「今日のコラム」(2024年 5月分)

5月1日(水) <「今日の作品」がこのところ更新されていない・・・>
「今日の作品」がこのところ更新されていない。今日の絵画、今日の絵手紙がなく、陶芸の新作品も完成しない。今、表紙に掲載している「照明付きオブジェ」(陶芸作品)は共同玄関で使用中なので、せめて照明中の状態をと、表紙の写真を灯りがついたものに変更した。一方で、何とか絵手紙を描きたいとテーマを探したが思うように進まなかった。娘や孫娘に出す絵手紙は絵を私が描き、文章を妻が書くことにしているが、送付する前に絵のコピーをとり、送る葉書とは別に印刷した葉書を家に保管している。この機会に、何年間にも渡る絵手紙コピーの整理をし始めると、これも終わりがなく色々と不備が発見された。新しい絵手紙を描く前にこれまでの「絵手紙」整理に時間を取られてしまった。「継続は力」であることは分かりきっている。どうやって継続し、新しい道を見つけるのか。自分なりに、これも体力勝負かと思うことが多い・・。
2024-05-01照明が点灯した写真に改訂
5月2日(木) <今日は息子の月命日なので墓参・・・>
今日は息子の月命日なので墓参りに行った。息子が亡くなってから15年。今でも学生時代の友人が墓参りに来て墓前にビールを置いていくなどしてくれるのが有難い。こちらはいつものように妻と墓周りの掃除に汗を流す。墓のある九品仏・浄真寺(東京・世田谷区)はいつ行っても境内が美しい。今はまさに新緑。下に境内の写真を掲載する。5月5日(3日後だ!)には4年ごとの行事・「お面かぶり」が行われるので上品堂から本堂へ渡る木製の橋ができていた。<「お面かぶり」は二十五菩薩来迎会とも言われ、浄真寺開山 珂碩上人の臨終に二十五の菩薩が来迎し、極楽浄土にお連れする様子を儀式化した行事> お寺をよく見ていると、広大な境内を清掃管理する他に、このような定期的な行事をやったり、九体もある阿弥陀如来像を修理・清掃に出したり、ご苦労さんと思うことが多い・・。
 
2024-05-02九品仏浄真寺本堂  右は天然記念物の大イチョウ
 
お面かぶりのために作られた本堂への橋  上品堂の三体の阿弥陀如来坐像
5月3日(金) <朝から快晴・・・>
朝から快晴。五月(サツキ)晴れは陰暦の呼び名で、本来は梅雨の季節の晴れ間のことと言われるが、今日は初夏のような陽気だった。休日の今日、特別に外出することもなく家のベランダ菜園のリフォームをやった。以前の石のブロックを並べた菜園の枠を全面的にやり直すことにして、先ずは土の回収から始める。石の混じった土を篩(ふるい)で石やゴミを取り除き、土は別にまとめて保管するなど、畑づくりの初めからやり直す作業を続けた。といっても先は長い。あと三日ある連休中に菜園の枠だけでもできれば良いと思っている。・・今日は昨日、九品仏・浄真寺に墓参に行った際、境内に落ちていたモミジの枝を家に持ち帰って花器(醤油差し)に活けた写真を下に掲載した。もう一つの写真は家の近所で見つけた「ブラシノキ」の花。ここの場所では毎年今頃に赤いブラシの形をした珍しい花を見せてくれる。
 
2023-05-03紅葉の枝           ブラシノキ@東京・目黒区
5月4日(土) <午前中、陶芸教室で大型水盆の釉薬掛け・・・>
午前中、陶芸教室で大型水盆の釉薬掛けを行った。昨日までの四日間、陶芸教室が”お休み”(特別休日)だったので、4月27日の釉薬掛けに続いて今日、仕上げの釉薬掛けをした次第。これで明日には窯に入れて本焼成できるので一週間で完成となる。今日は陶芸教室で一緒になった男性の会員からミカンを一袋いただいた。ミカン狩に行ったと言って段ボール一杯のミカンを陶芸教室に持ってきたもの。「陶芸」と関係なく、このような”いただき物”に恵まれるのも教室の良いところだ。・・今日は「みどりの日」で休日。「緑豊かな自然を持った国であることにかんがみ、この自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し、豊かな、心をはぐくむことを願う」趣旨だという。英語では「Greenery day」(緑樹や草木の日)で、もちろん「Green Day」ではない・・。
5月5日(日) <九品仏・浄真寺(東京・世田谷区/父母と息子の墓がある)で・・・>
九品仏・浄真寺(東京・世田谷区/父母と息子の墓がある)で東京都の無形民俗文化財に指定されている「二十五来迎菩薩来迎会<お面かぶり>」を見た。コロナ騒動で中止になった年もあり今日の行事は7年ぶりという。先日、2日に息子の墓参りで、この寺に来た時に今日「お面かぶり」が開催されると知り再度お寺を訪問した。この行事のために特別に本堂と上品堂の間に掛橋がかけられて、臨終の際に阿弥陀如来が二十五の菩薩を従えて極楽浄土より御来迎になるという儀式を見せる。お面をかぶった菩薩が橋を往復する珍しい儀式で、写真でも雰囲気を伝え難いとは思うが下に写真を掲載した。何より快晴の下で7年ぶりの行事が見事に完了したのがめでたい・・。
 
2024-05-05九品仏浄真寺にてお面かぶりの行事
 
5月6日(月) <今日は昨日の「子供の日」の振替休日・・・>
今日は昨日の「子供の日」の振替休日。月曜日であるけれどもテニスはできない(平日会員だから休日は不可)。代わりにスポーツジムに行って多少の筋トレはやったけれども、物足りなさは否めない。家ではベランダ菜園のリフォームの続きで汗を流した。一昨昨日にやった土木作業の延長であるが、菜園の枠作りは決定版がないので自分で工夫しながらトライ・アンド・エラーで何度も違うやり方を試みる。ただし、自分の作品作りと違うのは、妻の意見を聞く必要があるところ。実際に菜園に野菜や花を植えて面倒を見るのは妻が行うので、見かけだけでなく使用する方の意向が優先する。土の下地となる石、土の種類、肥料の充填を含めた作業など、明日以降にもやるべき仕事がまだ山積している。こうなると、いつもの調子で”なるようになるさ”・・。
5月7日(火) <NHKテレビで影絵作家・藤城清治さん・・・>
NHKテレビで影絵作家・藤城清治さんが紹介されていた。藤城さんは1924年4月17日生まれで、先月100歳を迎えたが、今なお精力的に影絵の制作を続けているという。私は藤城さんの作品を展覧会で何度か見たことがある。「影絵」といっても一般的にはどのような「絵」なのか分かり難いが、本物を見ると想像以上に細かく華やか。藤城さんの「影絵」はどこにも比較するものがないほど素晴らしい。独創性があり習って上達したものとは質が違う。<藤城清治美術館・公式ホームページ=ここ> 今は福岡市博物館で「藤城清治・100歳展」(4月5日〜6月5日)が開催中で、4月17日の誕生日には100歳のバースデイトークショウに本人が出席したというからお元気だ。健康法としてはウォーキングとか。私としては、ウォーキングだけは真似できるかも知れない・・。
5月8日(水) <今日は姉、弟夫妻と私達とがそろって九品仏浄真寺・・・>
今日は姉、弟夫妻と私達とがそろって九品仏浄真寺の父母の墓に墓参。お墓参りの後、皆で食事会をした。先月、4月14日に兄が86歳で亡くなったので、兄弟での食事会は兄を追悼する意味もあった。兄よりも年長の姉がとても元気で嬉しかった。歩くのも杖なし、毎日のように水泳教室でトレーニングなどに励む姉に感服。兄弟で食事会もこれからは本当に貴重な機会となる・・。
 
2024-05-08九品仏浄真寺の境内には5月5日に開催されたお面かぶりの儀式の橋脚が目立つ
右は食事会でのアミューズ(=前菜の前に出された軽いおつまみ)

5月9日(木) <表紙に陶芸の新作品「大型水盆A」を掲載・・・>
表紙に陶芸の新作品「大型水盆A」を掲載した。ようやく焼成が完了して出来上がった「大型水盆」については特別の感慨がある。3月27日に私としては初めての経験で、素焼に出した大型水盆が粉々に破裂した(3/27コラム参照=ここ)。ゼロから制作をやり直し、三日後の3月30日には粘土で形状を作り上げた。その後、乾燥、素焼、釉薬掛けを行い、今日、本焼成で酸化焼成が完了した次第。出来上がったばかりの作品の写真を掲載したが、これから、照明と噴水を取り付ける計画がある。”照明付き噴水”が最終姿と考えているが、妻からはこのまま中に水を入れて、メダカを飼ったらと提案があった。それも悪くはないかも知れない・・。
   右は5月10日掲載写真

5月10日(金) <今日は二週間ぶりのテニス・・・>
今日は二週間ぶりのテニス。テニス場の平日会員で休日は利用できないのでゴールデンウイークは休みとなった。久しぶりにテニスに出かけるだけで今朝の緊張ぶりが自分でもおかしいほどだった。忘れ物がないことを確認して、バス停まで歩き、7時30分のバスに乗る。都立大駅の東急電車は7時39分発、いつもの5号車に乗り、表参道駅で銀座線に乗り換える頃には、ようやく安定したテニス通いの気分になった。テニス仲間との試合は、久々の勝負であっても気持ちよく対戦できたのがうれしい。身体がそれなりに反応し、動くことができたのでホッとした。人と”対戦”する緊張感はこれからも大切にしたい・・。今日の表紙には大型水盆に照明と噴水を取付けた写真を掲載した。事前に準備をしていたので照明と噴水の工作は比較的簡単にできた・・。


5月11日(土) <ベランダをリフォームしている途中・・・>
ベランダをリフォームしている途中でコンクリートの防水塗料が一部損傷しているのを見つけたので、専門業者さんに補修をしてもらった。修理の一部始終を見せてもらったが、さすがに専門業者さんは要領よく、仕事が早い。自分の作業以外の様子を見る機会は少ないが、目の前で特別な技能を見ることは非常に刺激になる・・。家の近所の農園にあるブラシの木が満開だ。5月3日のコラムの写真にブラシの木の花単品の写真を掲載したが、今日は樹木全体の写真を掲載する。ブラシの木はオーストラリア原産で明治以降に渡来したという。乾燥地が原産地で、乾燥や山火事の時に実が開いて細かい種子が風で飛んで散布されるなど、新たな土地に素早く芽を出す特性があるそうだ。日当たりの良い場所を好み、とても丈夫なので日本でも育てやすいと説明がある・・。
2024-05-11ブラシの木@東京・目黒区
5月12日(日) <今、那須塩原(栃木県北部)の宿・・・>
今、那須塩原(栃木県北部)の宿にいる。今朝、車で東京を出発して東武ワールドスクウェア(栃木県日光市鬼怒川)に立寄った。このテーマパークは「世界の建築物や世界遺産を25分の1で再現した世界建築博物館」とされる。単なるミニチュアコピー品というより、周りの環境を含めて相当の手間隙をかけて再現した迫力が十分にあった。現実の建築では感じられないドローンで鑑賞した建築群の感触も独特で素晴らしかった。・・宿の夕食で満腹になって眠くもなってきた。今日のところは「ワールドスクウェア」の写真掲載までとする・・。
 
2024-05-12東武ワールドスクウェアにて   イタリア・ミラノ大聖堂
 
フランス・ヴェルサイユ宮殿        イギリス・バッキンガム宮殿
5月13日(月) <今日も那須高原(栃木県北部)・・・>
今日も那須高原(栃木県北部)で1日を過ごした。朝から雨が続いたので屋外での遊びはなし。2~3時間は「藤城清治美術館・那須高原」に滞在して独特の影絵アートを満喫した。影絵作家・藤城清治さんのことはたまたま5月7日のコラム(=ここ)に書いた。先月4月17日に100歳となって、元気に活躍をされる藤城清治さんは各方面から注目されている。今回の那須旅行は妻の姉夫妻と一緒であり、義兄の年齢は90歳に近い。けれども藤城清治さんと比べると若い。義兄も良い刺激を受けたに違いない。今日もまた那須塩原の宿に泊まる。下に今日の写真を掲載する・・。
  
2024-05-13藤城清治美術館 (那須高原)入り口    美術館受付もユニーク
 
藤城清治美術館 /敷地内の教会      那須高原・友愛の森の道の駅にも寄る
5月14日(火) <栃木県・那須地方の旅行を終えて・・・>
栃木県・那須地方の旅行を終えて、夕方に東京の自宅に帰り着いた。 妻の姉夫妻と私たち四人のドライブ旅行。最終日の今日は初めに宿の近所の「妙雲寺」(那須塩原市)を見学した。この寺は800年以上の歴史を持つ臨済宗の古刹。境内には3000株のぼたん(牡丹)が咲き、ぼたんの寺として親しまれていると聞いたが、今日は境内の巨大なフジの樹が際立っていた(下に写真)。更に東京への帰途、大谷石を見てきた。大谷石は栃木県宇都宮市大谷町一帯で採掘される石材。大谷資料館では大谷石が採掘された巨大な地下空間を見ることができた。下に掲載した写真は屋外の石だけで、地下空間の写真がないのが少々残念・・。
 
2024-05-14妙雲寺本堂(那須塩原)    妙雲寺 境内の巨大フジ
 
大谷石資料館脇の石   右は大谷石採掘場に戦没者供養として彫られた平和観音(昭和23=29完成)
5月15日(水) <気がつくと5月も半ば・・・>
気がつくと5月も半ば。旅行気分を脱して家でやったのはベランダ菜園のリフォーム。中途で終わっていた畑作りをほぼ完成させた。まだこれから先に作物を植えて育てなければならない。このリフォームをした菜園とは別に以前薔薇を植えた花壇には、今、華やかな薔薇の花が咲いている(下に写真)。今回、薔薇の花がどれも揃って美しく咲いたのは、妻が専門の園芸店で薔薇の剪定について細かく指導受けた事による。私は畑作りをやるが、野菜や花を育てるのは専ら妻に任せている。自分ではできないけれども「剪定」のやり方で植物の育ちが大きく変わると妻が体験談を語る。素材やDNAは同じでも育て方ひとつで開花する花が変わるのは何か象徴的ではある・・。
2024-05-15家のベランダ花壇の薔薇
5月16日(木) <今日は久しぶりに家で本格的に陶芸・・・>
今日は久しぶりに家で本格的に陶芸をやった。陶芸教室で粘土を買ってきていたので、土練りから粘土で形を作り上げるまでの作業。今回も球体のオブジェを設計していたので制作開始まではスムースであったが、粘土での球体成形を終えるまで、かなり時間がかかった。陶芸教室で制作する場合は3時間単位なので完了しない場合は別の日に続きをやるが、家では適当に乾燥時間を取りながら何時間でも続けて作業ができるので、かえって長い間緊張が続く。今日、改めて感じたのは陶芸は頭を使わなければできないということ。手作業も決まった作業ではなくてその都度工夫が必要だ。惰性で同じ容器を作るのとは異なるので、”脳トレ”としても有効。本来は陶芸教室で他のメンバーや先生と話をしながら制作するのがベストとは思うが、今日は家で教室での二日分の作業ができた・・。
5月17日(金) <朝から晴天・・・>
朝から晴天。午前中はテニスで汗をかいた。テニスの仲間は年齢が70 ~80歳代であるので、休憩時間に話を聞くと、誰もが手術を経験していたり腰痛を克服するなど身体の不調を乗り越えて運動を続けていることを知る。プレーをしているとその片鱗も見せず強力な相手となるので教えられることも多い。今日、東京は気温が27℃を記録し夏日となった。テニスの疲れもあったが午後は陶芸作業の続きをやりながらビールを飲んだ。少し前までは夜のトイレの回数を減らすために水分を極力控えていたが、今は飲みたいだけ飲むことにしている。毎日の睡眠記録を見ると夕食時にお酒を飲んでも熟睡時間が短くなることはない。AppleWatchを腕につけて就寝するので、毎日睡眠の記録をi-Phoneで見ることができるが、熟睡時間の長短が何と関連があるかだけは、まだ解明されていない・・。
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