「今日のコラム」(2022年 10月分)


10月1日(土) <今日から10月・・・>
今日から10月。東京では日の出直後の空が美しかった(下に写真)。朝のニュースで、落語家の三遊亭円楽さん(6代目)が昨日亡くなったと報じられた。享年72歳。肺がんであったという。二、三ヶ月前のテレビでも病をおして涙ぐましい姿で出演していたのを思い出す。続いて、アントニオ猪木が今日亡くなったとの訃報。享年79歳(心不全)。アントニオ猪木はプロレスラーとして活躍したほか思う存分やりたいことをやった生涯であったように見える。13歳の時に貧困を抜け出すためにブラジルに移住し過酷な労働に耐えて働き続ける。たまたまブラジル遠征中の力道山の目にとまり日本でプロレスに入団。プロレスで紆余曲折を経て大活躍して、引退後、史上初のレスラー出身の国会議員になるなど政治的な活動にも意欲を燃やした。4度の結婚(離婚が3回)を繰り返した(女優の倍賞美津子との結婚は2度目)のも元気でないとできない。・・他人の訃報を聞いた後、明日が13年前に亡くなった息子の月命日であるので昼前に妻と息子の墓参りに行った。私は猪木より二つ年長でほぼ同年代。誰にでも訪れる”死”を逃れることはできない。それがいつであるかの運命もまた知ることはできない。亡くなった方々から無条件に教えられるのは今自分は生きていること。生きていなければできないことやるのは今しかないこと・・。
2022-10-01am5:53東京・日の出直後

 
2022-10-01 墓参りに行った九品仏浄真寺(東京・世田谷区)境内にて


10月2日(日) <陶芸作品「記念版32面体」の引き渡しが今日終わった・・・>
陶芸作品「記念版32面体」の引き渡しが今日終わったのでホッとしている。甥から彫刻家のスタジオを創設する資金をクラウドファンデイングで集めたので支援者の名前を入れた32面体を残したいと制作を依頼されたもの。気楽に引き受けた後、個人名を彫り込んだ陶芸板がいかに難しいかを実感しながら完成させた(表紙掲載中の写真は名前を消去したもの)。個人名が入るとプライバシーを保護するため作品としてインターネットに掲載をできないし、もちろん展覧会に出展するものでもない。それにしても、このような記念版の作成はかけがえのない体験だった。・・次には10月13日〜16日の陶芸展が迫っている。今更、展覧会のために制作する時間はないが出展予定の作品をベストの状態で見せる工夫はできる。そして展覧会とは別に新たな陶芸作品の制作も開始したい・・。
10月3日(月) <久々に絵手紙「子兎のぬいぐるみ」を表紙に掲載・・・>
久々に絵手紙「子兎のぬいぐるみ」を表紙に掲載した。絵手紙を何ヶ月も掲載できなかったのはボストンに住む孫娘Mieuはもう20歳を越した成人であるし、ニューヨークに住む娘にも今更絵手紙でもないかと、送る相手が定まらなかったからである。今回はそのようなことには気にせずに大学4年生になった孫娘Mieuへの絵手紙とした((文章は妻が書く)。描いた子兎のぬいぐるみは元々Mieuが持っていたものを妻が譲り受けたものという。なかなか可愛いので私が借りて陶芸作品の上に飾ったりして楽しんでいる(下に写真)。久しぶりに鉛筆を握り、スケッチをすると「描く」こともまた気分が落ち着き嬉しいものだと再認識した。自分勝手なこだわりや遠慮をすることなく自由に描き、これからも絵手紙を続けるようにしよう・・。
 
                      2022-10-03ぬいぐるみ写真
10月4日(火) <”ものづくり”には不完全がつきもの・・・>
”ものづくり”には不完全がつきもの。不完全といっても何が、どの範囲を完全とするかは人に任せられる。陶芸で言えば、均一な厚さにしようとしてもバラツキが生じるし、焼成すると反ることもある、釉薬の色合いも想定通りにならない。理想が高いと、どのようなものでも妥協の産物の作品となる。見方によっては完全なモノなどあり得ない。一方で、鑑賞する立場からは完璧なものよりも少し崩れたりしている方が”風情”があって良いという評価もある。・・人間の場合もまた、全てに完璧を求める人とは付き合いにくい。誰でも長所があれば短所もある。理想像はあっても実際には欠点のない人はいないだろう。対人関係はどれだけ他人を許せるかが大きい。親が子供に対する場合も親の許容範囲が広い方が子供は伸び伸びと活動できるのでないか。自分が陶芸を作る場合でも他人の評価などを気せずに下手でも良い、思う存分好き勝手を試みるほうが結果が良くなることを経験する。何事も制限を最小限として何でもありを目指そう・・。
10月5日(水) <日本には四季がある・・・>
日本には四季がある。当然のこととして特別に有難いと思わない人がいるかも知れないが、年間を通して熱帯に住むとか極地に近い寒冷地に住むことを考えると、春夏秋冬の四季を味わえる環境にいるだけで素晴らしく恵まれている。この夏は猛暑で熱中症対策に苦労したが、時期がくれば確実に涼しくなる。今日の最高気温は25℃(@東京、昨日は29℃)、明日は17℃の予測。もう冷房はいらない。冷房も暖房もフル活動する国は全世界を見ても多くはない。このような四季の変化の中にいるせいか、日本では”待てば変わる”という感覚が自然に身についているようにも思える。楽あれば苦あり・苦あれば楽あり。待てば海路の日和あり。・・今朝の日の出直後の東京・新宿方面の風景を写真に撮ったので下に掲載する。この後、、1時間も経たずに雨が降り始め、今日は終日雨降りとなった。どんなに雨が降っても、やがて気持ちの良い秋晴れがやってくる・・。
2022-10-05am5:46 東京・新宿方面
10月6日(木) <起床するといつもと違い寒い・・・>
起床するといつもと違い寒いほど気温が低い。これまで衣替えもしていたかったので、すぐに長袖に着替え更に上着を着た。外では冷たい雨が降り始めたので今日、木曜日のテニスの予定は中止。予報通り、今日は今季1番の冷え込むになったと報じられている。東京の昼12時の気温は12.7℃で、師走並みの寒さとか。テニスに行かない代わりに、やるべきことをやろうと試みたがいずれも中途半端。雨の中を近所の店に買い物に行った時、途中で柘榴(ざくろ)の実が沢山なっていたので写真を撮った(下)。このような植物一つで今日は慰められたような気になる不調な日であった。余談だが、「ザクロ」の漢字、柘榴or石榴は書けない。時々は自分のノートにペンで漢字を書いてみるが、覚えていない漢字も多い・・。
2022-10-06柘榴(ざくろ)の実@目黒区

10月7日(金) <今日も終日冷たい雨が降り続き、記録的な”寒さ”・・・>
今日も終日冷たい雨が降り続き、記録的な”寒さ”となってる。最高気温(東京)は午前中の13℃、午後1 時の気温は11℃。実は昨夜の睡眠は私にとって最悪だった。AppleWatchの睡眠計測では深い睡眠が0時間0分。自覚でもほとんど眠れずにトイレばかり行っていた。もちろん、布団は冬用にして寒くはなかったが風邪を引いたようだ。今朝、体温を測ると37.1℃、軽い咳が出る。今日は思い切り休養することとして、何度も寝室のベッドで横になる時間をとった。創作、表現、運動などやりたいことのすべてが身体の調子が基本となる。わずか1℃の体温上昇でフラフラしている自分を責めてもしようがない・・。


10月8日(土) <今日は起床して直ぐに体温・・・>
今日は起床して直ぐに体温を測った。自分では昨日より体調は回復したように思えたけれども36.7 ℃。咳も少し出るので朝食後また総合かぜ薬(パブロン)を飲んだ。この時に薬の説明書を読んで笑ってしまった。市販されている総合かぜ薬であるのに「高齢者」は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してくださいと書いてある。更に、”使用期限を過ぎた製品は服用しないでください”とある。使用期限は2018年9月。全く気にしないで飲んだが、我が家の場合、妻も私も風邪薬を飲むのは三年に一度あるかないかだ。薬の使用期限は一般的には3年らしいので、この薬は7年ほど前のものかも知れない。まだ錠剤は半分残っている。もちろん、薬といえども太陽を浴びたり、特別な温度・湿度の環境にあれば劣化することもあるだろうが、普通は光もない室内に保管される。薬の効果云々を問題にするのであれば、もともと薬には頼ってはいない。薬を飲まなくても風邪程度は直せる。薬を飲まないで静養して直せば良かったかとも思う。明日には正常にしたいと今日もお休みの一日とした・・。
10月9日(日) <昨日は寒かったですね・・・>
昨日は寒かったですね、風邪気味だったのがようやく回復してきました・・、など年寄りの会話は気候と病気が定番なので、コラムでまた身体の不具合を書くのは気が引けるが、今日もまた体調を整えるのが精一杯の一日。体温がほぼ平熱になったと思ったら、今度は胃腸が具合悪くなった。夜間にトイレに行く回数が多いので水を控えていたせいか便通が悪くなった。こんなことは滅多にない。熱があったので運動をしなかっため胃腸への刺激が少なかったのかも知れない。とにかくも、人間の身体がいかにデリケートであるかを痛感する。体調が良い時には身体の仕組みなどを考えることはない。ただ外界だけに目をやる。今日は体調が良くないが、あえてベランダに咲く続ける薔薇の写真を撮って気分転換した(下)・・。
2022-10-09ベランダの薔薇
10月10日(月) <今日はスポーツの日で休日・・・>
今日はスポーツの日で休日。以前の体育の日と呼ばれた10月10日は快晴となることで知られていたが。今日の東京は朝からどんよりした曇り空。明日、11日が義兄の月命日であるので昼前に墓のある谷中・瑞輪寺まで墓参りに行った。今回の墓参りは妻が運転する車での往復とした。我が家から車で谷中に行く時には東京都心(六本木〜赤坂〜皇居前〜など)を通るので観光バスで都内を巡るような気分で往復路を楽しむことができる(下に一部写真掲載)。帰路、バーミヤンで昼食をとった時に面白い経験をしたので書いておこう。テーブルに座り、メニューを見てタブレットで料理を注文する。これは今時どこでもある。次に料理が完成すると「猫ちゃんロボット」が料理をテーブルまで運んでくる。これは初めての経験だった。・・何にしても外出すると色々な世界に接することができるし、新しい世の中の動きを体験することもできる。目的がなくても良い、時間があれば外に出よう・・。
 
2022-10-10 義兄の墓のある瑞輪寺本堂(台東区谷中) 本堂の文様アップ
 
自動車での経路にて、東京大学赤門(旧加賀屋敷御守殿門) 右は国会議事堂
バーミヤンで料理を運ぶ猫ちゃんロボット(休んでいるので目をつぶっている)
10月11日(火) <今朝、窓から東京の朝焼けを楽しんでいると・・・>
今朝、窓から東京の朝焼けを楽しんでいると突如思わぬ方向から日の出の太陽を見て驚いた。東方向の日の出位置は屋根に隠れて我が家からは見えない。たまたま陽の光が東北の位置にある高層ビルに大きく反射して我が家に届いたことは分かっているけれども本当の日の出のように強く光って見えた(下に写真)。今の高層ビルは大きな反射板となるが、光を反射させて反射光を我が家の窓方向に向かわせる確率は極めて少ない。太陽の昇る位置は毎日微妙に変わるので一日ズレると同じ現象は見られない。これは大当たりのラッキーな日と解釈しよう・・。明後日から自由が丘で陶芸展が開催される。最近制作した作品はないので半年以上前に制作した作品を懸命に整備し始めた。このスタジオで展示したことのない20年も昔に制作した作品も出展することにした。展覧会に出展するのはそれなりに手間隙がかかるが、何よりその場で陶芸仲間の作品を見ることができるので期待が大きい・・。
 
2022-10-11am5:57                  太陽が反射した高層ビルのアップ
10月12日(水) <明日から開催される陶芸の展覧会・・・>
明日から開催される陶芸の展覧会に出展する作品を搬入し終わりホッとしたところだ。展覧会場は我が家から歩いて10分ほどで行くことのできる距離にあるので、私は特別、今日の午後直接作品を持っていった(車を使用)。何人かのスタッフがメンバーの作品を設置したり名板を取り付けたりしているのに合わせて、自分で自分の作品を展示スペースに置いて調整をする。一足先に隣の人の作品を鑑賞したり、今回の展覧会の概要を見ることもできた。いよいよ明日から四日間の展覧会が始まる・・。今日は終日どんよりした曇り空で、今夕刻も空は暗い。けれども昨日の夕日が珍しいほど色づいていたので、ここに一日前の写真を掲載してみる・・。
2022-10-11の夕日
10月13日(木) <今日から陶芸の展覧会がスタート・・・>
今日から陶芸の展覧会がスタートした。友人、知人など事前に連絡があった人たちは6名だったが、皆一年振りの再会。昨年の陶芸展にも来て頂いた人たちばかりだった。陶芸作品を見ていただくのはもちろん嬉しいが、久しぶりに懐かしい顔を見て話ができるのが何より楽しかった。一方で、一般の来場者の方が作品に興味を持っていただき、作品の説明をする時、また特別なやりがいを感じる。以前、代官山の陶芸教室で陶芸展が開催されないことが分かり一挙に制作意欲がなくなったことがあったが、正にその真反対の現象と言える。やりがいとは何か、どのような見方をされるにしても実際に現物を見ていただくのと、全く他人の目に触れずに家の中で埃をかぶっているのとでは制作者にとっては天と地の差がある。今回は展覧会に出展をさせてくれた陶芸教室のスタッフにも感謝である・・。
10月14日(金) <陶芸展の二日目・・・>
陶芸展の二日目。今日も親戚や知人が来てくれたり、一般の入場者が熱心に説明を聞いてくれたりして、忙しく、嬉しい一日であった。名を知らぬ人から毎年こちらの作品を見るのを楽しみにしていますとか、今年はアルバムを置いていないのですかなどとか言われて、手抜きをできないと痛感もする。毎年、陶芸の展覧会が開かれるのは自由が丘の「大塚文庫」というユニークな貸しギャラリー。建築の設計は大正生まれの建築家大江宏氏(大学では丹下健三と同級生)。今はギャラリーとして使用されるが茶室がついていたりして部屋にいるだけで特別な雰囲気になる。展示物を見るだけでなくソファーに座ってくつろぐ時間が贅沢。今日は改めて大塚文庫の写真を撮って掲載する・・。
 
2022-10-14 大塚文庫外観       室内の展示場(2F) 上は今回出展した作品
10月15日(土) <陶芸展の三日目・・・>
陶芸展の三日目。今日は千葉に住む友人がご夫妻で見に来てくれた。一緒に東京を訪れたのは四年振りというご夫妻にたっぷりと陶芸作品を見て頂いた後、昼食を一緒にした。その後、ご夫妻は九品仏浄真寺に息子の墓参りまでしてくれた。九品仏までは陶芸展の会場から歩いて10分ほどで、ご夫妻は以前にも13年前に亡くなった息子の墓参りをしてくれた経緯がある。久しぶりに晴れ間が出て陽光を浴びながらお寺の境内を歩いていると、陶芸展の最中であるが気分一新して次なる創作への意欲が湧いてきた・・。
 
2022-10-15 九品仏浄真寺(東京・世田谷区)境内
10月16日(日) <四日間の陶芸展が今日の夕刻終了・・・>
四日間の陶芸展が今日の夕刻終了した。展覧会をサポートしたスタッフの方々にはご苦労さんを言わなければならない。こちらも全部の時間ではないが、できる限り作品の説明や噴水のデモをやり続けて少々くたびれた。今日の夕刻5時に展覧会が終了する間際、4時50分頃、展示している噴水の真後ろで夕日が沈む瞬間となった。このような姿はこの展示会場でないと見ることができないので写真を撮った(下)。ひと行事の終わりに相応しい夕日の風景だった・・。
2022-10-16陶芸展最終日の夕刻
10月17日(月) <久しぶりにテニスに行こうと準備・・・>
久しぶりにテニスに行こうと準備をして外を見ると雨が降り始めた。仲間とテニスの約束をしたのも午前中は”曇り”の天気予報であったからだ。弱い雨であると直ぐに止むかもしれないとしばらく様子を見たが諦めて今日のテニスはやめた。仲間にメッセージを送ったのは7時ころ。昨日までの陶芸展が終わったのでテニスで気分一新するつもりであったのが、すっかり狂ってしまった。・・最近のニュースで最も酷いと思ったのは環境破壊を防止するという団体のメンバー(二人)がイギリスの美術館でゴッホの絵画”ひまわり”を傷つけるパーフォーマンス。美術遺産が保護されているのに環境は壊されると、有名絵画を狙ってあえて目立つ不法な行動をしたという。真面目に環境問題に取り組んでいる人たちが、この身勝手な行動でどれほど迷惑を受けるかも考えていない。イギリスで有名絵画がこの種の注目されるための道具にされることが頻発するというが、イギリス当局が”犯罪者”をいかに裁くかも注意したい・・。
10月18日(火) <金木犀の香る時節・・・>
金木犀の香る時節となった。朝、月に一度の病院での検診のため住宅街を歩いていると金木犀(キンモクセイ)が満開。マスクをしているともったいないのでマスクを外して香りを楽しむ。下に写真を掲載したが、病院は東京医療センターで家から歩いて20分ほどでいく。病院では今日も毎回と同じく採血、診療、注射のコース。採血によって計測されたPSA数値は残念ながら前回より若干プラスで良い方ではないが、深刻な数値ではなかった。それにしても今日も雨が降りそうな曇天。近くの小学校では運動会が行われていた。子供たちにも本当は秋晴れの下で思う存分運動をさせてあげたい・・。


2022-10-18 朝の風景と金木犀
10月19日(水) <今日は久しぶりに近所のスポーツジム・・・>
今日は久しぶりに近所のスポーツジムにいき、パーソナルトレーニングを受けた。このところ体調が本調子でなくジムでにも行けない日が続いたので、逆に今日はジムに相談に行ったと言う次第。数ヶ月前に左腕が上がらず、テニスのトスもできなかったが、その後リハビリを続けて今は左腕は全く違和感がないほどに回復した。ところがごく最近、右腕がスムースに動かない事態が発生した。毎日、朝の運動で重さが5kgのダンベル2個を左右の腕で10回ほど上下させることを習慣にしているが突然右腕でダンベルを持ち上げられなくなった。左腕では軽く持ち上げることができる。これを契機にテレビ体操の時に腕の状態を細かく観察すると明らかに右腕が何も持たなくても重く感じる。原因は分からないがジムでのアドバイスを取り入れて早速にリハビリを始める。右腕を真上に上げる動作には違和感があるが、幸いテニスのサーブのように大きくスィングする動作は問題がない。明日は久々にテニスの予定であるが、もちろん自重してプレーする・・。
10月20日(木) <今日は朝から久しぶりの秋晴れ。そしてテニス・・・>
今日は朝から久しぶりの秋晴れ。そしてテニス。テニスでは昨日も書いたように右腕が思うように動かない状態であったので慎重に練習から始めたが、結果的には想像以上に身体が動かず、経験をしたことのない無様なプレーに終始した。右手で打つ時には肘を固定して手だけでなく身体全体で打てば良いと思っていたが、やはり手首で微調整をしているので思った通りに打球が飛ばない。球を見て瞬間に自分ではこうしようと思うけれどもラケットを握った手先が即反応できない。普段は意識しないでもボールとラケットの当たるタイミングができるものだが腕の筋肉が動かない。痛さは無いが神経の反応の鈍さを感じる。何か小学生でもできる算数の足し算、引き算が突如できなくなったような惨めな体験だった。迷惑がかかるので一試合の後、別のメンバーに変わったが、まず腕が自由に動くように治さなければテニスは無理だ・・。テニスの仲間の一人が奥様が心不全で2度目の入院中だと言っていた。人それぞれで皆色々な体験をする。考えようによってはリハビリ可能な腕の不具合程度はまだマシかもしれないと自らを慰める・・。
10月21日(金) <午後久しぶりに駒沢公園まで散歩・・・>
午後久しぶりに駒沢公園まで散歩。なぜ最近散歩あるいはウォーキングができなかったのか、確かに雨模様の日が多く天気が悪かったが、それ以前にやる気がなかったと反省する。やはり、歩くことは考える以上に意味がありそうだ。駒沢公園では見たことのない花壇が新しくできていた。東京・都心ではまだ紅葉には少し早いが樹々を見ていると明らかに季節の変わり目を感じる。それにしても青空の下の公園そして”森”は気持ちが良い。・・昨日のコラムでも書いたが、右腕が思うように動かないなどの身体の不調はやはり基本的には運動不足が原因かも知れない。歩くだけでも身体の色々な部分が動く。歩くことは十分ではなくても最低限の必要事項であろう。歩くことをベースにして筋トレをいかに取り入れるか、これからの生活習慣を考え直さなければならない・・。
 
2022-10-21 駒沢公園(東京・世田谷区)にて
 
10月22日(土) <彫刻家である義父、義祖父の作品展示場を・・・>
彫刻家である義父、義祖父の作品展示場をクラウドファンディングで立ち上げた甥夫妻がアトリエオープニングのパーテイーを開催したので出席した。私は依頼されて協力者の指名を彫り込んだ32面体を陶芸で制作して10月の初めに納品した経緯がある。明治〜昭和の時代に彫刻家がどんな作品を残したか興味深いものが多かったが、一方で制作に膨大な費用がかかるであろう巨大な彫刻を見て、彫刻家はいかにして制作経費を調達するのか妙な心配をするところもあった。アトリエで協力者である三味線、長唄、小鼓、笛の専門家によるミニ邦楽演奏会も開催された。目の前でこのような邦楽演奏を聴くのは初体験。演奏者の背後に私の作った32面体が可愛らしく飾られていた・・(下に写真)。
 
2022-10-22 アトリエの前庭(大理石のブロック彫刻が私の好み) 右はアトリエ内での邦楽演奏会
記念32面体(写真の名前は消去した)
10月23日(日) <秋晴れの日曜日・・・>
秋晴れの日曜日。今日は所用で自由が丘に行き、ついでに自由が丘の街を好き勝手に巡り、歩いて家まで帰ってきた。先ず自由が丘熊野神社に参拝。今の自由が丘の一帯は江戸時代には衾(ふすま)村であった。明治時代に碑文谷村と合併して碑衾(ひぶすま)村となった。昭和の初期に東急線の駅ができる時に当時自由教育を提唱する自由学園があり、文化人の運動で駅名が「自由が丘」に決定されて、後に周囲の碑衾の名も自由が丘に改変された歴史がある。和歌山県の本宮大社・那智熊野神社から分祀された神社はもちろん”自由が丘”の名のつく以前から地域の人に信仰された神社で碑衾の時代を今に残すと言われる。次に行ったラ・ヴィータ自由が丘は水の都ベニスの街並みを再現したという商業施設。ここは家から近いが機会がないと行くこともない。近所の住宅街に珍しい果物がなっていたので写真を撮った。今は柿やミカン、柘榴などを見かけるが、名前が分からないので家で調べると「カリン」であった。・・ウォーキングだ、散歩だとか大袈裟に考えなくても、余裕があれば、近所を歩くだけで珍しいものを探しながら楽しく運動をすることもできる・・。
 
2022-10-23 自由が丘熊野神社本殿      鳥居をいくつも通り本殿に至る
 
2022-10-23  ラ・ヴィータ自由が丘     カリンの樹
10月24日(月) <このところ我が家のベランダの手すりを再塗装・・・>
このところ我が家のベランダの手すりを再塗装するのに精を出している。ベランダの手すりはパイプに白の塗装をした単純なものだが部分的に塗装が剥げて錆が見える。ヤスリをかけて錆を取ろうとすると錆の部分が広がって大きくなる。錆のない部分もパイプ全体が汚れがひどい。始めは錆の部分だけを再塗装すればいいかとも思ったが。とても部分では済まないので、結局全体を再塗装し始めた。一方で、最近は錆止め用の塗料も良いものがいくらもあるのでネットで購入した。錆の上からそのまま塗れる、とか2度塗りをしなくて良いとか、昔はなかった能書きが頼もしい。テレビではDIYがもてはやされて素人でも素晴らしい工作ができる時代であるが、道具や材料が格段に進化したことが質の高い工作ができる大きな要因だろう。錆止めの塗装をやりながら、今からでもDIYに手を出すかなどと妄想が頭に浮かぶ・・。
10月25日(火) <今日、東京の最高気温は14.4℃・・・>
今日、東京の最高気温は14.4℃。部屋に暖房を入れて室内でよく動いた。”動いた”でなく、”働いた”にしたかったが、実質を見ると”動いた”になってしまう。先ずは、来客の予定があったので部屋掃除をした。掃除機で清掃する以前にモノを別の部屋に移動させるとか、カバーを交換するとか、片付け作業などやり出せば限りなく出てくる。我が家の場合、来客は大歓迎で、その度に部屋は片付き、清掃が行き届く。一方で、今日は外出しなかったので室内でできる限りの運動をした。使える運動器具は総動員。脚の開閉器具、トランポリン、全身振動用具、円筒棒、手首のトレーニング具、背筋マッサージ具など(ただし鉄アレーは腕の予防のため今日は使用せず)。以前から持っていたのに使用していない道具もあり、使ってみると、これは毎日でも使うべきと見直したりもした。AppleWatchによる運動量計測ではエクササイズのノルマ時間も軽く超えた。パソコン時間を削ってでも室内で身体を動かす機会を増やすようにしたい・・。
10月26日(水) <今日は終日秋晴れ・・・>
今日は終日秋晴れの良い天気。右腕が上げられないという身体の不調を何とかしたいとあれこれとリハビリを試みながらも、晴天の下、一時間余のウォーキングをすることができた。歩いて自由が丘の陶芸教室に行き用事を済ませた後、続いて九品仏浄真寺までいった。墓参りのための花やお線香は準備はできていなかったが、息子がいる墓に行って頭を下げる。墓に供えた花はまだ元気に咲いていた。そういえば今月は1日に墓参した後(2日が息子の月命日)、15日に友人が墓参りに来てくれたので、今日で3度目の墓参りだった。この寺の境内の写真は毎月掲載しているので同じようになってしまうが、今日はこれまで余り掲載していない対象を写真に撮ってみた(下に掲載)。ウォーキングでこのようなお寺に行くことができることにも感謝である・・。
 
2022-10-26九品仏浄真寺(世田谷区)境内の観音堂    右は閻魔堂
 
上品堂内の仏像             境内にある天然記念物の大イチョウ
10月27日(木) <木曜日はテニスの日であるが今日はお休み・・・>
木曜日はテニスの日であるが今日はお休みとした。右腕を伸ばして右側からゆっくりと頭にくっ付ける動作ができい。下から80度ほどまでは上がるが、その上が上がらない。前側から上げる場合も90度までは上がるが、その先、真上まで上がらない。右も前も勢いをつけて振り上げることはできる。”ゆっくり”ができない。どのような動かし方をしても痛さは全くない。普通の生活をする場合は何も支障はないが、早く完治させたいので、整体に通ってマッサージも受けた。直後には直ったような気になったがやはり朝のテレビ体操をやってみると変わらなかった。そういうことで今日はテニスを休み、午前中は陶芸教室に行き釉薬掛けをした。ほとんど運動にはならない陶芸は一方で手先を使う集中作業を行う。陶芸教室への往復は歩くので、これは運動。なぜ右腕が上がらなくなったのか原因は不明だが、今はどんなリハビリでもできることをやってみるしかない・・。
10月28日(金) <今日は年に一回の目黒区特定健康診査・・・>
今日は年に一回の目黒区特定健康診査とがん検診を受けた。無料で公共機関がこうした総合的な検診をやってくれるのはありがたい。検査結果はまだ先にならないと分からないが、血圧、心臓、血液など健康に関して自分では全く異常を感じない。けれども、このところコラムでも書いているように、右腕は上がらないなど、動作の不自由さを痛感している真っ最中だ。健康診断では筋力低下など検査対象とはならない。「健康」とは微妙なものだ。世の中にはあらゆる方面から見ても健康なお年寄りが確かにいる。85歳を過ぎて何でも素早くできる人を知っている。一方で100歳まで生きるのでないかと思っていた元気な人が突如亡くなることもある。一病息災という言葉があるが、身体の具合が悪い悪いと言いながら実は相当長生きをする人も多い。それぞれの成り行き、生き方で多様な道があるのは当然だろう。・・今日は健康診査を受けながら、これからは頭の健康診断、つまり認知機能の検査が全員にできないものかと思った。これこそ早期治療ができれば多くの人が救われる・・。
10月29日(土) <今日もあっと言う間に一日が過ぎた・・・>
今日もあっと言う間に一日が過ぎた。右腕が上がらずテニスができない、陶芸もアイデイア不足でやる気が出ない・・。このような時に何をやったか。以前から懸案であったベランダの清掃や再構築を始めるといくらやっても時間が足りない。ベランダの手摺に錆止め塗装をすると他の汚さが目立つ。手摺を錆部分だけでなく全体を塗装した後にコンクリートの床部を金ブラシで徹底的に磨いた。更に新たな花壇をDIYで作ることまで始めてしまった。今回は妻が股関節の手術後でも花壇の維持がしやすいように高さや大きさを特別に設定するものだ。自分たちが一番生活しやすいように従来のものを変えていく工夫がこれからも必要となりそうだ・・。
10月30日(日) <アメリカの電気自動車企業テスラのCEOであるイーロン・マスク氏・・・>
アメリカの電気自動車企業テスラのCEOであるイーロン・マスク氏がTwitter社を日本円で約6兆5000億円で買収したことが少し前に報じられた。イーロン・マスク氏の経歴を見ると現代でもアメリカンドリームが活きていると感動する。イーロン・マスク氏はUSA以外にカナダと南アフリカの国籍を持つ。英米系がルーツである南アフリカの技術者であった父親とカナダ生まれで南アフリカ育ちの母親のもとで1971年6月に南アフリカで生まれたマスク氏(現在51歳!)。17歳でカナダに移住、更にUSAのペンシルベニア大学で経済学と物理学の学位を取得。その後、スタンフォード大学大学院へ進学したが、こちらは直ぐに退学してソフト関連の会社を起業して億円単位の収入を得ていたという。ちなみに私の孫娘Mieuが現在ボストンで勉学しているハーバード大学でも在学中から起業して稼ぐ学生が当たり前のように多いそうだ。マスク氏は色々とベンチャー企業を成功させた後に、民間による宇宙旅行を実現するベンチャー企業・スペースX社を起業して大きく注目されるようになった。更に電気自動車ベンチャーであったテスラモーターズ社に出資、CEOに就任した。今回のTwitter社買収に見るように彼の発想に終わりはなく次々と新しい展開を見せる。更に視野が広い。ことし5月のTwitterの投稿で日本の出生率低下への危機感を表明して、何も手を打たなければ”日本は消滅する”と警告した。”先を読む”ことができる稀有な人のようにも思える・・。
10月31日(月) <今日、10月31日はハロウィーンの日・・・>
今日、10月31日はハロウィーンの日キリスト教の祭りでもない古代アイルランドに住んでいたケルト人のお祭りが、今なぜ世界中で人気なのか知らないが、最近はハロウィーンで渋谷に集まる仮装した集団がマスコミでも大きく取り上げられる。一昨日の夜には韓国ソウルの繁華街でハロウィーンを前に大勢の若者が密集したところで将棋倒と見られる事故が起こり、実に154人が死亡するという大惨事となった。今夜の渋谷のハロウィーンにもかなりのブレーキがかかるに違いない。・・今日の東京は穏やかな秋晴れであったので、午後、駒沢公園まで散歩に行った。ハロウィーンとは関係がないのに大勢の人が集まっていると思うと、ラーメンフェスタとあった(下に写真)。ウィークデイの昼間でもこれほどの人が集まる。駒沢公園周辺はようやく紅葉が始まり、少し秋らしくなってきた。下に写真を掲載する・・。
 
2022-10-31駒沢公園にて
 
駒沢公園にて              ピラカンサと柘榴(ざくろ)


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