「今日のコラム」(2024年 1月分)

1月1日(月) <朝から気持ちよく晴れ上がった元旦・・・>
朝から気持ちよく晴れ上がった元旦(東京)。今日は墓参りの日とした。初めは九品仏・浄真寺(世田谷区)に行った。ここは私の息子と両親が眠る墓で月に一度の墓参りを欠かさないので墓のメンテも頻繁に行っている。寺の境内もよく知っているが、今日は正月らしい独特の雰囲気があった。山門の入口に飾られている大きな門松も正月しか見られない(下に写真)。続けて車で1時間余をかけて行ったのが小平霊園(東京都東村山市)。ここには妻の両親が眠る。年に一度の墓参りであるのでそれなりの覚悟で墓を訪れたが想像以上の大掃除を余儀なくされた。妻の兄たちが容易に墓を訪れることができない事情があり、墓は荒れ放題であったので、かなり時間をかけて草木を刈り、雑草をとった。お墓事情も 一様ではないが、ご先祖さまや先に眠る人に手を合わせて伝える言葉は”感謝”のみ。静かにお見守りください・・。表紙に掲載した龍の絵は24年前、2000年に年賀用に描いた絵を参考にして描いた。この前年の1999年12月15日に妻の母親が亡くなり(=1999年12月コラム参照=ここ)、2000年の年賀状が急に出せなくなったので、24年を経て2024年の年賀状の絵として採用したもの・・。

 
2024-01-01九品仏・浄真寺(東京・世田谷区)左=山門 右=境内

1月2日(火) <昨日、元旦の夕刻4時10分・・・>
昨日、元旦の夕刻4時10分に石川県能登地方に震度7の地震が発生。日本海沿岸の広い範囲に大津波警報が発せられて、正月のお祝い気分が一挙に消えた。自然災害はいまも予測がつかない。それにしても元旦の朝、能登をはじめ日本海沿岸にある神社仏閣に初詣をした多くの人の心情を思った。「本年が良き年となりますように」と手を合わせてお願いをした直後の大災害・・。今日、皇居で予定されていた新年一般参賀は能登地震の被害者を考えて中止となった。こんな中でテレビで箱根駅伝はそのまま放映された。青山学院大が往路優勝を果したテレビを最後までみてしまったが、正月の名物レースである箱根駅伝が実施されるだけでも”幸い”なのだろう。自然災害で一部の行事は中止されるけれども、一方では”平常”が継続される・・。


1月3日(水) <正月三日になって・・・>
正月三日になって正月行事が終わりようやく生活にゆとりができた。外部から見ると、私などいつも自由時間がたっぷりあり、”ゆとり”があるように見えるかも知れないが、昨年から何か余裕がなかった。ゆとりができて何が変わったか。面白いことに、”創作”のアイデイアが湧くのである。今年の制作したい陶芸作品などの新しい構想が自然と浮かんでくる。新しい絵を描くのも良いと思い始める。昨年はこのホームページの「今日の絵」コーナー(=ここ)で見ると2023年には僅か4枚しか作品がない(例年は10〜40枚)。これも”ゆとり”の問題。ゆとりがなければ制作する意欲がわかない。今年のやる気が出てきたのが嬉しい・・。今日は今年初めてスポーツジムに行った。ジムのロビーの正月飾りが一新していたので写真を撮った(下に掲載)。このような新しい飾りを見るのも創作の刺激になる・・。
2024-01-03スポーツジムのロビーにて
1月4日(木) <正月には着物姿・・・>
正月には着物姿が似合う。テレビの番組でも正月というと華やかな女性の着物を目にする。日本には着物という文化が継承されていて本当に幸いと思う。・・と言いながら、妻は着物を着ることはないし、私も旅館で宿泊するときに宿の着物を使う程度しか和服とは縁がない。それでも孫娘の成人記念には着物を借りて写真を撮った。・・着物が日本の長い歴史と文化の遺産とすると、やはり日本の歴史の中で世界に誇れる文化遺産があることに気が付く。紫式部や清少納言など女性が残した文学作品。紫式部の源氏物語は1000年も前に執筆された世界最古の長編小説として世界で認められている。清少納言も同じく1000年以上前に随筆「枕草子」ほか多くの歌を残している。現代の日本を見て女性が男性に大きく差別されていると外国人が指摘することもあるが、実は1000年前から日本では女性が自分で存分に創作をやっていた。正月にはこうした女性が活躍した日本の歴史に焦点を当てる機会になるのでないか・・。
1月5日(金) <「本年もよろしくお願いします」・・・>
「本年もよろしくお願いします」と年頭の挨拶を交わして今年のテニスがスタートした。新年早々のテニスであったので、いつもは顔を見ないメンバーも多く、久しぶりに近況を確かめ合う。最近のテニスはゲームを楽しむだけで無理をしないスタイルだが、今日の午前中で歩数は10000歩を超えたので、いい運動にはなっている。・・我が家の近所の小学校に大きな柿の木が何本もある。その内の一つの木に鳥が集って柿を食べていたので写真を撮った(下に掲載)。すぐ隣の木にも柿が沢山あるのに一方だけに集中して留まっている。同じように見えるけれども鳥たちは柿の味の違いをよく知っているようだ・・。
 
2024-01-05宮前小学校(目黒区)校庭の柿の木
1月6日(土) <久しぶりに陶芸をやりたい・・・>
久しぶりに陶芸をやりたいと思って、陶芸教室に電話をした。以前教室に依頼した作品の素焼ができていないかを確認すると、来週末でないと焼成が完了しないとの返事であったので、この週末の予定を変更した。それにしても素焼きに出したのは昨年の12月5日。1ヶ月も経ってまだ素焼もできないとは陶芸は時間がかかるものだ。窯の空き具合もあるけれども今回は粘土の段階で十分に乾燥させたいとの説明を受けた。確かに大きな作品で乾燥が不十分であるとヒビが入ったり変形をすることがある。焦らずにじっくりと作品作りに取り組もう。・・時々コラムにも書くことがあるが、任天堂のWiiという測定器で毎日「バランス年齢」を計測する。台の上に乗って体重などのほか、バランス年齢を計測するのだが、今日は始めてから4727日目であった。10年以上計測し続けているので知人からは任天堂の機器を購入しても無駄ではないと言われる。計測を続けることにより、その日の体調が分かるし、自分の得手・不得手が分かる。私の場合、記憶力テストとか敏捷性テストの成績は良いが、片足で立ってフラつかないとか、重心を一点に集中するなどの成績は良くない。ちなみに本日のバランス年齢は40歳だった。昨日は28歳、一昨日は42歳。もちろん、日によっては70歳以上を記録することもあるが、平均的には実年齢のほぼ半分であるのは幸いというべきだろう・・。
1月7日(日) <松の内の最終日の今日7日には「七草粥」・・・>
松の内の最終日の今日7日には「七草粥」を食べるのが昔からの習慣と言われる。正月に食べすぎた胃腸を整えるなど健康にも良い意味があるそうだ。我が家では七草粥を食べる習慣はないが、春の七草の名前はまだ忘れていない。せり・なずな(ぺんぺん草)・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな(カブ)・すずしろ(大根)・・春の七草。こうしてみると身体にいいと言われてもカブ(蕪)や大根はスーパーで買うことができるが、他は野草を集めなければならない。今時、七草粥を作ることができるのかと思っていたら、ネット情報で、最近はスーパーで”七草粥セット”が売られていると知った。これまで七草粥とは縁がなかったが、明日以降、もし七草粥セットを買うことができれば是非買って食べてみたいと思うようになった。今は正月用に驚くほど高価で贅沢な食べ物が沢山売れているようだ。こんな時代であるからこそ、この際、わたし相応の七草粥を見つけたい・・。
1月8日(月) <表紙に「Miyuへの絵手紙2024-01」・・・>
表紙に「Miyuへの絵手紙2024-01」を掲載した。孫娘Miyuは米国・ボストンで大学を卒業した後、大学院生として今、スペインのバレンシアに留学している。日本名は美友で、英語名をMieuとしていたが、英名はMiyuの方が通りが良いとのことで最近はMiyuを使っている。娘への絵手紙はこのホームページではGalleryの中でPOST CARDとして独立したコーナーとしている(=ここ)が、孫娘への絵手紙は「今日の絵」として他の作品と一緒に年毎の掲載だ。今見直すと、2009年が9枚、2010年が16枚、2011年が22枚、2012年が30枚、2013年が23枚、2014年が18枚、2015年が35枚、2016年が22枚、2017年が14枚、2018年が30枚という調子(=ここ=参照)。今日の絵がほとんど「Mieuへの絵手紙」である年が続いた。それが昨年2023年には3枚。このところいかに”今日の作品”が少なかったが分かる。今年は心機一転、初心に帰って「今日の作品」を増やしたい。幸いにMiyuはまだ「絵手紙」を出せる所にいる・・。

1月9日(火) <最近は週2回のテニス以外の日にはスポーツジム・・・>
最近は週2回のテニス以外の日にはスポーツジムに行く習慣ができた。自分では以前のテニスのみの頃と比べて明らかに体調が良くなったと感じる。テニスは運動としては右腕を振り回す動きだけで偏り(かたより)がある。一方で日常生活では腕力を鍛える機会がほとんどない。スポーツジムで基本的な腕力や脚力のトレーニングを毎日続けていると当然テニスの動きもスムースになる。面白いもので、体調が良いと他のこと、陶芸などの創作、パソコン仕事などにも意欲が湧くのを自覚できる。今は昔と比べると明らかに高齢の観念が違っている。私の周囲を見ても90歳近い人がテニスをやっているし、私と同年代の80歳を過ぎて100kmのランニング競技を続けてる知人はシカゴマラソンに出場した写真を年賀状に掲載していた。モデルとなる高齢者はいるが、同じことはできない。それぞれの人にそれぞれの生き方がある。自分流の「ベストを尽くす」以外に道はないだろう・・。
1月10日(水) <歌手の八代亜紀さんが昨年12月30日に亡くなった・・・>
歌手の八代亜紀さんが昨年12月30日に亡くなったと、昨日になって発表された。享年73歳。八代亜紀さんといえば大歌手であると同時に素晴らしい画家であったことを知る人は知る。フランスでの由緒ある「ル・サロン」展に5年連続で入選した実績を持つ画家としても本格派で、写実的で実に丁寧な絵を描いた。実は八代亜紀さんのギャラリーが今の私の家と同じ目黒区の町内にある。東横線の都立大駅から歩いて6~7分の場所で、我が家からも同じ程度の時間で行くことができる。10年ほど前に今の家に引っ越してきた時、直ぐにどなたが八代亜紀さんのギャラリーを教えてくれたことを思い出す。そんな事情もあって、今日の午後、犬二匹の散歩の時にギャラリーまで行ってみた。入口をのぞくと黒い背広を着て弔問を受け付ける雰囲気であったが、犬を連れて入れないのでこの日は止めた。八代亜紀さんの死因は膠原病(こうげんびょう)の一種で指定難病とされる。35年前に52歳で亡くなった美空ひばりさんも同種の病気であったという。世の中にはまだまだ難しい病がたくさんある。ご冥福をお祈りする・・。
1月11日(木) <午前中に妻の運転する車で谷中の瑞輪寺・・・>
午前中に妻の運転する車で谷中の瑞輪寺に義兄の墓参りに行った。今日の東京はこの冬一番と思われるほど寒かった。車の中から一歩外に出ると手が悴むほどの寒さ。久しぶりに冬の寒さを知った。墓のある瑞輪寺の正式名称は「日蓮宗総本山慈雲山瑞輪寺」(=ここ) といい、徳川家康とも関連がある風格のあるお寺だ。いつ訪れても境内で新しい発見があるなどお寺を訪れる楽しみもある。11日が義兄の月命日でほぼ月に一度は墓参りをするが、谷中・根津・千駄木と観光名所が並んでいることもあり、墓参りと言いながら”谷根千”巡りを楽しませてもらっている。今現在、私たちが住んでいる家は元々義兄が建築したものでもあり、義兄には世話になっただけでなく不思議な縁で繋がっている。義兄が亡くなったのは2013年の6月。10年以上経過した今、私は当時の義兄と同じ歳になった・・。
 
2024-01-11谷中/瑞輪寺 ・左は本堂
1月12日(金) <東京では早朝の気温は低かったが風がなく・・・>
東京では早朝の気温は低かったが風がなく陽光が気持ちの良い穏やかな天気となった。絶好のテニス日和。朝9時前にテニス場の開門を待つ間に撮った写真を下に掲載した。キダチアロエの花もスズメも特に珍しいものではない(以前のコラムに掲載したこともある)が、テニス場の入口脇で毎回双方を見ることができる。テニスのメンバーの一人がスズメに餌を与えるのでスズメが彼が来る時刻に必ず並んで待っているのも面白い。私にとってはテニス場の象徴のような感じでこうした動植物に出会うだけで元気になる一面がある。家を出てバスに乗り、電車を乗り換えてテニス場に来る途中も家ではできない体験となるが、テニス場に着いてもまた”今日のテニス場”をみて感激することもある。テニスはただの運動よりも活力を得る多くの刺激がある・・。
2024-01-12神宮外苑のテニス場入口にて
1月13日(土) <久しぶりに陶芸教室に行き釉薬掛け・・・>
久しぶりに陶芸教室に行き釉薬掛けをやった。昨年の11月29日、30日に粘土製作した古伊賀風の花生がようやく素焼が出来上がり、釉薬をかけられるようになったもの。昨夜、床の中でどんな釉薬を選ぶかを考えたり、今朝起床した後も、ネットで釉薬の重ね掛けの特性を調べたりするなど、やる気満々であったが、一旦教室で現物を目の当たりにすると、事前検討を参考にはしたが、その場でベストと思うものを選んで、やりたい放題に進めた。この種の釉薬掛けは完成品を見るまで良し悪しを判定できない。2時間余の時間をかけて釉薬掛けを完了すると、何と教室の先生が直ぐに本焼成しますと電気窯の中に入れてくれた。今日釉薬掛けをすると決まったところで、私の釉薬掛けが終わるまで本焼成のスタートを待ってくれていたのだ。本焼成後、窯の蓋を開けて完成品を取り出すのは来週の半ばにはできることとなった・・。
1月14日(日) <5時30分起床・・・>
5時30分起床。犬たちの面倒を見た後、独りでのストレッチ運動。6時25分から10分間はテレビ体操。7時頃に朝食。その後、テニスに行く日には直ぐに外出するが、日曜日には10時にスポーツジムに行く。普通はその間の時間は雑用やパソコン仕事をするが、今日に限って家で粘土をこねて陶芸をやった。その成果が表紙の写真。昨日陶芸教室で釉薬掛けをやったが、家でできる粘土仕事は合間の時間でできるのでないかと今日実行したものだ。ドッチボールを型にして成形するなど家の方がやり易いこともあり大成功だった。ただし、今回の陶芸作品(セット仕様)はまだ先が長く、完成は3月以降になるかも知れない。少しづつでも成果を目にする作業はやはり楽しいものだ・・。
表紙の写真
1月15日(月) <月曜日はテニスの日・・・>
月曜日はテニスの日。7時20分に家を出ると8時10分頃には神宮外苑のテニス場に着く。順番とりで荷物を並べて入口に置く。今日は順番は2番目だった。テニスの受付開始は8時50分。それまで喫茶店で時間をつぶすのだが、i-PhoneでインスタグラムとかTicTocを見る機会となるのが、このような時間だ。テニスのメンバーはこのところ私を入れた男性二人と女性 二人と決まっている。試合はミックスでなく、男性対女性の対戦をするが、女性二人はベテランでかなり上手。その時の成り行きで勝ったり負けたりのいい勝負となる。今日の天気は晴れ間は見えたけれども冷たい風が強く、風との勝負も厳しかった。最近は、このようなテニスでも続けられることは幸いと思う。昔からの多くの仲間が病でテニスを辞めざるを得なくなった。身体がまともに動くことだけでも有難い・・。
1月16日(火) <快晴であったが冷たい強風・・・>
快晴であったが冷たい強風が1日吹き荒れた。我が家のベランダの防風ネットが風で外れたり、人工芝が一部剥がれるほどの風であった。このような天気でもジムでのトレーニングや犬たちの散歩はいつもの通り。他には今日は家での陶芸に精を出した。一昨日製作した「照明付きオブジェ」の第二弾と粘土の仕上げ。家での陶芸仕事はやり始めるとキリがない。今日の成果を表紙に掲載したが、この作品はこの写真を見ただけでは何が出来上がるのか分からない。陶芸教室で素焼〜釉薬かけ〜本焼成が完了した後、家でまた工作仕事が入る。製作期間が長いだけ、楽しみも大きいと思うことにしている。急がない、焦らないと言い聞かせながら・・。
表紙の写真
1月17日(水) <今日の午後、犬二匹を連れて自由が丘の陶芸教室・・・>
今日の午後、犬二匹を連れて自由が丘の陶芸教室まで行き、焼成が完了した陶芸作品を受け取って持ち帰った。それが表紙に掲載した「古伊賀風花生け」。この作品は昨年の11月23日に五島美術館で開催されていた古伊賀の特別展を見て、11/25に自分で製作するための計画図を作成した経緯がある(=11/23,25コラム=ここ=参照)。花器とか花生けというと陶芸をやると初めはテーマに選ぶが独自性を出すのは難しく、大抵は挫折してしまう。古伊賀というと桃山時代=江戸時代のやきもの。「古伊賀風」としたがもちろん現代の電気窯で古伊賀の焼成の味を出すことはできない。今回の作品も「耳付き」の形状を使用しただけであるが、改めて400年も前の陶芸にパワーを感じる。このところ今、陶芸で何をやるべきか迷っていたが、初心に帰って、模倣だろうが、現代の最先端であろうが、自分で良いと思うものを堂々と制作しようと思い始めた・・。
表紙の写真
1月18日(木) <今日の写真には「臘梅(ろうばい)」・・・>
今日の写真には「臘梅(ろうばい)」を掲載する。午前中にスポーツジムでウォーキングのトレーニングをやっている最中に、テレビの番組で”今臘梅の花が咲いてます”と放送されていたのを思い出して、ジムの帰りに蝋梅を見に行こうと決めた。私にとって蝋梅は墓のある九品仏・浄真寺とつながる。この寺の境内では四季折々に色々な花をみることができるが、蝋梅も樹木の位置を正確に覚えているほど馴染み深い。スポーツジムは家から九品仏・浄真寺に行く途中の場所にあるので、ジムの帰途に歩いてお寺に行くのは簡単。お寺の境内の蝋梅は正にピッタリの感じで花を咲かせていた。「迎春花」と言われる蝋梅の花期は12月から2月。晩冬(1月)に香りの良い黄色い花を見せる。蝋梅を見に行ったのだが、側には梅の花も咲いていたので、梅の写真も掲載する。今年の元旦に行った時にはこれらの花は咲いていなかった。わずか三週間足らずでも季節は確実に変わっている・・。「蝋梅や 雪うち透(す)かす 枝の丈(たけ)」(芥川龍之介)
 
2024-01-18蝋梅(左)と梅(右)@九品仏・浄真寺(東京・世田谷区)にて
1月19日(金) <今日は私の誕生日・・・>
今日は私の誕生日。ようやく83歳の誕生日を迎えた。早生まれであるので大学の同級生は昨年のうちに83歳、84歳となっているので”ようやく”の感がある。昨年行われた大学のクラス会では”卒業60年”と紹介されたが、年齢の感覚はひと昔と大きく変わった。今日の午前中はテニスに行った。テニスの仲間には90歳近い人もいる。年賀状の交換をする同年代の知人は昨年のシカゴマラソンに参加した写真を賀状に載せていた。彼は毎年、100kmを走る競技に出場している。こうした私よりはるかに元気な友人・知人がいるけれども、この歳まで健康でいられるのはやはり神に感謝!であろう。・・今通っているスポーツジムで毎月メンバーの誕生日会(食事会)が催されるが、たまたま、1月の誕生日会が今日となった。夕方6時から開催される食事会にこれから妻と一緒に参加する。このコラムはいつもより早く食事会の前に更新するつもりだ・・。
1月20日(土) <昨日は夕方の6時からスポーツジム・・・>
昨日は夕方の6時からスポーツジムで1月生まれの会員と家族、10数名がジムに付属したレストランで会食をした。1月が誕生日というだけで普段は会話するチャンスもない会員同士が話をする機会となる。ジム側もスタッフや責任者が出席して交流を図り、最後には誕生日ケーキを前に全員で写真を撮るなどサービス精神も見えた。誕生日といっても最近は個人的に特別なお祝いをしなくなった。昨日のような誰でもが平等に関わることのできる誕生日の食事会は大歓迎だ。・・今日、20日は大寒。東京でも夕刻には小雨で気温は8℃と寒い。今夜から明日にかけて雨や雪が予報されている。「大寒に まけじと老の 起居(たちい)かな」(高浜虚子)、「大寒の 老体五名 鰻食ふ」(佐藤鬼房)・・。
1月21日(日) <冷たい雨が降る中を傘をさしてスポーツジム・・・>
冷たい雨が降る中を傘をさしてスポーツジムまで行った。ジムの入口で傘を置こうとして、ハッと気がついた。傘置きには誰も傘を置いていない。駐車場にいつものように車もいない。時間が1時間早い9時前だった。ジムは10時にスタート(開門が9時90分)なので毎回10時直前にジムに着く。このようなミスをしたのは初めてだ。原因に結びつくか分からないが、実は今朝、妻の体調が悪く朝食もとらずに寝込んでしまった。こうしたことは珍しく、私は朝食後に犬の面倒を見たり、洗濯をして室内に干したり、テレビも見ずに素早くやるべきことを片付けて家を出たのが1時間早かったという事情がある。時間が余った方なので問題なく1時間後に出直して、予定のトレーニングを終えた。昨年9月に80歳となった妻は信じられないほど活発にピアノの練習・演奏を続けている。通常は”先生”として生徒を教えていれば楽であるが、現役としていつまで続けられるのか。妻も私も同じであるが、健康に関しては、神のみぞ知る。先のことは分からない・・。
1月22日(月) <朝7時30分にはバスに乗り・・・>
朝7時30分にはバスに乗り、電車を3回乗り換えて神宮外苑のテニス場に行く。テニスの日には毎回同じことを繰り返してしているが、今朝は何か感傷的になって、下に掲載する写真を撮った。テニス場の入口となる秩父宮ラグビー場や神宮球場などの脇を通るが、これらの風景も遠からず一変してしまう。神宮外苑地区は今再開発が実行されようとしている。既に一部の施設が取り壊されてもいる。銀杏並木をどうするかなどまだ議論されているところもあるが、再開発の大筋は確実に実施されるだろう。私が通っているテニス場(=国立競技場の付属施設)は2年後に終了する。ラグビー場も神宮球場も別の場所に作り変えられる。神宮外苑の歴史は100年。わずか100年でこれほどの施設や緑が定着した。次の100年に向けて新たな変革を求めるのは悪くはない。考えてみると、私はこのテニスコートには50年以上世話になった。数年後にこの地に来るとどんな風景が見られるだろうか・・。
 
2024-01-22テニス場から見た神宮球場   秩父宮ラグビー場のモニュメント
1月23日(火) <今日は月に一回の東京医療センターでの診断日・・・>
今日は月に一回の東京医療センターでの診断日。歯科口腔外科が9時30分から、泌尿器科が10時からの予約であったが、その前に採血を終了するので9時前には病院に着いていた。病院は相変わらず混雑。採血だけで30分以上待たされた。歯科での診断時間は5分、泌尿器科でも診断は数分であるが清算時の待ち時間を含めて昼12時近くまでかかった大部分は待ち時間であった。泌尿器科でのpsa値は先月までとほとんど変化なし。体調はいかがですかと先生から問われたので、このところ調子が良く週2回のテニスも続けていますと返事すると、それはいい・・。・・今日の写真として犬を連れて散歩した緑道で撮影した花を掲載する・・。
 
2024-01-23椿(つばき)&イエギク @東京・世田谷呑川緑道
1月24日(水) <昨夜の睡眠状況は最低・・・>
昨夜の睡眠状況は最低だった。年間を通して見ても最悪の部類。毎日AppleWatchを腕につけて床に入る習慣にしているので、AutoSleepというソフトで睡眠中のデータが記録され、iPhoneで毎日の変動もみることができる。昨夜は睡眠時間は8時間57分。その中で深い睡眠はゼロ。睡眠の評価は、深い睡眠がゼロの他、心拍数81で赤、良質な睡眠が5時間16分で黄色、トータル52%の成績だ。昨夜は自分でも不思議なのが、ほとんど1時間毎にトイレに行っている。自覚でも深い睡眠が取れていない。原因は何か考えてみるけれど、昨日、月に一回の病院での診断があり前立腺がんの予防として1ヶ月有効にする注射をしたことしか思いつかない。以前もこの注射をした夜にトイレの回数が増えたことがあったが、毎回そうなる訳でもない。睡眠に関しては最近、少々自信を深めていた。普通は、トイレに2~3回行ったとしても、深い睡眠は少なくとも1時間30分以上あり、睡眠の評価は大抵100%だった。それが突然52%の評価となった。今晩を含めてしばらく経過を見なければならない・・。
1月25日(木) <昨日、問題にした睡眠データ・・・>
昨日、問題にした睡眠データは今朝確認すると、睡眠時間9時間18分、深い睡眠=1時間42分、睡眠の評価=92%(心拍数の低下が不足で赤)とこれまでの正常時並に復帰した。前日の深い睡眠ゼロ、睡眠評価52%何だったのか原因ははっきりしない。少なくとも気分だけは前日と格段に良くなったので、今日は陶芸教室に家で制作した粘土作品(照明付きオブジェ)二体を教室まで持っていき、スタッフと焼成などについて相談した。家で粘土の工作をするのは好きな時間に少しづつでも手を加えることができるので楽しかった。それでも出来上がった粘土作品を変形させないように、用心しながら家から陶芸教室まで運ぶのには神経を使う。教室での素焼完成はまだ二週間先になりそうだ。今日はその他、スポーツジムでのトレーニングも順調、犬たちの散歩にも行き、歩数は12000歩。運動と良質の睡眠がうまく絡み合って健康を維持できるのが理想だ・・。
2024-01-25家で完成した粘土の陶芸作品
1月26日(金) <毎月の満月には呼び名・・・>
毎月の満月には呼び名がある。今日、1月26日の満月はウルフムーン(Wolf Moon)。2月はSnow Moon,、3月はWorm Moonなど、アメリカの先住民が各月の満月に名をつけたものという。月は、太陽の日の出、日の入りと違って、月の入り、月の出が分かり難い。今朝、6時51分に東京で見た満月の写真を下に掲載した。この満月は7時16分に地平線に沈み月の入り。今夜、17時23分に月の出となり、ウルフムーンをみることができる。・・もう一枚、スズメの写真を掲載した。前にもコラムに書いたことがあるが、神宮外苑のテニス場に入る直前、入口の樹木にスズメが寄ってくる。テニスの会員の一人が時々スズメに餌を与えるのを覚えていて、彼が顔を見せると数え切れないほど多くのスズメが来る。彼がいない時には全く姿を見せない。一人の人間の何を目印にしてスズメが記憶しているかいつも不思議でならない。カラスが人間個々人の顔を認識するという話は聞くが、スズメにもそんな頭脳があるのだろうか・・。
 
2024-01-26am6;51 東京の東の空(二子玉川方面)右はam8:46神宮外苑のテニスコート入り口にて
1月27日(土) <我が家ではしばしばディスカウントスーパーマーケット・・・>
我が家ではしばしばディスカウントスーパーマーケット・ オーケーストア 新用賀店(東京都世田谷区)に行く。家から車で30分ほどなので、私も時々妻について行くことがあるが、そのやる気には毎度驚かされる。オーケーストアの基本方針は「Everyday Low Price」で、特売品を設けるのでなく、あらゆる商品の低価格を目指すという。どんな商品でも競合店より値下げをする施策。また会員割引サービスがあり会員が現金で支払えば3%割引となる。会員数は実に650万人以上。関東地区160店舗以上でのオーケー株式会社の売上高は5500億円を越すという。こんなデータと見て、スーパーマーケット業界を調べると知らないことばかりだ。スーパーマーケット業界の市場規模は15兆円を越す。トップのイオンの売上高が約9兆円。オーケーストア(非上場)の売上は全体で8位。一消費者としては関係のないレベルであるがスーパーマーケット業界でも日々激烈な競争が繰り広げられている・・。
1月28日(日) <妻と二人で犬二匹を連れて散歩・・・>
妻と二人で犬二匹を連れて散歩に出かけた。犬は娘からの預かりもので、普段は室内で大きな声で吠えたりするので辟易(へきえき)しながらも細かく面倒を見ている。散歩はいつもは私か、妻かどちらかが一人で二匹を連れて行くので大変だが、一緒に出かけると余裕ができてこれほど楽なものはない。今日は久しぶりに八雲氷川神社(東京・目黒区)までを往復した。今の時期は散歩で通る緑道で見かける樹木が日に日に変化する。梅の花がどんどん開くかと思えば、ミカンが溢れるほどの実をつける。犬の散歩は自分たちの気分転換ともなり心地よい時間となる・・。
 
2024-01-28 八雲氷川神社(目黒区)   緑道で見た紅梅(左)とボケの花(右)
1月29日(月) <青空の下でテニスを楽しむのは良いが・・・>
青空の下でテニスを楽しむのは良いが、休憩時間に仲間と話すのは、自分たちだけで遊んでいて何か申し訳ないとの思い。元旦に発生した能登半島地震の被災状況が詳しく分かってくると、その悲惨さはさらに深刻となる。死者数は石川県で230名を超えた、輪島で4mの隆起が観測されたなど次々に新しいニュースも入ってくる。テニス仲間はほとんど能登半島に旅行したことがあるし、金沢に何年間か住んだ人もいて、皆が他人事ではなく心配している。更に、私たちが気持ちよく陽光を浴びているのに、石川の人々は寒さと闘いながら雪かきをしなければならない。やはり、少しでも被災地をサポートをすることを考えよう・・。下の写真は先日完成した陶芸作品に親戚の庭に咲いていた黄水仙を活けて共同玄関に飾ったもの。
表紙に掲載した陶芸作品に活けた黄水仙
1月30日(火) <今日は犬二匹を連れて久しぶりに駒沢公園・・・>
今日は犬二匹を連れて久しぶりに駒沢公園まで散歩に行った。テニスのできない時にはいつもはスポーツジムに行くが、月末の二日間はジムが休みとなる。今日はジムの時間が余裕となったので犬たちと少々遠い駒沢公園まで行った次第。公園では今一部体育館の改修工事をしているが、駒沢公園はいつ訪れてもゆとりのある良い公園だ。駒沢公園の正式名称は「駒沢オリンピック公園」。1964年10月にアジアで初めてのオリンピックが東京で開幕された60年前、オリンピックの第二会場としてレスリングやバレーボールなどの競技がおこなわれた。バレーボールで東洋の魔女と言われた女子の日本代表チームが金メダルを獲得した歴史的な会場が駒沢だ。60年前、大学を卒業してまもない時期で神宮外苑の国立競技場での開会式を見た覚えがあるが、こちらの競技場はその後全て新しくなり昔の面影はない・・。
 
2024-01-30 駒沢公園の中央広場と陸上競技場  右は屋内球技場
1月31日(水) <1月も今日で終わり・・・>
1月も今日で終わり。明日からは如月(きさらぎ)・2月だ。東京都心の最高気温が14℃を越す陽気になったのにつられて、今日は1ヶ月も放置していたベランダ花壇の手入れを妻と一緒にやった。石が混じった土を篩で分けて石を網袋に入れて花壇の最下部に敷き直すところから始めて、パンジーや葉牡丹を植え替えるところまでできた。起床した時には今日花壇の仕事をやることなど全く考えてもいなかったけれども、気温が暖かければ自然とベランダに行き手を出すことができる。呑川緑道(世田谷区)を通った時に見事な梅が咲いていたので写真を撮った(下に掲載)。もう直ぐ春ですね・・。
2024-01-31呑川緑道(世田谷区)にて
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