これまでの「今日のコラム」(2010年 4月分)

4月1日(木)  <住宅用火災報知器の設置・・・>
住宅用火災報知器の設置義務化開始が今日、H22年4月1日と定められている。といって、これは東京都での話。全国的に見ると設置義務化がこの年この日であるのは東京都だけで、他の都道府県では昨年、一昨年、あるいは来年とそれぞれの条例で異なる(どうも訳が分からないが詳細=ここ)。更に分かり難いのが、東京都の中でも区によって扱いが異なること。設置の際に区から補助が出るところもあれば購入する際に区で斡旋し安い価格で提供されることもある。ところが区役所を通して購入する価格は送料を加えるといま東京のホームセンターで山積みされている火災報知器よりも安くはない。私の場合、色々検討した結果インターネットでまとめて購入した。知人と共同で10個以上の数をまとめたので送料は零。今日になって自分の寝室にも煙感知型の報知器を取り付けて一応"義務”を果たした<台所には熱感知型を設置>。ちなみに消防法による義務化がスタートしたが設置しなくても罰則はない。万が一の場合、自分の身を守る・・それだけではある。
「今日の表紙」に「丸小皿B」(陶芸)を掲載した。以前紹介した角小皿と一緒に制作した仲間の一つ(03-25コラム参照)。


4月2日(金)  <今日は息子の一周忌・・・>
今日は息子の一周忌。お寺での法事は明日行うが墓参り&墓掃除のため九品仏浄真寺(東京・世田谷)にいった。昨晩から今暁にかけて春の嵐が吹き荒れたが寺に着いた昼頃には不思議に雨が止み、風も収まってきた。お寺の満開の桜をみるとまた一年前のことが思い出される。一年前、連日午前と午後、夜に分担して家族で息子を看病していたが、この日午前中私は満開の桜を見た後、交代のため病院にいった。容体が急変したのは午後、そして・・。正に満開の桜の下で息を引き取った。何度も同じ歌を引用する:「ねがはくは(願わくば) 花のしたにて春死なん そのきさらぎの望月の頃」(西行法師/1118〜1190)<旧暦きさらぎ(如月)の望月は丁度今頃>。いくら自分で願ってもそれほど思うようにはいかないであろうに・・。墓からほんの数メートル離れた場所に今日も満開の桜が咲いていた(下の写真)。また西行の歌:「花見れば そのいはれとはなけれども 心のうちぞ苦しかりける」。
2010-04-02@九品仏浄真寺

4月3日(土)  <息子の一周忌法事・・・>
息子の一周忌法事を催した。お寺の境内は桜が満開、法要の後、会食をした寺の一室からは見事な垂れ桜(下の写真)。息子を偲ぶにはこれ以上ない自然の演出に感謝。そして縁あって集まっていただいた60名余りの友人、親戚にもまた感謝である。いま”無縁社会”などと呼ばれて人と人との繋がりや”ご縁”が希薄になっているといわれる時代に大勢の人に出席していただいたことはうれしい。日頃は仏教や仏教行事とは疎遠である。私自身は死後散骨しようが墓があろうがなかろうが知ったことではないとも思っていた。けれども息子を葬ることになるとこの墓(父母の墓)や寺があって本当に有り難かった。一周忌などの法要についても考え方はいろいろあろうが仏事の慣習は実にうまくできている。一周忌は慣習に従って催したが、この満開の桜の下での集いは間違いなく息子が設定してくれたものである。
 

2010-04-03@九品仏浄真寺・東京/世田谷

4月4日(日)  <今日もまた桜・・・>
今日もまた桜の画像を掲載する。「明日ありと 思ふ心の あだ桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは(伝 親鸞)」。いま東京ではソメイヨシノが満開。一晩すると散ってしまうこともあると、今日は花見をしながら目黒川に沿って中目黒から東京湾の運河(品川埠頭前)まで歩いてみた。といっても6〜7kmと大した距離でない。目黒川はほぼJR山手線の目黒駅〜五反田駅に平行して流れるが大崎駅の手前辺りでクロスして山手線(=環状線)の内側に入り、品川の手前でまた山手線の外にでる。大崎を過ぎて北品川近辺では川沿いの道がなくなり同時に桜も見られないが、それ以外の箇所は川に沿って満開の桜が延々と続いていた。目黒川が東京湾の運河にそそぐ昭和橋先の公園でもまた桜が見事。この目黒川の終点辺りは旧東海道の品川宿として昔栄えたところだ。帰りは品川宿の面影を残す商店街を通り京浜急行・新馬場駅から電車を乗り継いで帰宅した。
 
2010-04-04@目黒川/大崎近辺           目黒川が東京湾の運河にそそぐところ

4月5日(月)  <「i Pad」・・・>
「i Pad」が米国で3日(日本時間昨日4日)に発売された。米国での発売初日だけで販売台数が約70万台に達したと今日の報道にある。Apple社によれば2010年に世界中で710万台の販売、2012年には2010万台販売を予測しているとか(日本での販売は今年4月末)。i Padは超薄型(厚13.4mm)の新型携帯用コンピュータというべきもので従来の固定キーボードがついたコンピュータとは概念が違うので一言では説明できないが、インターネットやメール、写真、読書、ゲームなど何でもできる約10インチ画面を持った板である(ビデオ他での説明=ここ)。我が家では最近妻が「iPod touch」を入手して使用しているのを横で見ているが、i Padは、”でかいiPod touch”と言われるように機能は似ている。iPod touchは画面に指を触れることで全ての操作を行うのが大きな特徴。必要に応じてキーボード機能を呼び出すこともできるし文字入力から拡大まで実に巧みにできる。i Padは画面も大きくなっているので更に楽に新聞を読む感覚で好きな場所でウェブの記事を読むことなどができそうだ。i Padの発売を契機に電子図書が俄然活気を帯びてきたようである。今年を電子書籍元年と呼ぶメデイアもあるほどで、従来の電子図書が今ひとつ実用的でなかったものが一挙に使いやすくなりそうである。当面は妻のiPod touchを借りて操作に慣れることとしたいが、近い将来i Padを手に入れるのが”夢”となった。
「今日の表紙」に「丸小皿C」(陶芸)を掲載。最近制作した一連の小皿類の一つ。

4月6日(火)  <高尾山・・・>
高尾山にいってきた。朝、天気が晴れたので山登りすることに決めて家から1時間余りで登山口まで着いてしまうのが高尾山のいいところだ。高尾山は東京・八王子の標高599mの山。2007年にミシュランガイドで三つ星観光地に選ばれて評判となった。ミシュラン効果で一時異常に混雑すると言われたが今日は爽やかな快晴のもと適度な賑わいであった。それでも年間の登山者数は260万人を超えて世界一の登山者数であるそうだ。高尾山のハイキングコースは山頂への往復を6コース+αの多くのコースの中から時間や健脚度、好みに応じて適当な道を選べる。混雑するメインのルートを避けると 静かな落ち着いた道をゆっくりと楽しむこともできる。Webをみていると高尾山の案内動画があったのでリンクする=ここ。更に広末涼子さんの高尾山CM動画もいい=ここ。下に掲載した二枚目の写真は高尾山薬王院(詳細=ここ参照)。
 
2010-04-06@高尾山               高尾山薬王院(奥の院)

4月7日(水)  <ASIMO君が走る・・・>
ASIMO君が走るところを目前にみた。ASIMOはホンダ(本田技研)が開発したロボットで世界初の本格的二足歩行ロボットとして発表当初完成度の高さが世界のロボット研究者に衝撃を与えた。ASIMOのプロトタイプは1996年に発表され、更に改良されてほぼ現行型ができたのは2005年。今日、日本科学未来館(東京・台場)でAISMOのデモを見たのはこの型と思われる。最近は色々な種類のロボットがあるが確かにASIMOは今でもヒューマノイド(人型ロボット)の代名詞として通用する。ところで今日見た「走る」動作は「歩く」動作よりも一段と難しいことはよく分かる。「走る」は一瞬両足が地面から離れる。次の瞬間に重心の調整をどのように行うのか。ロボットをみると逆に人間の機能の巧みさにあらためて感心する。ASIMO君の両膝を少し曲げて歩く様が膝や腰を痛めた高年者の歩き方とそっくりなので笑ってしまった。ASIMO=Advanced Step in Innovative Mobilityの名のごとくこれからもASIMOはどんどん進化することだろう<You TubeでASIMOがデトロイト交響楽団を指揮する動画がある=ここ>。「今日の写真」(下)にはASIMO君の走っているところと科学未来館の内部にある地球モデルを掲載する。いつもながら科学未来館には外人(欧米人)の来訪者が多いのはなぜだろう・・。
 
2010-04-07@日本科学未来館

4月8日(木)  <花筏(はないかだ)・・・>
花筏(はないかだ)の写真を下に掲載した。桜の花は川の上に散ると筏(いかだ)のように連なってゆっくりと川を流れていく。この様を昔の人は花筏と呼んだ。情緒ある名である上に散った後の桜の花びらに対する敬意が感じられて「花筏」の呼び名は好きだ。大昔から桜の散り際の潔さ(いさぎよさ)は常に語られているが、私も今年はこれまで以上に桜の最後の見事さに感動を覚える。人間を含めて大抵の生物は好まずとも"老残”をさらすことが多い。桜の花は萎(しお)れたり腐ったりする姿を一切見せずに満開の最盛期とほとんど同時に花びらを散らす。そして花びらは地上に落ちても川面に落ちても美しい。川面(かわも)の花びらは"はないかだ(花筏)”を組んで樹木の枝に咲いていた姿とは全く異なった美を見せながら川を流れる。散った花びらは翌年への再会を約束するかのように清々しく決して哀れな姿ではない。
「花筏(はないかだ) 真上の桜 乗りたがり(TK)」
 
2010-04-08@目黒川・東京

4月9日(金)  <triangle-cup (三角形カップ)・・・>
「triangle-cup (三角形カップ)」(陶芸)を「今日の表紙」に掲載した。ここには私の作品しか掲載しないのが原則であるが今回は特別に孫娘(9歳)の作品。先週末の息子の一周忌のためにニューヨークに住む娘家族が一時帰国してくれたので、孫娘も何かと行事が多い中寸暇をみつけて私と一緒に陶芸をした。”一緒に”といっても私は粘土や道具を準備しただけで孫娘が発案、制作の全てを行った。私ははじめ三角形のカップの形状のユニークなのに驚いたが更に取っ手の中央部をへこませたり取っ手の上部にラッコの顔を描いたりするのを感心して眺めていた。素焼き後の釉薬での模様付けもまたこちらの発想を超えていた。マスキング用の丸形シールは私が準備したがマスキングを自在に活用。横の三つの面には異なった帯模様・・。我が家の電気窯で焼成して写真の通りの見事なカップが出来上がった。子供の自由な創作には大いに刺激されて私もうれしくなって「掲載」したものである。娘家族は今はもうニューヨークに帰ってしまったので残念ながらこのカップを渡すことはできない。
  2010-04-09@西郷山公園から中目黒方面をみる

4月10日(土)  <日本のマンガ・アニメ・・・>
日本のマンガ・アニメが欧州で大人気だという話は聞いていたが実際に社会的な影響力も相当なものであるようだ。いま親しい知人の家にフランス人の姉弟(大学生、高校生)がホームステイをしている。この若者たちが初めての日本を楽しんでいる様子をみているとマンガの影響が大きい。東京で行くところは原宿や明治神宮、築地などに加えて日本人でも余り知らない○○ラーメン屋に是非行きたいと探し当ててラーメンを食べてくる。これはB級グルメマンガで詳しく紹介されているからである。万事この調子で外人向けの観光案内にはない世界をマンガ・アニメで十分に知っている。昨年の夏にスイスで開催された映画祭では200本の日本アニメを集めた特集が組まれたとか。欧州の中でも特にフランスでは日本マンガ・アニメの歴史が長く、30代以下の世代はほとんど100%「キャンデイ・キャンデイ」、「ドラゴンボール」、「キャプテン翼」など日本アニメに親しんで育ったという。先日3月31日のコラム(=ここ)でポルトガル在住の日本人漫画家、ヤマザキマリさんのマンガ「テルマエ・ロマエ」が漫画大賞を受賞した話題を書いたが、マンガやアニメは最早”サブカルチャー”ではなく立派な”文化"であると思われる。文学、美術、音楽、演劇など本家の"カルチャー”を大きく引き離していま世界に誇れる日本のカルチャーがマンガ・アニメであろう。

4月11日(日)  <久しぶりに電子工作・・・>
久しぶりに電子工作をした。その前に秋葉原まで出かけて部品を買い集める。秋葉原では完成品を扱う洒落た店が増える中で、昔からの部品専門の店もまだかろうじて残って頑張っている。今回買ったのはボタン電池のケースとか発光ダイオード(LED=Light Emitting Diode)、それにLEDに接続する抵抗など。発光ダイオードで面倒なのは色によって適正な電圧が異なるところ。赤色の場合は電球色や白色よりも若干低い電圧にしなければならない。例えば3Vの電池に対して抵抗を入れて電圧を2.4Vほどにする。その際LEDの特性がありオームの法則で単純に抵抗値を計算することができないので店の人のアドバイスをきいて40オームの抵抗値とした。・・こんな調子で極めて初歩的なLED工作をはじめたら何かワクワクして子供の頃に真空管ラジオを作った感覚。陶芸や絵画も好きだけれども、やはりモノツクリは楽しい・・。
2010-04-11@九品仏浄真寺

4月12日(月)  <今日は大江戸線・・・>
今日は大江戸線の電車に中で「大江戸」の名前について考えた。都営地下鉄大江戸線は10年ほど前に開通した東京の都心をぐるりと一周した後にまた先に伸びる実にユニーク路線。新宿西口ー牛込ー飯田橋ー本郷ー上野御徒町ー両国ー月島ー築地ー大門ー麻布ー六本木ー青山ー代々木ー新宿ー東中野ー練馬ー光が丘<概略コース>と「6の字」を描く路線が意外に便利である。私は「大江戸線」の名前が好きだが、当初「東京環状線」とか「都庁線」などが名前の有力候補だったときく。もし”都営地下鉄都庁線”などとなっているとつまらない。大江戸は江戸の雅名というが江戸と大江戸では大違いである。大江戸には江戸に対する敬愛の念が感じられる。「お江戸日本橋」の「お江戸」とも相通じる尊称の響きもよいのでやはり「大江戸」がよい。「大江戸」というと東京・お台場にある「大江戸温泉物語」(案内=ここ)が私のオススメスポット。江戸の町にタイムスリップしたような温泉テーマパークで温泉を楽しむと同時に日本情緒が満喫できる。外人観光客が非常に多いのもよく分かる。ここでも「大江戸」の名前がいいが更に「物語」を付けたところがすごい。ネーミングは多数決がいいとは限らないようだ・・。

4月13日(火)  <著莪(しゃが)の花・・・>
著莪(しゃが)の花が咲いていた。著莪はアヤメ科の常緑多年草。アヤメ属のあやめやカキツバタは種類が多く区別しにくいが著莪の花は間違えることはない。いま東京ではソメイヨシノの桜は半分散ってしまったけれども遅咲きのしだれ桜や八重桜など、それに桃の花が咲き誇っている。そんな中、土手の隅などに秘やかに著莪の花が咲いているのに出会うとなぜかホッとする。そんな著莪の花を詠んだ歌がある:「譲ることのみ多き日々著莪の花」(塙 義子)。蛇足ながら「著莪」とは難しい字だ。最近"書取”の練習をするが「しゃが」を漢字で書こうと思っても書けなかった。「しゃが」というと「捨我」を思う。妻の学んだ中高校のモットーが「捨我精進」(わがままな心、我欲を捨てて精進しよう)だったときいていたので「捨我」を連想するのであるが、「著莪の花」を「捨我の花」としても似合うかも知れない。
「今日の写真」には「 著莪の花」ともう一葉
川面を埋め尽くす「桜の花びら」の写真を掲載する。
 
2010-04-13@東京・目黒区にて<川は目黒川>


4月14日(水)  <国立新美術館・・・>
国立新美術館(東京・六本木=ここ)で開催されている展覧会(公募展)に知人が出展しているので見に行った。国立新美術館では各絵画のスペースがゆったりと配置されるので落ち着いて鑑賞できるが一方で出展数が膨大なので会場を一回りするだけでかなりの時間と体力を要する。こうした公募展を見るのは勿論楽しいし刺激になるところも多いが、最近は以前と少し違う見方をしてしまう。大勢の人が渾身の力を込めて自分が最も良いと考える題材、構図、色彩、タッチで描く。絵画はその人の全人間というか本性がすべて表れる。それが十人十色どころではない百人百色で全ての人が皆違う。考え方、価値観、美意識が皆違うのである。誰が優れている、どれが良いというのは一部の評論家かボスが言うことであって、真の優劣などつけようがない。絵画展に社会そのものが凝縮しているように見えるのである。ゴッホの絵画は生前全く評価されず一枚も売れなかったにもかかわらず現代のわれわれはゴッホの絵画に大きな影響を受ける。同じようなことは絵画以外の世界でもしばしば起きている。政治や社会問題でも考え方がみな違うのが当然であろう。何か、金子みすずの詩「わたしと小鳥と鈴と」の”・・みんな違って みんないい”が思い出される(金子みすずの詩・例=ここ)。
2010-04-14@国立新美術館・東京/六本木

4月15日(木)  <「今日のアイデイア」・・・>
「今日のアイデイア」なんていう項目を作ろうかと時々思う。このコラムに「今日の作品」(主に絵や陶芸作品)の解説を書くのがベストであるが特に陶芸の場合はその日制作しても「作品」として姿を見るのは2〜3週間は先になる。絵を描けばよいが毎日の成果はでない。最近「今日の写真」を話題にするように、毎日書く気になれば「何か」はあるけれども最も安易なのが「今日の文句」であろう。新聞の論評など、これに近い。自分のことを棚に上げて他人のことをあれこれと文句を並べる。この欄でもたまには書くこともあるが極力「今日の文句」は扱わぬように努めてはいる。「今日のウオーキング」として歩数などを書くのも容易だが他人が見ても何も面白くない。そんなことを言えば「今日のアイデイア」も興味がなければ面白くないかも知れない。まあいいやと開き直って今日方眼紙にデザインした陶芸作品用のアイデイアを書いてみる。先ず「LED付き照明兼モビール」、具体的には「発光ダイオードを持った翼竜型モビール」。はじめ「始祖鳥型」にしようと絵を描いてみたが「翼竜型」の方が形になるのでこちらを採用した。次に「アンモナイト化石型キャンドルスタンド」。これらは是非作品につなげたい。完成品が全てであるところでアイデイアを披露するのは邪道かも知れないが、"有言実行”のインパクトとなることを期待している。
4月16日(金)  <季節外れの寒波・・・>
季節外れの寒波到来。今日、箱根は10cmの積雪、北関東の平野部でも5cmの雪が降ったと報じられている。既に桜が散った東京でも今朝の気温は5.5度、今夜半には雨に雪が混じるかも知れないとの予報である。寒いですねと挨拶しながら、これが季節外れの暑さでなくてよかったと思う。もし暖冬となっていればマスメディアが”地球温暖化だ”と大騒ぎするのが目に見えている。個人的には東京の寒さは何の問題もない。今日もウオーキングを欠かすことはできないので夕方目黒川(東京)沿いを散歩した。途中、桜に代わってハナミズキの花が目につく。ハナミズキは大抵ピンクと白の樹が並んで花を咲かしているので何か微笑ましい。ハナミズキを見ていると寒さなどほんの一時的なお天道様の気まぐれであると確信する。「赤白が 恋しているのか ハナミズキ(TH)」。
 
2010-04-16@東京・目黒区の公園にて

4月17日(土)  <速読の話題・・・>
速読の話題が最近のテレビで多くなった。速読とか記憶術は昔から周期的にブームになる習性があるようだ。実際、速読恐るべし。速読の熟達者が、1ページ1〜2秒の速度で本を読み進めて内容まで正確に把握する技には心底感心する。速読のためには瞬間的な視力の強化や残像記憶力の向上、視野拡大のトレーニングなどの訓練をすれば誰でもそれなりに速読ができると宣伝される。「効率的に情報や知識を獲得するための方法」としての速読術の有用性は十分に認めるけれども、私は効率的でなくてもゆっくりと”本(文章)を味わう”ことがあってもいいのでないかと思ってしまう。文章を書いた小説家は速読についてどう考えるだろうか。先日亡くなった井上ひさしさんのように心血を注いで熟慮を重ねた1行の文章が0.01秒もかからず読み飛ばされる・・。思索すべき対象、鑑賞すべき対象、賞味すべき対象には存分に時間をかけるべきではないか。展覧会に行くと画家や陶芸家が精魂を傾けた作品に対して鑑賞者が"見る"時間の何と少ないことか。料理人が工夫を重ねた料理に対して食べる人は賞味もせずに腹に入れる。「知識」と「効率」だけを考えていると「味わうこと」そして「考えること」を忘れてしまう。
4月18日(日)  <アンモナイト型・・・>
アンモナイト型の大皿を陶芸で制作中である。以前このコラムでアンモナイトの形状を陶芸に応用するアイデイァを書いたが(4月15日分=ここ)この時は”アンモナイト化石型キャンドルスタンド”と記した。陶芸教室でこのアイデイァを元に制作を始めたのであるが途中からキャンドルスタンドでなく大皿に変えた。燭台よりも大皿とした方がアンモナイトの形状を活かせるし実用的だと思い直したのである。アンモナイトは知れば知るほど神秘的だ。アンモナイトは現存のオウム貝に似た軟体動物で化石として世界中で多く出土する。約4億万年前に地球上に出現し6500万年前に恐竜と共に絶滅するまで形状を進化させながら繁栄したので出土するアンモナイトの種類によってその土地(地層)の年代が特定され、地質学問の面でも極めて重要な資料となるという。私はアンモナイトの美しい螺旋形状と力学的に最適設計をしたようなシェル構造に強く惹かれる(先ずは断面形状写真=ここ、螺旋形状についての例=ここ)。リンクした資料の中にもあるが北海道は世界的にもアンモナイト化石の出土地として知られ三笠市博物館(別名化石博物館、岩見沢の北東約20km)には1m近い化石が沢山あるのには驚く(写真=ここ、ドイツでは直径2mのものが発見されたという)。巨大なアンモナイト化石をみると陶芸で”大皿”というのもおこがましい。ごく小さなアンモナイトの形状を参考にした皿作りである。
4月19日(月)  <アイスランドの火山・・・>
アイスランドの火山の噴火でヨーロッパ便の欠航が続いている。4月10日のコラム(=ここ)で書いたフランスから日本観光に来ていた知人の若者も帰国できずに立往生している。たかがアイスランドの一火山の噴火で(氷河下からの大噴火という特殊事情はあるが)ヨーロッパ主要都市の航空路が麻痺してしまう様子を見て改めて地球の潜在的なエネルギーの凄さを知る。昨日書いたアンモナイト化石にも関連するが、6500万年前に恐竜が絶滅した原因については巨大隕石の衝突説や火山活動説など諸説あるが要は大量の塵埃が大気中に舞い上がり日光を遮断することで急速な寒冷化が起こったことが原因と見る説が有力であるようだ。いま地球温暖化対策はいいとして「地球に優しく」などと人類は地球に対して思い上がった接し方をしているように見えるが、地球が少し機嫌を損ねると、つまり火山活動や地震が活発になると人類などあっという間に絶滅の危機に瀕する。恐竜が繁栄した1億万年以上のとてつもなく長い期間と比べると人類の歴史など極めて短いことを今更ながら感嘆。空港の欠航など大したことではない。太陽が見えていれば有り難いと思わなければならない。
4月20日(火)  <阪神、金本の連続フルイニング出場・・・>
阪神、金本の連続フルイニング出場記録が一昨日18日に1492試合で止まった。1999年から一試合も休まず連続して全イニング出場するという世界記録を更新続けてきた鉄人が自ら真弓監督に”先発から外して欲しい”と申し入れて記録が途切れたのである。このとき金本の打率は1割6分台の不振で守備にも精細を欠いていた。面白いことに金本がこれ以上チームに迷惑を掛けられないと先発外を希望したのに対して真弓監督ははじめ記録のため慰留したという。これでは話が逆だ。本来はチームのためを思い不振なメンバーを外すのが監督の役目である。けれども世界記録を更新中の選手に恐らく監督が命令することができない事情も分かる。真弓自らが自分のウェブサイトで金本を「勇気ある決断だった」と讃えている(=ここ)。金本の決断がなければ真弓が決断することはなかったのだろうか。56歳の真弓は42歳まで現役を続けた。引退する直前の数年間は打率は2割そこそこであったが試合に出ることに固執して最後はフロントと衝突した。金本はいま42歳。これからの金本がどういう道をたどるかは分からないが、退き際は自分で決めるのが気持ちがいい。先ずは1492試合の記録と共に金本の爽やかな決断は人々の記憶に残るだろう。

4月21日(水)  <LEDランプ台・・・>
「LEDランプ台」(陶芸)を今日の作品として表紙に掲載した。これは以前仏具用の火立てを陶芸で制作したことがあり、蝋燭の代わりにLEDを使用した仕組みが気に入っていたのだが手元に一つも残っていないので再度制作したものの一つ(以前の火立て=ここ/2007年作品)。小さな陶芸作品であるので陶芸教室ではなく家で好きに作って家の窯で焼成した。今日4個焼成が完了したので順次掲載していきたい。今日掲載した作品は焼成直後の素材でLED装置は未だ付けていない。中央の穴部にLEDランプを装着して必要に応じて点灯できるようにするが半分(写真左側)には水を溜めて一輪挿しとして使用することもできる。LED用のボタン電池やスイッチは下部に入れる。このコラムを書いている時点では既にLED装置の工作も完了したがランプが取り付いた形、点灯した状態、それぞれステップで姿がガラリと変わってみえるので楽しい(明日、ランプを装着した写真を掲載予定)。

 4月22日分写真
4月22日(木)  <宇宙飛行士、山崎直子さん・・・>
宇宙飛行士、山崎直子さんが無事に地球に帰還した。特別に厳しい訓練を経た宇宙飛行士とはいえ15日間の地球外勤務で宇宙ステーションへ出張してきたと思わせる余裕と安定した技術には今更ながら驚く。山崎直子さん(39歳)の場合家族と共にすっかり有名になった。夫の大地さん(37歳)は宇宙関連の仕事を退職して子供の世話をするなど妻のサポートをする「主夫」としてマスコミにも多く取りあげられた。大地さんの苦労話(例えば=ここ)を知ると何か夫の方を応援したくなる。私が少々異質な雰囲気を感じたのは今日のニュースで山崎直子さんの両親が記者会見をして娘を語る場面だった。いい歳をした大人である娘について親が顔を出すのは、30〜40歳になった子供が不始末(犯罪)を犯して親が謝罪する姿とだぶるがこれが日本的な親子関係なのだろうか。・・ニューヨークに住む私の孫娘の夢は宇宙飛行士になること。私に世界中の宇宙飛行士の一覧表を見せてくれたり宇宙のことを説明してくれるが、将来孫娘が宇宙飛行士になったときに”祖父のコメント”を語るチャンスはなさそうである。
「今日の表紙」に「LEDランプ台A-1」(陶芸)を掲載した。陶芸作品LEDを装着し同時にくぼみ部分に草花を入れてみた。LEDランプを点灯した写真は陶芸コーナー(=ここ)に掲載。

4月23日(金)  <マキャベリ語録・・・>
「マキャベリ語録」(塩野七生著、新潮社)を再読してズバズバと本音で核心を衝く文章に爽快感を覚えた。マキャベリ(フィレンツェ共和国の政治思想家、1469〜1527、コロンブスと同時代人)の著述は当時の現実主義的な政治理論であって現代には通用しないとする向きもあるが人間の本質をえぐり出す洞察力には現代でもハッとさせられる。「誰だって誤りを犯したいと望んで誤りを犯すわけではない。ただ晴天の日に翌日は雨が降るとは考えないだけである」。「人間の意見なるものがいかに偽りに満ち、いかに誤った判断でゆがめられているかは呆れるほどである。なぜなら・・」。「君主たる者、もしも偉大なことを為したいと思うならば人をたぶらかす技、つまり権謀術数を習得する必要がある」。・・今日午後、舛添要一氏が「新党改革」を結成、鳩山首相の普天間決着期限まであと一月、小沢幹事長の作戦は・・、とマキャベリを読むと嫌でも日本の政治の動きを思う。最後にこんなのもあった:「天国に行くのに最も有効な方法は地獄へ行く道を熟知することである」。
4月24日(土)  <鯉のぼりと普賢象桜・・・>
「鯉のぼりと普賢象桜」を今日の写真に掲載した(下)。今日、東京は久しぶりに晴天となったが太陽が雲に隠れると身震いするような寒さ。そろそろ暖かさが欲しいと公園に行くと鯉のぼりの直ぐ隣に”普賢象桜”が咲いていた。普賢象は八重の桜で花の中心部にある二枚の緑色の葉(めしべ)が外側に曲がっている様が普賢菩薩の乗っている象の鼻に似ていることから名が付いたといわれる。普賢象桜と並んで他の種の八重桜も満開の花をみせる。あれほど豪華絢爛に咲き誇っていたソメイヨシノはすっかり葉桜。花の命は短い。八重桜もやがて散って鯉のぼりだけになるのだろう。鯉のぼりにしても後二週間の出番まで。満開の花が永遠に続くとは誰も思わない。けれども人は自分の変化(チェンジ)に対してはひどく消極的なのはなぜか・・。
 
2010-04-24@西郷山公園・東京目黒区

4月25日(日)  <LEDランプ台B-2・・・>
「LEDランプ台B-2」(陶芸)を今日の表紙に掲載した。表紙にはランプを点灯させた写真を入れたが点灯させない写真は「陶芸コーナー」(=ここ)に並べて掲載している。ここでは赤色LEDを使用したがLEDの色をどうするかが悩みどころだ。白色のLEDも手元にあるが白色では少し寂しいので赤色にしたが長い間点灯していると赤が煩わしく何か品なく感じる。最終的にどうするかまだ迷っているが、いずれにしてもLEDは裸のままであると光が目に強烈すぎるのでカバーを掛ける。LEDはいわば陶芸のオマケとして設置したが、仏前の蝋燭の火の代わりにLEDランプを灯明とする程度しか用途はない。しかし作ってみると陶芸のためにはランプを点灯させない方がいいと悟った。ランプが点灯すると制作した陶芸には目がいかない。人様に見ていただくためにはランプを消した置物としたほうが良さそうだ。
「今日の写真」は新宿のビル。新宿駅前のこの東京モード学園・コクーン(繭)タワー(50階建て)が 見えると”ああ、新宿だ”と思う。渋谷にも六本木にも銀座にもこのような象徴的な超高層ビルはない。
  2010-04-25@新宿・東京

4月26日(月)  <麻布十番のギャラリー・・・>
麻布十番のギャラリーに自転車で行ってみた。田舎から東京にでてきて半世紀以上になるが麻布十番の街を自転車で通ったのは初体験。麻布十番は東京・港区の地名であるが十番の由来ははっきりしない。麻布十番の中に一丁目から三丁目まであり周囲は元麻布とか南麻布の地名で「番」のつく名はない。それはともかく、ギャラリーでの陶芸三人展が非常に面白くて感激。日本のベテラン女性陶芸家吉川千香子、宇賀和子さんの二人とマレーシアの中堅陶芸家Umibaizurah Mahirさんとのジョイント展(案内=ここ、5/5まで)で、この展覧会ではほとんどがオブジェというか置物、飾りの部類であった。それが三人ともに実におおらかで個性豊か。自由な発想を見ているだけで元気になった。陶芸をやる立場としては”これもありか!”と大いに勇気をいただく<宇賀和子さんのHP=ここ>。・・帰途、これまた初体験で元麻布にある麻布山善福寺に寄った。空海が開山したと伝えられる古刹(こさつ)で、下の写真のように親鸞が植えたとされる大銀杏(左)があり元麻布ヒルズの高層ビル(写真中央、29階建)が寺を見下ろしている。この寺には福沢諭吉の墓がある。
2010-04-26@麻布山善福寺・東京港区

4月27日(火)  <赤レンガの建物・・・>
赤レンガの建物には最近の超高層ビルにはない温か味がある。"赤レンガ”というと東京駅丸の内側の赤レンガ駅舎や横浜の赤レンガ倉庫群を思い浮かべるが、東京・霞ヶ関の「法務省赤レンガ棟」もすばらしい赤レンガ建築だ。今日、所用で日比谷にいったついでにドイツ人建築家の設計というこのネオ・バロック様式の赤レンガ建築をみてきた。霞ヶ関一帯も建築の高層化が進む中で「法務省赤レンガ棟」は異彩を放つ、まさに国の重要文化財が相応しい。法務省の庁舎や裁判所の庁舎・東京地方裁判所などと地続きであることは承知していたが、側の道路を通っていると今日は雨の中にテレビの取材など人の動きがあわただしい。何事かと思うと民社党の小沢一郎幹事長に関連した事件で以前不起訴処分を受けた氏に対して検察審査会が「起訴相当」と議決したとのトップニュースに係わる現場であった。話を元に戻すと、法務省赤レンガ棟(建築経緯、観光案内例=ここ)には見学コース(展示室公開)があり中に入ることができる(無料)。またある時期には"法務省赤レンガまつり”が開催されて特別に公開されることもあるようだが詳細は知らない。いずれにしても東京には一度も行ったことのない名所がまだ数限りなくある・・。
「今日の表紙」には「LEDランプ台C-1」(陶芸)を掲載した。これも前回までと同様のLEDランプ兼一輪挿し。 上部で吊すこともできる。ランプを点灯させた姿は陶芸コーナー(=ここ)に入れた。
  2010-04-27@法務省赤レンガ棟・霞ヶ関

4月28日(水)  <翼竜・・・>
「翼竜(LEDランプ付き)」(陶芸)を「今日の作品」に掲載した。これは4月15日のコラム(=ここ)で書いた「発光ダイオードを持った翼竜型モビール」のアイデイァを具体化して制作したものである。まだモビールとして吊してはいないが陶芸が完成した後に赤色のLEDが口の中で点灯する仕掛けを作り上げた。そもそも翼竜の形が面白いのでLEDを組込んでモビールとすることを思いついたが制作した翼竜は勿論リアルなものではない。翼竜はおよそ2億万年前に恐竜と分岐した種で、はじめて空を飛んだ脊椎動物・爬虫類といわれる。翼長が12mに及ぶ巨大翼竜から小型のものまで種類も多い。また大型の翼竜は翼を持っていても飛べなかったのではないかとも言われる。翼竜の想像図を見るだけでもロマンだが粘土で翼竜もどきを作るのも楽しいひとときであった(小型であるので家で作った)。インターネットでみつけた「プテラノドン」という翼竜の写真を一つリンクしておこう(=ここ)。


4月29日(木)  <昨日の歌舞伎座の「千穐楽」・・・>
昨日の歌舞伎座の「千穐楽」には大勢のファンが押し寄せた。東京・東銀座にある歌舞伎座が建て替えられることになり、しばらく休館になるからである。歌舞伎座の歴史は火災との戦いであったという。江戸時代の歌舞伎小屋は23年間に9度全焼したとか、明治以降も3度焼失して今の歌舞伎座が1951年に建築されたのは4代目だ。それだけ「火」が怖ろしいので歌舞伎では「千秋楽」という字を避けて「千穐楽」を使う。「穐(しゅう)」の字は「火」の代わりに「亀」がついて何となくめでたい字であるが普段は余り使わない。けれども「穐」の字は「秋」の古字で共に"亀の甲羅を火であぶる占い”をルーツとするという解説があった(=ここ)。こうして字にこだわると"最後の日”をどうして「千秋楽」というのかも疑問になる。最後の日に雅楽の千秋楽を奏したからとか、秋が終、楽が落に通じるからとかこれも諸説あるようだ。現在の歌舞伎座は3年の歳月をかけて劇場と賃貸オフィスビルを併設した建物(地下4階、地上29階建ての高層ビル)に生まれ変わる。2013年春にオープン予定の新歌舞伎座を”一日千秋”(千穐かな?)の思いで待つとしようか・・。
4月30日(金)  <またまた失敗・・・>
またまた失敗・・。今日、家で陶芸をしているときの話。素焼きが完了した素材に釉薬を掛けていざ窯(小型の家庭用電気窯)に入れようとする直前、線描を一筆追加している最中にモノを落として破損させてしまった。同じような過ちを繰り返す愚か者、失敗しても学習しない、一度ならず二度三度同じ間違えを犯す、・・と何を言われても反論できない。私が”過ちは繰り返しません”とか、”再発防止をするから大丈夫”という言葉を信用しないのは自分が愚かであるからである。社会的なミスを犯した場合、「再発防止に努めます」と頭を下げる姿をよくみるが、再発防止は理屈だけではできない。私の失敗も原因の解明はできる。まず失敗は家での作業時に限る(陶芸教室ではない)。つまり作業スペースや作業の姿勢に不自然があるし道具も中途半端、それに対する予防処置をしていない。そして、ただでさえ緊迫感がないところで休憩を入れずに集中力を欠いたときに失敗している。では再発をどうして防ぐかを真剣に考えないところが自分以外に誰にも迷惑を掛けない"家庭内失敗”の楽なところであるので、またまた失敗を繰り返すことになる。結局、許される失敗はまた再発する。よほど痛い目に遭わないと本気で対策しないというお粗末でした。
それでも意気消沈して気分直しに近所の公園に行くと「オオムギ」が勢いよく成長していた。都会では麦でさえ人を元気づけてくれる(下の写真)。
2010-04-30@東京・目黒区の公園

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