「今日のコラム」(2023年 3月分)
3月1日(水) <今はインターネットでのモノの購入・・・>
今はインターネットでのモノの購入が当たり前となった。極めて便利でしかも安価に手に入る。配送無料であると交通費をかけて買いに行くよりも楽で安いケースも多い。注文すると2、3日で届くのは普通で注文当日に配達されることもあるから驚く。余りに便利で買い物の機会がなくなるのが逆に問題となりそうだ。・・今日は運動を兼ねて自由が丘のヤマダ電機まで歩いて買物に行った。何年も前には頻繁にヤマダ電機(他にヨドバシカメラ、ビッグカメラなど)に行っていたが、最近はネットで間に合わせてほとんど行くことはなかった。今日久しぶりに売り場を歩いてみて購入しなくても店内を見て歩くのも面白いと思った。最近の掃除機の機種の多さは売り場を歩いてみて実感が湧く。それにしても店内に客の姿が少ないのが気になった。前にデパートで客よりも店員の数の方が多いのを見て心配したことがあったが、同じような感じ。販売店の形態も時代とともに変わるだろう・・。今朝、東京の朝焼けの写真を撮ったので下に掲載する・・。
2023-03-01早朝の朝焼け
東京タワー方面のアップ(別の日)
3月2日(木) <今日2日は息子の月命日・・・>
今日2日は息子の月命日で特別な予定がない限り墓参りに行くことを決めている。それでも午前中、テニスに行き、適度の汗をかいた後に、墓参りに行く元気があったのは、体調が良いのと暖かい陽気のせいだろうか。今日の東京の最高気温は何と20℃。春の陽気。墓のある九品仏浄真寺(東京・世田谷区)の境内は毎度ながら清掃が行き届き気持ちが良い。梅園の梅も丁度見頃だった。墓の側に「アンズ」と承知していた樹に花が満開。アレ、もしかすると梅かなと思うほど差異が分からなくなった(下に写真掲載)。こんなことを気にするほどに天下泰平・・・。
2023-03-02九品仏浄真寺境内 墓の横に満開の花
3月3日(金) <最近「絵手紙」が全くできていない・・・>
最近「絵手紙」が全くできていない。絵手紙を出していた相手の孫娘と娘は年末に日本に帰省してきた。孫娘は2月にボストンに戻ったが、娘はまだニューヨークには戻ることなく日本にいる。それにしても今なら孫娘宛てに絵手紙を描いても良いのにできていない。更に、このところ陶芸作品に手が出ていない。一時、電子オルゴールを組み込んだ陶芸を制作しようと検討したが挫折して何もできなくなった。創作が停滞していることに自覚はあるが、こればかりは”やる気”の問題だ。私の場合、ノルマとか強制は逆効果となるので、ただ時を待っている状況。絵手紙にしても陶芸にしても考えすぎずに「無心」になって取り組みたい。言うのは簡単だなぁ・・。
3月4日(土) <私の周辺でもテレビを見ない・・・>
私の周辺でもテレビを見ないと言う人が増えている。確かに次から次に現れるお笑い芸人にげっそりしたり、芸もないのに芸人と呼んで持ち上げる番組を見せられる。これを批評するのは簡単だが、ではどうすれば良いのか。もし、自分でテレビを運営するとしたら非常に難しいのは間違いない。民放のテレビはまず第一にスポンサーがつくかどうか、それは良い番組、悪い番組など関係なく視聴率で決められるという。芸能番組でなくても、最近、私はニュース番組が耐えられなくなって消したくなることがある。詐欺や強盗、殺人騒ぎ、泥棒の現場など暗いニュースばかりで、明るい希望のあるニュースが見られない。それも繰り返し繰り返し、悪行を教え込むような伝え方をする。フェイク(虚偽)のニュースでなければ何でも良いわけではない。テレビだけでなく先日病院で新聞を見ると(我が家では新聞はとっていない)、ページの半分は全面広告であった。SNSでは何が真実か分からぬ情報が飛び交う。マスメデイアへの対応は個々人が選択し判断すべき時代となっている・・。
3月5日(日) <久しぶりに陶芸教室・・・>
久しぶりに陶芸教室に行った。前回は1月中旬に釉薬掛けをやったけれども粘土で成形したのは昨年12月以来。ずいぶん長いブランクがあった。今日は粘土を6kg購入して残らず使い切った。久々に大量の粘土を捏(こ)ねるのは体力勝負。足腰をしっかりと構えて右手で思い切り粘土を押し付けなければならない。成形作業も緊張の連続であっと言う間に2時間半の時間が経過した。今日は第一段階の成形で、これを乾燥させながら次の加工作業が今日の3~4倍は予定されている。完成は何ヶ月か先。この秋の展覧会に間に合えば良いとの長期戦だ。やはり陶芸にはテニスや犬の散歩にはない特別の緊張感があるので良い。そしてテニスのように昔は当たり前でできたことが出来なくなった屈辱感を味わうこともない。創作とは他人との勝負事ではなく自分の表現ができれば良いから楽しいに決まっている・・。
3月6日(月) <今朝、テニスに行くために家を出て・・・>
今朝、テニスに行くために家を出て直ぐにケイタイ(私の場合iPhone)を忘れたことに気がついたが、取りに戻らなかった。バスの中ではAppleWatchでLINEを受け取ったと知らせがあったが、内容はiPhoneでないと見られない。テニスコートの近所の喫茶店で開場を待つ間、いつもはiPhoneでその日の体調をチェックしたり、ニュースを見たり、Kindle(電子書籍)で本を読んだりするのが全て出来ない。コートの周辺で写真を撮りたくても撮れない。家に帰るときにはいつも予定を電話するが、これも出来ない。なるほど、ケイタイは今や常に身につけておくべき必需品であることを思い知らされた半日であった。・・午後、犬の散歩の時にはiPhoneを忘れることなく持参。一週間前(2月26日)に掲載した河津桜が見違えるように大きく花を咲かせていたので写真を撮った(下に掲載)。今日は啓蟄(けいちつ)。このところ梅も頑張って咲いているが花の峠は過ぎたように見える。河津桜はまさに今日がピークかも知れない・・。
2023-03-06呑川緑道(東京・世田谷区)の河津桜
3月7日(火) <一昨日に続いて今日も陶芸教室・・・>
一昨日に続いて今日も陶芸教室に行き作陶。久しぶりに陶芸に打ち込みながら何かと思うように行かずやり方を工夫しながら作業を進めるところに充実感を覚える。私の場合陶芸と言っても同じものを制作する繰り返し作業でなく、一度もやったことのないことに挑戦することが多い。一方で、陶芸教室では独りの作業でありながら仲間と雑談できるところが楽しい。雑談の内容よりも誰かと話をする機会が貴重と思うようになった。陶芸の制限時間ではとても終わらないので今日は制作途中の粘土の半製品6kgを大きなバッグに入れて家に持ち帰った。粘土を適度に乾かしながら加工する工程を家で時間を見つけてやる予定だ。・・今日の気になったニュースは種子島宇宙センターから打ち上げられたH3ロケットが2段目ロケットに点火せず打ち上げ失敗した件。先月中旬には打ち上げ直前に中止となったいわくがある。詳細は分からないが、このような先端技術の開発には失敗がつきもの。失敗は成功のもと。予算の削減とかやる気を削ぐ干渉だけはしないように祈る・・。
3月8日(水) <今日もテニス・・・>
今日もテニス。1日おきにテニスと陶芸を繰り返す”贅沢な”生活をしている。しかも今日の東京の最高気温は21.3℃で陽を浴びるだけでも幸せになる春の陽気。私の体調もかなり回復してきた。これから先も週に2~3回のテニスを繰り返せば本調子になるかも知れない。今日のテニスの仲間はほとんど私と同年齢で平均で80歳を過ぎている。先日は今日と別のテニス仲間の一人が90歳になった記念の食事会があった。80歳そこそこで年齢のせいで体の動きが悪いなどという言い訳は通用しない。最近の自主トレで痛感したのはテニスのためには歩くだけのトレーニングでは駄目ということ。足腰だけを鍛えても上半身の腕や肩が伴わなければプレーできない。普段の生活では腕力を使う機会がほとんどないのは驚くほどだ。人間の身体は筋力、心肺機能、内蔵機能、頭脳に至るまであらゆる機能が複雑に結びついている。人間の細胞は年月とともに劣化するけれども新たな細胞も生まれている。できることをやるしかないが、知らないけれどもまだできることがありそうだ・・。
3月9日(木) <午後、犬を連れて駒沢公園まで散歩・・・>
午後、犬を連れて駒沢公園まで散歩に行った。今日の都心の最高気温は22.2℃。これまで犬には着物を着せていたが今日は何もなし。私も夏用の軽いジャンパーに着替えて外出した。公園の手前にある街路樹の辛夷(こぶし)が花を咲かせていた(下の写真左)。まだ蕾も多いけれども今年初めて辛夷の開花を見た。駒沢公園の西口(駒澤大学正門の側、我が家からは最奥)にはこぶし(辛夷)の大樹があるので早速行ってみた。この辛夷は世田谷区の名木にも選ばれている巨大な樹木で花が咲く時期には花を見るためだけに、ここを訪れることもあるが今年は少々早いか。と思った通りに、大樹にはほとんど花は咲いていなかった。よく観察するとわずかに花もあるがほとんどは蕾だった。・・今日の暖かさで東京での桜の開花も早まると予想されている。もう直ぐ春ではなく、春はやってきている・・
2023-03-09 左は街路樹の辛夷の花 右は駒沢公園の辛夷大樹
3月10日(金) <3月も上旬、急に暖かくなり春到来・・・>
3月も上旬、急に暖かくなり春到来かと思うと、また冷え込むこともある。三寒四温とはうまく言ったものだ。日本には四季があることを最近本当にありがたく思うようになった。春夏秋冬と季節が変化することを当然として育ってきたが、世界中で見るとこのような四季を繰り返す国はむしろ稀であることを知った。温暖な中でも四季があることによって日本独特な感性が育まれて繊細で高度な文化がもたらされたとも言える。確かに、花を見ても、春の花、夏の花、秋の花、冬の花とそれぞれに名前が思い浮かぶ。俳句では季語で季節感を表現する。1000年以上昔から日本では季節を愛でた詩が詠まれた。現代の日本人も地球上でこのような恵まれた地理に日本がある幸せをもっと認識しても良いのでないか。「おもしろき世の入口の辛夷の芽 」(能村登四郎)・・。
3月11日(土) <3.11 東日本大震災から12年・・・>
3.11 東日本大震災から12年が経過した。東京で特別に被害に会わなかったけれども、私もいくつか貴重な体験をした。地震が発生した午後2時45分には京浜急行の駅(青物横丁)にいた。大きな揺れの後、電車が停止していつ復旧するか分からないと言うので、歩いて家まで帰る決断をした。目黒川沿いに歩けば家の側に行く見通しはあった。途中、目黒川の水が余震で波たつ現象を見たりしながら2時間もかからずに家に着いたはずだ。夕方には自分の家に帰れないという知人を気軽に送り届けることを引き受けた。いつもなら車で30分ほどで家まで届けられると請け負ったけれども、夕刻の車は大渋滞で数時間以上かかり家に帰ることができたのは夜中。とにかくも無事に過ごせたのは感謝であろう。・・11日は義兄の月命日でもあるので、今日も墓のある谷中の瑞輪寺まで妻と墓参りに行った。瑞輪寺(ずいりんじ)は日蓮宗の本山で歴史ある寺。今日は本堂(祖師堂)入り口上部の彫刻が妙に可愛らしく見えたのでも写真を撮った(下)。そして今日家の近所で見かけた花の写真も掲載する。今の時期は桜に似た花が次から次に開花する・・。
2023-03-11瑞輪寺(谷中)本堂 右は本堂の入り口上部の彫刻
左はシドミ(ボケ属)の花・右はアプリコット(アンズ)の花
3月12日(日) <春風を以って人に接し・・・>
「春風を以って人に接し 秋霜を以って自らつつしむ」(佐藤一斎)。これは今日玉川神社でいただいた三月のお札の言葉。他人には暖かく接し、自分には厳しく反省するといった意味であろう。佐藤一斎は江戸時代後期の儒者で渡辺崋山や佐久間象山なども門人であったという。・・今日は久しぶりに一人で近所の神社やお寺を巡った。このところ散歩は犬のクーちゃんを連れて行く習慣であったが今日は妻が先に犬の散歩をしてくれたので、私は久々に一人で自由に散歩できた次第。玉川神社は我が家から目黒通りを等々力方面に約2kmほど歩いた場所にある。今日はその少し先にある満願寺にも立ち寄った。もう少し先には等々力渓谷があるが、そこまでは行かなかった。犬を連れない一人の散歩は両腕を大きく振って大股で歩くので大いに運動になったが少々見っともなかったかも知れない・・。
2023-03-12玉川神社(東京・世田谷区) 玉川神社の階段入り口・右は境内のクスノキ(名木百選)
3月13日(月) <今日のコラムに花の写真を掲載・・・>
今日のコラムに花の写真を掲載する予定。今の時節は次々と新しい花が咲くので、外出すると自然に花の写真を撮りたくなる。けれども、花に関心を持つようになったのは50~60歳になってからで若い頃(現役の勤め人時代)にはほとんど花に興味はなかったと妻から言われる。昔は花の名前はチューリップしか知らなかったと冗談で言われたこともある。今は以前より花の名前を知っていることは確かだが、花の種類は際限なく多いので、ほんの一部の名前しか知らない。今日、家の近所を犬を連れて散歩したときに撮影した花の一部を下に掲載するが、ほんの一瞬でもこれだけの花との出会いがある。人は一期一会の出会いがあるが花との出会いも同じような縁であろう。来年も花が咲くといっても全く同じ花との会えるのは今の瞬間しかない・・。
2023-03-13 左から沈丁花(ジンチョウゲ)、水仙、八重白ツバキ、乙女ツバキ
クリスマスローズ
3月14日(火) <今日は月に一度の病院載・・・>
今日は月に一度の病院での診断日。今日も東京医療センター(東京・目黒区)まで家から徒歩で往復した。所要時間は片道で15分〜20分。8痔55分には病院の採血室に着いたが40人の順番待ち。約30分で採血を終えて、泌尿器科の診断待ち。採血の分析結果をベースに診断を受けるのだが、1時間以上待ったあと、診断を受けたのは10時45分頃。診断時間は5分間。PSA(前立腺癌の腫瘍マーカー)の計測結果はこれまでと大きな変化はなく従来通りの薬を続けるとの判定だった。その後、注射(2箇所)そして精算、薬を入手して家に帰り着いたのは12時。ほぼ毎月同じパターンの繰り返しだが、待ち時間や手間暇は全く気にならない。結果が全てで、悪化の傾向がないだけでもありがたい。・・午後には東京医療センターの隣にある駒沢公園まで犬のクーちゃんを連れて散歩。下に掲載したような風景の中で春の陽気を満喫した。・・今日、東京で桜の開花宣言があった。最も早い開花宣言とか。あと一週間で桜は満開になりそうだ・・。
2023-03-14駒沢公園中央広場に人は少ない サザンカの下は散った花弁のジュータン ・右はコブシ
3月15日(水) <今日は駒沢公園の西口にあるコブシ・・・>
今日は駒沢公園の西口にあるコブシ(辛夷)の大樹の写真を下に掲載する。このコブシは世田谷区の名木にも選定されている樹。先週3月9日(木)にはほとんど蕾しか見なかったのに(9日のコラム参照=
ここ
)この数日で一気に花を咲かせた。昨日、東京でソメイヨシノ桜の開花宣言がされたほどに今年は春の訪れが早い。今日、ウォーキングの時に接した範囲では桜の開花はまだまだと見えたが、これも数日経つと一挙に変わるのだろう。コブシの名木は都内でも多いだろうが、同じ世田谷区では上野毛の五島美術館にあるコブシが有名だ。ここのコブシは東京都天然記念物に指定された名木だが、私は何度か訪れたが開花とタイミングが合わず満開のコブシは見られなかった。コロナ感染も治ってきたようなので、これまでのワンパターンの行動を見直して美術館を訪れるなど別世界に目をやる時期かも知れない・・。
2023-03-15コブシの大樹(@駒沢公園)樹木が大きくて花が見えづらいので右にアップを掲載
3月16日(木) <今日は五島美術館・・・>
今日は五島美術館に行った。木曜日はテニスの日としていたが明日金曜日にテニスの約束をしたので今日のテニスはやめにした。その代わりに昨日の駒沢公園で見たコブシの大樹に影響されて五島美術館(東京。世田谷区上野毛)の庭園にある天然記念物であるコブシを見に行こうと決めたのである。ところが入門時に確認したところ、あのコブシは2019年に寿命ということで伐採されましたと言われた。コロナ騒動もあってこの3~4年は美術館を訪れることもなかったので、この事実は全く知らなかった。そうか、天然記念物の樹木でもどんな名木でも寿命があるのか、と親しかった友人の訃報を聞くような思いであった。それでも久しぶりに訪れた美術館の庭園は枝垂れ桜は満開であったし、庭の風景は満足すべきものであった。美術館の展覧会は「中国の陶芸展」が開催されていた。はじめは余り期待していなかったが、見続けるうちに引き込まれた、流石に五島慶太さんが収集しただけあって古代中国(500=2000年前)の陶芸品はみな質が高い。そういえば、このところ美術館を訪れる機会もなくなっていた。始めの思惑とは外れたが、結果は思った以上に大成果があった五島美術館であった・・。
2023-03-16 庭園の枝垂れ桜 庭園からは二子玉川の 高層ビル群が見える
五島美術館の庭園は風格がある
3月17日(金) <昨夜のWBC野球の準々決勝戦・・・>
昨夜のWBC野球の準々決勝戦、日本はイタリアを9-3で撃破した。この戦いでは私はマスコミで騒がれる以上に大谷翔平の凄さを見た。1回、2回と日本の攻撃はランナーを出すが得点が入らない。このような雰囲気を壊したのが3回のワンアウト、ランナー一塁の時に大谷の仕掛けたセイフテイーバンド。普通このような状況の時に3番バッターは当たり前で強打する。そうすると相手の素晴らしい守備とか正面の打球で攻撃が終わるのが良くあるパターンだ。それを自分の打者としてのプライドを捨てて一点先取を狙うセイフテイーバンド。これは尋常の人間ではできない。ここで明らかに攻撃する日本のムードが変わった。大谷翔平は野球の試合の中で際立った人間力を見せてくれる。次はアメリカ・マイアミでの準決勝(21日)。これも楽しみだ・・。
家の近所の緑道を歩くと桜がそろそろ咲き始めており、樹の根元に可愛らしい「ひこばえ」が咲いていたので写真をとった(下に掲載)。緑道には花韮(ハナニラ)も咲いていたので写真はこれと合わせた。
2023-03-17(左)桜のひこばえ、(右)ハナニラ@呑川緑道
3月18日(土) <今日は久しぶりに学生時代の友人と・・・>
今日は久しぶりに学生時代の友人と近所でランチを共にした。近所というのは、私の家から南東へ歩いて約15分、友人の家(奥沢)から北西に約15分と丁度二人の中間位置にある自由が丘のレストラン。これほどのご近所であるが、この数年はコロナ騒動で一緒に食事をする機会はなかった(秋の陶芸展の時には他の友人を含めて食事をしたが)。彼は小学生時代から(70年間以上)この場所((奥沢)に住んでいるので自由が丘については私よりはるかに詳しい。ほとんど毎日自転車で動き回るというから行動半径も大きいようだ。やはり元気な友人と会うと刺激されてこちらも元気になる。一方で、彼は昨年奥様を亡くしたので計り知れない生活の苦労もご推察する。今日は雨で最近になく冬のような寒さだった。今度は天気の良い時にまた会おうと言って別れた。下の写真はランチをしたレストランのすぐ側の熊野神社。神社もまた何か新鮮に見えた・・。
2023-03-18自由が丘・熊野神社
3月19日(日) <今日は昨日の冷たい雨から一転して晴天・・・>
今日は昨日の冷たい雨から一転して晴天。気持ちの良い暖かさになった。東京では14日(火)に桜の開花宣言があったが、近所の緑道の桜を見ると今は三分咲きというところか。桜がどんどん花を増やす中で、今年はコブシの花がまだ咲いている。やはり先週の15日(水)に駒沢公園のコブシの大樹の写真を掲載してコブシの開花を喜んだが、今日も同じコブシの写真を掲載してみる。先週の花数よりも格段に花が増えて華やかになった。今がこのコブシ(辛夷)の樹( 東京・世田谷区の名木)の最盛期に見える。やがてコブシの花と入れ替わり桜の花が咲く。一方でこれまでは椿(つばき)の花が目立っていたが、今は大部分が散って花は残り少なくなって頑張っている感じ。花はどんな花も咲いている時には独特の美しさがあるが時が経つと必ず散る。ところが面白いことに人間は花の散り際までをあれこれとコメントをする。桜は散り際が爽やかで広く賞賛される。つばき(椿)とサザンカ(山茶花)は花はほとんど同じように見えて、散り方がまるで異なる。ツバキは花が丸ごと散る、サザンカは 花弁がバラバラに散る。昔の武士はツバキのような散り方は首を切られることを連想するので嫌悪したとか。「花の命は短くて苦しきことのみ多かれど、風も吹くなり、雲も光なり」(林芙美子)。花は古来いろいろなことを考えさせた・・。
2023-03-19コブシの大樹@駒沢公園にて 駒沢公園ランニングコース
3月20日(月) <表紙に粘土で制作中の陶芸作品・・・>
表紙に粘土で制作中の陶芸作品「球体オブジェ<玉転がし>」を掲載した。陶芸教室で粘土を使って制作した球体を家に持ち帰り、時間のある時に少しづつ螺旋の道を削っているもので、まだ先が見えず作品として発表するまでにいたらないが、途中経過を掲載した。これからどんな姿に仕上げるか自分でも楽しみだ・・。今日は午前中テニスをやった後、帰りに所用で中目黒に寄った。たまたま用事のあった役所が桜の名所になっている目黒川沿いにあったので目黒川の今の桜を写真に撮った(下に掲載)。まだ桜の見頃は3〜4日後だろうか。我が家の側にある呑川緑道の桜は2、3日前より随分開花が進んいたので、これも写真に撮った( 下に並べて掲載)。これからは桜の写真がたくさん並びそうだ・・・。
2023-03-20中目黒近辺の桜 呑川緑道(目黒区)の桜
3月21日(火) <今日は春分の日で休日・・・>
今日は春分の日で休日。この休みの日に朝からフロリダでのWBC野球・準決勝の生中継とは出来すぎている。日本対メキシコ戦の結果はご存知のように6x-5で日本が9回裏に劇的な逆転勝利を果たした。9回の裏はメキシコが5-4のリードでスタート。日本最後の攻撃は先ずバッター大谷翔平。大谷は二塁打で出塁し、次の4番打者吉田正尚は四球(吉田は7回裏には3点ホームランを放ちメキシコに追いつく働きをした)。ここで次のバッターはかの村上宗隆。誰もが悪い予感をしたに違いない。村上はこのWBC戦は絶不調。三振ばかりが続く。三振ならまだ良いが、私は内野ごろのダブルプレーもありうると見た。ところがサヨナラ二点適時打で勝負がついた。まさに奇跡的な長打。この日本ーメキシコの準決勝は歴史に残る名勝負と言えるのでないか。下手なストーリーを書いても遠く親ばないのがドラマチックな現実であった。野球を見てこれほどに感動したことはない・・。
3月22日(水) <今日もWBC野球・・・>
今日もWBC野球を書かなければならない。昨日に続いて、今日の午前中、テレビでWBC決勝戦・日本と米国の戦いがフロリダから生中継。日本が米国を3-2で破り世界一となった瞬間を見た。私の場合、最近はテレビでもプロ野球はほとんど見ることがなかった。昔の王・長島時代にはよくテレビを見たし、子供の頃には野球で遊ぶことは大好きだった。けれども何故最近は関心がなくなったのか。今回の、WBC野球を見ていると負けたら終わりの緊迫感の中で真剣に勝負する姿は魅力があった。普段のプロ野球にはこの緊迫感がないかも知れない。今回のWBC野球世界一になったことは何が人を惹きつけるかを教えてくれる。
東京では桜が5分咲き〜7分咲きか。急に桜の花が目立つようになった。今日、千鳥ヶ淵の桜を見たので下に写真を掲載する。一方で、我が家の近所にある目黒区の宮前公園の桜も負けずに咲いている。桜も咲く場所で名所と呼ばれることもあるが、桜の花そのものには優劣はない・・。
2023-03-22千鳥ヶ淵の桜 右も千鳥ヶ淵にて
2023-03-22千鳥ヶ淵 宮前公園(目黒区)にて
3月23日(木) <昨日の晴天から一転・・・>
昨日の晴天から一転して今日は朝から雨が降り続く。開花が異常に早かった今年の桜の花はほとんど満開であるが今日は花見には行きずらい天気だ。今日はまだ昨日のWBC野球での日本優勝の余韻が残るテレビの報道が多い。先ほど優勝した侍ジャパンのメンバーが特別機で成田空港に戻ってきた。栗山監督の表情がこれまでになく爽やかだと我が家では評判になった。・・いま家の周りに沢山咲いている雑草の花を撮影したので今日の写真として下に掲載した。華やかな桜の花の下に咲いているこれらの花にも造化の妙を感じる・・。
2023-03-23花韮(ハナニラ)<白~青~ピンク> 最右は草苺(クサイチゴ)
3月24日(金) <東京都心で今年初めて25℃・・・>
東京都心で今年初めて25℃を観測し夏日になった。都心で3月に夏日になったのは10年ぶりと報じられている。ただし今朝の天気は雨上がりの曇りで、朝、テニスに行くか迷ったほどだった、それでも午前中にはテニスで存分に汗をかいた。今日、都内を移動すると至る所で満開の桜に出会う。まだ4月まで一週間も間があるのに・・。今、夕刻からは雨が降り始めている。明日は雨で急速に気温が降下するとの予報。天気は日々変化する。桜を始め、植物は天気に追従して確実に変容する。そして人はまた天気に適応して生活を変える・・。
3月25日(土) <今日の東京は昨日の”暑さ”から一転・・・>
今日の東京は昨日の”暑さ”から一転、2月の気温になった。終日、雨が降り続き、最高気温は13℃。昨日は25℃の夏日であった。・・このような、最も無難な天候の話題では時に後ろめたい思いもする。長年、毎日コラムを書き続けているけれども、書く内容については全て成り行きでその場での思いつきだ。後で考えると何故か分からないが、その日に何か特別成果のある仕事をやったとか、目に見えるアウトプットを残したという場合に、そのことを書くことはほとんどない。それ以外の草花などどうでもいいことをコラムに残す。今日は一日中雨でどこにも出かけずに家にいたが、家庭の中では実は大きな成果を残した。妻に頼まれた特別の照明装置を自作したのだが、ペンチ、ニッパーをフル動員させてハンダゴテを使って難しい工作をした。この種のことはコラムに書いても誰にも関心を持たれない。また陶芸の粘土の削りを必死にやっても、これも趣味の作業の一端に過ぎない。コラムやホームページについて、「何のために」、「誰のために」を考え始めると続ける必然性がなくなる。当面はただ”無心”で続ける・・。
3月26日(日) <この3~4年美術館に行っていない・・・>
この3~4年美術館に行っていない。コラムに書いたが3月16日に五島美術館(東京・世田谷区)を何年ぶりかで訪れて感無量になった。もちろん、新型コロナ騒動で人が集まる催しが自粛された結果である。何年か前に国立新美術館に行ったところ”今日からコロナの感染防止のため展覧会を中止します”と突然言われてすごすごと帰ってきたこともあった。東京・南青山にある根津美術館にはテニスの帰路に簡単に立ち寄れるので、コロナ騒動以前は年に何度も訪れていたが、オンラインの予約制となったので、最近は全く訪れていない。今日調べるとまだ予約制は続いている。その他、サントリー美術館(東京ミッドタウン)、六本木ヒルズ・森美術館、山種美術館(広尾)、出光美術館(丸の内)など以前はしばしば訪れていた美術館が思い出される。今は何が開催されているのかも知らない。自分で描く絵や陶芸など創作の趣味がはかどらないのは明らかに美術館での刺激がないことが関連している。花見の季節となったが、美術館巡りも復活させなければならない・・・。
3月27日(月) <「昔はよかった」は老人の決まり文句・・・>
「昔はよかった」は老人の決まり文句のように言われるが、私はそのように思うことは一つもない。100%昔より進化した今の方が良い。わずか80年のほどで人類の大進化を目の当たりにした。子供の頃には自分が自家用車を持つなど夢物語だった。近所の家で電話がついたというので話題になった。父がアメリカ出張時の土産で洗濯機を買ってきて稼働させるために大勢の技術者が集まった。テレビが現れたのも小学生の頃。学生時代には電子計算機を使用したが電卓も衝撃的だった。パソコンやインターネットもあっという間に生活の必需品となった。今はAppleWatchのGPS機能でお互いに地球上のどこにいるかが確認できる。技術の進化とは別に人間関係は昔の方が良かったとも言えない。封建社会よりも明らかに改善された社会であり、個々の人と人の関係は100年、1000年前も変わらないだろう。これからは更にAI(Artificial Intelligence)で進化が続くだろうが、良し悪しの問題でなく、どんな時代になっても”変わらぬ”人間がいる・・。
3月28日(火) <表紙に掲載している「球体オブジェ・球転がし」・・・>
表紙に掲載している「球体オブジェ・球転がし」(陶芸)について説明をする。陶芸教室から家に制作中の粘土を持ち帰って久しいが、毎日のように時間があれば”削り”をしている。パチンコ球より小さな鋼球が最上部から螺旋状に転がり落ちる「道」を削っているのである。これが極めてデリケート。鋼球は重力で転がり落ちるので傾斜がないと動かない、傾斜が大きいと直ぐに外に飛び出す。そして粘土の渇き具合、収縮度合いで転がり方は変わる。陶芸として焼成すると10%以上収縮するので、これも考慮しなければならない。容易なことで焼成後の転がりまでを計算できないので、いい加減削り作業にも飽きてきた。成るように成るだろうと開き直っている・・。
今日もまた朝から雨。午後になって少し晴れ間が出てきた。都内では桜が満開というが特別に花見には行っていない。近所の歯医者さんに行った時に緑道を通り満開の桜を写真に撮ったので下に掲載する・・。
2023-03-28呑川緑道(東京・目黒区)の桜
3月29日(水) <今日は思いもよらず桜の名所・・・>
今日は思いもよらず桜の名所・東京工業大学(大岡山キャンパス/目黒区)へ花見に行くことができた。このところ東京は雨続きで天気予報では今日も1日曇り。花見の予定など全くなかった。ところが見事に天気予報が大外れ。10時頃から青空が見えてきた。それではと、妻と犬のクーちゃんを連れて歩いて大岡山まで花見に行ったのである。途中は呑川緑道を通る。この道も桜並木で今が見頃。我が家も目黒区であるので歩けない距離ではない。突然の花見は、大正解で素晴らしい桜を堪能できた。最高の桜の花を楽しむことができたのは本当に幸運だった。下に写真を掲載する・・。
2023-03-29呑川緑道(東工大より見る) 東工大校内(中央奧が記念講堂)
東工大校内(右も同じ)
3月30日(木) <学生時代の友人の家族から・・・>
学生時代の友人の家族から”父が亡くなりました”という通知をいただいた。このような連絡を受け取るのが、この一二年急に多くなった。学生時代の友人といっても卒業後実に60年を経過している。卒業後も親しく付き合う友人もいれば、会う機会はないが年賀状のやりとりを繰り返しているケースもある。今回、訃報をいただいた友人は長年会ったことがないので顔が分からないかも知れない。最近は年賀状の交換を止めますと相手が宣言して年に一度の賀状の交換をやらなくなった友人もいる。この場合、彼は生きているのだろうかと、消息が全く分からなくなるが、その人の流儀と割り切って気にしない。毎度、人の訃報を聞く度に自分では何もできない無力感に襲われる・・。
今日もまた家の近所で撮影した桜の写真を掲載する。どれほど美しい桜もあっと言う間に散る。人もまた散ることを避ける訳にはいかない・・。
2023-03-30目黒区の住宅街にて 宮前公園(目黒区)では散った桜が目立つ
3月31日(金) <今日は所用で六本木・・・>
今日は所用で六本木のアーク森ビルに行ったついで六本木の桜を存分に楽しんだ。桜の満開の時期に六本木に行く機会はなかったので今更ながら六本木の桜を見直した。始まりは「桜坂」。六本木には坂道が多い。欅坂、スペイン坂など坂巡りも良いが、桜があると周囲のビル群が一層際立つ。桜の写真を掲載するだけで、コラムの更新も嬉しくなる・・。
2023-03-31六本木。桜坂にて 六本木の桜
六本木の坂道の桜(右も)・意外に人が少ない
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