「今日のコラム」(2023年 12月分)

12月1日(金) <月が変わって今日から師走・・・>
月が変わって今日から師走。12月がスタートしたこの日、今は1日の夜でどういう訳か伊豆高原にいる。今日の午前中はいつもと同じ、8時過ぎには神宮外苑のテニスクラブに行き、10時半までテニスをした。家に帰って、諸々の準備をして妻が運転する車で東京を出発したのは3時過ぎ。その後、第三京浜〜東名高速〜真鶴道路のルートで熱海・伊東を経由して伊豆高原に着いたのは6時半ごろ。真っ暗の中での到着だったが、このような時間帯に自動車で伊豆方面に移動することは非常に珍しく、今日は真鶴道路を通るときに、これまで見たことのない素晴らしい夕陽を目にすることができた(下に写真掲載)。伊豆の家は娘夫妻のもので、余暇を楽しむ観光はなく、専ら妻は娘へのサービス仕事に徹している。たまたま見た夕陽はサービスへのご褒美にも見えた・・。

2023-12-01真鶴道路を走る車で見た夕陽
12月2日(土) <今日は伊豆高原での一日・・・>
今日は伊豆高原での一日。風もなく穏やかな日和で連れてきた2匹の犬たちは庭で走り回って遊んでいた。一方、妻や私の方は落ち葉掃除や木の枝の処分作業がエンドレス。何時間やっても溝掃除だけも終わらない。もちろん、自分の家の周囲だけでなく向こう三軒両隣の道路や溝を掃除する。私などは普段やらない前屈みの姿勢で落ち葉ゴミを拾い、処分するだけで正直クタクタになった。それでも、AppleWatch”アクテイビテイ”という運動データを見ると、エクササイズの項目がそれほど増えていない。テニスやジムトレーニングでは直ぐに記録達成となる腕振り運動が足りないと分かり、疲れてはいるが”腕振り運動”を意識的に追加したりした。伊豆高原へ来て、このような生活をするのもまた悪くはない・・。
 
2023-12-02今回もまた大室山が背景(@伊豆高原にて)
12月3日(日) <昨夜、夜中の12時頃に「津波注意報です」・・・>
昨夜、夜中の12時頃に「津波注意報です」のアナウンスが響き渡り目が覚めた。滞在している伊豆高原の標高から見て津波には問題ないと思ったが、静岡県全体への警報がこんな高原の一角にも伝えられるのに感心。明け方の満潮時を過ぎて注意報は解除されたがこんな経験は初めてだった。今日の伊豆高原での過ごしぶりは昨日と同じく庭周りの掃除に精を出した。私はその間十分に休養をとって余力を残したが、妻は80歳となった高齢であるにもかかわらず、ほとんど休みなしに屋外で働きずくめで、見ている私の方がくたびれるほどだった。娘夫妻宅の庭がすっかり私たちの働き場となってしまった。今日もまた犬の散歩の時に撮影した伊豆高原の風景を掲載する(下)。とにかくも、夫婦揃って元気に動けることがありがたい・・。
 
2023年12月3日 伊豆高原にて(左は大室山)
12月4日(月) <早朝、6時30分頃に車で伊豆高原を出発・・・>
早朝、6時30分頃に車で伊豆高原を出発、10時には東京の家に戻ってきた。たまたま、伊豆高原駅の側で素晴らしい日の出の風景に出会ったので下に写真を掲載する。そういえば、今回、伊豆高原へ来た時には美しい夕陽を見た(=12/1コラム=ここ=参照)。旅行の印象はこうした風景一つで左右される。今回の旅行は日の出、日の入りを見たことでも成功だった。東京の家に帰るとやるべきことが山積している。旅行先ではいくら草取りをやったとしても”筋トレ”が全くできていないので、全身を動かして運動をやることも一つ。人間の身体は何もせずに楽をしていると一挙に劣化することはしばしば経験している。旅行先ではできなかったマイペースの筋トレ運動を取り戻さなければならない・・。

2023-12-04am6:40伊豆高原(伊東市)にて
12月5日(火) <午前中は陶芸教室・・・>
午前中は陶芸教室に行き古伊賀風花器の粘土成形を仕上げて素焼に出した。一週間ほどは粘土を乾燥させる必要があるので今年中に素焼が完了するかは微妙なところだ。これからも陶芸を続けるために心機一転、新たなテーマを模索しようとしているが、どうなるか・・。午後はスポーツジムでトレーニングと、いつものペースに戻ったが、年末の仕事も増えてきそうだ。郵便局で年賀状を購入してきて以前から準備していた辰年の文様の印刷を始めた。そんな時に喪中ハガキが届く。今日は勤め人時代に交流があった知人が亡くなったと奥様からの連絡があった(合掌)。毎年、年末に賀状を出す準備をすると確実に何人かが名簿から削除される。諸行無常は年末に感度が上がる・・。
12月6日(水) <家では何となくテレビ・・・>
家では何となくテレビをつけていることも多い。特に意識して決まった番組を見るとかスポーツを選ぶこともないが、つけっぱなしになっている。先日行った伊豆高原の家にはテレビがなかったので、パソコンでニュースを見たりしたが、テレビのことを考えさせられる機会ともなった。改めてテレビを見ていると、”何と天下泰平であることよ”と思う内容が多い。今現在、世界では戦争や争い事をしている地域も多い。そのような時に、ふざけたお笑い芸人が繁盛をする。ワンパターンのモノマネでも番組は継続する。逆に考えると、お笑い番組がなくなる時は深刻な非常事態かも知れない。最近はテレビの内容がないと言ってテレビを見ない人もいる。けれども、それで悲惨な戦争のニュースやフェイクニュースに接しているだけでは、それもつまらない。私の場合、まだ当分はテレビを楽しむメンタリテイーを持ちたい・・。
 
2023-12-06近所(目黒区)で見た柿の木   右は駒沢公園で見た紅葉
12月7日(木) <年末のせいか何かせわしい一日・・・>
年末のせいか何かせわしい一日。それでも墓参りをして境内の素晴らしい紅葉に接することができた(下に写真)。墓参りをするほど余裕があるとも見えるが、息子の月命日は2日であり、できる限り月命日に墓参しているが、今日になってしまった経緯がある。本来はゆっくりと紅葉を楽しみたいところであったが、最短の墓参りの後、約束していた親戚の家へ。そこでも2時間以上動きっぱなしで草取りや片付け仕事をして少々くたびれた。スポーツジムに行く余裕はなかったが運動量は最低線を達成できた。夕刻には帰宅したがやるべき自宅の掃除などには全く手が出ない。墓参りをして紅葉を見ただけでもラッキーだったと自らに言い聞かせる・・。
 
2023-12-07九品仏浄真寺(東京・世田谷区)
12月8日(金) <金曜日はテニス・・・>
金曜日はテニス。久しぶりのテニスは快晴、無風の絶好の日和で、四人のグループで楽しく2時間を過ごした。最近は、真っ青な空、あるいは雲が出ても良い、緑の樹木、紅葉など、その時々の自然を見ると感激し、また感傷的になる。現代は科学技術が大発展し、生活も極めて便利になったけれども、地球の自然は太古から変わらない。縄文時代でも人は同じ青空や紅葉を見て感動しただろう。太陽や月を見る力は現代人よりはるかに繊細であったに違いない。歴史の中でも徒然草、枕草子、方丈記など文字で残った書籍を見ると、昔の人の感性は現代人を凌ぐものであったと言えるかも知れない。この際、昔の人は決してできなかったこと、現代の技術のおかげで伝えられる「今日の写真」を掲載しよう・・。
 
2023-12-08駒沢公園で見た紅葉
12月9日(土) <我が家では今娘の犬を2匹・・・>
我が家では今娘の犬を2匹預かっているので一部は非常事態の様相だ。1匹は以前からお馴染みの10歳を過ぎた老犬(ヨークシャテリアとプードルの混血)でおとなしい。もう1匹は最近加わった若い犬(同種?)。娘が保護犬から選んだ犬で人懐っこく性質も良いが、とにかく元気いっぱい。それと細かい躾がまだできていないので、毎日、ウンチ、オシッコで苦労する。もちろん、オシメをさせるが上手くいかないことも多く、毎日、その始末が一仕事だ。居間には大きな段ボールを板にして敷き詰めて、ウンチ、オシッコ対策をしているので異様な雰囲気となっている。毎日、散歩に連れて行くのも習慣となった。若いゲンちゃんが加わったことで前からの老犬クーちゃんが俄然元気になったのが良い傾向。昨日、今日の写真のような駒沢公園での紅葉や花の写真はワンチャンたちがいるからこそ撮影できたとも言える・・。
2023-12-09山茶花@駒沢公園
12月10日(日) <今朝のトップニュース・・・>
今朝のトップニュースは大リーグで大谷翔平がエンゼルスからドジャーズに移籍が決まったこと。ドジャーズとの契約金は10年間で総額7億ドル(約1015億円)で史上最高となると伝えらている。大谷翔平については私も無条件に応援する。ベーブルースと同じく野球の歴史に残る記録を更に作って欲しい。個人的には大谷翔平が睡眠を10時間とって翌日の試合に備えるなど素直な生活が大好きだ。睡眠は4~5時間で十分などという人は敬遠したくなる。・・私の昨夜の睡眠時間は8時間46分で、深い睡眠は0時間とでた(AppleWatchによる)。睡眠の評価も75%と低い。この何週間も睡眠時間は9時間以上を目標として、深い睡眠は1〜3時間の実績があり、評価はいつも100%であった。昨夜は特別な理由で睡眠が遅くなり自分でも反省している。無念無想で眠りにつくのが今の課題だ・・。今日も犬たちと一緒に行った駒沢公園の写真を掲載する。駒沢公園で毎日庭のように遊んでいるように見える。感謝・・。
  2023-12-10駒沢公園
12月11日(月) <下にスズメとハトの写真・・・>
下にスズメとハトの写真を掲載した。いずれも今朝、神宮外苑のテニス場で開門を待つ時間に入り口の脇で撮影したもの。都内でよく見かける鳥はこれら、スズメ(雀)、ハト(鳩)以外にカラス(鴉)がいる。カラスはゴミの集積場でゴミ袋を破って生ゴミを漁り、道路の真ん中までゴミを撒き散らす悪さをするので、人間が被害を被ることもあるが、スズメやハトはまず被害はない。私の生活圏内では以前よく見かけたツバメはほとんど見なくなった。カモやカモメも最近はほとんど見ない。カラスは頭が良すぎるせいか人間が関連する餌を見つけて人間と争いながら繁殖するが、スズメやハトは都会の中で人間とは関連しない餌を見つけて生き延びる。鳥と人間との共存はこれからも続いて欲しい・・。
 
2023-12-11神宮外苑にて
12月12日(火) <朝、9時前に東京医療センター・・・>
朝、9時前に東京医療センター(目黒区)まで雨の中を歩いて行った。歯科口内外科での診断時間は約15分。その後は、バスで自由が丘まで移動して年末の宿題を幾つかこなした。師走にはやるべきことが多いので時間があっという間に経過する。掃除や片付けなどをすると何もしない時と比べると身体を動かしてはいるが大した”運動”にはなっていない。最近は三日でも、一週間でも筋トレを休むと、筋力の劣化を実感する。毎日何歩・何分歩いたというだけでは、”ないよりまし”程度で身体能力は確実に劣化する。逆に、トレーニングが上手くいっているときにはテニスなどで瞬時の腕の上がりが以前より早くなったなど効果が実感できる。筋肉の細胞に限らず、脳の細胞も同じく劣化が進むと考えると、脳にも負荷をかけなければならない・・。
12月13日(水) <大きな木が青空に突き刺さるように・・・>
大きな木が青空に突き刺さるように聳(そび)えている風景は気持ちの良いものだ。東京・目黒区の我が家から数分歩いた住宅街で撮影したこのような大木の写真二葉を下に掲載した。両者ともに今時珍しい都内・目黒区にある農園のもの。この農園は江戸時代の大地主の子孫が営んでいる。大地主の一族は自由が丘、緑ヶ丘、碑文谷など広大な地域に今も痕跡を残しており、江戸から10数代続いた名門として知られている。世田谷区にも江戸時代の名家の遺産が公園など公共設備となっている箇所がいくつもある。そういうことを言えば、都心の六本木ヒルズやミッドタウンなどの公園はほとんどが昔の殿様のお屋敷にあった庭園だ。都内でもマンションになってしまえば昔と結びつかないが、公園や農園は大抵昔の歴史を背負っている・・。
 
2023-12-13目黒区の農場にて、左=メタセコイア? 右=柿の木  
12月14日(木) <紅葉が美しい季節・・・>
紅葉が美しい季節となったが、一方で今の時期でも濃い緑色の葉を保つ常緑樹もある。樹木の多様性とはいえ、実に不思議な世界でもある。私は植物の葉の形状がどうしてそれぞれに違いがあるのか興味を持ったことがある。形状は偶然の産物ではなく必ずそうなる理由がある。標準的には下の写真、最後に掲載した桜の葉の形が多い。けれども、残り写真(左と右)の楓(カエデ)や銀杏(イチョウ)の形状もある。最新科学で樹木の葉の形状の理由がどれほど解明されているのか知らないが、以前、自分で追求するとすれば一生をかける内容だと悟って諦めた経緯がある。”何故”を追求するのは意義があるとは思うが、理由を求めず、あるがままの姿を鑑賞して喜んでいるのが現状。安易ではあるが今となってはこれで十分に楽しい・・。
 
2023-12-14カエデとイチョウの葉を撮影
桜の葉
12月15日(金) <12月も残り半分・・・>
12月も残り半分。今朝は7時過ぎに曇り空でも雨は降っていなかったのでテニスの準備をして家を出た。近くのバス停でケイタイにLINEが入っていることに気がついて見ると、テニス仲間から渋谷では朝から弱い雨が降っているので今日のテニスは休みますとあった。しばし考えた末に、結局、こちらもテニスに行かず家に帰った。家のある目黒区では小雨が降り始めたのは11時頃であったが、テニス場の神宮外苑でどうであったかは分らない。・・家では今日は大仕事があった。グランドピアノの入れ替え。4階にあるピアノをクレーンで地上までおろし、別のピアノを4階まで引き上げる作業がなんとか無事に完了した。もちろん、小雨の中で運送の専門家が実施するのを、こちらは見ているだけ。・・今日は夕刻から陶芸教室の忘年会に行く予定だ。コロナ対策の影響もあり、忘年会は久しぶり。考えてみると、忘年会などの集まりに参加できるだけでも恵まれている。他人とのお付き合いは間違いなく人を活性化させてくれる・・。

12月16日(土) <今日はどういう訳かまた伊豆高原・・・>
今日はどういう訳かまた伊豆高原の家にいる。昨夜は4年ぶりの陶芸教室の忘年会が開催されて、34名もの参加者で楽しい時間を過ごした。昨日の就寝が遅くなったけれども今朝は6時前に起床、食事もせずに車で伊豆高原へ来た。やるべきことの多い師走の今の時期に遊び気分とは程遠いが、ここでできることのベストを尽くすのみ。2匹の犬たちばかり元気にはしゃいでいる・・。
 
2023-12-16網代近辺にて         伊豆高原にて


12月17日(日) <昨夜、伊豆高原では夜中を通して物凄い強風・・・>
昨夜、伊豆高原では夜中を通して物凄い強風が吹き荒れた。風の音を聞くだけでも恐ろしいほどの音で夜中に何度も目を覚ました。明け方もまだ風は強かったが、下の写真のような美しい日の出を見ることができた。・・今日は伊豆高原では珍しく掃除や買い物以外のことをした。一つは池田20世紀美術館にいったこと、そして、その後、美術館向かいにあるイタリアンレストランで食事。わずかでも観光気分を味わって今日は満足。明日はまた東京での生活に戻る・・。
 
2023-12-17am 6:47伊豆高原での日の出   池田20世紀美術館(伊東市)
12月18日(月) <昼前には東京の家・・・>
昼前には東京の家に戻ってきた。朝、伊豆高原を出発して、伊東〜熱海〜真鶴〜小田原〜厚木〜<東名高速>〜<第三京浜>を通ると、途中で休息を入れて3時間余りで東京・目黒の自宅まで戻れる。高速道路も一般道路も自動車道路が実によく整備されていると毎回感心する。大きな渋滞なしに順調に走ることができた。午後には近所のスポーツジムで1時間ほどトレーニング。いつもの生活ペースに戻った。・・今年も残り少なくなって、やるべきことは多い。旅行に行った分を取り戻すべく心機一転。まず年賀状用の住所録の整備を始める・・。
12月19日(火) <曇り空の寒い一日・・・>
曇り空の寒い一日となった。このところ、テニスに行かない時には近所のスポーツジムに通う習慣ができた。今日のような寒い日には独り散歩よりも、ジムでのトレーニングの方が嬉しい。太陽を浴びることができなくても家から出ると何らかの刺激は受ける。ジムの側で撮影した写真を下に掲載する。一つは灯台躑躅(ドウダンツツジ)、もう一つはサザンカの花と思ったが、iPhoneの植物名の判定で見ると「油茶(カメリア属)」とでた。椿油の原油であるカメリアオイルが採取できるとある。ツバキ科であることは確かだ。少々寒いと言っても年末の今の時期になって、このような色彩を目にするのは、これまで暖かかったせいだろうか・・。
 
2023-12-19 ドウダンツツジ       カメリア
12月20日(水) <”今季最強の寒波襲来”・・・>
”今季最強の寒波襲来”とテレビニュースで伝えているが、今日の東京は今のところ晴れ間もあり比較的穏やかな天候。北日本、北陸、西日本では寒波に備えて”外出控えて”と国交相が会見したそうだ。日本は広い。・・今日も午前中はスポーツジムのトレーニングに励んだ。その後、年賀状の買い足しに自由が丘の郵便局まで歩いて往復するなどしたので、午前中に歩数は約9000歩。最低限の運動だけは何とか確保している。スポーツジムの入口で珍しい花を見つけたので下に掲載する。名前を調べると「シャコバサボテン」。シャコバサボテンは砂漠ではなく森林の樹木に着生するという。茎が海に生息するシャコ(節足甲殻類)に似ているので「シャコバサボテン」の名がついたというが、写真では茎形状は分からない。近くにある花でも名前を知らぬものが無限にある・・。
2023-12-20シャコバサボテンの花@東京・目黒区
12月21日(木) <私は新聞・テレビといったマスコミとは全く無縁・・・>
私は新聞・テレビといったマスコミとは全く無縁であった。専ら製造業の系統を歩んできたので、退職後もモノ作りが興味の対象となった。けれども、30年も前になるがテニスの仲間が皆、民放のテレビ局に努めていた時代があった。たまたま、日本テレビ、TBS、フジテレビなどのメンバーの中に加わって毎回テニスをやっていた。そのため、テレビ局の裏話などを聞いたりするうちに、テレビ局のイメージが当時のメンバーと重なってしまう。ある局の人事部長がいたり、今年の社長の年頭挨拶は自分が書いたという人がいたりしたので、こういう人たちがテレビを作っているのかと納得した。当時のテレビの中でも”くだらない”内容のものは沢山あったので、何故経営者がそのようなものを許すのか聞いたところ、全てはスポンサーがどう考えるかで、視聴率が高くないとスポンサーがつかないと説明されたことを覚えている。今のテレビでも大きな声で騒いでみたり、ワンパターンにふざける番組は数知れない。民放テレビはスポンサーが全てを左右することは昔と変わらない。最近は”テレビを見ない”と逃げる人もいる。けれども、奇妙なコマーシャルをするスポンサー、質の悪い内容を提供するスポンサーを覚えておいて、絶対にその商品を買わないこと、そして他人にも買わない事を勧めることも視聴者がテレビを改善する一つの方法でないか・・。
12月22日(金) <今日のテニスの順番は2番・・・>
今日のテニスの順番は2番。朝7時過ぎにテニスウェアだけ着て家を出ると寒さで震えるほどだった。東京の気温は2℃。外出してから気がついたが、そのままテニス場へ。テニスの仲間からジャンパーの上着なしでよく寒くないなあと言われたがどうしようもない。それでもテニスを始めると風もなく陽射しを浴びて気持ちよくプレーできた。・・テニス場の側にある神宮外苑の銀杏並木がすっかり葉を落とした(下に写真)。黄色い葉をつけた銀杏並木は東京の名所でもある(11月24日、27日のコラムに写真掲載=ここ)。諸行無常。時の流れとともに自然は確実に変化する。寒くても暑くても四季の変化を楽しめる。天の恵みに感謝・・。
2023-12-22神宮外苑の銀杏並木
12月23日(土) <「天は二物を与えず」という言葉・・・>
「天は二物を与えず」という言葉があるが、天は三物も四物もを与える不公平なところもある。昔、イタリアのオペラ歌手が美人で歌が抜群にうまく、性質も素直で丁寧、非の打ち所がない人間がいるものだと感動したことがあった。最近はテレビで見る芸能人が何でも器用にできるので感心する。何らか特殊な芸能力で有名になった人物が全く別の分野でも才能を見せる。美男、美女で話し上手な芸人が俳句や絵画、料理、工作などで一般人以上の才能を発揮するのは見ていて気持ちが良い。もちろん、「一つの才能に秀でたものは往々に他に欠点がある」のも現実ではあろう。けれども「一芸に秀でた」ものが何をやらせても優れているケースがあることも確か。”才能”といっても環境や機会に恵まれなければ発揮するチャンスはない。大袈裟に言えば、人類は誰もが潜在的には素晴らしい才能を持っている。だからこれまで進化してきた・・。
12月24日(日) <Merry Christmasで始まるメール・・・>
Merry Christmasで始まるメールをスエーデンの友人宛に送った。相手はnonagenarianといって90歳代の人。私も会ったことのある奥様がほとんど目が見えなくなり動くこともできなくなったので、食事や家事全般を彼が引き受けていると聞いたのは一年前のこと。今回はクリスマスメッセージの返事をいただけるかどうかも分からない。今年、私はクリスマスとはほとんど無縁でいる。犬の散歩のついでに昨年は派手にクリスマスの飾りがあった駒沢公園に行ってみると、広場の一部が工事中のこともあり、クリスマスの飾りはゼロであった。それでもクリスマスの雰囲気はところどころで見かける。近所のテニスコートではたまたまコーチ陣がサンタクロースの衣装などを着て子供たちにレッスンをやり始めたところに遭遇したので写真を撮った(下に掲載)。このテニスクラブは練習のレベルが非常に高くて感心するが、子供たちへのこんな大サービスもする・・・。
2023-12-24@自由が丘インターナショナルテニスクラブ
12月25日(月) <クリスマスといっても・・・>
クリスマスといっても個人的には何も関係がなくなった。クリスマスツリーもクリスマスプレゼントもないのが少々寂しい気にはなるが、silent night,holy nightだけで気が休まる。・・今日は午前中のテニスの後、”良いお年を!来年もよろしく!”が挨拶言葉となった。来週には新年を迎える・・。クリスマスとは関係ないが今日撮影した花と実の写真を下に掲載する。緑道での写真は犬の散歩の時に撮影した・・。
 
2023-12-25左=キダチアロエ@神宮外苑テニス場の入口、中央のナンテンと右の椿は@目黒区の緑道
12月26日(火) <今日は月に一回の病院での診断日・・・>
今日は月に一回の病院での診断日。いつのように8時30分頃家を出て東京医療センター(東京・目黒区)まで歩いて行った。病院で順番待ちをしたり、診断を受けたりする時に、最近は以前になかった感慨が湧く。何より深刻な病気で診断を受けている訳ではないことに自分の幸運を感謝する。病院で重大な病気が発覚して、テニスを辞めざるを得なくなった友人、知人の何と多いことか。病(やまい)は本人の生活習慣や努力の有無だけで決まるものではないというのは今の私の考えだ。大部分は遺伝子が作用し、偶然の結果で長寿か否かが決まる。同じ生活習慣を実行している人が身体を悪くする例はいくらでもある。今日の私の診断結果(泌尿器科)ではPSA値(前立腺がんの目安)は一年以上前の値とほとんど変化なしで経過を見るのみ、歯科でも特に問題はなし。このところ体調も良い。ラッキーに恵まれた時間を何に使うかが問われる・・。目黒区の住宅街を歩いているところで、正月に飾りたい赤い実の写真を撮ったので下に掲載する・・。
 
2023-12-26マンリョウ(万両)     右はピラカンサス(トキワサンザシ)
12月27日(水) <クリスマスの飾りを外して正月用に・・・>
クリスマスの飾りを外して正月用に模様替えを始めた。松飾りもあるので共同玄関に飾ろうと思ったが明日にした。スポーツジムに行った際、家の隣近所、住宅街を見渡しても正月飾りをした家が一つも見当たらなかったので、それならば末広の [八(8)」の字のつく明日、28日に飾ることにした次第。最近は一般住宅で正月飾りをする家が本当に少なくなった。それでも大きな門松に限らず、小さな松でも飾ってあるとホッとするのは確かだ。我が家ではまだ正月飾りを続けるぞ・・。昨日の夕刻、そして、今日の早朝、月が美しく見えたので撮影した写真を下に掲載する・・。
 
2023-12-26pm16:49 日の入直後    2023-12-27am6:54 日の出直後
12月28日(木) <今日になると急に正月の飾りが目につく・・・>
今日になると急に正月の飾りが目につくようになった。午前中に通ったスポーツジムでも入口に門松がたった。我が家でも玄関に松飾を飾ったが近所の住宅街で正月の飾りが見られるようになったので何故かホッとする。家の中の掃除は半分諦め状態。このところ娘の犬を2匹、預かっており年末年始とこのまま続くこととなった。以前から飼っている10歳を超えた老犬はおとなしいが、もう1匹は躾も何もできていない3歳足らずのワンちゃん(保護犬を譲り受けたとか)で元気いっぱい。オシメをつけているがまだ部屋の中でウンチ、オシッコをするので部屋中ビニールや段ボールを敷き詰めて対応している。掃除や片付け所でない。”なるようになる”と割り切っているがいつまで続くか・・。・・今日の写真としてスポーツジムの入口に飾られた門松を掲載する。まだ年末で門松の写真は早すぎるが、私のお気に入りのスポーツクラブ入口として紹介したい・・。
2023-12-28スポーツジム・リバテイーヒルクラブ入口
12月29日(金) <年末の大掃除とはいかない・・・>
年末の大掃除とはいかないが少々の掃除や片付けをする間にアルバムを見直した。デジタル写真からピックアップして年毎に写真用紙に印刷したものをアルバムとしているが、これが未完成というか中途半端なものがある。年によって「我が家の今年の10大ニュース」などとキッチリ整理している年もあれば、何もできていない年もある。この種のアルバム写真は整理できていなくても何の支障もないのでタイミングを逸するとそのまま残る。ゆとりがあると何年も前のアルバムを再整理することもあるが、この年末はとても余裕がない。・・最近はアルバムについて見方が変化してきた。アルバムを見て懐かしがるのは生きている間の自分たち夫婦だけ。子供や孫でも関心があるかどうかは疑問だ。先祖から大量のアルバムを残されて置き場に困るとはよく聞く話。歴史的意味がなければ本人が亡くなれば即アルバムも廃棄の運命にある。それを覚悟で、いいアルバムを作って時々見て楽しもう・・。
12月30日(土) <年の暮であるので・・・>
年の暮であるのでテレビなどでは「2023年に亡くなった著名人」が報道されている。音楽方面では、坂本龍一さん(72歳)や谷村新司さん(74歳)など有能な人が平均寿命に達しない年齢で世を去った。一方で、畑正憲さん(87歳)、大江健三郎さん(88歳)、森村誠一さん(90歳)、扇千景さん(89歳)などはほぼ平均寿命でお亡くなりになったことになる。それぞれに合掌・・。個人的にはやはり周囲に何人も亡くなった方がいる。年賀状の名簿を整理しなから名前を削除するのが辛い。自分が健康に過ごせるのはたまたまの幸運に過ぎない。DNAを引き継いだ親に感謝する気持ちが昔より格段に大きくなった。・・今娘から預かっている犬二匹を連れて駒沢公園まで散歩に行った時の写真を下に掲載する。もう一枚は近所で撮影した「シドミ(クサボケ)」の花。のどかな年の暮だ・・。
 
2023-12-30 クーちゃん、ゲンちゃん@駒沢公園   シドミ(クサボケ)@深沢
12月31日(日) <最近は大晦日にNHK紅白歌合戦のテレビ・・・>
最近は大晦日にNHK紅白歌合戦のテレビを最後まで見たことがない。あと数時間で放送が始まるが今年もまた最後までは見ることなく床につくだろう。今年の最大のヒーローとなった大谷翔平のコメントで睡眠第一と公言しても恥ずかしくなくなったのがありがたい。今年も夫婦そろって何とか元気に年を越すことができる。色々な事があったけれど、11月に開催された大学卒業60年のクラス会が忘れられない。出席者が17名に対して同窓生で死亡が確認されている人数が37名という数値が衝撃だった。こうして大晦日を過ごし、新年を迎えるだけでも幸運に恵まれた結果だ。来年はどんな年になるか、いや、どんな年にするかを考えたい・・。
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