「今日のコラム」(2022年 5月分)


5月1日(日) <今日から五月・皐月(さつき)・・・>
今日から五月・皐月(さつき)。けれども五月晴れ(さつきばれ)とは程遠い、雨の日曜日となってしまったので、ウォーキングもできなかった。今日は家の中で妻が作ってくれた一輪挿しの花を紹介したい。私は陶芸でこれまでに数え切れないほどの一輪挿し用の花器を作ってきたが、有効に活用しているとは言えない。ほとんどは棚に並べてあるだけだ。今日は雨が降り出す直前に妻がベランダ花壇の花をとってきて一輪挿しの飾りを作ってくれた。もちろん、私の作った小さな花器を使ったけれども、私は気が付かない花器の使い方で面白いと思って写真を撮った(下に掲載)。写真、左側に今ベランダで満開のテッセンを活けた花器は2020年制作のもの、右側の薔薇を活けた球形の花器は2021年の作品。もとより、花器は主役になることはない。「生花」というほど大袈裟でなくても、一輪の花があるだけで周囲が明るくなる・・。
 
2022-05-01 一輪挿しのテッセン(クレマチス)&薔薇
5月2日(月) <「肩を落とす」とは・・・>
「肩を落とす」とは「がっかりする、気力を失ったり落胆するさま」と解説されている。「力が抜けて肩が垂れ下がる様子は」そのように見えるらしい。私はこのところ自分で「肩を落とすこと」ができているかを意識している。別の言い方では「肩の力を抜く」ことであろうか。左腕が上がらなくなり、リハビリに努めてきてかなり回復したが肩に違和感が残る。そんな時に右腕しか使わないテニスを思い切りやったところ、今度は右肩に違和感を覚えるようになった。左右の腕の筋肉トレーニングができていないことは間違いないが、考えてみると普段の「姿勢」がよくないことも肩を悪くしている一因だと気がついた。カバンを肩にかけて歩くときは肩をかなり上に持ち上げている。以前はパソコン作業を前屈みでやらぬように立姿勢で操作できる作業台を使用したが、一年以上前から食卓で座ってパソコンを操作する習慣になり、長時間前屈みで作業をしている。前屈みは肩を持ち上げる。「肩の力を抜く」ことが自然にできるときは肩の調子は悪くない。逆に肩に違和感があるときは肩を落とすだけでも素直にできない。真っ直ぐ前を向きながら「肩を落として」気力を充実させることが今の課題だ・・。
5月3日(火) <清々しい五月晴れとなった今日・・・>
清々しい五月晴れとなった今日・5月3日は休日。駒沢公園(東京・世田谷区)では中央広場で「餃子フェス」が開催されていた(ゴールデンウィーク最終日5月8日まで)。全国の餃子の名品が買える。たまたま昼前に家からウォーキングで駒沢公園に来たところだったので、家にいる妻と二人分を買って昼食にしようと思った。ところが慣れない”フェス”でいろいろとスムースに行かない。まず電子マネーで支払うのであれば直ぐに買いたい餃子店に並べば良いが、現金支払いならば初めに食券を買わなければならない。チケット500円とあったのでこれを購入しようと思ったら、食券は700円でそれ以外に500円のファストチケットがあり、ファストチケットを買えば長蛇の列に並ばなくても優先的に餃子が購入できるというものだった。長く並んでもいられないのでファストチケットを買ったが、餃子は持ち帰りを想定していないというので、蓋だけ付けてもらって適当に自分の袋で持ち帰った。餃子だけの昼食では足りないと思い、帰途、コンビニのローソンに寄って特別サンドウィッチを買った。一昨日テレビでロバート馬場さんがローソンの新サンドウィッチの商品開発をするという番組を見たので、発売早々の高級サンドウィッチを買ってみた次第。いつもはコンビニというと近くのセブンイレブンに行くことが多いが、今日はあえてローソン。テレビのローソン大宣伝の番組にすっかり乗せられている。餃子とサンドウィッチの昼食。共に天下泰平の催しに迎合するばかり。本当に申し訳ないほど日本は平和でないか・・。
5月4日(水) <今日、5月4日はみどりの日・・・>
今日、5月4日はみどりの日で休日。「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことが休日の趣旨とされる。みどりの日を考えた人が新緑の緑に最も"自然"を感じ、この季節を好ましく思ったことはよく分かる。けれども「自然の恩恵」という観点からは時節を選ばない。毎日の太陽や月の動き、広大な宇宙の仕組みの中で地球上の生物として人間は”生かされている”。日頃のありがたい陽光や適度の雨以外に、時として台風や大雨・大風が人に被害をもたらすこともあるが、全て自然の成り行きでしかない。いくら科学技術が進んだところで、太陽系にわずかな歪みでも発生すると人類など簡単に死滅してしまう。本当に感謝すべきは、自然が、太陽が、地球が安定して人を守ってくれていることだろう。国家の祝日とはズレるかもしれないが「地球の日」を設けて地球に感謝しても良いかも知れない・・。

2022-05-04 駒沢公園で接した今日の緑
5月5日(木) <今日は子供の日・・・>
今日は子供の日。昔は端午の節句(菖蒲の節句)で「男子の健やかな成長を祈願し各種の行事を行う風習」があった。子供の日というと「鯉のぼり」が目に浮かぶ。今日、外出した際に目黒区、世田谷区(東京)の住宅街を歩きながら「鯉のぼり」の写真を撮ろうと探したけれど一つも見つからなかった。「鯉のぼり」というと昔の童謡を思い出す。「屋根より高い鯉のぼり 大きな真鯉(まごい)はお父さん 小さい緋鯉(ひごい)は子供たち 面白そうに泳いでる」(YouTube例=ここ)。この歌は昭和の初期(1931年頃)の歌であるから見事に端午の節句の背景がある。黒い真鯉が一番上で父親、その下の緋鯉は長男、次男の順で男の子供が続く。母親や女の子が見えない男社会だ。先日(4/27)六本木に行った時に撮影した写真を下に掲載するが、今の鯉のぼりの飾り方は多くの鯉のぼりを平等に並べて見せる。順列社会の上下の飾り方よりもこの方が安心できるのが我ながらおかしい・・。
六本木・東京ミッドタインで撮影した写真
5月6日(金) <表紙に「容器2022-04」(陶芸作品)・・・>
表紙に「容器2022-04」(陶芸作品)を掲載した。今年の1月に新しい陶芸教室(代官山)に移籍して三つ目の作品で、4月に完成していた。見たことの無いリングがついているので教室でもこれは何ですかと何度も聞かれた。作品名は「容器」とした。リングは何に使ってもよい。私は筆立てにした時には適当にリングに筆記具を差し込んでもいいと思っていた。今はこの作品は「花器」として使っている(下に写真を掲載)。この中の二つはテッセンの花の落ちた後に花の中心にあった雄しべの花糸という部分だけがしばらく残っているので、この部分を取ってきて生けたもの。ベランダ花壇に溢れるばかりに咲く誇っていたテッセンの花はもうわずかに残っているだけだ。花の命は短い・・。
 2022-05-06 
5月7日(土) <久しぶりに代官山の陶芸教室・・・>
久しぶりに代官山の陶芸教室に行った。素焼が出来上がった小物の作品に釉薬をかける作業を行っただけであるが、意外に時間がかかった。全く知らされていなかったが午後3時になると陶芸の作業室の隣で歌のライブが始まった。ここの教室では前に落語や別の歌手のコンサートをやったこともある。陶芸の合間にライブを楽しむことができるユニークな教室ではある。私はちょうど陶芸作業が完了した時点で、下向きの作業姿勢が続いて身体もくたびれてしまったので、ライブの邪魔にならないように目立たぬように帰らせてもらった。帰途は代官山の「大使館通り」と呼ばれる道を懐かしく歩いた。2014年7月に目黒区の今の住所に転居する前には、この近辺を毎日のように犬を連れて散歩したことを思い出す。大使館通りにはデンマーク大使館、エジプト大使館、マレーシア大使館などが並ぶ。当時は、エジプト大使館の門の前に二つのスフィンクスが門番のように飾ってあるのも当たり前の風景のように思っていたが、今日見るとこれも新鮮で余り他ではみられないものに思える(下に写真を掲載)。以前と同じ風景、新しい建物などを交互に眺めて歩いているうちに、陶芸での疲れも忘れてしまった・・。
 
2022-05-07 代官山・大使館通りの風景 左がエジプト大使館(白い像がスフィンクス)
5月8日(日) <妻の退院祝いにお花・・・>
妻の退院祝いにお花をいただいた。下に写真を掲載するが、今時の花束は種類が多く豪勢。興味深いけれども名前を知らぬ花も多いので、写真を撮ると植物の名前を教えてくれるPictureThisというソフト(iPhoneに内臓)で名前を調べた。まず名前を知っていた花は、バラ、ひまわり、カーネーション(写真左端で赤くないので初めは分からなかった)程度。ガーベラは名前が出てこなかったがPictureThisを見て納得した。下の右写真に掲載した千日紅、スカピオサ・ステラータ、小坊主オトギリ(弟切)などの名前を教えてもらった。全体写真の右上の葉の中に小さな花があったので、これもPictureThisで判定したが結果は「ディオスマ・ヒルスタ」とでた。この場合、葉の形状から判断したようだが100%正しいかどうかは分からない。これまでPitureThisを使ってきた経験から写真の撮り方などで時にはミスジャッジをすることもある。それにしても”生きた”花をこれほど多くの種類集めるのは何という贅沢か。今日「母の日」にカーネーションは分かりやすい・・。
 
5月9日(月) <妻が人工股関節(左右両方)の手術を終えて・・・>
妻が人工股関節(左右両方)の手術を終えて退院してから今日で10日が経過した。手術の翌日から病院でリハビリをはじめて術後10日で退院したから、今日で手術から20日経ったことになる。退院したのは病院でのリハビリの結果、家で通常の生活に支障がないと判断されたからであるが、一気には以前と同じ動きはできない。一番大きな違いは"前屈みの姿勢をしない”ことだろうか(腹と膝を付けないため)。床に落としたものを拾うのは私の役割。どうしても床のレベルの作業を行う時には床に膝をついてやる。それでも、退院してからの10日間で日に日に行動が広がった。歩く時も初めは杖をついてゆっくりと歩いていたが今は杖なしで室内を移動する。今日になると、妻が朝、郵便ポストまで郵便を出しに行った(今はほとんどはメールやLINEで用は足りるが、稀に郵便を出すこともある)。そうかと思うと、冬布団を夏物に入れ替えて、冬の布団を掃除機で真空圧縮して箪笥に仕舞い込む作業を時間をかけてやってしまった(私は一部を手伝うだけ)。食事をつくるのも妻にお任せだ。側で見ているだけで、”昨日よりよく動ける”と思えるのがうれしい。何でもできるようになればなったで、より慎重にと言いたいが妻は十分承知しているだろう・・。
5月10日(火) <今日は谷中の瑞輪寺まで墓参り・・・>
今日は谷中の瑞輪寺まで墓参りに行った。家から車で約1時間10分。車は専ら退院間もない妻が様子を見ながら運転した。毎月11日の義兄の月命日に墓参をしているが、今日は1日早い。明日、11日は天気予報では終日曇りであるが、今日は気持ちの良い五月晴れだった。今日特別であったのは、谷中からの帰途、シェラトン都ホテル東京(港区白金台)に立ち寄って休憩したこと。妻の退院祝いにしようとか久々の車の運転だから休みを入れようとか、理由をつけてホテルで軽食をとっただけで大きな気分転換になったことは確かだ。妻の「今日の歩数」は約4800歩を記録したというが、幸い体調も問題ないようだ・・。
 
2022-05-10 谷中の瑞輪寺本堂      白金台の都ホテル東京の庭
5月11日(水) <「書を捨てよ、町へ出よう」・・・>
「書を捨てよ、町へ出よう」と言ったのは寺山修司(劇作家、詩人、1935~1983)。冒頭の「書を捨てよ・・」は1967年に出版された評論集である。最近の私は肩周りの違和感が取れないという身体の不調もあり、沈滞気味だ。今の時代、家で書を読まなくても外部と色々と接触はできる。諸々、余りにやる気が出ないので、パソコンで現代陶芸」を検索して陶芸の刺激を受けようと思った。ところが、大きな絵画展で次々に現れる巨大な、そして奇妙な絵画に辟易するのと同じように、現代陶芸を次々と見せられると、”もう結構”と食傷気味になった。こんな風に家にいるとどうしてもやる気が出ない。そこで家を出て”町”とはいかなくても外に出た。そうすると、特別の目的はなく近所を歩くだけで外界に触れて気分が変わる。同じ目黒区内で農園が残っている場所には形の良い樹木が並んでいたり、テニスコートでは若い男女が元気よく球を打ち合っている。気張らない世界に接すると何か疲れがとれるような気がする。「パソコンを捨てよ、家を出よう」をしばらくは心してみるつもりだ・・。
2022-05-11 目黒区内にある農園
5月12日(木) <久しぶりにテニスをやり・・・>
久しぶりにテニスをやり気分が爽快になった。ゴールデンウィークにはテニスなしであったのでちょうど二週間ぶりのテニスだったが、前回よりも身体がスムースに動き、もう一息で体調が回復できそうな感触を得た。テニスボールを思い切りぶっ叩き、走り回り、仲間と雑談することが、どれほど元気を作り出してくれることか。元気だから動くのでなく、動くことによって元気になる・・。テニスの開門を待っている時に付近の雑草がそろって勢いのある花をつけているので写真を撮った(下に掲載)。誰からも特別に世話を受けていなくても雑草たちはたくましく生き、花を咲かせる・・。
2022-05-12 神宮外苑・テニス場脇の雑草の花
5月13日(金) <朝から雨が降り続く・・・>
朝から雨が降り続く。このような時に散歩には行きたくないが、最近、家の近くにあるトレーニングジムで運動をすることを覚えて、今日も1時間ほどジムで過ごした。左腕が上がらない、肩周りの違和感など、このところの身体の不調について、このジムに相談して特別のリハビリも受けた。その後、1ヶ月以上、テニスができない時はジムで筋トレに励み、当初と比べると随分回復したが、未だ完治には至らない。以前はウォーキングをすれば運動として問題ないと思っていたが、テニスをする場合、ウォーキングだけでは腕のトレーニングができていないことが分かった。また、テニスでは左腕を使わないので左右の腕の力がアンバランスになる。ジムでは左右の腕の筋トレができるのがありがたい。一方でジムでのトレーニングはそれほど厳密にはやっていない。今日は13日・金曜日か、と自転車漕ぎのトレーニング時間を13分とした。・・ジムからの帰り道、雨の中に美しい花を見つけたので写真を撮った(下に掲載)。カルミアはツツジ科、別名セイヨウシャクナゲ。ハナマキ(花槙)は別名「ブラシノキ」。この方が感覚的にわかりやすい・・。
 
2022-05-13 左=カルミア   右=ハナマキ (ブラシノキ)
5月14日(土) <今日一日を生きた証(あかし)・・・>
「今日一日を生きた証(あかし)」は?大袈裟であるがコラムを書く時に何も書くことが思い浮かばない時に、こんなことを考える。誰か人と会って話をしただけでも「一期一会」と言って人生にこの機会は二度とないと思うと、他人との繋がりの重みが変わってくる。同じように何も変哲のない一日でも何かがある。今日は午後に代官山の陶芸教室に行って小物を制作した。作業に入る前に御大の先生や仲間のメンバーに教室としての展覧会を是非開催して欲しいと再度アピールした。教室の会員は新人が多く今年は開催が無理とか、ベテランメンバーは揃って個人での展覧会を秋に開催するなど事情はあるようだが、今のところ年内の展覧会の予定はない。発表の機会がなければ制作意欲もすたれることを言ったがどう理解されたか。今日はいつになく積極的に自分の制作したLEDと噴水装置のついた作品の写真を皆に見せた(iPhone写真)。そうすると自分はこんなものを作ったと写真を見せてくれる人もいれば、私の作品の画像をメールで送って欲しいという人もいた。何人もの人とは初めての会話が成り立った。こんな些細なやりとりでも一日を意義あるものと思いたい・・。
5月15日(日) <姉の夫が亡くなり・・・>
姉の夫が亡くなり、今日、四十九日法要と納骨法要が行われたので出席した。葬儀は近親者のみで既に終わっている。義兄とは何年間も会う機会がなかったが、死因は医者によれば”老衰”であったという。享年92歳。深大寺の側の霊園(東京・調布市)で行われた法要に出かける時に黒の背広、黒のネクタイをして、黒の革靴を履くのが何年振りであるか思い出せないほど久しぶりであった。このところ普通のネクタイでさえ絞めたことがない。実際に新型コロナの騒ぎになって以来、知人、友人の不幸があったものの葬儀にいくことはできなかった。今日は本当に久しぶりに私の系統の親戚に会った。甥や姪は大きく成長した子供を連れてきた。法要の後には会食。食事は未だにコロナ感染防止用のアクリル板を介してであったが話題が尽きない。何でもないようであるが、やはり、人と人のつながりは、会って一緒に食事をするに限る・・。
2022-05-15 食事をした店の前にて (花は”都忘れ”)
5月16日(月) <今日の東京は終日冷たい雨・・・>
今日の東京は終日冷たい雨が降り続いた。気温は3月下旬並みの14〜15℃と上着が欲しくなる肌寒さ。午後には雨でも関係なく運動ができるジムに行ってトレーニングをしたが、自分なりにトレーニングのやり方も経験を積んできた。左腕が上がらない不具合はかなり改善したけれども違和感が残り完治したとは言えない。前回ジムで左腕の筋力を取り戻そうと大きな負荷をかけたところ裏目に出てその前よりも痛さが残った。今日のジムでは専ら負荷を軽くして筋トレよりも「ほぐし」を目指した。今のところ結果は悪くはない。Kindle(電子書籍)で「背骨コンデイショニング(日野秀彦著、主婦の友社)」を読んで参考にしたところもある。私の場合、まさに背骨コンデイショニングが必要と思い当たった。この本では背骨調整の三要素として、ゆるめる、矯正する、筋力アップをあげる。ゆるめる運動と矯正する運動は毎日何セット行ってもかまわないが(要領が図示してある)、筋力アップの運動は筋肉の回復を待つ必要があるので毎日続けてはいけないと書いてある。一週間で2回までと特に記している。私のように筋トレの効果を急ぎすぎるのは不可であった。身体を鍛える以前に整えるだけでも時間がかかる・・。
5月17日(火) <月に一度の通院の日・・・>
月に一度の通院の日。肌寒いほどの曇天の中、家から東京医療センター(東京・目黒区)まで歩いて行った。AppleWatchで計測すると病院前まで片道1.6km、21分弱の時間であった。毎回、同じようなパターンであるが、受付手続き後、まず血液採取(待ち時間10分)、次に泌尿器科で受診まで待ち時間 70分、診断時間は3分、その後、中央処置室へ移動し注射(待ち時間30分)、精算手続きをして払込まで待ち時間約30分であった。帰り道に、病院の前の薬局で薬をもらう。これは待ち時間約20分。それから、小雨が降り始めた中を歩いて家へ向かう。途中でコンビニに立ち寄り支払い手続き二つを済ませるなどして家に着いたのは12時30分頃。毎度のことで、病院で待たされることは慣れてはいるが、やはり、それだけ”患者”が多いことに驚く。私のように、今回もPSAの数値はほとんど大きな変動はありませんでした、と診断される時間は短くても、それ以前に採取した血液の分析を詳細に行う手間は大変なものだ。多くの人がそれぞれに不具合を抱え、医者側は次々に休むことなく対応している。患者側はただ待っていれば良いが医者や看護婦さんは”待ったなし”だ・・。
5月18日(水) <年寄りの日常会話・・・>
年寄りの日常会話を聞いていると身体の具合が悪い話題ばかりとなることが多い。まるで、自分の体調の悪さを自慢し合う様相だったする。これは他人事ではなく最近の私のコラムの内容が病院とか腕や肩の不調の話ばかりで、読み直すと反省することばかりだ。前向きの姿勢がなければ読む気にならない。コラムの話題としては絵手紙でも陶芸でも制作する要素が入るように、これまで工夫してきたが、初心に返って何とかしなければならない。毎日、創造的な内容を作るのは容易ではない。今日は思いついて「今日の花」を掲載してみる。これまでも花や植物には興味があり、道端で見た花をよく掲載したけれど、今日は今現在ベランダ花壇で咲いている花の一部をピックアップした。どの花も見れば見るほど造化の妙に圧倒される・・。
 
2022-05-18 今日のベランダの花
5月19日(木) <今日のテニス・・・>
今日のテニスは久しぶりに90歳近い仲間(クラブの最高齢者)と組んだ。この方を相手にする場合は手加減は全く不要。60代、70代の相手と同じ緊張感でプレーしなければ負けてしまう。約2時間、大熱戦をして心地よい汗をかいた。この方のテニススタイルは私の目標でもある。彼よりも7~8歳若い私が、左腕が上がらないとか背骨に違和感があると言っているのがお粗末に見える。この方はテニス以外に水泳をやっているとのこと。私は水泳をやらないが、左右の腕を動かす水泳は間違いなく全身運動として良さそうだ。背泳も良いと教えてくれた。これからはテニス以外の日常の運動のやり方を考え直すつもりでいる・・。
5月20日(金) <今日は特別の日・・・>
今日は特別の日となった。と言っても、大層な話ではない。久しぶりにプールで泳いだというだけ。これまで、本当に泳ぎとは縁がなかった。前にプールを行ったのがいつか思い出せない。20年前か、30年前かの記憶もない。今日は近くのジムにあるプールに恐る恐る行ってみた。三レーンの一つはグループレッスンで使用していたが、泳ぎのレーンとウォーキング用のレーンには誰もおらず、私一人で自由に使える状況。両腕を使うことを目的に、クロールとかバックの泳ぎをやってみたり、隣でやっているグループレッスンと同じ要領で水中で腕を動かしてみたり、好き勝手に水中の運動を楽しんだ。これまで大きく回転させると痛さを感じたり、違和感があった左腕も、水中で動かすと嘘のように気持ちが良い。一度だけで余り調子の乗りすぎるのは自重するが、水泳を続けると間違いなく左右の腕の動きはスムースになりそうだ。後は、どれだけ継続できるか・・。一つだけ問題、でもないか。水泳の時にAppleWatchを外したので(AppleWatchには防水性があるがあえて外した)水泳中の運動計測がなされない。十分にエクササイズをしたけれどもカウントなし。これも家でのエクササイズでカバーして見せよう・・。
5月21日(土) <今日は妻と久しぶりに明治神宮・・・>
今日は妻と久しぶりに明治神宮へ行った。以前は毎年正月にお参りをする習慣にしていた時期もあったが、新型コロナ騒動となって以来、2〜3年は全く訪れる機会がなかった。今日は車で家を出る頃には曇り空であったが、明治神宮に着くと雨が降り始めた。雨に濡れた新緑の明治神宮もまた趣がある。妻が人工股関節(左右)の手術をしてから丁度1ヶ月が経過した。幸に今のところ順調で、日に日に脚力、体力も回復しつつある。明治神宮の駐車場から本殿まで、かなり歩く距離があるが、これもリハビリを兼ねて問題なくクリアできた。神楽殿での祈祷を久々にお願いした。家内安全(&病気平癒)の祈祷を申し込むと特別にやってくれる。病気のこと、身体の不調のこと、その他なんでも「神頼み」をするのは、本人の努力だけではどうしようもないからだ。祈願すれば解決すると誰もが思っていないだろうが、それでも「お願い」したいのが人情だ。面白いと思うのは、本殿にお参りする時には「感謝」を伝えるだけ。頻繁に行く墓参りの時も同じく「感謝」のみで頼み事はしない。祈祷所に行って初めて「お願い」となるのに気づき複雑な心境となった・・。
 
2022-05-21 明治神宮本殿
 
                      祈祷を行ってくれる部屋の入口
5月22日(日) <一昨日に続いてジムのプール・・・>
一昨日に続いてジムのプールに行った。今日は自由な水泳ではなく、指導者のついたグループレッスンで水中で歩きながらストレッチをするとか関節や深層筋をバランスよく動かす水中運動をした。水中を歩くと言っても手足の動かし方を変えて何度もプールの往復をするのはかなりの運動量になる。また左右の足を内回り、外回りさせながら前に進むなど難しい動作も多かった。やり甲斐があるトレーニングで、楽しくレッスンを終了させた。ところが、プールを出た途端に、想定外の重さが自分の足にかかった。これほどの自分が重い感覚はこれまで体験したことがなかったが、仲間によると高年齢になるとプール後に自分が重く感じるのは当たり前であるらしい。・・今日の東京は晴れたり曇ったり、不安定な天気であった。夕刻、家から見た日の入りが独特だったので写真に撮った(下に掲載)・・。

2022-05-22 東京の日の入り(二子玉川方面を見る)
5月23日(月) <午後、久しぶりに駒沢公園一周・・・>
午後、久しぶりに駒沢公園一周のウォーキングをした。最近はテニス以外には所用がなければジムに行く機会が増えた。昨日のようにジムのプールを利用することも覚えて、ウォーキングはしばらく途絶えていたけれど、今日久々のウォーキングというか散歩をして、やはり屋外を歩くのは良いと思った。室内での筋トレと比べると”気分転換”には屋外の方が刺激があるのは確かだ。散歩の場合、同じ道を通ってもその日、その瞬間の出会いがある。今日は駒沢公園の中央広場にあるオリンピック記念塔前の池で「カルガモの子ども」との”出会い”があった。池でカルガモはしばしば見かけるが、子供のカルガモは滅多に会えない。今日のように子供たちが池の中の親にはぐれてウロウロしているのは初めてみた・・。
 
2022-05-23 駒沢公園の記念塔(この前に池がある) カルガモ親子
駒沢公園内のハナミズキ
5月24日(火) <妻のリハビリを兼ねて自由が丘のユニクロ・・・>
妻のリハビリを兼ねて自由が丘のユニクロに行き買い物をした。今時、店員相手でなく精算機で自分で精算する店舗は多いが、ユニクロのレジは全自動。それも商品の一つ一つのバーコードを読み込んで支払い金額を算出する方式と違い、買いたい商品をまとめて一つのカゴに入れてレジの場所に置くと、即座に支払い金額が示される。店員が誰もいなくて支払い後、今度は自分の袋に全部の購入したものを移し替えて店を出る。私など購入済のラベルがなくて精算をしていない商品とどう区別するのか不安になるが、全く問題はないようだ。便利になればなるほど、一方で「穴」を見つけていかに誤魔化すか、悪知恵を働かせる人間が出る。ユニクロは恐らくあらゆる悪知恵を想定して対策していると思われるが、レジの手続きは実にスムースで見事という他ない・・。
今日も美しい夕日を見ることができた。下に写真を掲載する。
2022-05-24 東京の日の入り 18:31の写真
5月25日(水) <ラゾーナ川崎プラザ・・・>
ラゾーナ川崎プラザの中の店舗に所用があって初めてこの地を訪れた。ラゾーナ川崎はJR川崎駅西口前の再開発地区に2006年開業したショッピングモール。2000年に閉鎖された東芝川崎事業所の跡地に三井不動産が絡んで再開発された。随分前に開業しているのに何故かこれまで私はラゾーナ川崎プラザを訪れるチャンスがなかった。ラゾーナとはスペイン語のLazo(縁、絆、繋がり)とZona(地域)とを組み合わせた造語「LAZONA」とか。当初は三井不動産の「ららぽーと」を使用する案もあったが、川崎としての独自色を出して「ラゾーナ」が採用されたという。単一のショッピングモールとしては売上高第一位というだけあって、大型のショッピングモールの中心部に緑の広場が広がるなど、今も別世界のような魅力に溢れていた。川崎というと”工場地帯”で煙を連想したのが古き我々の感覚であったのが、地域もやり方によっていくらでも変化することができることを見せつけられた・・。
 
2022-05-25ラゾーナ川崎プラザの中にある緑地 (周囲にショッピングモールがある)
5月26日(木) <甲状腺摘出の病を克服・・・>
甲状腺摘出の病を克服してオリンピックのメダリストとなった星奈津美さん(31歳)のことがテレビで取り上げられていた。2012年のオリンピックで200mバタフライで銅メダルを獲得したが、バセドウ病が悪化して2014年に甲状腺を全摘出。その2年後、2016年のオリンピックで再度メダイストとなった。・・そんな抜群のスポーツ選手の番組が興味深かったのは、レベルが全く異なるにしても、今日の午前中のテニスで仲間が病を克服したり、あるいは病と付き合いながらテニスを続けている話を何人もから聞いたことにある。心筋梗塞で転倒し静養したのちに医者と相談しながらテニスに通っているとか、ほとんどの仲間は頻繁に医者にみてもらっている。人は外観だけでは身体の具合は分からない。病のかけらもないように見える人が実は病院通いを続けていると知って驚くこともある。私の左腕や背骨の違和感はなかなか完治せずに毎日自己流のリハビリを続けているが、とにかくもテニスのプレーはできる。問題はリハビリのやり方か。何もせずに休むだけであると見る間に筋力、体力が低下する。やり方を間違えると患部は悪化する。直ぐに結果を求めずに背骨調整を続けるしかないかとの思い。今は、あせらない、焦らないと自分に言い聞かせる・・。
5月27日(金) <今日の表紙に「噴水ポンプカバー用部品」・・・>
今日の表紙に「噴水ポンプカバー用部品」(陶芸作品)を掲載した。このところ陶芸教室での制作は停滞しているが、家で小物の陶芸はやっている。小さなものは家にある電気窯で焼成できるので時間のある時に少し工作すると簡単にできてしまう。今年の陶芸作品を掲載したページ(=ここ)に「新噴水容器」(4月の作品)として掲載している噴水用のポンプを見えないように覆う目的で制作したカバーを蛙の形で作ったもの。小型ポンプを裏に収納した写真も下に掲載する。ただ、蛙の形は好き嫌いがあるので、もう一つ、単純なカバーも制作した。これも陶芸コーナーに掲載した(=ここ)。噴水容器に入れた場合、単純なカバーも悪くないと思える。陶芸展が開催される時にどちらの「カバー」を採用するか迷うところだ・・。
  2022-05-27裏から見たポンプを収納した 状態
5月28日(土) <やりたくても余裕がなくてできない・・・>
やりたくても余裕がなくてできないことは数多い。時間的な余裕だけでなく余力がなければ手が出ない。今日は土曜日の陶芸教室行きを休んだ事もあり、いつになく元気いっぱいでやる気が出た。朝から家の片付け仕事を積極的にやった後、前から気になっていたホームページの修理に取り掛かった。毎日、このホームページの表紙コラムを改訂し、関連したコラムのページを含めて新しくする。けれども、10年以上前から掲載しているコーギー犬関連のアニメ動画(=ここ)が、今見られなくなっているのを修復する余力がなかった。このアニメは自分で単純な犬の動画を作り、掲載したものだが、swfというフォーマットで制作したAdobe Flash Playerが2020年にサポートを終了して動画が見られなくなっている。今の動画は別のソフトに変わっているようだ。この動画を何とか今も見られるようにしようと試みたものの、残念ながら今のところ結果を残せなかった。それでも、修復に乗り出しただけでも進んだと言える。パソコン関連のソフト技術は日進月歩。22年間もホームページが継続できているだけでも”褒めてやりたい”気にはなる・・。
5月29日(日) <今日の最高気温は東京都心で31℃・・・>
今日の最高気温は東京都心で31℃に達した。暑さの中でどういう訳か妻が家の中の片付けとか掃除など、いつも以上に張り切って働いているので、こちらも少しは家事を手伝う。ベランダ花壇では暑さをものともせず元気に花が咲いている。今の花は、紫陽花、パンジー(白と黄色)、薔薇、ダリア、テッセン(最後の一輪)というところ。剪定や込み入った面倒は見られないので、今日はまずはたっぷりと水やりをした。小さなベランダにひしめき合って咲いている花を見ると毎回その生命力に圧倒される。「花の命は短い」けれども、人は花からどれほど元気のエネルギーをもらっていることか。それはまた未来へもつながっていく・・。
 
2022-05-29ベランダ花壇のダリア(左)と薔薇
5月30日(月) <今日は久しぶりに月曜日のテニス・・・>
今日は久しぶりに月曜日のテニスに行った。仲間が「メッセージ」で誘ってくれたので乗ったのだが、最近は週一回の木曜日テニスが多かった。以前は週3回通った事もあったけれども、今は体調と相談しなから無理はしない。テニスの時には8時過ぎに神宮のテニスコート入口に順番とりの荷物を置いた後、開門まで約30分ほど近くの喫茶店で時間をつぶす。この間、習慣としてやる一つはiPhoneの「COCOLOLO」というソフトでこの日の「キモチを測る」。iPhoneのカメラレンズ部分に指を当てて、スイッチを押し10数秒すると、ストレスとリラックス度のバランスが表示されて、ストレス状態なのかのんびり状態なのか、10項目に分けて分類される。そして「カラダの元気度」(トータルパワー)と心拍数なども表示される。今日は元気度が標準、やや高めの標準を超える”高い”ゾーンを示した。どうして元気度がこれほど高く表示されたのか分からないけれども、いつもは標準の高めに行けば上等だが。・・今日のテニスは確かに初めは最近の中では一番身が軽く感じた。ところが2時間もするとメタメタ。体が思うように動かなくなった。やはり、持久力、スタミナ不足は明白。以前の本調子まではまだ時間がかかりそうだ・・。
5月31日(火) <計画だけ調子の良いこと・・・>
計画だけ調子の良いことを並べ立てても実際にどのような結果になるかが問題。そんなことは承知の上で今日はこれから作る陶芸の構想を書いてみよう。これまで見たことのない、モノマネでない造形を目指す。形は単純で内部に球体を持つ球体だ。もちろん、外側の球体にいくつかの穴を開けて内部の球体が見えるようにする。外部の球体は文様として正六角形20枚、正五角形12枚の32面体をベースにする。これらを球体面にいかに美的に配列するかがポイントか。下に内部の球体、外部の球体のサンプルとなる陶芸作品(これまで作成したもの)の写真を掲載するが構想がかなり具体化してきた。いつまでに制作するかの時間の制限はなし、失敗しても困らない、他人の目を気にすることはない、こんな気楽な制作を存分に楽しめるのは素人陶芸の特権だろう・・。
 
2022-05-31 球体のサンプル <下は32面体検討用展開図>

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