「今日のコラム」(2021年 7月分)

7月1日( 木) <今日は朝から本格的な雨・・・>
今日は朝から本格的な雨。梅雨の末期で更に3〜4日雨が降り続くとの予想だ。このことは予想されたので、昨日は午前中テニスをやったけれども、夕方には思い切って地上絵を意識したウォーキングをした。AppleWatchのGPS機能を使って歩いた道の軌跡で巨大な地上絵を描くのにハマり込んだので、道路地図を見ていると家の近所でいくらでもアイデイアが湧いてくる。昨日の地上絵は自由が丘駅を起点として東横線の線路沿いの道も使って大きな「鳥」を描いた(下に掲載)。目黒区中根にある日蓮宗の寺院「立源寺(りゅうげんじ)」の境内で鳥の目玉を描く予定であったが本堂を一周する道がなく、ここだけは思い通りでなかったけれども、他はほぼ計画通りに歩けた。今回の地上絵は、距離=5.16km、所要時間=1時間6分、高低差=31mであった。今日の空模様だととてもウォーキングをする気分にならないので、昨日の行動は正解と見る。・・今日から3ヶ月間オリンピックのためテニス場が閉鎖されてテニスができなくなった。テニスに代わる体力づくりを ウォーキングで全てをカバーできないにしても「地上絵」は歩く動機付けとしては間違いなく大きい・・。
 
7月2日( 金) <朝から激しい雨が降り続いた・・・>
朝から激しい雨が降り続いた一日。ただでさえ気分が暗くなるところで更にやりきれない沈鬱な知らせを受けた。高校〜大学を通しての友人の奥様が亡くなったという。友人とはお互いの家が歩いて行き来できる距離であることもあり、最近も定期的に会っていた。先日、目黒区をウォーキングして描いた地上絵では彼の家の方面を通ったので、メールでご機嫌伺いに合わせて地上絵を送ったところ、奥様のご逝去を知ったのだ。ほんの10日ほど前のご逝去で時節柄、葬儀は家族親族で済ませたという。80歳を過ぎて連れ合いの奥様を亡くすと男はどう生活するのか、私などは見当が付かない。誰もが避けられない運命かもしれないが、他人事でない。せめて妻にはやりたいことを存分にやってもらい、ストレスを減らすことを考えなければならないか・・。
7月3日( 土) <午前中は陶芸教室・・・>
午前中は陶芸教室で粘土いじり。焼成中だった「どんぶり」が一つ完成していたので持ち帰った(表紙に作品掲載)。珍しく”実用品”を制作したもの。我が家で日常の食器として使用する予定だ。更にもう一つ、どんぶりを焼成中で、これがどうなるか・・。日用品のお皿、お茶碗の部類は大抵の家庭では用が足りているので、余程気にいるものでなければ歓迎されない。”置くところがない”とは一般家庭では言い訳ではなく切実な現実である。男性が趣味の陶芸でお皿やお茶碗を作り続けると、大抵は家庭からもう結構と言われる話をしばしば聞かされる。そうかといって、実用性のない置物を作っても”置き場”が必要となることには変わりない。陶芸を何年間もやってきたが、時にこれは妻の理解があるから続けられると思う・・。午後は雨が止んだので、妻と車で墓参りに行った。息子の月命日は2日だが、昨日は大雨でとても墓参りには行けなかった。寺の境内に蓮(はす)が目立つように飾ってあったが、これは今の時期に合わせたのだろうか・・。

2021-07-03墓のある九品仏浄真寺(東京・世田谷区)境内
7月4日( 日) <今日も終日雨の日曜日・・・>
今日も終日雨の日曜日。我が家では雨が激しくなるとサンルームの一部で雨漏りがあるので私はその対策に追われる。このような不具合を直すのは得意だが、訳がわからずに困惑するのがSNS(Social Networking Service)関連だ。このインターネットのホームページ以外に、インスタグラムで「AppleWatchによる地上絵」のコーナーを作ろうと登録してみた。Instagram(写真・動画の共有SNS)は全世界のユーザー数は10億人、日本でも3300万人以上とか利用者のレベルが別格。ちなみに「地上絵」を掲載しようと思っているところで、#gpsart(=GPSによるアート)で検索すると世界中で1.6万件の投稿がある。外国では自動車を使ったGPSで描く例が多いことが分かった。日本語の「地上絵」だけで検索すると約3000件の投稿数とでた。自分の画像を見てもらうには「ハッシュタグ」と呼ばれる案内の文字をいかに適切にセットするかのようだ。それはともかく、一番不本意なのは登録した分野とは無関係に「おすすめ」の項目が表示されて、見ると知り合いばかりだ。こちらが選んだ訳ではなく、個人のiPhoneの「連絡先」に保存している知り合いのメールアドレス、電話番号などが勝手に検出されてインスタグラムに登録した知り合いを表示している。アカウントの情報入力がどのようにヒモをつけるのか分からぬが、便利というより危険を感じる。Instagramもやってみると色々と問題が浮かび上がる・・。
7月5日( 月) <期待をしない太陽の光・・・>
期待をしない太陽の光を浴びると人は突然に元気になる。今日も朝からシトシトと雨が降り続き梅雨が明けない。・・と思っていると昼頃には雨が止み、その後、小雨がまた降ったりもしたが、夕刻になり突然陽がさし始めた。東京の街全体が日差しを受けて明るくなると気分まで変わる。これまで何かと暗いイメージでやる気が出なかったのが陽光とともに一挙に積極的になるから人は単純なものだ。常夏の国の人が明るく楽天的であるとか、北欧の人が沈着冷静であるとか、気候で国民性が変わるのがよく分かる。日本で恵まれているのは四季があることだろう。それぞれの気候の微妙な違いを体験しながら繊細な感性も養われるか。東京では今週、来週とまだ梅雨が続く予報だが、雨はあらゆる動植物にとって欠かせない自然の産物。一方で雨があるから陽光の有り難さも分かる。それにしても何事も程度次第。豪雨による熱海の土石流災害を見ても、自然の振れ幅に人間がどう適合できるかは難しい課題だ。地球上のどこでも自然から絶対に守られているという場所はないと考えた方がいいのだろう・・。
7月6日( 火) <今朝の東京は、どんよりした曇り空・・・>
今朝の東京は、どんよりした曇り空であったが雨は降っていなかった。天気予報ではこれからの一週間はほとんど連日雨の予報。それでは、雨が降る前に地上絵を描くウォーキングをしようと、事前に準備した経路の計画図を持って家を出る。スタートは我が家からそれほ遠くない位置。AppleWatchのワークアウトスイッチを押して歩き始めた。途中からパラパラと雨が降り始めるなど想定外のこともあったが、とにかくも歩き切った成果を下に掲載する。今回は、歩いた距離=6.22km、所要時間=1時間20分。これまで地上絵を色々と試みて分かってきたのは、地図上でどの道を通るか明確にした上で”曲がり角”の目印をどうするかが重要だ。それと一筆書きなので道順を確実に決めておかないと間違える。・・このような地上絵をGPS機能で個人が描くことができるのは驚異だが、それで何の得があるのと問われると返答に困る。ただ、私としてはこの地上絵を描く目的がなければ1時間20分を歩き続ける運動をすることは絶対にないだろう・・。
地上絵コーナー=ここ=参照
7月7日( 水) <「七夕や雨たしかめる・・・>
「七夕や雨たしかめる片手出す( 桂信子)」 。そんな朝食時にベランダ花壇を見ると、テッセン(クレマチス)の花が一つ、元気に咲いている。4月から5月に随分と楽しませてもらったテッセンの花。今年はもう終わったと思っていたのに、梅雨の最後に大奮闘している。更に、5月に植えた百日草も花数を増やして賑やかに咲き誇っている。前に書いた繰り返しになるが、最近は花ひとつを詳細に観察すると自然が作り上げた一つ一つの構造や仕組みに驚嘆する。今のカメラは以前と違い細密な写真が撮れるようになったので下にクローズアップで撮影した画像を掲載してみる。花は遠目に見ても美しいが、接近して観察しても美しい。神秘的な美しさには圧倒されてしまう・・。「七夕の雨のあがりしばかりかな( 鈴木真砂女)」 。
 
2021-07-07 左=テッセン(クレマチス)  右=百日草
7月8日( 木) <インターネット上では・・・>
インターネット上では国家的な規模で機密を盗み取ったり謀略としての偽情報を流したりすることは日常茶飯事であるようだ。最高級の通信技術に秀でた人間が仕事としてそのようなことに携わる。仕事でなくても安易にインターネットによって悪事を働く輩は後を絶たない。私はかなり前に自分のメールアドレスが送付元となった英文のメールが送られてきて”お前のメールは俺のものとなった、面倒を起こしたくなければ金を出せ”と脅されたことがある。この時はメールアドレスの発行元に相談したところ、アドレスを変更しても同じことなので徹底的に無視するようにアドバイスを受けて、「無視」を通した。迷惑メールに入れたが、何十回無視したか分からない。最近、珍しく日本語の恐喝メールを受け取った。例によって、お前のインターネットの検索履歴など全て把握している、問題を起こしたくなければ金を出せ、ビットコインでこれこれを支払え、という内容だ。振込先も恐喝文もはっきりしているけれども逮捕にまで至らないのが不思議だ。現代の通信技術は確かに素晴らしいが、諸刃の剣でもある。インターネットの技術をある程度理解している人間ならば、その能力を善意の仕事に使って欲しいと思うけれども、人はそう単純でもないのが悔しい・・。
7月9日( 金) <午後、雨の止んだ時間を見計らって・・・>
午後、雨の止んだ時間を見計らって駒沢公園まで散歩に行った。最近は散歩とかウォーキングというと、AppleWatchのスイッチを入れてスタートし、歩いた道の軌跡をGPS機能でiPhone内に残して描く「地上絵」を始めたので、何もしないただの”散歩”が新鮮に思えた。地上絵を描くためには計画した道順を間違えないように、道を選ぶことだけに専念するので歩く時も緊張の連続だ。それに対して、普通の散歩は何と余裕があることか。道端の草花に目をやり、写真を撮ったり、思索したり・・。今日は明日の陶芸で何を制作するかを考えたりもした。時間にもコースにも制約されずに好き勝手に歩く、これが本来の散歩だ。好きで地上絵を始めて、まだこれからも”作品”を続けるつもりであるのに、自由な散歩の良さに感動するのも妙な話だが、両方ができるから嬉しい。・・今日は久しぶりに訪れた駒沢公園の中央・記念塔前の池でカルガモの子供が歓迎してくれた・・。
2021-07-09 駒沢公園にて
7月10日( 土) <梅雨は続いており・・・>
梅雨は続いており、九州〜関西方面では大雨による災害も発生しているが、東京では今日は久しぶりに晴れ上がり最高気温が33℃を越した。土曜日は陶芸の日。汗をかきながら陶芸教室まで歩いて行った。教室までの往復を歩くのが貴重な運動の機会でもある。今日の陶芸では新作を始める予定であったが、教室に行くと以前制作した作品の素焼ができていたので、まずその釉薬掛けを行った。最近は釉薬も、これまでに経験のある種類でなく初めてのものを選定する。教室としても釉薬に新味を持たせるため新たに開拓する姿勢が見えるのが嬉しい。陶芸教室での作品は釉薬の色がどうあるべきという決まりが一切ない。自分が気に入る仕上げができれば良い。これまで、白萩、黒天目、織部など典型的な釉薬を使っても仕上がりが思うようなニュアンスにならず行き詰っていたこともある。釉薬は塗布される厚さや焼成温度の管理で微妙に色艶が変わるので、釉薬を完全にマスターすることは簡単ではない。新たに試みている釉薬は薄く掛かると金色、分厚くなると黒が強くなるという。どのような結果になるか分からぬが、挑戦するだけでも楽しみがある・・。
2021-07-10 ベランダ花壇の百日草に蝶が来ていたので写真を撮った
7月11日( 日) <今日は2013年に亡くなった義兄の月命日・・・>
今日は2013年に亡くなった義兄の月命日。義兄には何かと世話になったので、月に一度は谷中にある義兄の墓にお参りに行く。今日の午後、雨も降っていないので、妻と一緒に墓参りに出かけた。日暮里の駅でAppleWatchでワークアウトのスイッチを入れて墓までの距離や時間を計測してみたところ、往復で、歩いた距離は2.5km、時間はお墓周りでかなり時間をとったので、1時間近くかかっていた。歩いたルートが全て地図上に残っているが駅との往復の道で何も面白くない。今日はお墓の周りで掃除などをしている時には全く雨の気配がなかったのに、帰りかけた頃から遠くでゴロゴロ雷の音が始まり、駅まで約400mほどのところでパラパラと雨が降り始めた。かと思うとあっという間に土砂降りの雷雨となった。私は傘を持ち合わせていなかったので、雨の中を駅まで必死に走った。山手線に乗り、目黒からバスに乗り換えて最寄りの停留所で降りる頃には雨は小降りとなり、辛うじてセーフ。これもAppleWatchのアクティビィという運動量評価では全てが◎となった・・。
2021-07-11 墓のある瑞輪寺<この頃には雨の気配はない>
7月12日( 月) <月曜日の朝の天気が晴れ・・・>
月曜日の朝の天気が晴れであると、これまでの習慣では7時半には家をでてテニスに行く。それがオリンピックのため9月末までテニス場が閉鎖されてテニスができなくなると、朝から調子が何かおかしい。ゴミ出しをやったり、道路掃除をしてもまだ十分に時間がある。汗をかきながらでも明るい陽光を外に見ながらパソコン仕事をするのは贅沢にも思える。パソコンでやるべきことは際限なく出てくるので時間を持て余すことはない。午後にはまた自由が丘駅近辺で地上絵の追加を描くためウォーキングをした。これは7月6日のコラム(=ここ)に掲載した地上絵を知人に送ったところ、腕の絵が片方しか描かれていないので、もう一方の腕を追加して描けないのかというコメントをいただいたので、こちらとしても初挑戦してみたもの。追加分の絵柄はどうでも描けるが、それを合体させるときにどうするかが問題。私としてはPhotoshopの写真合成技術を使って思ったより簡単にできた。ただし、AppleWatchのGPS機能を使って歩いた軌跡を描く地上絵は一筆書きであるところが面白いのであって、合成を始める何でもが出来すぎてしまう。とにかくも、初めて合成させた地上絵の写真を下に掲載する・・。
地上絵コーナー=ここ=参照
7月13日( 火) <テレビで90歳?のフィットネスインストラクター・・・>
テレビで90歳?のフィットネスインストラクター瀧島未香さんの番組を見た。いま話題の滝島美香(タキミカ)さんは65歳まで運動とは全く無関係であったという。子供の手が離れた頃から太り始めて夫から”太ったなぁ”と言われたのを契機に65際でスポーツジムに入会して運動を始めたところ運動が大好きになって、はまり込んだようだ。ついにはインストラクターになるほどに”適性”があったのだろうが、それにしてもタキミカさんの笑顔を見ていると本当に楽しくてしようがないのが分かり、気持ちがいい。また人知れぬ努力とか苦労などを感じさせないところもいい。YouTubeでもタキミカさんは色々と取り上げられている(例えば=ここ=)。・・最近のテレビではどれを見ても新型コロナ関連の番組で、しかも自分は何もやらず、出来ない評論家のマイナス面を強調する暗いコメントばかりを聞かされて辟易する。こんな時、自分がやることをやって周囲を明るくするタキミカさんからはコロナを乗り超える元気をいただく・・。
7月14日( 水) <今日は歴史的なテレビ番組・・・>
今日は歴史的なテレビ番組を見た。米大リーグのオールスターゲーム(コロラド州デンバーから)の生中継。大リーグ史上初めて投打の二刀流で選出された大谷翔平がどんな活躍をするか。注目されるのは当然として、それにしても大谷翔平は、1番・指名打者、そして先発投手と、これ以上ない信じられない出番だった。結果は投手としては1回無安打無失点、後は9人の投手に引き継いで試合に勝利して結局は勝ち投手となった。打者としては2打数無安打に終わったが、リーグ前半戦でメジャートップの33本塁打を打った存在感は圧倒的だった。野球の本場のアメリカでトップのトップとして日本人が活躍する現実をどうとらえるべきか。アメリカの一般社会の中でも好意的に見られているようだし、人種差別が底流にあるアメリカ社会に及ぼすプラスの要素は計り知れない。一人のスポーツ選手が歴史を作っている・・。
7月15日( 木) <今はケイタイ(私の場合はiPhone)で撮った写真・・・>
今はケイタイ(私の場合はiPhone)で撮った写真の画質が非常に良くなっている。昔のように”手振れ”を気にしなくても鮮明な画像が得られるのは驚くばかりだ。気楽に撮影ができるので膨大な量の画像が蓄積される。このような写真を将来にわたって如何に使用・管理するかは、人それぞれのやり方があるだろうが、私は昔のように旅行や集まりについては後日アルバムで見られるように整理する。印画紙に印刷してまとめたアルバムをめくりながら過去を楽しむというスタイルだ。・・と言いながら、この数ヶ月は新しいアルバムが出来ていない状態だった。一方で、パソコンの中の画像を取りまとめてA4サイズの台紙に印刷できるような原版はその都度制作してパソコンに保存してきた。例えば昨年11月に京都旅行をした際の写真だけでもA4・25枚相当の印刷用の原版がパソコンの中で眠っていた。印刷してアルバムができないのは、プリンターのインクがないことが原因の一つであったが、昨日ようやく新しいカラーインクを入手して早速に印刷を始めた。昨日から印刷を続けて、よくこれほどに原版を溜め込んでいたものと妙な感心をしながら、今日も印刷を続けた。ところが、何ということでしょう! カラーのインクがなくなったという表示。しばらく様子を見ながら使ってみたが途中から色が変わってしまった。A4サイズで約50~60枚程度か、正確には把握していない。インクは消耗品であるにしても二日間でなくなってしまった現実に唖然・・。
7月16日( 金) <朝はどんよりした曇り空・・・>
朝はどんよりした曇り空であったが午後は梅雨明けを思わせるような快晴となった。天気につられて駒沢公園をウォーキング。初めはのんびりと散歩するつもりであったが調子が良かったので、例によってAppleWatchのGPS機能を使った地上絵を公園内で描いてみた。歩くままの軌跡が記憶されて地上絵が描けるといっても道路から公園内の広場に入るつもりが通れなかったり、道路が想定外だったりするので、「絵」を描くにはある程度の下見が必要だ。今日は初めからリハーサルのつもりであったので一部不本意ではあるが、出来上がった「ネズミの地上絵」を掲載してみる。次のステップでは尻尾と前足の部分などは改善するつもりだ。今回の”ネズミ”は公園内の一部で描いたもので比較的楽であった。所要時間は28分、距離は2.26km。住宅街では角のあるゴツゴツした絵しか描けないが、公園や広場であるとキャンバスに描くような自由な線が可能になるので、まだまだ駒沢公園を利用した地上絵に挑戦できそうだ・・。
駒沢公園(東京・世田谷区)にて
7月17日( 土) <土曜日の午前中は陶芸・・・>
土曜日の午前中は陶芸。陶芸教室に行くと一つ素焼が完成していたので、まず、これ(小型の角形花器)の釉薬かけをした。この後、本焼成を行う。次に粘土を1kg購入して、計画していた小物のブロックを制作した。この作品については次回以降更に加工を加える予定だ。今日は完成品が一つあった。「どんぶり」の第二弾。このどんぶりは、形状は前回完成したものと同じであるが、初めての釉薬を使用したので完成を楽しみにしていた。「金ラスター」と呼ばれる釉薬は教室でも初めて準備したもので、ラスターとは「光沢とかツヤ」の意であり、陶芸では金属光沢を発する釉(うわぐすり)のこと。金ラスターは文字通り金の光沢を発する釉薬だ。教室のサンプルでは釉薬の塗膜が厚過ぎると黒が濃くなり、適度な膜厚でなければ「金」がうまく表れないようだった。今回完成したものを見ると、先ずはこんなところか。ただし、妻によると実用的などんぶりとしては中がもっと光沢がある仕上げの方がいいという感想だった。それはともかく、これまでは「金」の釉薬を知らなかったので、食器でなく他のものに幅広く応用が効きそうだ。表紙に今日完成したどんぶりの写真を掲載したが、「金」の色合いが今一つ表現できなかった・・。

7月18日( 日) <朝から雲ひとつない快晴・・・>
朝から雲ひとつない快晴。暑いけれども運動をしなければならないと、午後、駒沢公園方面に散歩に出かけた。せっかく駒沢公園に行くのだから一昨日「ネズミの地上絵」を試みた道を再度通って、より良いネズミ地上絵を完成させようとスタートした。結果は見事に失敗。前回に描いた地上絵よりも”まずい”絵になったので今日は絵を掲載しない。気温が33℃の炎天下を歩いたハンデイがあるといっても、スタート地点よりも10m以上手前で停止するとか、細かいところで集中力が欠けていた。一度やり終えたことを、気に入らないといって二度、三度やってみても必ずしも”ベター”にならないことは、陶芸でも絵画でも同じ経験をしている。人生のある部分が失敗だといって仮にやり直しても満足が行く内容になるか分からない。大袈裟になったが、地上絵なんて言うものは何度でもできる。それよりも今日は地上絵のために歩いた距離が、2.1km、そして家から駒沢公園のスタート地点(&終点)までの往復の距離が3.2km。これだけ運動できただけで十分だ。・・今日の写真ではないけれども、昨日の日の入りの写真を下に掲載する。口から炎を吐き出すような何ともドラマチックな風景であった・・。
2021-07-17 18:54
7月19日( 月) <今日も駒沢公園方面にウォーキング・・・>
今日も駒沢公園方面にウォーキングに行った。家からの往復と公園内での歩きを入れて、合計5.3kmほど。東京の最高気温が34.7℃になったというこの日のことで、汗を拭きながら適度に休憩も入れたので、1時間10分ほどの時間がかかった。ベンチに座ってマスクを外し、汗を拭きながら休んでいると、目の前を歩くのもやっとというお爺さんがモタモタと通り過ぎて行った。何となく眺めているうちにお爺さんは視界から消えて見えなくなった。ここでハッとしたのは、とにかくも歩き続けると先に行ける・・。こちらも決して早く歩いてはいない、走ってもいない。それでも「歩き続ける」ことだ!・・今日のウォーキングの特記事項は歩いている目の前を「カルガモ親子」にさえぎられたこと。カルガモは駒沢公園の記念塔下の池に住んでいるが、出会った場所は池から30mほど離れた草地だ。下に写真を掲載するが小鴨は合計4羽いた。しばらく、通り過ぎるのを待っていたけれども、カルガモ親子は道を譲らず遊び続けるので、こちらが避けて通った・・。
7月19日駒沢公園にて
7月20日( 火) <今日は月に一度の病院での検診日・・・>
今日は月に一度の病院での検診日。8時45分に家を出て国立医療センターまで歩いて行った。最近はどこに行くにもAppleWatchのワークアウトスイッチを入れて距離や所要時間を計測する。家から病院まで最短コースを通って1.59km、所要時間は18分24秒であった。病院では毎回同じように、先ず採血、次に2箇所に注射。その後、採血の分析値をみながらお医者さんからコメントを頂いた。結果は数値に大きな変動はなく問題なしで、従来と同じ薬を続けることとなった。診断後に、処方箋を持って病院脇の薬局に行き薬をもらう。毎回、薬局では薬を1ヶ月分揃えるのに時間がかかり待たされる。今日はこの時間に外に出てAppleWatchのGPS機能のテストをした。病院は駒沢公園の脇にあるので、いつも駒沢公園内でGPSによる地上絵を描く現場に近い。「GPS機能のテスト」とは、GPSによって描かれた地図上の絵(地上絵)が、細かく見るとAppleWatchをつけて実際に歩いた経路とかなりずれるケースがあるので、これを確認したかった。結果はやはり数m〜10mレベルで、ずれた。衛星の位置、切り替わり、歩く速度などずれる要因はいくらもあるだろうが、どのような場合に、どうずれるのかは分からない。遊びで地上絵を描く場合は余り細かな図形を考えない方が良さそうだ。それでも一般道路のトレース程度は間違いなく描ける。これだけでも素晴らしい・・。
7月21日( 水) <オリンピックの開会式が二日後・・・>
オリンピックの開会式が二日後に迫った。今日の午後1時過ぎにはブルーインパルスが空に五輪マークを描く予行演習をするところ(YouTubeでは=ここ=)を遥か彼方に見ていると、とにかくも開会式を目前とした雰囲気が出てきた。新型コロナ感染という特異な状況の中で”お祭り”を盛り上げられない大会関係者には同情するばかり。何より観客がいない競技場で競う選手たちが可哀想であるが、満員の観客の何万倍もの人が世界中で観戦するのが現代のスポーツだ。コロナの”カンセン”は嫌であるが、大いに観戦したい(今時、「カンセン」を変換すると「感染」と出てしまう)。・・今日も下に昨日の夕焼けの写真を掲載する。丁度、夕刻7時頃、東京の西の空は赤く染まっただけでなく不思議な景色を見せていた。右の写真は真西から北へ約30度の位置で、天空の街・・。
  7月20日の夕焼け@東京
7月22日( 木) <今日は「鷺草(サギソウ)」を見るため・・・>
今日は「鷺草(サギソウ)」を見るために九品仏浄真寺まで歩いて行った。先週の土曜日、陶芸教室で仲間が九品仏の鷺草が咲き始めていると教えてくれたのである。家からお寺まで歩いて片道20分余であるのでウォーキングとして丁度良い。九品仏浄真寺には我が家の墓があり、息子も眠っているので月に一度は墓参りに行くが、今サギソウが咲いているとは知らなかった。鷺草は世田谷区の花で、九品仏浄真寺の境内には鷺草園がある。鷺草といえば九品仏として有名であるが、鷺草の咲く時期が限られるので、よほど注意していないと見るチャンスを逃してしまう。今日は幸にかなりの花数もあり写真を撮ることができた。花が鳥のサギに似ている「サギソウ」には名前がつけられた由来の物語があり、江戸時代から伝わる「さぎ草物語」が九品仏浄真寺のホームページで紹介されている(=ここ=)<この寺の場所には昔奥沢城という城があった>。今日はサギソウを見ただけでなく、もちろん猛暑の中で墓参りをしたことも付け加えなければならない・・。
 
2021-07-22 サギソウ@九品仏浄真寺(東京世田谷区)  右は鷺草のある池周り
7月23日( 金) <今日のウォーキングでは・・・>
今日のウォーキングでは買い物も頼まれず、地上絵を描くつもりもない自由散歩だったが、いつものように駒沢公園の奥の方まで歩き、結局は、歩行距離は4.09kmとなった。途中で何度も椅子に座って休憩をとったので、所要時間は57分。今日の東京は最高気温34℃であったが、歩くのは嫌ではない、むしろ楽しい。歩きながらテニスのことを思った。今はオリンピックの期間でテニス場が休みになっているが、普通ならば今日のような天気であれば当たり前で金曜日はテニスをやる。4人での試合で2時間以上はプレーを行う。昨年の夏は最高気温37℃、38℃と報じられている日にもテニスをやった。もちろん、熱中症には気をつけているが、ウォーキングはテニスよりも随分と楽であるのは間違いない。今日は途中の道端でハイビスカスの花が咲いていたので写真を撮った。こんなことができるのも自由散歩のいいところだ・・。いよいよ今日の午後8時から新国立競技場でオリンピックの開会式。この競技場から数分足らずのところにあるテニス場のことは気にしないで、今晩はテレビを見よう・・。
2021-07-23 ハイビスカス@深沢(世田谷区)の住宅街
7月24日( 土) <今日、陶芸教室でやった作業・・・>
今日、陶芸教室でやった作業は粘土で板作りを終えた立方体のサイドを削ること。既に手に入れているはめ込み型の時計とか温度計を焼成の終わった後、組み込む予定だ。うまくはめ込むためには陶芸独特の焼成による収縮を見込んではめ込む穴の寸法を決めなければならない。一般的には焼成によって10~15%収縮するとされるが条件によって収縮率も微妙に変化する。今日は収縮率を適当に想定して穴を削ったが、作業を行なっている間にも粘土は乾燥しながら縮んでいく。これまでは0.5~1.0mm収縮で寸法が変わっても何の影響もないものばかりを作ったが、今回の作品作りも結果をみる楽しみが増える・・。オリンピックの競技が始まった。テレビであっても真面目に観戦しようとすると”くたびれる”。たまたま体操の鉄棒の競技を見た。内村航平(4度目のオリンピックとか)が超難易度の素晴らしい技を決めるので感動していると、その直後、痛恨の落下。私が見たから失敗したのだとチャンネルを変えたが、もちろん、私は関係ない。けれども、応援するが故にドキドキするのは他の競技でも同じだ。冷静に観戦するには敗者復活のチャンスを与える競技がいい・・。
2021-07-24陶芸教室の前で見たヒマワリ
7月25日( 日) <オリンピックの実況をテレビで・・・>
オリンピックの実況をテレビで見ながらパソコン仕事をしている。オリンピックは無観客だというがテレビで観戦する側にとっては関係なく身近に真剣勝負を見ることができる。今回の東京オリンピックは色々とクレームをつける人もいるが、スタートすると、やはりスポーツの良さを実感する。今回は33競技、339種目が実施されているが、普段はほとんど見ることのない競技が身近で見られる。今日は水泳の(競泳)ほか、スケートボードや、ソフトボール、テニスなどを見た。特に初めて見た「スケートボード<スケボー>」の試合で、堀米雄斗(22歳)が五輪初代王者(金メダル)となったのには驚いた。300余の競技で世界中の人間がそれぞれに血の滲むような努力をした結果として集い、競う。選手たちは誰もが評論者でなく実践者であるからこそ、観戦するだけで十分にエネルギーが伝わってくる・・・。

7月26日( 月) <気温は高いけれども曇り空・・・>
気温は高いけれども曇り空となったので駒沢公園まで行き、「ネズミの地上絵」の第二弾を試みた。7/16のコラム(=ここ)で書いたように、この時描いた絵が不本意であったのでやり直しを決めていた。ところが今日の”作品”も思うようにいかなかった。AppleWatchを手首につけてスイッチを入れて歩くとGPS機能によって歩いた道の軌跡で「絵」が描けるという手法(軌跡の絵はiPhoneで見る)を細かく確認すると、かなりの誤差が出る。道でない建物の角を回ったことになったり、2~3mの細かな動きは拡大しないと見えない。現在のGPS機能相応の地上絵を描くように図柄を選ばなければならないと納得した。一応、今日の”作品”を下に掲載する。今回の地上絵を描いた所要時間は33分、距離は2.49km(前回は2.26kmだから尻尾の長さで距離が変わったか)。ちなみに、家から、この地上絵のスタートポイントまでの往復時間は合計で54分ほどだった(途中で、駒沢のトレーニングルームへ立ち寄った時間なども含む)。家でオリンピック競技ばかりテレビで見ていると運動不足になると外出したが、少々オーバーペースで今はひっくり返っている・・。
2021-07-26


7月27日( 火) <今日は駒沢オリンピック公園の中にある・・・>
今日は駒沢オリンピック公園(東京・世田谷区)の中にあるトレーニングルームで筋トレを行なった。2時間で450円の利用料金を払えば自由に多くのトレーニングマシーンを使うことができる。私は今までにこういう施設でトレーニングマシーンを使ったことがないので全てが初体験。使い方の指導を受けながら今日だけで7~8種類のマシーンを試みた。もちろん、新型コロナウィルスの感染防止には万全が期されている。マシーンを使用した後には自分で取っ手など触った箇所をその都度消毒しなければならない。そのための消毒剤や布類もしっかりそろっている。マシーンの負荷を軽くして無理をしなかったせいもあるが、どの装置を使っても非常に快適で気持ちよかった。あっという間に1時間半ほどの時間が経過したが、運動着に着替えてのトレーニングであったのに汗もかかなかった。前に何度も書いているが、以前には週に3度テニスに通っていたのに、今回のオリンピックのために、この9月末までテニス場が閉鎖されてしまったので、何かやりたいと思い続けていた。ここで駒沢トレーニングセンターがすっかり気に入ってしまった。それにしても、トレーニングセンターから家までは歩いて20数分かかる。台風一過で晴上がった強烈な陽射しに照らされて帰るだけで大汗をかいた・・。
7月28日( 水) <今日は午前中に近所の歯医者さんで・・・>
今日は午前中に近所の歯医者さんで歯を見てもらった。これまでは知人の紹介で大田区の歯科に通っていたが(と言ってもこの2年間ほどは行ったことがない)、お医者さんが高齢のために廃業寸前となったので新しい病院を探した。私の住む同じ町内に評判の良い歯科クリニックがあることが分かり、今日初めて訪れて診察を受けたものだ。今の私の症状は歯痛が続くのでなく何かの拍子に痛くなることがある程度なので緊急性はないが、今日のお医者さんは丁寧に調べて対応してくれた。同じ町内にこんなにいい歯科があったとは、まさに”灯台下暗し”・・。オリンピックでは一発勝負であるから運や勢いが絡んでくる。今日の野球の予選リーグで日本がドミニカに逆転勝ち(4-3)した試合など運がなければあり得なかった。運ではなく真に超人的な体力に驚かされる試合も多い。テニスの男子シングルス3回戦で錦織圭とベラルーシの選手との試合は錦織が勝利したが、第一セットは7-6までもつれた。第一セットだけで試合時間は1時間20分。全力を使った格闘技を休みなしでこれだけ続けるのは驚異。最終的に錦織が勝ったからまだいいが、見ているだけでくたびれ果てた・・。
7月29日( 木) <今日はボタン電池の交換に行って・・・>
今日はボタン電池の交換に行って、珍しく”ボられて”しまった。時計が二つ、料理用の温度計が一つ、合計で4個のボタン電池が必要で電池のサイズが分からないものがあったので、まとめて現物を持っていき店屋で交換を依頼したもの。結果、2920円を請求された。ボタン電池の価格は後で調べると100~200円レベルだから、交換手数料が膨大だ。これまで当たり前で自分で簡単に交換していたものを、電池サイズを現物で合わせてもらうために、まとめて交換を依頼したのが誤りだった。ボタン電池は自分で替えるべし。グッドウェルという店はもう使わない。・・オリンピックでは日本は今までに金メダル13個、銀メダル4個、銅メダル5個を獲得し好調に見える。嬉しいのはベテランの活躍というより、世代交代で若い力が大躍進していることだ。けれども、明日から始まる陸上競技ではメダルは容易ではない。開会前の予想では金メダル16個であった。明日からも日本の活躍を期待しよう・・。
7月30日( 金) <午後、駒沢トレーニングセンターで・・・>
午後、駒沢トレーニングセンターで人生二度目のアスレチックトレーニングをした。先日、27日(火曜日)に初めてトレーニングマシーンを使用した筋トレを試みて気に入ったので、また出かけた次第。これからも機会があれば行きたい。今のところ慎重に筋トレをやっており、調子に乗って負荷をかけ過ぎないことを言い聞かせている。どのマシーンでも自分で負荷(筋肉にかける強さ)を決めて自由にできるだけに無理をしない。これまでに何度も”やりすぎ”で身体をダメにした経験を忘れてはならない・・。・・このところ絵も陶芸も新作を発表できないので、陶芸で制作中の時計組み込み型ペン立ての写真を下に掲載する。陶芸教室から粘土で制作したボックスを家に持ち帰り、組み込む予定の時計の寸法に合わせて粘土を削っているもの。焼成による収縮量も考慮して仕上げる。こんな時が陶芸でも一番楽しいのかもしれない・・。
  2021-07-30陶芸・粘土削り中
7月31日( 土) <表紙に陶芸の新作品「球体花器」・・・>
表紙に陶芸の新作品「球体花器」を掲載した。以前にも同じような「球体」を制作したことがあるが、今回は釉薬を初めての種類(教室で調合)を使用したので注目していた。今日完成した結果を見ると、金色プラス黒の仕上がりを期待していたが、思うような色合いではなかった。本来はサンプルでテストをしてからやればよかったが、小型の球体でテストをしたと思うことにした。陶芸では窯の中で”焼成”してみないと色合いの結果が分からないのが面白いところでもある。一方で塗布された釉薬の厚さによって流れ方が変わり、自然の成り行きが”良さ”となることも多い。計画通りよりも出来上がった結果の方が評価が高いことはしばしば経験する。完成したものの”風景”をどう見るかは人次第だ。・・今日のオリンピックでは、ゴルフとか野球、サッカーなどが行われているが、いずれも何日間も予選が続く競技だ。予選を勝ち抜くにしても余りに日数がかかると緊迫感が薄れる。やはり競技時間が短く、即、金か銀かという競技がオリンピックには向いている感じ。今晩行われる陸上男子の100m予選では日本が決勝進出できるだろうか。何しろこの種目、日本人は89年間も決勝に出ていないという。競技時間はわずか10秒足らず。今晩はこれを見よう・・。



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