もよろしく・・」と試合後挨拶・・・>
「来年もよろしく・・」と試合後挨拶を交わす。今日は今年最後のテニスの日だった。今通っているテニス場は国立競技場の付属であるので今年オリンピックが開催された場合にはオリンピックの前から半年ほど休場が決まっていた。ところが新型コロナのためオリンピックの開催が一年延期されたことにより、6月以降には入門時にはマスク、体温検査などを必須とされたがテニスをプレーすることができた。その代わり、来年オリンピックが開催される場合には3月以降半年以上テニスができなくなる。それにしても新型コロナ感染が終息しない。来年のオリンピックも果たして開催されるのか成り行きを見守るしかない。来年のクリスマスにはどのような年末の総括をするだろうか・・。
来年も同じ、そして100年、1000年前でも同じであったであろう夕陽の風景を写真を撮った(下)。

2020-12-25 pm 16:04 クリスマスの日の夕陽(駒沢オリンピック公園にて)
12月26日(土) <今日は今年最後の陶芸・・・>
今日は今年最後の陶芸。陶芸教室は新型コロナウィルス感染防止のため緊急事態宣言が発令された4月には一時教室が閉鎖され再開されたのが6月だった。教室での体温の計測の後にマスクをしたまま作業に入るやり方はまだ続いている。今考えると10月の作陶展が開催できたのはラッキーであったとも思える。12月に制作した陶芸作品は未だ完成品を掲載するまでに至っていないが、今年の陶芸もそれなりに気合いが入って充実していたと総括しよう(今年の陶芸作品=ここ)。・・今の時期は年末のやるべきことが色々と多い。共同玄関に飾っていたクリスマス用の展示物を片付けて今度は正月用に入れ替える。そんな中、今日の東京都での新型コロナ感染者が過去最高の949人に達したとの最新ニュース。今年の年末年始はまたまた新型コロナに振り回されそうだ・・。
12月27日(日) <今年最後の日曜日・・・>
今年最後の日曜日。・・このところコラムは毎回”今年最後”で始めている。今日もまた東京では穏やかな快晴が続く。ウォーキングで駒沢公園に行くと平和で平穏。楽しそうな家族連ればかりが目に付く。ニュースでは新型コロナの感染拡大で危機的な状況ばかりが強調されるが別世界のように思える。もちろん、公園での家族連れといっても三密にはほど遠く広々としたスペースの中にいる。日曜日の家族連れを見ていると父親や母親が小さな子供と本当によく遊んでやっている。キャッチボールをしたり、ラケットで打ち合ったり、ボールを蹴り合ったり、凧揚げをしたり・・。私などは子供の頃に父母とこのように遊んでもらった記憶がないので羨ましくなるほどだ。その頃の自分は近所の同じような子供仲間と道路上で好き勝手に遊んでいた。今の子供たちは友達同士の遊びができるのだろうかと心配になるが、それはまたゲーム遊びも含めて別レベルで仲間との交流があるのだろう。楽しそうな家族連れを目の当たりにする一方で、最新ニュースでは今日の都内での新型コロナ感染者が708人で日曜日としては過去最高だったとか、28日(明日)から外国人の日本への入国を当分の間、原則として拒否することに決定したとのこと。今年の年末年始は新型コロナ対策で特別に人混みを避けなければならない・・。
12月28日(月) <最近の写真技術の進化・・・>
最近の写真技術の進化には驚かされる。デジタル写真の解像度が大きいとか自動でのピントの合わせ方が凄いとか、写真そのものの技術は勿論従来と比較できないほど優れているが、ここで私が言いたいのは「写真情報」。私の場合、iPhoneで写真を撮り、その後ノートパソコン(Mac)に全ての写真を取り込んで管理する。そのデータを必要に応じてアルバムに使用したり、加工してをホームページに掲載したりする。今日は年末の時期でもあり、先月京都旅行をした際のアルバム作りをやった。その際、沢山の紅葉した風景や数々のお寺など似たような写真が何時、何処の写真かハッキリしないことがある。このような時にパソコンの写真の「情報」を開くと撮影した日時(何分何秒まで)、場所(地図上にスポット)が即座に提示される。例えば京都・南禅寺でも別院なのか続いて訪れた近所の永観堂なのかなど一挙に判別できる訳だ。ただし、ホームページなど公の場に掲載した写真から撮影した情報を第三者が知ることあるという。便利になればなるで反面のリスクも発生する・・。
今日の駒沢公園で昨日までは一一切目にすることがなかったカルガモの姿を見たので写真を撮った(下)。これまで、どこでどう生活していたのか知らない・・。
 
2020-12-28 駒沢オリンピック公園にて
12月29日(火) <今年・令和2年の訃報・・・>
今年・令和2年の訃報が総括されている。一部を転記してみよう。宍戸錠86歳、梓みちよ76歳、志村けん70歳、宮城まり子93歳、岡江久美子63歳、山本寛斎76歳、弘田三枝子73歳、渡哲也78歳、高田賢三81歳、なかにし礼82歳・・。一年前、去年の年末にこうなることを予想した人がいるのだろうか。私たちも来年の今頃に存命であるか否かは分からない。最近は新型コロナウィルスで死者の発表が頻繁に行われるが、死因に関係なく1年間に亡くなる人は日本全体で約137万人(今年のデータはまだないので2019年資料)。月に約11万人の人がこの世を去っている。これに対して年間の出生数は約86万人だから日本では総人口は減っていることになる。ちなみに、全世界の人口動態で見ると1998年に60億人に達した人口は2019年には77億人であるという。日本の総人口に近い8千万人が毎年地球上に増えているとは考えるだけで恐ろしい。今年の訃報の話から変な方向に来てしまった。余りに大きな全体から見ると我々の命がゴミのように思えてくるが、それでも一人一人の命は尊いと思いたい。合掌・・。
12月30日(水) <年末になると時の流れ・・・>
年末になると時の流れを特別に感じさせられる。今年ももう終わりか・・。2020年、令和2年、子年が終わる・・。では、この年に何をやっただろう、成果と言えるものは何だろう・・。よく言われるように歳をとると一年があっという間に過ぎたような感覚になる。今年中に何が何でもやり遂げるという目的がなければ、何もしなくても時は経過する。私の場合、達成目標が曖昧であると認めざるを得ない。ただ「継続は力」でわずかばかりのことを止めずに続けていることがいくつかある。このホームページを20年以上続けているのもその一つ。陶芸も20年近い継続。任天堂のWiiによる身体のバランス計測はほぼ毎日10年続けている。テニスを”継続”という言い方が適切か分からないが何十年かは続けている。何事も過度に期待しすぎると続けることさえできなくなる側面もあるので余り張り切った目標は立てない。それにして、ただ従来の継続だけでなく時代に合わせて進化させるべきものも多い。ホームページなどは惰性で続けているが動画のコーナーなどが古く時代に合わなくなっているのも承知している。来年はぜひホームページにも手を加えることも考えよう。時代の流れに乗ることができれば「時」は少しは自分のものにできるかも知れない・・。
12月31日(木) <大晦日。珍しく朝食前にウォーキング・・・>
大晦日。珍しく朝食前にウォーキングで駒沢公園に行った。夕方に駒沢公園を散歩することは習慣になっているが早朝にはこれまでほとんど行ったことがなかった。朝の7時頃であったが公園ではランニングをしたり体操をしている人もいる。何より日の出直後の太陽が新鮮だった。当然のことながら駒沢公園では毎回夕方の日の入りばかり見ていたので真逆の方向から陽が昇る。こんな風景に接するだけで今日の1日が特別に新しく感じるから面白い・・。さて、明日から新しい年を迎える。来年はどんな年となるだろう。社会的には新型コロナウィルス感染者の動向がどうなるか。これは予測が難しいが人間はこのような感染症の危機を何度となく乗り越えてきた。個人的には1月早々から年齢が70代から80代へ突入する。周囲の友人たちはこんな代変わりは関係なく元気に活躍している。日の入りを見るよりも日の出を見る如く上っていく対象をみていたい・・。
 
2020-12-31 大晦日の日の出@駒沢オリンピック公園 (東京・世田谷区)
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