「今日のコラム」(2021年 4月分)

4月1日(木) <表紙に「花器に座る蛙」を掲載・・・>
表紙に「花器に座る蛙」を掲載した。1月に制作した陶芸作品・花器の穴の中に「座る蛙」を置いただけの遊び。何のオリジナリテイーもない。陶芸教室に行くのはいつもは土曜日と決めているが、今週は所用があるので今日の午前中に行って粘土いじり。前にも書いたがこのところ陶芸の新作にアイデイアがなく停滞している。今日も制作作品には冴がないので、家で以前作った作品で遊んだという次第。花器の穴の中に入れた「座る蛙」は「ヤドクガエル」という名で(株)キタンクラブが販売しているカプセル玩具だ。キタンクラブが扱う座る蛙(ヤドクガエル)は全部で6色ある。玩具でない「ヤドクガエル」(矢毒蛙)はコスタリカからブラジルの熱帯林地域に生息するカエルの品種で「地球上で最も鮮やかで美しい色をした生き物で”熱帯雨林の宝石”とも呼ばれる」そうだ。一方で蛙一匹で成人10人の致死量に十分というほど強烈な毒性を持つ種で、コロンビアの先住民は吹き矢の先端にその毒液を塗って狩をしてきたという。黄色、金色、銅色、赤色、緑色、青色と実際の見事な色に似せて、どういう訳か日本の玩具メーカーが「ヤドクガエル」を「座る蛙」として販売している・・。陶芸コーナーには表紙に掲載した「赤色」でない蛙を置いた写真も掲載した・・。

4月2日(金) <今日は息子の命日・・・>
今日は息子の命日。今年は2月27日に息子の13回忌をやり、3月27日には花見を兼ねて墓参りをしたが、今日も日本に帰省してきている娘と孫娘、それと犬と一緒に(と言っても犬はバッグに入れて境内を歩かせないようにして)墓参り。昼前にかつての息子の友人から妻に電話があり今日の命日に墓参りをしたところ卒塔婆が新しくなっていたことに気がついたなどと話をしたという。墓前には彼が供えてくれた缶ビールがあった。亡くなって10年以上を経てもまだ気にかけてくれる友人には息子はどんなお礼をするだろう。息子が生きていれば50歳かとの思いが頭をよぎる・・。毎年はこの日、お寺の桜が丁度満開となるが、今年は桜の開花が早かった。今日は境内のソメイヨシノはほとんど散ってしまい、八重桜が頑張って咲いていた。一方で、一週間前には目立たなかった境内のハナダイコンの花が真っ盛り。まさに諸行無常・・。
 
2021-04-02 九品仏浄真寺境内にて(右はハナダイコン)
4月3日(土) <最近、アップルウォッチを使い始めて・・・>
最近、アップルウォッチを使い始めて、いくつか生活パターンが変わったことがある。Apple Watchの多くの機能の中でも「睡眠」の分析にこのところハマっている。睡眠を分析するためには必ずApple Watchを腕につけて床に入らなければならない。起床すると先ずiPhoneに取り込んでいる睡眠分析ソフトAutoSleepを開いてこの日の睡眠がどうであったかを見る。就床して起床するまでの間、実際に睡眠時間がどうであったか、分単位で軽い睡眠、休息(静か)、深い睡眠、中断時間などがグラフで細かく表示されるほか、心拍数がどう変化したかなど、睡眠の評価が色々と表示される。それが毎日が同じパターンでなくほぼ周期的に変わる。自分の実感とズレるケースもあればピッタリと当たる場合があるなど、自己評価と比較できるところが面白い。その他、最近はほぼ毎日Apple Watchで心電図の計測もする。これまで心電図など計測したことがなかった。計測すると言っても、その結果でどうする訳でもない。けれども、自分の心臓が意識もせずに真夜中でも正確に働いている我が身体に感動してしまう。運動関連は歩数のほか、「アクティビティ」も毎日確認する。これは身体全般の動きの計測。人間の身体は毎日適度に使用されることで喜んでいるように見える・・。<今日の写真は久々に訪れた六本木ヒルズの巨大クモのオブジェ「ママン」>
2021-04-03六本木ヒルズにて
4月4日(日) <娘と孫娘がアメリカに帰る・・・>
娘と孫娘がアメリカに帰ると言うので羽田空港に見送りに来て驚いた。空港内の駐車場はガラガラ、空港のロビーにもほとんど人がいない。飛行機の出発便リストを見ると大部分が欠航だ。海外との飛行機便がこれほどまでに停滞しているとは・・。改めて新型コロナ感染の非常事態を認識する。娘たちはデルタ航空で犬を連れてまもなく飛び立つ。途中、デトロイトで乗り換えて、ニューヨークの家に着くまで、24時間かかるという。ご苦労様と言うほかない・・。<以上、空港にて書く。チェックインの後での娘からのケイタイ連絡ではデルタ航空の乗客は全部で18名とか・・>
2021-04-04夕方の羽田空港国際線ロビー
4月5日(月) <今年もベランダでテッセンの花・・・>
今年もベランダでテッセンの花が咲いてくれた。テッセン(鉄線)は文字通り鉄線のような丈夫な蔓(ツル)を絡ませながら成長する。何年か前にベランダ菜園にテッセンを植えた時には全く育て方を知らなかった。花が終わって枯れ枝だけになった時には十分に楽しんだこともあり、全てを処分しようとしたが、かろうじて思いとどまって年を越した覚えがある。ほとんど世話をしなかったにもかかわらず翌年にはまた立派な花を咲かせた。私は、そんな生命力の強いテッセンが大好きだ。改良された園芸品種のクレマチスの名より、私はテッセンの名前の方を好む。ベランダ菜園のテッセンは今は蕾が多く、これから一斉に咲き始める段階だが、このテッセンを定点にiPhoneを置いて成長過程を毎日観察し、写真を撮る作業を始めている。どんな形で紹介できるかは未定。今日のところは単独にテッセンの花の写真を掲載する。
2021-04-05ベランダに咲くテッセン花
4月6日(火) <今日は月に一度の検診日・・・>
今日は月に一度の検診日。採血をして、その後、腹部と腕の2箇所に注射。そして採血の結果を見ながらお医者さんの診断という手順は毎回変わらないけれども、今日はいつも以上の待ち時間に少々辟易した。採血と注射がスムースに終わり、これは早く診断が受けられるかも知れないと期待したのが甘かった。検診を受けるための待合場所で9時30分から11時30分までの2時間ただただ待つ。それでも診断は5分間で終わり、採血データは前回と大きな変化はなく、これまでの治療を継続するという結果であったので全て良しとすべきであろう。更に、病院(東京医療センター)まで歩いて往復する間に、ソメイヨシノは散ってしまったけれども丁度今満開となった八重桜やハナミズキの花を楽しむことができたから言うことはない。途中の小学校では「入学式」の看板を背に親子が写真を撮りあっている姿にも遭遇した。そう、今日、4月6日は入学式が行われる日でもあった・・。
2021-04-06八重桜(左)とハナミズキ(右)
4月7日(水) <今日の「新しい試み」・・・>
今日の「新しい試み」はテニスをやる時 に、AppleWatchに内蔵されているワークアウトの”テニス”を作動させてデータを採取してみたこと。ワークアウトとは運動・トレーニングの意味で使われるようで、テニス以外に、ウォーキングやランニング、サッカー、バトミントンなど多くの選択肢がある。運動をする前にスタートボタンを押すと、腕につけたAppleWatchが脈拍や加速度など運動状態を計測開始する。ボタンで終了させた後、AppleWatchと連動させたiPhoneで結果を見ることができる。今日の計測は9時04分から11時50分まで。この間、消費カロリーは1269kcal、平均心拍数126拍/分(運動時間内の心拍数の変動グラフが表示される)とでた。もちろん、テニスとは別に1日の運動量(消費カロリーなど)や歩数などは毎日計測されるので、「テニス」としてはプラスアルファのデータであるように見える。昨日はAppleWatchの「ウォーキング」を試みたが、消費カロリーや心拍数以外に、歩いた距離、道路の高低差、更にマップで経路まで表示されるので面白かった。多くのデータが見えたところで「それがどうしたの?」とも言えるかも知れないが、要は個々人がいかに活用するかであろう。一昔前には存在しなかった”道具”が簡単に使用できることは確かだ・・。
4月8日(木) <今日、4月8日は花祭り・・・>
今日、4月8日は花祭り。お釈迦様の降誕を祝して法会を行う日だ。義兄の墓参りに行くと、お寺・瑞輪寺(東京・台東区谷中)の本堂の前で小さな釈迦の立像が水盆の中央に設置されており甘茶を注げるようになっていた。御像に甘茶を注いでお参りをした後、甘茶を飲めるようにコップが準備されていたので、妻と一緒に甘茶を美味しくいただいた。本堂の横にある八重桜は満開。まさに”花祭り”に相応しい。義兄のお陰様でまたまたいい経験をさせてもらった。今日は墓参りの前に、本行寺というお寺(谷中の直ぐ隣の荒川区にある)に寄り、有名な”句碑”も見てきた。この寺は太田道灌の孫が江戸城内に建立した後、この地に移転した経緯があり、風流を好む江戸の文人墨客が集まったという。今日見た句碑はこんなところ:「陽炎(かげろう)や 道灌どのの 物見塚」(小林一茶)、「ほっと月がある 東京に来てゐる」(種田山頭火)。・・墓参の後、歩いて東京藝術大学大学美術館で開催されている「渡辺省亭(せいてい)」の展覧会に行った。この展覧会は実に感動的で書きたいことも多いので別の機会に取り上げたい・・。
 
2021-04-08  瑞輪寺本堂        本行寺の山門

4月9日(金) <今日は「渡辺省亭」のこと・・・>
今日は「渡辺省亭」のことを書く。昨日、東京藝大で渡辺省亭の展覧会を見たところ。渡辺省亭(わたなべせいてい)は、江戸末期1851年(嘉永4年)に生まれた画家(1918年没)。極めて精緻な花鳥画をはじめ多くの独創的な作品が今発掘されており注目されている。渡辺省亭は28歳の時にパリ万国博覧会に自分の作品が出品されたのに合わせてパリに渡り、ドガなど欧州の画家との交流も確認されている。渡辺省亭の花鳥画は欧米で多く収集されているが、これまでは日本ではそれほど名が知られていなかったのには理由があるようだ。省亭は勧誘された日本美術院への参加を辞退したり、特定の団体に所属することもなく、本当に自分の作品を望む人向けに作品を描き続けたと言われる。明治31年に自ら日本美術院を創設し、その後日本画壇の重鎮として確固たる地位を築いた横山大観(1868~1958)とは別世界にいた訳だ。それにしても、省亭の機知に富んだ他にはない作品は、今の私などの目には大観よりもユニークで好ましく見える。更に、個人的に「渡辺省亭」は特別の人でもある。亡き息子の昔の友人が渡辺省亭を再評価する活動をしており、今回の展覧会以前から色々と紹介してもらっていた。息子の友人が絡んだ展覧会が開催されるだけでも嬉しい・・。<東京藝大美術館での開催は5/23まで=ここ
4月10日(土) <土曜日には陶芸教室・・・>
土曜日には陶芸教室に行き陶芸をやる。今日は粘土の最終仕上げ(削り)と素焼が完了した作品への釉薬掛けをした。それでも何か達成感がなく元気が出ない。今の新型コロナ情勢の中で教室に来るメンバーが一人、二人と少ないことに加えて、マスクをした上で極力会話を控えるとなると、意外にやりがいがなくなるものだ。テニスの場合は雑談は少ないにしても”対戦”そのものが仲間との交流になる。陶芸も黙々と作業を進めるよりも仲間との雑談を加えて仕事をする方がはるかに活気が得られるものであることが分かってきた・・。今日は終日穏やかな春の陽射し。我が家のベランダ花壇の花が気持ちよく咲いている。ベランダからは遠方に東京都心の景色が見える。丁度花開いたテッセンのバックに東京タワーを入れて写真を撮ったので、下に掲載してみる。このような写真を撮影できることは実に幸いだとの思いが最近は強くなった・・。
2021-04-10ベランダの花壇
4月11日(日) <役に立たないことを楽しめる・・・>
役に立たないことを楽しめるのは元気の証であろう。金銭とは全く関係なく、評価とか栄誉とも無縁な事柄に喜んで取り組んでいる時は体調が良くなるようだ。そんな一つが今日、表紙に掲載した「皿に座る蛙達」(陶芸作品)。今日は、どういう訳かこの様な「遊びの作品」を展示したくなった。この中で、お皿と緑色のカエルは私が作った作品(赤と薄茶色のカエルはガチャガチャ品)。お皿は実は今年になって珍しく一緒に会う機会ができた娘夫婦と孫娘、犬、そして私たち夫婦の「手形」をまとめて裏に押して制作した記念のお皿だ(陶芸コーナー=ここ=に写真掲載)。昨日のコラムで最近の陶芸教室での作品づくりで”やり甲斐がない”ことを書いたが、要するに”遊びが足りない”せいかも知れない。他人の目を気にすることなく、やりたいことをやる。そして思う存分遊ぶと精神も身体も元気になる。役に立たないものを作ることだけでなく、書くことも楽しむと、より健康が保たれるか・・。
  2021-04-11 東京・目黒区の住宅街で見かけたハナミズキ
4月12日(月) <今日のトップニュースはゴルフのマスターズ・・・>
今日のトップニュースはゴルフのマスターズ・トーナメントで松山英樹が優勝したこと。マスターズで日本人(&アジア人)が優勝したのは史上初という。私は今朝8時過ぎにテニス場の近くにあるカフェでiPhoneを見ている時にニュース速報で知った。テニスの仲間にもゴルフをやる人は多く、今朝はテレビの生中継を見るため朝の4時に起きて寝不足だという人が何人かいた。後で試合の様子をビデオで見たが、もちろん実力はあるにしても結果を残すのは”運”が伴わなければならないと思わせるところもあったが、見事な優勝だった。おめでとう・・。ところで、松山英樹の快挙に祝福の声が集まる中で、海外のメデイアが松山の日本人キャディー・早藤将太の行動に称賛の声が上がったと報じられる。それはウィニングパッドを決めた後、早藤キャデイがピンを戻した後キャップを脱ぎ深々と一礼したこと・・。一方で、マスターズに出場していた韓国のゴルフの天才と言われる若手プレーヤーが競技中に腹を立ててゴルフクラブをへし折った姿が報道されて大非難を受けている。ゴルフ中継では世界中の視聴者が勝負以外の”態度”にも注目している・・。
4月13日(火) <ベランダ花壇のテッセン・・・>
ベランダ花壇のテッセンが今、”満開”。4月5日のコラム(=ここ)でテッセンのことを書いたが、今年はベランダでテッセンが開花する過程を定点で写真を撮ってみた。4月3日には蕾であったテッセンが、今日は数えられないほどの花を咲かせている。下に一部写真を掲載したが、毎日のように開花の状況が変わる<3枚の写真は定点で撮影したといっても変化の過程はうまく表現できなかった>。わずか10日間でほとんどの蕾が大きな花になる植物の力、自然の仕組みには毎度のことながら驚くばかり・・。そして、間もなく全ての花は散って行く・・。人間の生活も所詮自然の営みの一つではある・・。
2021-04-13ベランダ花壇の全体写真

4月14日(水) <パソコンやケイタイ(iPhone)の進化・・・>
パソコンやケイタイ(iPhone)の進化は日進月歩で頻繁にバージョンアップされる。新しい機能が付加されると旧タイプは使えなくなったりする。私は今はノートパソコン・iMac(=macOS Big Sur)とiPhoneSEを使っているが、色々と新機能がある反面、意外に余計な神経を使っているのが、写真の保存だ。現状を調べると、iPhone内にある写真は容量が約15GB(約2000枚)、そして、iMac内の写真が52GBだった。iMacの写真は蓄積されるので定期的に別のハードデイスクに移して、パソコン内の写真はなるだけ減らしているが今はこの数値。写真などの資料については最近のパソコン・デバイスでは、自動的にバックアップをとる機能がある。例えば、Appleが提供しているiCloud(アイクラウド)。設定すれば、写真(その他、音楽、書類など)を専用のサーバーに保存してくれて、家族や友人などと共有の資料とすることもできる。更に、Googleでは写真や動画を無料でGoogle アカウントに自動的に保存してくれる。ところが、保存やバックアップなど自分でやるよと思って、自動バックアップなど無視していた私にも少し前からメールが頻繁に来るようになった。いわく、「iCloudストレージの使用容量がもう少しで上限に達します(合計容量50GB)」、 「このたび、 Google アカウントでご利用中のストレージの使用容量が 10.52 GB( 15 GB 中)になりました」・・。容量をアップして保存を継続するにはお金が必要になる。考えてみると希望してバックアップをとってもらっていた訳ではないので、その後のバックアップがなくても何ら支障はない。一方でこれらのバックアップ機能をもっと上手に利用するやり方もあるのだろうとも思う。それにしても、保存に値する写真などごく一部。不要写真を削除するのが一番かも知れない・・。
4月15日(木) <時間があり、天気が良くても・・・>
時間があり、天気が良くてもバス・電車での外出を控えていることは間違いない。新型コロナの変異種の拡大が始まっている状況で、これまで以上に感染防止が要請されるのは当然だろう。このところ渋谷の東急ハンズやヒカリエにも行かなくなったし、根津美術館など馴染みの美術館にもご無沙汰。その代わりに、家の近所への散歩は欠かさない。今日もAppleWatchで”ウォーキング”(ワークアウト)をスタートさせて駒沢公園方面に散歩に行った。合計時間は 約1時間15分。距離は4.4kmとでた。消費キロカロリーは表示されても比較のしようがない。平均心拍数の98拍/分は比較的軽い運動ということか(テニスの場合平均で120を越える)。途中の道路や公園の中でも人との接触はなく”密”とは程遠いマイペースのウォーキング。以前にも増して樹木や花の変わり様に敏感になる。桜からハナミズキに変わったと思ったら、今日はもうツツジとサツキだった。皐月(さつき)にはまだ半月あるのに、新芽の季節が始まっている・・。
 
2021-04-15 駒沢公園にて      右はツツジとコデマリ(小手鞠)
4月16日(金) <昔のテニス仲間が亡くなった・・・>
昔のテニス仲間が亡くなった。10年ほど前、土曜日、日曜日にテニスに行っていた時の仲間で、亡くなったご主人の奥様とも同じコートでよく一緒にプレーをしたことがある。上野のご自宅にも呼んでいただいたりしたお付き合いだった。死因は悪性脳リンパ腫とか。室伏広治(現スポーツ長官)氏が最近闘病中だと公表した難病と同じ種類と聞くと返す言葉がない。享年77歳で私よりも若い。10万人に一人、100万人に一人と言われるほど稀な病気でも発症し亡くなる人もいる。合掌・・。神宮外苑のテニス場の近くで正に新緑を感じさせる「サツキ」を見たので写真を撮った(下に掲載)。「サツキ」の花言葉は「節制」。いくら節制しても人の寿命には関係のない”運命”がある・・。
 
2021-04-16 サツキ@神宮外苑     右は我が家のベランダのテッセン
4月17日(土) <今日の午前中は陶芸教室・・・>
今日の午前中は陶芸教室で陶芸。今朝、起床する前に布団の中で今日制作する予定の陶芸の段取りがアレコレと頭に浮かんだ。このところ陶芸はやる気がなく低調であったので、こんなことは久しぶりだ。その甲斐あってか、柔らかい粘度が固まらない以前にどのような順序で複雑な形状を整えるか、教室では難題が思いの外、順調に進んだ。まだ先は長いが難所を乗り越えた達成感は大きい。・・今日の東京は終日雨模様。明日の日曜日も雨と予報されている。昨日までは気持ちの良い快晴が続いた。天気は晴れが続き過ぎても困る。稲作のために雨乞いをすることもある。一方で雨が降り続くのもまずい。・・今の時代は、地球レベルで環境を破壊するほど人間の活動は拡大したが、一方で天気をコントロールすることはできない。下手に天候を変えようとすると逆に地球全体を死滅させることにもなりかねない。天候は「お天道様」に任せるに限る。このところ、真っ青な空、そして大いなる水やりの雨が交互に現れた。まさに「天」に感謝である・・。
4月18日(日) <今日は久しぶりに「絵手紙」・・・>
今日は久しぶりに「絵手紙」を描いた。絵手紙の宛先であるニューヨークの娘や孫娘が昨年末から日本に帰ってきていたので、絵手紙とは全く無縁になった。娘は東京で姑の諸々の面倒をみるために休みなく働きずくめで、側で見ているだけで可哀想になるほどだった。妻が出来る限り娘たちのバックアップをしたものの、私は何も手を出せない。そんな状態で娘と孫娘がニューヨークに戻ってから今日で二週間経った。久々の絵手紙を描きながら改めて娘たちがいるからこそ、そして海外に離れて住んでいるからこそ「絵手紙」を出せるのだと改めて思い知らされた。もう一つ、描きながら自分は本当に描くことが好きだと思った。何を、どういう風に描くかを云々する以前にとにかく何でも描いてみると楽しくなる。今日描いた「AppleWatch他」を表紙に掲載する。これらは今回娘が帰省した時に私たち夫婦にプレゼントしてくれたもの。高価なAppleWatchは私たちだけだと購入することはなかったかも知れない。今は毎日、もろもろな機能を使って大いに愛用している・・。

4月19日(月) <雑草とは何か・・・>
雑草とは何か、真剣に考えたことはないが、雑草にもそれぞれの名前があるのに”ザッソウ”でまとめられてしまうのは可哀想に思うことがある。雑草とは「人間の意図にかかわらず自然に繁殖する植物のこと」ならば分かるが、「利用価値がなく,田畑や庭などにはびこり,いろいろな点で人間に有害無益な一群の草」となると、”有害無益”を勝手に決めるなと言いたくなる。今朝、テニスの開門を待つときに脇の空き地に花開いている”雑草”の写真を撮った。iPhone内のPictureThisというソフトで名前を調べると、「オオアマナ(大甘菜)」だった。下に写真を掲載するが、小さな白い星型の花が見事に群生していた。netで調べてみると、オオアマナは英名は「ベツレヘムの星(star of Bethlehem)」。東方の三博士にイエス・キリストの誕生を知らせ、ベツレヘムに導いた宗教的な星の名だ。オオアマナと非常によく似たハナニラの花も同じく「ベツレヘムも星」の名で呼ばれるという。私もオオアマナの写真を撮るときにハナニラかと思ったほどに白い星型の花は似通っていた。簡素で美しい「ベツレヘムの星」をただの雑草で片付けたくない・・。
 
2021-04-19 オオアマナ(大甘菜)   右はハナニラ(花韮)@家の近所で撮影
4月20日(火) <サルスベリほど分かりやすい樹木・・・>
サルスベリほど分かりやすい樹木はない。”猿が滑る”の名の通り猿でも滑りそうなツルツルした樹木の肌。一度覚えると忘れられない。いつも散歩に行く駒沢公園の南端に大きなサルスベリの樹木が数本並んだ箇所があるが、このサルスベリが一斉に芽吹きを始めた。サルスベリは漢字で「百日紅」と書くように開花時期が長く6月から10月初旬まで、夏の暑い時期に咲き続ける稀有な花でもある。花が終わった後は、独特の樹木肌と枝ぶりを見せて冬を越す。そして今の時期、枝の先端に葉をつけ始めるので、枯れていなかったのだと安心する始末。今日の東京の天気は最高気温25℃を越す夏日となった。サルスベリ(百日紅)はますます元気に葉を増やして開花に向けて進んでいる・・。<下の写真では枝ばかり目立つが、枝の先端には葉がついている>
 
2021-04-20 サルスベリ@駒沢公園   右は開花時期の風景(2020-09-13コラム=ここ=参照)
4月21日(水) <テニス仲間最長老の93歳の男性・・・>
テニス仲間最長老の93歳の男性と久しぶりに話をした。毎週、水曜日に顔を見せる常連で以前もテニスの開門を待つ時に何度か話をしたことがあるが、最近は機会がなかった。テニス以外の日常のトレーニングを伺ったところ、ウォーキングとか筋トレを限度以上にやるとマイナスになると嘆いておられた。ある年齢以上からは、筋力アップを目指すよりも現状維持ができればいいとか。一方で何もしない方が楽になって安易に過ごすと目に見えて現状のレベルが低下するので、雨であろうとテニス場に来るほど習慣は崩さないという。日常の家事作業を何でもやることが運動やノートレになると以前聞いたことがあるが、今日は、毎日ピアノを弾くことを続けていることも知った。また確定申告の計算や書類作りも自分でやるそうだ。この男性はコンピューターを使いすぎると頭を使わなくなるので自分で計算するべきというが、50年以上前の現役時代には銀行に初めてコンピュータを導入したご本人でもある。初期のコンピューターのことで私と話が合ったので親しくなった。今日の雑談でも補聴器も何もなしで話がどんどん進むのには圧倒された・・。
4月22日(木) <長谷川等伯の伝記本(上巻)を読み終えた・・・>
長谷川等伯の伝記本(上巻)を読み終えた。iPhoneの中にいれたKindle版で著者:安倍龍太郎の「等伯(上)」(日本経済新聞出版社)をバス・電車などで少しずつ読み続けたもの。長谷川等伯(1539〜1610)は現在の東京国立博物館に所蔵される国宝・「松林図屏風」を描いた絵師として知られる。私も2010年に没後400年として国立博物館で開催された等伯の展覧会に行ったことがあり、立派な図録を持っている。等伯は能登七尾に生まれ、絵仏師として仏教絵画を描いていたが、時代はまさに戦国の世。室町時代から続く名門・狩野派のようなエリート絵師に伍していかに成長していくか、「等伯」の波乱万丈の物語だ。私が読み終えた上巻では未だ”等伯”の名でなく”信春”。信春は織田信長が台頭する時代に比叡山延暦寺の焼討ちを体験しながら京に上る。絵画の話以前に信春の周辺で次々と歴史的な大事件が展開する。歴史の裏話に接することができるのも大きな魅力だ。また、何より信春の個性が非常に謙虚で奥さんと子供のことを思う姿で語られるのが好ましかった。私はこれほど良くできた奥様がいるだろうかとファンになるほどだったが、上巻の最後で、この奥様は病死してしまった。下巻もKindleで購入済。待ち時間が退屈しなくなった・・。
4月23日(金) <人は自分のことが見えない・・・>
人は自分のことが見えない。全身が見える大きな鏡の前に立って自分を見ると無様でびっくりすることがある。テレビ体操で毎日目にしているお嬢さんのスラリとした脚と比べると何と曲がったO-脚か・・。全身裸で鏡の前に立つと更に貧弱な肉体が見えてしまう。自分で制作した陶芸や絵画(絵手紙)などを見る目も、その時々で感性が変わる。今は過去に制作した多くの陶芸作品を地下の部屋に置いてあるが、今日、久しぶりに地下で昔の陶芸を見ると奇妙な感覚に囚われた。制作したことを忘れていた作品も多く、自分の作品というより第三者的に見る。制作した時に気に入っていた作品が案外に面白くなく、逆に無視していた作品が素晴らしいと感心したり。やはり、他人の評価など気にせずに自分の好きなようにやり遂げたものに力を感じる。・・自分が喋ることを録音する機会はないが、話し方もまた自覚できない筆頭であろう。一言が他人を不愉快にさせたり、逆に勇気付けたりする。・・他人をあれこれ批判したくなれば先ず我が身を振り返ってみることか・・。
4月24日(土) <表紙に「花器2021-04a」(陶芸作品)を掲載・・・>
表紙に「花器2021-04a」(陶芸作品)を掲載した。今日、陶芸教室に行くと、この作品が完成(本焼成完了)していたので持ち帰ったもの。3月の初めに制作を始めたものだが出来上がってみると花器というより果物などを入れる容器にもなりそうだ。今日の陶芸ではまたこの容器と同類の「花器」の制作で苦戦した。三本の粘土棒を強度メンバーとした花器を制作しているのだが、今日は仕上げの削り段階で「棒」を一本追ってしまい接続し直す始末。粘土は乾燥を始めると柔軟性がなくなるので少し余分な力がかかると割れたり折れたりする可能性がある。こんなことは分かっているけれども過ちを繰り返す。下に修復中の現場写真を掲載してみる。果たして、この花器を完成させることができるかどうか・・。完成した「花器」の説明が不十分になってしまった。陶芸コーナーに表紙以外の写真も掲載するのでご覧いただきたい・・。
 
4月25日(日) <今日から新たに緊急事態宣言が発令・・・>
今日から新たに緊急事態宣言が発令された(東京、大阪、京都、兵庫)。新型コロナウィルス対応措置で3度目、期間は5月11日まで。その程度のことはニュースで承知していが、まさか自分に即、影響があるとは予想もしなかった。今日の日曜日、午前中には「絵手紙」を一枚描き上げた。午後には六本木の国立新美術館で開催されている春陽展を見に出かけた。妻の友人が出展しており、案内をいただいていたが妻は体調が悪く行けない。そこで私が一人で出かけた次第だが、国立新美術館に着いてみると門が閉まり「今日から臨時休業」とある。緊急事態の期間、今日から17日間が休館とされたのだった。そういえば、都内では公園が急遽使用禁止になっている。散歩で出かけることが多い駒沢公園でも施設は使えなくなった。これまでの散歩では施設は使わず、また、”密”とは程遠い公園歩きだったが、これからはどのコースを歩くか考え直さねばならない。不要不急の外出を控えるにしても一日数kmのワークアウトは確保したい(この一週間の平均で9.1kmだった)・・。
4月26日(月) <まさに緊急事態が我が身にも・・・>
まさに緊急事態が我が身にも襲ってきた。今朝8時前に神宮外苑のテニス場に着くといつもと雰囲気が違う。何の表示もないので他の仲間とその場で待っていると係員が来て「緊急休業のお知らせ」を張り出した。昨日、新型コロナ感染対策で3度目の緊急事態宣言が発令されたのに合わせて5月11日までテニス場の臨時休業が決定されたのだ。こういうこともあろうかと昨日と今朝、インターネットのサイトをチェックしたが、休業の知らせはなかったので早朝から出かけていったのだが・・。”無駄足”をどうこう言っても始まらない。家に帰ってから散歩のコースである駒沢オリンピック公園がこれも緊急休業と報道されているので、どのような事態かを確かめに行った。確かに、駐車場はじめ全部の施設や催しは休止されているが、中央広場やジョギングコース(全周約2km)は自由に使用されていた。これならば散歩には影響がない。私の場合、駒沢公園の内部だけでなく往復の住宅街を歩くことを楽しんでいるので”運動量”はどこかで確保できるだろう。ちなみに、昼ごろ家に帰ってポストをみるとテニス場から「臨時休業のお知らせ」のハガキが届いていた。インターネットを見るとこれも臨時休業が記載されている。今更、知らせが遅すぎると文句を言わない。今日の歩数は約13000歩、ウオーキング(+ランニング)距離は約10km。テニスはできなくても、これらの数値を見て割り切れる・・。
 
2021-04-26 駒沢公園の中央広場    右は藤と筍(タケノコ)が伸びて竹になるところ
4月27日(火) <ニューヨークに戻った娘と孫娘宛に描いた絵手紙・・・>
ニューヨークに戻った娘と孫娘宛に描いた絵手紙「ヤドクガエルのオモチャ」(ペンと色鉛筆)を表紙に掲載した。娘たちが東京にいる時にプレゼントされたガチャガチャのヤドクガエル(カエルについては4/1のコラム=ここ=参照)。このユニークな蛙さんは気に入って色々な飾り物と一緒にして愛用している。娘に”ありがとう”の意を込めて絵手紙とした。蛙が座っている場所は”ほぼ日手帳”のカバーの上だ。今日の午前中にもまた一枚絵手紙を描いた。このところ毎日でも絵手紙を更新できるほどに”在庫”が増える。昨日のコラムで書いたように、これまで週3度通っていたテニスが新たな緊急事態宣言の発令に合わせて全て休業となった。これからはますます絵手紙を描ける・・。今日のウォーキングはいつもの駒沢公園と逆方向の九品仏浄真寺に行った。息子の墓参り・墓掃除の目的でもあったのだが、墓には新たな花と缶ビールが三つ(一つだけオープン済)供えてあった。息子の友人しか考えらえない。4月2日が命日で今年は13回忌を行った。いつまでも息子のことを覚えておいてくれる友人たちには感謝しかない・・。
  2021-04-27九品仏浄真寺
4月28日(水) <今日一日のアウトプットはいつもより多い・・・>
今日一日のアウトプットはいつもより多いかも知れない。水曜日には早朝に家を出てテニスに行くのが習慣であったが3度目の緊急事態に対応してテニス場は臨時休業。そこで、午前中には家でまた絵手紙を一枚描いた。午後は久しぶりに神社仏閣巡り。等々力不動尊まで歩いていったが、その途中の玉川神社などにもよる。ウォーキングの距離は6kmを越しているのでまずまず。更に合間にiPhoneの中のKindle(電子図書)で前から読んでいる長谷川等伯の伝記小説(著者:安倍龍太郎)の下巻まで読了した。エリート絵師集団である狩野派に対抗して地方出身の長谷川等伯がいかに認められるようになるか、ドラマチックな伝記だけでなく戦乱の時代の歴史背景が見事に描かれている。また等伯の絵に対する執念とか考え方に趣味で絵を描く自分も大いに触発されたのは間違いない・・。
 
2021-04-28 玉川神社          等々力不動尊    右は不動尊山門脇の文字
4月29日(木) <今日は朝から雨・・・>
今日は朝から雨。朝食前のテレビ体操から始まって、我が家の室内にある運動用具をフルに使って何とか身体を動かすことに努めた。このような時に頼りになるのがAppleWatchだ。AppleWatchに内蔵されたワークアウトというソフトで運動の種類を選びスタートさせて、終了した時に完了のボタンを押すと、その間の運動した結果が諸々表示されるというもの。私がしばしば使っているのは、ウォーキング、テニス、室内ランニングなどであるが、ゴルフ、バドミントン、サーフィン、卓球、ハイキング、社交ダンス、バレエ(踊り)などあらゆる人体を動かす動作の分析ができる。位置が移動するとマップで軌跡が表示される。ちなみに、午前中に家の中で約20分間運動した結果は1.5km相当を歩いたことになり、消費カロリーは120キロカロリーであった。起床してから今までの消費トータルエネルギーは1300kcal。もう一度20分ほど身体を動かせば今日の目標には達する予定だ。・・ 表紙には「絵手紙・長谷川等伯<猿図>模写」を掲載した。模写というのも恥ずかしいハガキサイズだが、名人芸の筆さばきを細かく観察できるので描くのは楽しい・・。

4月30日(金) <今日は新型コロナウィルスワクチン接種の予約・・・>
今日は新型コロナウィルスワクチン接種の予約を行った。東京・目黒区から案内がきていたのでLINEで手続きをすると、スムースに予約できた。LINEで役所に予約できるようになったのが時代を感じさせる。コロナのためにテニス場が休業となり家ではパソコンに関連した作業がはかどる。iPhoneやiMacなどを改めて確認すると不要な中身が多い。削除できるものをなくすだけで容量に余裕が生まれる。それでもやりだすと際限なく先が長い。Macのハードデイスクのストレージを見ると、写真が(約)39GB,アプリケーション15GB,システム15GBに対して、その他が45GBと出た。内容の分からぬ「その他」とは何か、ネットで調べるとこれを削減するための方策がいろいろ紹介されている。パソコンの容量配分にまで関わると時間がいくらあっても足りなくなる・・。それでも夕刻には散歩を欠かさない。散歩の途中で写真を撮ったのでの下に掲載して見る。今真っ盛りの藤棚は駒沢公園の管理事務所脇にある。巨大な松の木は駒沢一丁目緑地のもので、世田谷区の住宅街の中ではずば抜けて大きい・・。
2021-04-30 駒沢公園の藤棚と緑地の松の木
 
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