「今日のコラム」(2024年 2月分)

2月1日(木) <「名もない草も実をつける・・・>
「名もない草も実をつける いのちいっぱいの花を咲かせて」。相田みつをのカレンダーにこんな言葉があった。今日も通ったスポーツジムの中に花屋があり、スタッフ(男性)と花談義をした。胡蝶蘭や水仙など沢山の花が並んでいたので、私が、”花はどれも美しいですね、自然がどうやってこれほど見事な形を作るのでしょう”というとスタッフが、”人が手を加えて改造してもやはり基本は自然の姿しかありませんね”と応じた。実際に花の不思議を取り上げると際限がない。なぜ、花の色は赤、青あるいは他の色に決まるのか、花弁の数はどうして変わるのか、なぜ葉の形がそれぞれ異なるのか・・。自然のやることには必ず理由があるにしても容易に説明はできない。名もない草を人が雑草に入れてしまったかも知れないが、自然は他の花と区別することはしない。それぞれに、いのちいっぱいの花を咲かせる様は、人も同じかも知れない。名があるとか名がないなどは関係なくありのままの姿が見応えがある・・。
2月2日(金) <東京都心で最高気温7℃・・・>
東京都心で最高気温7℃と昨日の暖かさが嘘のように今日は気温が急降下した。午前中のテニスでもボールを持つ手がかじかんでサーブができない人も出るほどだった。それでも、寒さの中を外出すると何らか特別の風景に接することもできる。今日の一つは、テニス場の入口にある秩父宮ラグビー場。明日(2月3日)から開催されるTHE CROSS-BORDER RUGBYのために大勢の人が準備仕事をしていた(下に写真)。この大会はニュージーランドのクラブチームが日本のクラブチーム上位4チームと対戦するものであるという。真冬の時期にこのような大会が開催されるとは知らなかった・・。午後は自由が丘駅の側の歯医者さんに行ったが、自由が丘駅周辺が再開発の真っ最中であった。このような風景も1~2年後には別世界になる。クレーンの見える位置には高層建築が建つのだろうか。都会の中には今しか見られない風景が山積している・・。
 
2024-02-02秩父宮ラグビー場       再開発中の自由が丘駅前
2月3日(土) <九品仏・浄真寺(東京・世田谷区)まで妻と歩いて墓参・・・>
九品仏・浄真寺(東京・世田谷区)まで妻と歩いて墓参りに行った。2日が息子の月命日であるので一日遅れた。いつもは車で行くけれども今日は車がなかった。息子が肺がんで亡くなったのは2009年4月2日。38歳だったので間もなく没後15年、生きていれば53歳の働き盛りかなどと思わなくもないが、その種のことはなるだけ考えないようにしている。墓前ではただ平穏にお見守りくださいと祈るのみ・・。お寺の境内の蝋梅と紅梅の写真を今日も掲載する。1月中旬に蝋梅を見に浄真寺に行った覚えがあるが、今日の蝋梅は更に大きく花開いていた・・。
 
2024-02-03九品仏・浄真寺本堂
浄真寺境内にて蝋梅(ろうばい)と紅梅
2月4日(日) <今日もまた「白梅」の写真・・・>
今日もまた「白梅」の写真を掲載する。早朝から小雨が降っておりいつ雪に変わるかという寒い一日。昼前に雨は止んだけれども気温は上がらない。このような日でも外出すると素晴らしい白梅に出会った。足を止めて見ているだけで嬉しくなったので写真を撮った。小さな花の蕾一つ一つが人を元気付ける力を持っている。・・今日は立春。立春の俳句としては、「梅一輪一輪ほどの暖かさ」(服部嵐雪)が有名であるが、この際、梅の俳句を取り出してみよう:「しら梅や 誰がむかしより 垣の外 」(与謝蕪村)。「 梅白し まことに白く 新しく」(星野立子)。「白梅に 魂入りし 月夜哉」(正岡子規)・・。
2024-02-04東京・目黒区の住宅街にて
2月5日(月) <我が家の今年のカレンダーの一つにシャガール・・・>
我が家の今年のカレンダーの一つにシャガールの絵を掲載したものがある。シャガールは幻想的で色鮮やかな絵で馴染み深い。シャガール(1887~1985)はロシア(今のベラルーシ)でユダヤ人の両親のもとに生まれた。美術学校を卒業後フランスパリに渡り、当時最先端のフランスアートに接した後、ロシアに帰るが、1914年第一次世界大戦の勃発した時には結婚していた妻とドイツへ渡り、さらにフランス・パリに移住した。ところが、第二次世界大戦が始まるとナチスによるユダヤ人迫害を逃れて1941年にアメリカに亡命、戦後、またフランスに戻り、フランス国籍を取得したという。絵画だけでなく彫刻や陶芸、ステンドグラスなど幅広く創作活動をしたシャガールは97歳で大往生した。こんなシャガールの二月のカレンダーの絵が「窓から見たパリ」という作品(=ここ=1913年作)。勝手なことを言うと、私も妻も絵の中央にいる猫の表情だけがどうしても気に入らない。二月いっぱいは猫の顔を見ずに我慢する・・。今日は珍しく東京でも大雪注意報がでた。今、夕方の時点で外を見ると屋根は全て真っ白だ・・。
2月6日(火) <今朝6時前に起床して外を見るとかなり雪・・・>
今朝6時前に起床して外を見るとかなり雪が積っている。犬たち(二匹)をベランダに出してやると、引き戸の下部に盛り上がっていた雪を突き破って元気に外に出て行った。我が家の近辺では積雪は数センチに見えたが、東京では7~8センチの雪が2年ぶりに降ったと報道されている。弱い雪や雨が午前中降り続いたので、昼前のトレーニングジムは休みとして、午後、雨が止んだのを見計らってジムに行った。ジムは雪も降ったので空いているかと思ったら、意外に混雑していた。私の場合、ジムでのトレーニングはテニスのサポートも兼ねているので、筋力強化するポイントは腕、足腰、膝、腹筋を重点的にトレーニングした後に20分間のウォーキング(この時腕を大きく振る)とほぼパターンが決まっている。一方で、自分なりに無理は禁物、過負荷は不可と言い聞かせて、筋肉に心地よい刺激を与える程度だ。テニスに限らず、全ての行動は身体が基本だ。陶芸にしても、絵を描くにしても、パソコン仕事でも身体が自由に思うように動かなければ何もできない。体力維持とはジムでのトレーニングを含めた毎日の生活習慣で決まる・・。
2月7日(水) <今日の東京は雲ひとつない快晴・・・>
今日の東京は雲ひとつない快晴。昨日の2年ぶりの大雪の影響は首都高速ではまだ残っているようだが一般の道路ではほぼ正常に戻っている。昨日の夕刻に遠方に見える都心部の景色がいつになくクリアであったので写真を撮った(下に掲載)。こうしてみると、雪の跡は全く見えないが、東京の埃を雪が一挙に無くしてくれたようにも見える。このような大都会に住んでいる自分たちは本当にラッキーだと思う。大都会といっても住宅街の環境は十分に整備されているし、道路にもゴミが散らばっていることはない。住宅街の庭には梅や桜など季節になれば確実に花を咲かせる樹木がある。もちろん、大都会でなく地方でも道路は整備されているし緑も豊富。それぞれが文化を持ち継承している。当たり前のように思える日本の状況は地球上のどこでも同じという訳ではない。たまたま今、ニューヨークでは移民の犯罪が激増しているとテレビニュースが伝えている。異文化との交流がますます増える中で日本がどのように進むか簡単ではない・・。
2月6日夕刻の都心
2月8日(木) <今日は陶芸教室・・・>
今日は陶芸教室に行った。先日素焼に出した「照明付きオブジェ」(粘土写真=ここ)の焼成が終わっていたので、次の本焼成のために釉薬掛けをやった。陶芸の釉薬掛けは久しぶりだ。陶芸の釉薬掛けは陶芸の工程でも山場になる。もちろん、粘土での成形が基本であるが、釉薬で完成品のイメージがどうにでも変化する。陶芸の面白いところは絵画のようにその場で色合いのイメージが見えないこと。本焼成で1200℃以上に温度が上がり釉薬が溶けて色が出るので焼成の後を見ないと出来栄えは分からない。釉薬の微妙な厚みの違いで色合いが大きく変化する。今日は久しぶりに釉薬掛けをやって楽しかった。私などは完成品の色合いがどうあるべきと言うより、できる限りの釉薬の工夫はやるけれども結果はなるようになると割り切る。釉薬の個性が生かされて出来上がった完成品が一番良い・・。
2月9日(金) <テレビを見ていると「COPD」・・・>
テレビを見ていると「COPD」という言葉が出てきた。何の略号なのかと思ってテレビを続けて見たけれども、最後までCOPDで通して改めた説明はなかった。自分で調べるとすぐに分かった。”慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstructive pulmonary disease)とは、従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です”とある<chronic=慢性の、obstructive=妨害となる、pulmonary=肺の>。最近、この種のことがよくある。適当な日本語を使わずに横文字、あるいはカタカナ文字を使う。一方で、正しい日本語でなくあえてやさしくした文字を使うのも気になる。「罹災証明書」を「り災証明書」などと表記するのは役所でも通用しているようだ。「さいたま市(埼玉市)」や、「つくば市(筑波市)」は埼玉や筑波の文字を無くしてしまった。その点、能登半島地震で被害を被った珠洲市(すずし)はよく難しい「珠洲」の名を保ってくれていると感心する。文字も一つの文化。進化させるのは良いが、貴重な文字文化は大切にしたい・・。
2月10日(土) <指揮者の小澤征爾さん・・・>
指揮者の小澤征爾さんが今月6日に亡くなったと今日のニュースで伝えられた。享年88歳。小澤征爾さんは戦後、世界中で認められて大活躍した日本人の代表格で多くの伝説とともに生きていた。私などとは比較的歳も近く眩しい存在として影響も受けた。23歳で単身貨物船に乗り込みフランスに渡り、指揮者のコンクールで優勝したのが飛躍の足がかりであった。その後、世界的な指揮者カラヤン(ザルツブルグ公国)、バーンスタイン(アメリカ人)にも認められて、アメリカのボストン交響楽団で実に29年間音楽監督を務めたほか、オーストリアのウィーン国立歌劇場でも音楽監督を務めた。まさに「世界のオザワ」であった。プライベイトではピアニストの江戸京子さんとの結婚そして離婚、モデルの入江美樹さんとの再婚なども話題になった。若かった小澤征爾がNHK交響楽団と紛争を起こし、30年後に和解するなど音楽業界の歴史的なトラブルにも関わった。一人の音楽家の人生がこれほど多様な趣を見せるのも希であろう。合掌・・。
2月11日(日) <11日は義兄の月命日・・・>
11日は義兄の月命日であるので午前中に妻と墓参りに行った。毎度のことであるが、墓のある谷中(東京・台東区)の瑞輪寺へ車で往復すると、目黒区の我が家から都心の観光コースのようなルートを通るので、ドライブを楽しむこともできる。今日の往路は、目黒通りから天現寺〜広尾〜青山一丁目〜赤坂豊川稲荷(赤坂御所)〜赤坂見附〜靖国神社〜九段下〜後楽園〜東京大学〜谷中のルート、復路は、本郷〜御茶ノ水〜大手町〜二重橋(皇居前)〜日比谷〜御成門〜東京タワ〜三田〜白金〜目黒のルート。今日は建国記念日。都内でも各所で日の丸の国旗を見たのが嬉しかった。瑞輪寺は日蓮宗の本山でいつも日蓮像が出迎えてくれるので、今日は下に写真を掲載してみた。改めて世話になった義兄には感謝感謝である・・。
 
2024-02-11 瑞輪寺本堂         日蓮像@瑞輪寺境内
2月12日(月) <今日は月曜日・・・>
今日は月曜日であるけれどもテニスはできない。昨日11日が建国記念日で今日は振替休日なので、私のようなウィークデイ会員は土日と同じくお断り。年間通してみると月曜日の振替休日は結構多いので、テニス以外の予定を組まなければならない。このところ時間がある時に税務署への「確定申告」の準備を始めた。といっても、所得はわずかなもので還付されるか納税するかのチマチマした話。必要経費を適度に見込めば支払いはなくなるだろうが、そんな知恵もでない。確定申告はもちろんe-taxを使う。年に一度、マイナンバーカードを取り出して悪戦苦闘するのもノートレになるかも知れない。ふと思うのは、それなりの所得がある90歳のご老人が認知症になった場合、確定申告はどうしているのだろうか。・・余計なお世話かもしれない・・。
2月13日(火) <朝の9時前に目黒区の西部・・・>
朝の9時前に目黒区の西部地区サービス事務所まで自宅から歩いて行った。この事務所は”柿の木坂”にあり、東横線の都立大学駅からは容易に歩いて行ける場所ではある。e-taxで確定申告を検討する途中でカードリーダーによるマイナンバーカードの読み込みができない。パスワードがロックされているので市町村の窓口で”ロック解除”をしなさいと指示されたので目黒区の事務所まで行った次第。パスワードを3回続けて間違えるとロックされるとのことで、結論的には事務所でパスワードの再設定は問題なくできて解決した。言わば余計な時間を使ってマイナンバーカードを復元したことになるが、家への帰途に都立大学駅近辺の神社仏閣の写真(下に掲載)を撮ってきたので”無駄”ではない有効な時間をもらったような気になった。特に寄り道をして写真を撮ったのでなく、我が家への最短距離を歩く途中にこれらの神社やお寺があるのが信じられない・・。今日はその1時間後、10時前にはまた歩いて自由が丘の駅前にある歯医者さんまで行った。こうして10000歩以上を平気で歩くことができたのは幸いであるが、写真を見て一目瞭然であるように、”お天気に恵まれたこと”が基本にあるのは確かだ・・。
 
2024-02-13 常圓寺            東光寺
 
八雲氷川神社                金蔵院
2月14日(水) <今日の都心の最高気温は18℃・・・>
今日の都心の最高気温は18℃。快晴で風もなく穏やかな天気。春はそこまできている・・。今日はバレンタインデイ。日本では女性が男性にチョコレートを贈る日とされるが、私はあまり関係がない。ところが、妻が作った特性のチョコレートが出てきたので驚いた。テレビでチョコレートにサツマイモと生クリームを混ぜ合わせて作るお菓子が紹介されていたので、それを真似したのだという。上出来のチョコレート菓子であった。今日の写真はまたまた梅(下に掲載)。春というと桜のイメージが強いが、昔(平安時代)は桜より「梅」が春の象徴であったとの記事を見たことがある。与謝蕪村にこんな俳句がある:「しら梅に 明る夜ばかりと なりにけり」。何か色々と解釈できる句だと思ったら、この句は蕪村が1783年に68歳で亡くなる直前に詠んだ句だという。 臨終句と知ると重みが変わってくる・・。
2024-02-14東京・目黒区の住宅街にて
2月15日(木) <昼頃に外出すると風が強くて・・・>
昼頃に外出すると風が強くて帽子が飛びそうになった。春一番とか。東京の最高気温は21℃を越し、4月下旬並みと報じられている。・・明日、2月16日から3月15日までが確定申告の受付期間となっている。私などは確定申告をするのか、必要なのか、微妙であるが、申告すれば税金が還付されるケースもあるのでやってみる。今はパソコンを使ってマイナンバーカードで自分の情報を確認しながら最終的にはe-taxとして、税務署にパソコンで直接提出するので紙に書く作業はない。マイナーポータルといって、パソコンから役所にある自分の情報を取り出すので、年金の情報や医療費関連の情報が全て正しく取得できる。特に医療費通知情報は書類では年間の数値が把握し難いので助かる。ちなみに、昨年一年で私は医療費を合計24万円余も払っていた。この数値は自分でもはじめて知った。とにかくも、e-taxは早く済ませたい・・。
2月16日(金) <今日は早朝からものすごい強風・・・>
今日は早朝からものすごい強風が吹き荒れていた。金曜日はテニスの日でいつもなら7時過ぎに家をでてテニスに向かうのだが、思い悩んだ末に仲間に”今日のテニス休みます”とメッセージを出した。その代わりに、朝からパソコンに向かい、e -taxで確定申告を完了させた(今日は提出期間の初日)。その後、約1時間ほど近所のトレーニングジムで筋トレ。犬たちの散歩にも行ったが、テニス分の運動ができたかどうかは分からない。・・今日は「ちぎり絵作家・木村セツさんのことを書いておきたい。木村セツさんは1929年生まれで。現在は94歳の現役作家。2018年に夫が90歳で死去した後、2019年から娘さんに勧められて新聞ちぎり絵を始めたそうだ。それが、素晴らしく良いセンスをしている。実は、我が家の今年のカレンダーの一つが木村セツさんのちぎり絵シリーズであるが、はじめはちぎり絵とは思わなかった。インターネットでも紹介されているので是非みて欲しい(例=ここ)。仮にセツさんの夫がもっと生き続けていたら、セツさんのこれほどの才能、作品は世に出なかったのかと思うと複雑な気持ちになる・・。
2月17日(土) <妻の姉夫妻が長年住んだ東京・・・>
妻の姉夫妻が長年住んだ東京・大田区の家から神奈川県(横浜)に明日、転居するというので、東京での最後のお茶をするため姉夫妻宅にうかがった。明日からは新居で寝泊まりをするという割には、今の家には未だ処分されない荷物が山と積まれている。今の家を次に住む人に引き渡すのは一週間先になるので、この間に専門業者に処分をしてもらうそうだ。息子さんたちやお孫さんまで動員して片付けの応援は多かったが、残った荷物類をみているだけで、こちらはくたびれた。妻の姉は80歳半ば、義兄は88歳になるけれども老人施設に転居するのでなく普通の新築マンションに引っ越しをする。後片付けをする荷物を見ていると私たちだけげっそりしたが、夫婦そろって元気で悲壮感が全くない。希望に満ちた90歳の引っ越しもある・・!
2月18日(日) <今住んでいる共同住宅に引っ越し・・・>
今住んでいる共同住宅に引っ越しをしてきてから今年で丁度10年になることに気がついた。もう10年、まだ10年・・。錯綜した気持ちになるが、今の住居には100%満足しているので時間を忘れる。15才で姫路から東京の恵比寿地区へ家族で移住した後、58年間はほぼ(途中で若干の期間他にも住んだが)恵比寿をベースにして過ごした。父母が相次いで亡くなり、兄弟で相続処理を終えて転居先を探している時、偶然2013年6月に義兄(妻の長姉の夫)が急逝して、翌年2014年に義兄が住んでいた今の共同住宅(目黒区)に住むことになった経緯を改めて思い起こした。昨日のコラムで書いた妻の次姉は、今日大田区から横浜市へ転居したが、姉は実に75年間を過ごした大田区から去っていった。”住めば都”というが、どのような場所でも自分が今住んでいるところの居心地が良いのが一番だ・・。
2月19日(月) <朝7時過ぎに小雨の中を傘をさしてテニス・・・>
朝7時過ぎに小雨の中を傘をさしてテニスに向かった。起床した後、天気予報をみると、小雨が7時まで降るがその後は曇りとなっていたので、信用した。ところが、神宮外苑のテニス場に着いてももまだ雨で、誰もきていない。i-Phoneで天気予報を見直すと続けて小雨に変更されていた。その内にテニス仲間二人に会ったが、二人とも千葉からきた人で千葉では雨は降っていないので来たと言っていた。結局、今日のテニスは諦めて帰宅。思わぬ時間ができたので、表紙に掲載したような「孫娘MIYUへの絵手紙」を描いた。MIYUは今はスペインのバレンシアにいる。相変わらず音楽や勉学に励んでいるので、もっと絵手紙を頻繁に出して励ましたいが、今日、いざ何を描くかで適当なネタがなくて困ってしまった。MIYUさんの場合、何でも興味があり、理解できると思って、今回は私の趣味で「奇妙な立体図」を描いた。後で考えると素直に美しい梅とか花を描いてもよかった。描くことも習慣にして続けなければ直ぐに停滞してしまう。継続は力か・・。

2月20日(火) <今日は月に一度の病院での定期検査・・・>
今日は月に一度の病院での定期検査の日。いつものように8時30分には家を出て東京医療センター(東京・目黒区)まで歩いて行った。検査の一番のポイントは前立腺癌を早期発見するため、血液を採取してPSA値を調べることであるが、今回もPSA=23.4ng/ml.でこれまでとほんんど変わらずの結果であった。昨年の7月以降は毎月の計測結果は21~23(その前の半年間は10台)。正常値は4.0以下とされている。自分でも何をしているのか分からなくなっているので、この際自分で基本を調べ直した。前立腺に癌がある場合、前立腺組織が壊れて、PSA=Prostate Specific Antigen(前立腺特異抗原)が血液中に漏れ出すので、血液中のPSAを検査することが、癌を早期に発見するために最も有効な検査とされている。ただし、癌があるかどうかは、あくまでも統計上(確率)の問題で、PSAが10以上でも前立腺癌が発見されないことも多く、また逆に、4以下であっても癌が発見されることもあるという。PSAが20程度であると、前立腺癌の発見率は約43%である。PSA値が上昇する場合は生検(組織検査)や画像診断などで(転移を含めて)詳細を調べることになる。いずれにしても私の場合、まだPSA値の推移を見るのだろうか・・。東京医療センターへ歩いて往復した際に撮影した花の写真を下に掲載する。往復で歩いた歩数は9000歩だった・・・。
 
2024-02-20東京医療センターにて(梅)  やくも街かど公園(駒沢公園手前)の河津桜
2月21日(水) <昨日は初夏のような陽気・・・>
昨日は初夏のような陽気で歩くだけで汗をかいた。今日は一転、気温が急降下、真冬並みの寒さとなった。東京では正午の気温が8℃で昨日より14℃も低くなったと報じられている。しかも終日雨が降ったので犬の散歩にも行けなかった。そんな中、傘をさして陶芸教室に行き、本焼成が完了している「照明付きオブジェ」と称した作品を受け取った。陶芸の焼成が終わったので本来ならこのような作品が出来上がりましたと見せられるところであるが、私の場合、これからの”工作”がまだ一仕事ある。家での作業となるが、この工作が私にとってはまた特別に楽しいものとなる。造形もそうであるが、工作も”ねばならない”がない。色々な選択肢がある中で、自分で好きなやり方を選ぶところが良い。そうかと言って、何でもいいという訳ではない。新しいことに挑戦する姿勢が必要だろう。失敗は当然でそれが次のステップへの貴重な経験となる。モノづくりの基本が陶芸にも全て含まれているように思える・・。
2月22日(木) <今日も真冬のような寒さ・・・>
今日も真冬のような寒さが続く。明日からの三連休には東京でも雪が降るかもしれないと予報されている。今日の表紙には「照明付きオブジェ・制作中」(陶芸作品)を掲載した。先日陶芸教室での焼成が完了したけれども、家での工作仕事が残っている。表紙の写真は、今日、早速工作に取り組んだ成果。最終的にはLEDの照明装置を取り付けるなど、まだやることは多く先は長いので途中経過の写真を”やりがい”としたい。・・寒さの中を今日もジムでのトレーニングは欠かさない。ジムに行く途中で撮った枝垂れ梅の写真を下に掲載する。家での工作は運動にはならないけれども、今日の歩数は9500歩を記録しているのでまずはOK・・。
 雨中に咲く枝垂れ梅@東京・世田谷区
2月23日(金) <日経平均株価が3万9000円を突破し史上最高値・・・>
日経平均株価が3万9000円を突破し史上最高値を更新したと報じられている。34年かかりバブル時代をようやく超えたという。株価のことを私がコメントすることはできないが、34年前というと私は50歳少し前の年齢で最も仕事が充実していた頃になる。けれども私はバブル時代の特別の思い出は全くない。たまに同窓会などで同世代の友人に会うと、バブルの頃は良かったなぁと話をされることがあった。銀座のクラブで連日飲み食いをしたり、外車を何台も乗り換えたりする贅沢は元より無縁。バブル時代にボーナスが特別高かったという記憶もない。今現在でも株価に一喜一憂するものは何もない。そこが気楽でいいのかもしれない。・・相変わらずの冬の寒さの中を傘をさしてトレーニングジムに向かう途中、目黒区には珍しい農園で写真を撮ったので下に掲載する。株価を心配するよりも、このような近所の景色に感激できる方が幸せだろう・・。
2024-02-23 @東京・目黒区の栗山農園
2月24日(土) <今日は久しぶりに太陽・・・>
今日は久しぶりに太陽を見た。昨日までの3~4日間、冬の寒さに逆戻りして冷たい雨が降り続いた。その後の陽光は改めて太陽のありがたさを思い知らさせてくれる。青空の下、妻と一緒に犬を二匹連れて駒沢公園内にある梅園まで散歩した。梅園は駒沢公園の中でも我が家から一番遠い奥(駒澤大学のある西口側)にあるので、いつもの駒沢公園散歩と比べると1km以上余計に歩く。それでも犬も同じであろうが歩くことが嬉しくなるのは太陽のお陰様。梅園の梅はちょうど今が見所であった。こんな俳句があった:「一所懸命 紅梅も 白梅も」(西嶋あさ子)・・。
 
2024-02-24駒沢公園の梅園
2月25日(日) <表紙に「照明付きオブジェ・制作中2」(陶芸作品)・・・>
表紙に「照明付きオブジェ・制作中2」(陶芸作品)を掲載した。今回の写真も完成品ではない制作途中。今日の天気はまたも冬の寒さがぶり返し、冷たい雨の一日だった。昨日、快晴の下で梅を見たのが嘘のように思える。このような日には家で工作仕事がはかどる。今日は表紙に掲載したオブジェのLED照明部分を試作した。上部の釣り部分を含めてまだ完成とは言わない。作ってみるとまた別のアイデイアが湧く。やり直しができる部分はやり直す。何を持って「完成」とするかは微妙だが、絵画で加筆しだすと際限がないのと同じように思える。とにかくも、完成でなくても、”成果が見られた”だけでも幸いであった・・。

2月26日(月) <今日は久々のテニス・・・>
今日は久々のテニス。最近は月曜日・金曜日にテニスをしているが、月曜日は振替休日となるし、金曜日の休日も多い。それに雨が加わって、二週間以上テニスが途絶えた。こんなことはこの2〜3年間に一度も経験しなかったかも知れない。今日は晴天には恵まれたものの強風が吹き荒れた一日だった。基本に戻って最後までボールをよく見ていないと想定外に大きく変化する。風の向き、風の強さを考えながらテニスをするのもテニスの面白いところ。考えてみると、風がない時には相手のプレーヤーの特性を考えていなければならない。どのような球が得意か苦手か、また相手の球筋を予測して対処することも必要だ。テニスの技術とは案外に強風に対処するのと同じように頭を使うことかも知れない・・。
2月27日(火) <今日も昨日以上の冷たい強風・・・>
今日も昨日以上の冷たい強風が吹き荒れた。東京では台風並みの最大風速26メートル/secの突風が吹いたと報道されている。関東では今年の春一番は2月15日で2週間も早い春の便りと言われた。春一番とは春先に最初に発達して通過する日本海低気圧に吹き込む強い南風のことで、北風から南風に変わるターニングポイントの風。春一番は暖かい春の到来を期待させるニュアンスがあるが実態は強風で事故に結びつくことも多いという。また、春一番の低気圧が通り過ぎた後、強い南風に変わって北西の風が雪を伴って吹き荒れることも多いとされる。昨日、今日の強風はまさに暖かさの片鱗もない冷たい風だ。・・寒さの中を近所のジムに行く時に帽子を風で飛ばされないように必死で抑えていた。「飛ばされし帽子に募る春疾風」(河合佳代子)・・。
2月28日(水) <朝の9時30分に自由が丘の銀行・・・>
朝の9時30分に自由が丘の銀行に行きテニスの年会費を納めようとしたら、20分以上待たされた。書類も現金も準備して納入手続きをするだけでそれほど待たされる。最近、私は大病院(国立相当)で30分、1時間待たされることには慣れたが、銀行でそれほど時間を取られるとは思わなかった。今はリモートでの振り込みなども容易にできるはずだが、テニス場(国立競技場付属)が銀行での現金振り込みを指定しているところが問題なのだろう。・・今日の写真は犬を連れて目黒区の緑道を散歩したときに撮影した「シドミ」(下に掲載)。シドミはクサボケ(草木瓜)とも呼ばれるボケ属の花。ボケは果実が瓜に似ているので漢字で「木瓜」と書く。 今の時期、梅に負けずに華やかな花を咲かせていた・・。
2024-02-28シドミ(クサボケ)@目黒区の緑道
2月29日(木) <今日は妻と一緒に新宿を散策・・・>
今日は妻と一緒に新宿を散策した。特別な用事もなく、新宿で時間を潰したのは何年ぶりか。最近は渋谷の駅周辺が目まぐるしく変貌しているが、新宿の駅周辺も同じように見違えるように変わってきている。”時間を潰した”と書いたが、はじめは新宿駅東口(伊勢丹のある方面)のビッグカメラ、そして、西口にあるヨドバシカメラやじゃんぱらなど家電の店を主に回った。”じゃんぱら”には紹介されて初めて行ったが、スマホ・PC・デジタル家電などの中古販売、買取をする専門店。なるほど、このような店が繁盛するのも分かる気がした。マクドナルドでささやかな昼食を取った頃には妻も私もすっかり歩きくたびれてしまった。・・少々の疲労は残ったものの、東京の活発な街並みに触れるだけでも私たちは刺激を受けて元気になったことは間違いない・・。
 
2024-02-29新宿西口のコクーンタワー 右は東口のオブジェ
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