「今日のコラム」(2023年 5月分)
5月1日(月) <今日から5月・・・>
今日から5月。ゴールデンウィーク三日目であるが休日ではないので、朝からテニスに行った。やはり、普段のウィークデイには見かけないメンバーが多く加わり、テニスコートはいつもより混み合った。それでも2時間余休みなく仲間と球を打ち合い汗を流すことができた。最近は自分のミスを振り返ると悔しくはあるけれども、勝負にこだわることなく楽しい時間を過ごす。今日の仲間は私を含めてほとんどは傘寿を過ぎたメンバーで、皆よく動く。休憩時間に聞く話も面白い。このような仲間と一緒に運動できることは感謝しかない・・。
5月2日(火) <二日は息子の月命日・・・>
二日は息子の月命日であるので九品仏浄真寺に墓参に行った。一ヶ月ぶりであるのに随分久しぶりのような気分になった。お寺の境内は先月の桜の雰囲気から一変、新緑が眩しい。墓にはビール缶が二つ置いてあった。先月の二日が息子の命日であったので息子の友人が来てくれたのだろう。いつものことながら墓掃除は妻と一緒に徹底的にやる。向こう三軒両隣まで墓周りの掃除をしなければ墓に来た気にならない。5月のはじめというのに、今年は躑躅(ツツジ)がほとんど終わっていた。・・この墓は父母の墓であるが若くして亡くなった息子も入れてもらっている。私たちが自分の墓を考える年齢になって三男の自分が入る訳にはいかないので別の墓を考え始めた。自分の墓を持つよりも墓参りを続ける方がはるかに気分的に楽だけれど・・。
2023-05-02九品仏浄真寺(東京・世田谷区)にて
5月3日(水) <ゴルデンウィークの中間・・・>
ゴルデンウィークの中間。憲法記念日で休日の今日、天気はまさに五月晴れとなった。外出しても混雑ばかりであでろうと、朝からやる気を出して居間の天井の照明を改造する仕事に取り掛かった。天井まで届く大きな脚立を準備。工具はペンチ、ニッパー、ハンダゴテ、鉄用ノコギリ、スパナなどを使い、試行錯誤の末に2時間ほどで第一ステップの作業を完了させた。それは良いが、腕につけたAppleWatchで朝からの運動量を見るとエクササイズが何と1分間。運動のカロリー(ムーブ)もほとんど動いていない。いくら働いても身体の運動にはなっていないので、いささかガックリきた。それではと、妻と犬のクーちゃんを連れて駒沢公園まで散歩に出かけた。駒沢公園では今、テレビでも紹介されている全国の餃子の名店を集めた「クラフト餃子フェス TOKYO 2023」が開催されている。長い行列を並ぶのは避けて、別の店でハンバーグ系の食物を買い、公園の木陰で昼食をとった。日差しは強かったが木陰に入ると実に爽やか。これだけでゴールデンウィークの休暇を満喫したような気になった・・。
2023-05-03駒沢公園中央広場(餃子フェステイバルが開催中) 右は昼食を食べた木陰
5月4日(木) <今日もまた終日気持ちの良い五月晴れ・・・>
今日もまた終日気持ちの良い五月晴れが続いた。昼前に家を出て、犬のクーちゃんの散歩を兼ねて妻と自由が丘の駅周辺まで歩いて行った。バス通りを避けて裏道を選んで遠回りをしたが片道20分足らずで散歩としては丁度いい。妻が駅の近所の店舗で買い物をしたり、HISで手続きをするなど用事のある時にはクーちゃんと緑道のベンチに座って待つ。一段落したところで、今度は緑道脇のレストランの屋外の席をとって昼食とした。昨日の駒沢公園での昼食と同じく、ゴールデンウィーク真っ盛りでなければできない楽しい食事となった。・・今日は道端で見かけた石楠花(シャクナゲ)の蕾の写真を掲載する。初めは何の蕾か分からなかったのでiPhone内のソフトPictureThisで調べたところシャクナゲ(アメリカシャクナゲ、カルミア)と分かった。シャクナゲはツツジ科の植物で花はツツジ以上に大きく成長する。シャクナゲの漢字も石楠花とユニークだ・・。
20205-04石楠花の蕾(東京・目黒区にて)
5月5日(金) <子供の日で休日・・・>
子供の日で休日。今日も東京は快晴が続き、気温が25℃を越す夏日となった。暑いからという訳ではなく特別な予定がないので家で整理や片付けを始めると際限なくやることがでてくる。ベランダ菜園の水やりや清掃もいつもの怠慢の裏返しで一生懸命に取り組んだ。ベランダの植物を見ているだけで生命の強靭さとともに生物の確実な生まれ変わりの流れを思い知らされる。あれほど華やかに咲き誇っていたテッセンの花が散って次世代に備えるように余計な張り出しを抑えてエネルギーを蓄え始めたように見える。・・今日は等々力方面に散歩した時に見つけた「チェリーセージ」の花の写真を下に掲載する。久しぶりに出会ったチェリーセージの写真をとったが、これも名前が直ぐにでてこなかった。何年か前に意識して名前を覚えた記憶のあるチェリーセージ(正式名:サルビア・ミクロフィア)。今度はいつまで忘れずに覚えているか・・。
2023-05-05チェリーセージ@東京・世田谷区
5月6日(土) <「朝飯前」という言葉・・・>
「朝飯前」という言葉は最近使わなくなったが、今日は正に”朝飯前”に一仕事を仕上げた。先に工事をやった天井からの照明具の位置を変更する作業を朝食前にやってしまったのである。やりたいことは問題なく完了したけれども、脚立を登り降りする際に誤って落ちそうになり脚立のエッジで腕を傷つけてしまった。出血は大したことはなかったけれども、朝飯前と軽く見ると怪我をすることもある・・。今週水曜日(3日)に続いて今日も駒沢公園に犬のクーちゃんを連れて散歩に行った。駒沢公園の中央広場では今日も「餃子フェステイバル」の開催中。今日の午前中に訪れたのであるが、大風が吹き荒れていたせいか3日と比べると人は少ないように思えた。後で、ネットの記事を見ると強風注意報がでているので今日は13時30分でイベントを中止したとのこと。餃子フェステイバルの最終日、明日の天気は雨と予報されている。フェステイバルも大変だが、これまでは天気に恵まれたので、よしとすべきかも知れない・・。
2023-05-06駒沢公園中央広場(餃子フェステイバル開催中)
5月7日(日) <ゴールデンウィーク最終日・・・>
ゴールデンウィーク最終日の今日、日曜日は終日雨。今日は休日とは関係のない最近Wikipediaで教えられたことを書こう。ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach・1685~1750)といえば誰でも知っているドイツの作曲家・オルガニストで日本では西洋音楽の基礎を構築した「音楽の父」と呼ばれる。バッハ一族は音楽家の家系で中部ドイツで80余名が音楽で生活していたという。現在ではJ.S.Bachは「大バッハ」と呼ばれるが、生前のバッハは作曲家というよりオルガンの演奏家であったが、活躍した息子たちの父親として知られる存在に過ぎず、死後は直ぐに忘れ去られたそうだ。有名な「マタイ受難曲」も没後何十年を経てメンデルスゾーンが発掘してバッハを再認識させたという。バッハの生前の生活は決して楽ではなく常に良い条件の職場を求めて転職を繰り返した記録がある(どこの宮廷オルガニストになるか、ポジション争いをする)。生涯に二度結婚し、実に20人の子供もうけた(成長したのは10人)。・・WikipediaでJ.S.Bachの項目を見ると、まだまだ知らない泥臭いバッハの生涯が書かれている(=
ここ
)。そういえば、バイオリン協奏曲「四季」を作曲したヴィヴァルディが世界的に認められたのは死後100年を経てからだったという話を思い出す。歴史上の大人物であっても一般人と変わらぬ生前の生活である一方で、名前は残っていなくても生前に凄い実績を作っていた人が無数に隠れている・・。
5月8日(月) <早朝から本格的な雨・・・>
早朝から本格的な雨で、今日のテニスはなし。このところ時間ができた時には表紙に掲載している「球体オブジェ」の玉転がしの微調整をやっている。鋼球が球体の表面の通路を螺旋状に9周するという構想なので、鋼球が通路から飛び出さないこと、止まらないことが必須。鋼球と通路の微細な接触条件で球の速さ、方向などが左右されるので釉薬で仕上がった通路の表面をヤスリで削り調整する作業だ。これは焦らず少しずつでも進展させる所存。・・午後には雨が止んだので犬のクーちゃんを連れて駒沢公園まで散歩に行った。昨日まで公園の中央広場で”餃子フェステイバル”が開催されていたので、今日はその後片付けで大勢の人が働いていた。丁度、餃子フェステイバルのメイン看板をクレーン車で取り外す作業をやっていたので、しばらく見学させてもらった。風が強かったのでクレーン車で釣り上げると同時に風で流れないようにロープで抑えるなど、それだけでも相当の作業量だった。フェステイバルの前後には裏方さんの大いなる働きがある・・。
2023-05-08駒沢公園にて餃子フェスの看板取り外し ヤマボウシ(山法師)@駒沢公園
5月9日(火) <今日は犬を連れて・・・>
今日は犬を連れて妻の用事に合わせて自由が丘駅の側まで歩いた。バス通りでなくほとんど車が通らない住宅街の中を選んで歩いたので自由が丘という街並みを見るのも興味深かった。二階建ての家全体を薔薇で覆ったようなお洒落な家もあった。写真を撮ったのは薔薇ではなく、雑草の「ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)」(下に写真)。今の時期、ちょっとした植え込みや路傍にナガミヒナゲシを見ることが多い。ヒナゲシの名前も花の姿も可愛らしいが、このナガミヒナゲシは雑草の中でも繁殖力が極めて強く、また実には毒があるので本気で駆除しなければ大変なことになると警告されている。根から他の植物の生育を妨げる成分を含んだ物質を出すことと強大な繁殖力と併せ持ったナガミヒナゲシは放置すると他の植物が駆逐されるとして、「生態系に大きな影響を及ぼす外来植物」として駆除することが要請されている植物という。資料によれば、具体的な繁殖力の強さで以下のような説明があった:「1つの実(花が咲く部分)から1500粒もの種ができ、一個体が100個もの果実をつけることもあるので、一個体から15万粒の種ができる」。生命力が強すぎるのも考えもの。花も見かけによらない・・。
2023-05-09ナガミヒナゲシ@路傍にて
5月10日(水) <今日は友人夫妻、義姉夫妻と・・・>
今日は友人夫妻、義姉夫妻と私たちの三家族で横浜を楽しんだ。10年以上前によく一緒に旅行したグループだが、新型コロナの騒動もあり最近は全く会うこともなかった。今日は始めに横浜・山下公園の脇にあるホテルニューグランドで食事会。横浜港と山下公園を眼下に見ながら本当に久しぶりのホテルでの会食であった。その後、隣の山下公園の薔薇園をみたり、港の見える公園まで行ったりして、半日、快晴の横浜を堪能した。コロナですっかり疎遠になってしまった家族同士のお付き合いを復活させるきっかけになるかどうか・・。
2023-05-10ホテルの5階からみた横浜山下公園 右は山下公園のバラ園
5月11日(木) <11日は義兄の月命日・・・>
1日は義兄の月命日なので谷中の瑞輪寺に墓参りに行った。妻が所用で今日は私ひとり。肌寒い天気で谷中に着いた時には小雨が降り始めた。来月6月11日が命日で義兄が亡くなってから10年経過したことになる。あっという間の10年間。奇跡的とも言える偶然が重なり、今、私たちは義兄が住んでいた家に住み、妻は義兄が使用していたピアノを弾いている。義兄が亡くなった年齢は83歳、私の来年に相当する。墓参りといっても何ができる訳でもない。毎回、墓前で手を合わせて感謝を表すだけ。夕刻、目黒区の家にバスで戻ってきた時には物凄い雷の音がして雨が降り始めた。近所の自由が丘駅脇の踏切に落雷があり東横線が不通になったとニュースで報じられている・・。
2023-05-11墓のある瑞輪寺(台東区谷中)
5月12日(金) <先週の月曜日以来のテニス・・・>
先週の月曜日以来のテニス。いつものように東横線・半蔵門線・銀座線と電車を乗り継いで神宮外苑駅に着いて、テニス場入り口に荷物を置くと、今日は後三年のテニス場の期限を感じた。テニス場は秩父宮ラグビー場と神宮球場の間に挟まれた位置にあるが、神宮外苑全体がこの数年で再開発される。テニス場はもとより、秩父宮ラグビー場、神宮球場も解体されて新しい場所に建造される予定とか。高層ビルが林立する中でのスポーツ設備となりそうだ。今日は秩父宮ラグビー場入り口の事務所の解体が始まっていた。工事業者の人と立ち話をしたが、事務所の解体は簡単だけれど、ラグビー場は壊すだけでも大変だと言っていた。テニス場の開門を待っている時にたくさんの鳩やスズメが寄ってきた。鳩やスズメの行き場はあるのだろうかとふと思う・・。
2023-05-12秩父宮ラグビー場前の公園(ここも今日は立ち入り禁止)
右はテニスの開門待ちの時にそばに来た鳩
5月13日(土) <雨が降ったり止んだり・・・>
雨が降ったり止んだりを繰り返した一日。昼前に一瞬、雨が止んだので犬のクーちゃんを連れて散歩に行った。家の近所の緑道から住宅街を回るお馴染みの道を通るにしても、その時々の季節によって目につく植物の姿が変わる。梅〜桜〜辛夷(コブシ)〜躑躅(ツツジ)などあっと言う間に終わり、次に進んでいる。春・夏・秋・冬の四季が明確にあり、それに応じた自然を鑑賞できる日本という国の有り難さを感じる。それにしても私自身は花や植物に関心を持ったのは現役をリタイアした後で、今でも植物の知識はお粗末ではある。花の名前も知らない。今日の写真で掲載した「丸葉空木」もケイタイで調べて分かった。空木(ウツギ)とは幹(茎)が中空であることから命名されたとか、木材が爪楊枝の原材料になるなど調べるたびに新しいことを覚えるので、知らないことを恥ずかしいなどと思わぬように割り切っている・・。
2023-05-13薔薇の庭が見事 マルバウツギ(丸葉空木) <各目黒区にて>
5月14日(日) <今日は母の日・・・>
今日は母の日との認識はなかったが、ニューヨークに住む娘から妻に母の日プレゼントの紫陽花(アジサイ)が届いた。今はニューヨークからでも、世界中のどこからでも東京の我が家にプレゼントの注文ができるようだ。届いた紫陽花はピンク、青、紫、緑など数種の色合いがあるが、妻が電話で娘から聞いたところによると、時間の経過と共に更に色が変化する新種の紫陽花であるという。土の成分で色が決まると聞いたことはあるが、時間の経過で色が変わる紫陽花があるとは知らなかった。届いた紫陽花の鉢が少し小さめであったので、ひと回り大きい鉢に植え替えてベランダに置いた(下に写真)。これから、花々がどのように変わるのか、楽しみにして観察しよう・・。
2023-05-14母の日プレゼント
5月15日(月) <朝5寺半に起床すると・・・>
朝5寺半に起床すると外は雨が本降り。今日の月曜日テニスは休みとせざるを得ない。先週の月曜日(8日)も雨でテニスはできなかった。テニスもできない、ジムにも行かない時には家でできる限りのトレーニングを試みる。最近、台の上に立って乗ると適度の振動を5分間加えてくれる装置をよく使う。身体をゆするだけでなく、腕に負荷をかけたい時には両腕を大きく振ったり、4kgのウェイトを左右の腕に持って揺すられる足腰と同時に腕を前後、上下にしたりする。5分間という時間が区切りとしてはちょうど良い。この振動機械を2~3度使用すると相応の運動量となる。・・今日の午後、2時頃に雨が一時止んだので犬のクーちゃんを連れて駒沢公園まで散歩に行った。雨模様であったせいもあるのだろうが、駒沢公園の中央広場がこれまで見た事のないほど人が少なかった。午後2時半の時刻にこれほど人影がない広場は珍しいと写真を撮った(下に掲載)。ここはゴールデンウィークには餃子フェスティバルで大賑わいをした場所だ・・。
2023-05-15pm2:25駒沢公園中央広場・・左は北方(オリンピック記念塔側) 右は南方
5月16日(火) <今日の東京都心の最高気温は27℃・・・>
今日の東京都心の最高気温は27℃。肌寒い気温であった昨日から一転夏日となった。今日は月に一度の病院での検診日。東京医療センター(東京・目黒区)では院内ではマスクをするように放送があった。新型コロナウイルス感染症が先週の8日から5類感染症(以前は2類)となってから公園などでも急にマスクを外す人が目立ったが病院ではまだ慎重に見える。検診の結果はPSAの数値<=Prostate(前立腺) Specific(特異的な)Antigen(抗原)
「
前立腺特異抗原
」
の数値>がほとんど変わらず、これまでの薬を継続することとなった。病院の正式名称は「国立病院機構東京医療センター」。場所はいつも散歩で回る駒沢公園の直ぐ隣だ。大病院だけあって月に一度訪れるだけで、その時々の風景が変わるので楽しい。今日は躑躅(ツツジ)がまだ残っていたので写真を撮った(下に掲載)。
2023-05-16東京医療センター入り口
5月17日(水) <妻が成田空港からアメリカに・・・>
妻が成田空港からアメリカに出発した。妻はニューヨークの娘と合流してボストンの孫娘の卒業式に出席する予定。少し前に孫娘Mieuがボストンのハーバード大学に入学したと思っていたらもう卒業。ボストンでの卒業式にいくチャンスはもうないだろうと、妻の渡米を決めた。私は二週間余、一人暮らしで犬のクーちゃん(娘から預かっている犬だ)の面倒を見る。・・妻を送って行った後、クーちゃんと目黒区の呑川緑道を散歩。今日は思い切りマイナーで小さな雑草の写真を撮った(下)。
2023-05-17左から、ハキダメギク(掃溜菊)、カタバミ、キキョウソウ 、ハルノゲシ
掃溜菊(可哀想な名!)の花の直径は2mmほど
5月18日(木) <午前中には久々のテニス・・・>
午前中には久々のテニスを楽しんだ。東京都心は最高気温32℃、昨日に続いての真夏日でプレーする前から熱中症に気をつけようとの合言葉を交わした。今日のテニスは明日、金曜日に最近の決まったパートナーとのテニスができないので(通院のため)、以前よく一緒にプレーした仲間に事前に声をかけて、仲間に入れてもらったもの。仲間は皆大ベテランで上手な人ばかり。中でも一人はテニスクラブでの最高齢の90歳で、私を含めた他の誰もがミスをした時に”歳だから”との言い訳はできない。ゲームの合間には水分を補給し、適度に休息の時間をとりながらも照りつける太陽の下で無事に2時間余の運動を終えることができたことはありがたいことだ。
5月19日(金) <「掃き溜めに鶴」・・・>
「掃き溜めに鶴」という表現を最近は聞かなくなった。鶴は美しい人、優れた人のたとえで、主に女性の美しさを褒めるケースで使う。けれども「彼女はグループの中では掃溜の鶴のような存在」といえば彼女以外の人は凄く軽蔑されたように感じるので軽々しく使えないだろう。「掃き溜め」はゴミを掃いて溜めた場所のことだけれど、「掃き溜めに鶴」の言葉を思い出したのは、一昨日のコラム(=5月17日)の写真を掲載したときに初めて掃溜菊(ハキダメギク)名前を知ったからである。その時には書かなかったが、この名前、今テレビでも取り上げられている植物学者・牧野富太郎が名付けた。牧野富太郎(1862~1957)は植物学者の先駆者であったので94年の生涯に約1500以上の植物に命名したという(収集した標本は40万枚とか)。それにしても「掃溜菊」とは大博士にしては花に愛情がない命名にも思える。この際、今日、目黒区の緑道で撮影した掃溜菊の写真を追加掲載してみる・・。
2023-05-19ハキダメギク・花は小さいが形が面白い(右)
比較のためハルジオン(中央の花)と一緒に撮影
5月20日(土) <朝昼晩の三食を自分で・・・>
朝昼晩の三食を自分で作り始めて三日目となる。妻が孫娘の卒業式に出席するためにニューヨークの娘のところに行っている。独りで留守番をする時の最大のポイントは食事。自分用のカレーライスやシチュウを作ることは昔から何度もやっている。鶏肉に加えて、タマネギ、じゃがいも、にんじんなどを炒めて具にするやり方で同じように作ることはできるがワンパターンではある。コンビニやスーパーで見ると20年前の食事の材料と比べるとレトルト食品を含めて格段に種類が多くなっている。今のところ我が家の在庫品を使うだけで用は足りているが、この機会に使った事のないレトルト食品を思う存分試みるのも悪くないと思っている。普段はあまり手を出せない食事作りをこの機会に楽しみたい。・・そう、調子のいいことを言ってみるが、私の周りには奥様が先に亡くなり独りで毎日自分で食事を作る友人・知人が何人もいる。期限がなく毎日食事を作ることは大変なことだ。”美味しい〜”と声をあげて食事をするのは独りではできない・・。
5月21日(日) <昨夜のバランス年齢計測で20才・・・>
昨夜のバランス年齢計測で20才を計測した。毎日、計測用の台座に乗ってバランス計測(任天堂のWiiFit)を行う。使用回数がいま4500回程度であるので12年間以上続けている。数年前には時々20才(これ以下はない)を記録したが最近は年に1~2回22才のこともあったが20才は一度もなかった。 ところが!一昨日のバランス年齢計測結果は最悪の数値82才だった。実年齢相当ですと評価されたが、私の記憶ではこれまで実年齢相当になった記憶はない。成績が悪かったのは、重心を小さな円の中に保った後に外側の 円(数値)を順次重心移動で潰していく課題であったが中心に保つことができないままタイムアップで一個も潰せなかったことによる。一方、昨日ベストとなったのはウォーキング(足踏み)を20秒ほどして左右のバランス程度を判定される課題でほぼ100点に近い成績であった事による。丸一日で82才ー20才に変わることがこの計測が本質的なものでない証。計測結果で一喜一憂するものではない。けれども、我が身の年月による変化を見極めること、そして自分の不得意な分野を教えてもらう意味でこれからも継続しようと思う・・。 今日のメイン行事は姪の音楽会であったが関連して書きたい項目も多いので後日に取り上げたい・・。
5月22日(月) <昨日、久しぶりに生の演奏を楽しんだ音楽会・・・>
昨日、久しぶりに生の演奏を楽しんだ音楽会はピアノ、ヴァイオリン(姪が担当)、チェロ、クラリネットの四重奏だった。曲目はメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」、次がメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲」。演奏も素敵だったが、ヴァイオリン担当の姪が書いた作曲者や曲の解説が知らない内容も多く感動的だった。姪(私たちが毎月谷中に墓参りに行く敬愛する義兄の娘さん)は東京芸大のヴァイオリン専攻で演奏家である一方で東京芸大で博士号を取得した研究者でもある。一部解説を転用させていただこう。南仏生まれのメシアン(1908~1992)は20世紀を代表する作曲家。ところが人生は平坦でなかった。1939年第二次世界大戦が勃発するとメシアンは徴兵されてやがてドイツ軍の捕虜となってしまう。演奏された曲は1941年1月15日<私の誕生日は19日!>収容所のバラック内の劇場で初演されたという(その2ヶ月後、捕虜収容所から解放された)。一方、メンデルスゾーン(1809~1847)は38歳で早世した優雅な音楽家のイメージがあるがそうでもない。ドイツ生まれのメンデルスゾーンはユダヤ系であったので、若くして優れた才能が認められて大成功するが、没後、反ユダヤ感情とともに誹謗中傷された。ナチスが台頭した時期にはメンデルスゾーンの音楽は演奏禁止。メンデルスゾーンの評価が確立したのは1990年の東西ドイツの統一後という。・・昨日、G7広島サミットが終了した。G7の首脳のほか招待国首脳、更に戦時下にあるウクライナのゼレンスキー大統領まで加わって国際情勢を討議する歴史的な場となった。それでもこの先は見えない。プーチン・ロシアがどう出るか。音楽家も一般人も国際政治に繋がっている・・。
5月23日(火) <今日は終日冷たい雨・・・>
今日は終日冷たい雨が降り続いた。都心では昨日と比べて最高気温が15℃も低下して3月並みの寒さであったと報じられている。犬のクーちゃんの散歩はお休みとしたが少しは身体を動かしたいので、久しぶりにジムに行って運動をした。前回はいつ行ったか記憶にない。1ヶ月以上は休んでしまった。娘から犬を預かっているので外の散歩は最優先で犬を連れてでる。家の中でも適宜器具を使った運動もやるし、他にやるべきことも多いので、生活習慣の中でジムに行く時間が取れなくなっていた。今日、ジムで運動器具を使って身体を動かしたが、やはり家の運動とは違う。ジムで運動する習慣を何とか生活の中に取り込まなければならない。独りで黙々と体を動かすより、事務員と話をしたり周囲に同じような仲間に囲まれて運動する方が心理的にも間違いなくベターであろう。今、妻が旅行中で独りでいると本当に一日中一言も話をする機会がなくなる。時々はワンちゃんと話ができるだけまだマシだが、声を出して話をするのも貴重な時間なのだと改めて思い知らされる・・。
5月24日(水) <今朝一番で・・・>
今朝一番で昨日から準備をしていた大量の資源ゴミ(ビンガラス類、缶類、ペットボトル、ダンボール、雑誌類を分別)を指定の場所へ出した。続いて洗濯をして朝7時には洗濯物をベランダに干す。朝食後一休みしてから犬のクーちゃんを連れて駒沢公園まで散歩。散歩から帰った後、朝10時頃には洗濯物は十分乾いていたので取り込んだ。今日は快晴で風も強かったために、洗濯物も乾くのが早かった。昼までにはまだ時間があったので、次は自由が丘駅近辺までまで歩いて行き、陶芸教室に寄って雑談をしたり、買い物をしたりして、用事を済ませた。昼食はその後。今日はどういう訳か元気があり、続いてスポーツジムに行って運動。昨日、久しぶりのジムで、やはりジムを続けるべきと痛感したところで早速に実行した次第。もちろん、朝から三食の食事は手間隙をかけて自分で作った。・・何故、今日はこれほど身体が動いたのか。高気圧で気持ちの良い陽射しとなったこと、もう一つは昨夜の睡眠で熟睡が十分であったことと、単純な理由を挙げることができるが、本当な何だろう。
5月25日(木) <今住んでいる東京・目黒区の家(共同住宅)の道路・・・>
今住んでいる東京・目黒区の家(共同住宅)の道路を清掃する時には向こう三軒両隣、周りを清掃する。こちらがやらないでいると周りの家で逆に我が家周辺も綺麗にしてくれる。散歩で目黒区から世田谷区の住宅街を歩くと早朝など多くの場所で住んでいる人が道路掃除をしている。東京、そして日本全体が世界的に街が美しいと言われるのはこのような心情が当然であるからだろう。欧米では公共の道路の管理は清掃も含めて役所の仕事で一般人は手を出さない。もう50年も昔の話だが、私がエンジニアとしてインドの工場で納入したコンプレッサ(数m四方の大型)の点検を兼ねて布巾で機械の汚れを清掃しようとすると、清掃は担当者(普通はおばさん)がいるのでエンジニアは手を出してはならないと注意されたことを思い出す。掃除の仕事を取り上げてはならないのはお役所の道路掃除も同じ理屈になる。何でも欧米を見習うことはないと思う一つは道路掃除だ・・。今日の散歩でこれまで見たことのない花に出会ったので写真を撮った。名を調べると「フェイジョ」。ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部原産の熱帯果樹という。花がユニークで花弁の外側は分厚い白色、内側は赤褐色、多数の赤いおしべ。東京・世田谷区の住宅街で新発見であった・・。
2023-05-25フェイジョの花@東京・世田谷区深沢
5月26日(金) <ボストンのハーバード大学で学んでいた孫娘・・・>
ボストンのハーバード大学で学んでいた孫娘の卒業式が25日(現地時間)に行われたようだ。妻から孫娘が日本の卒業式のような着物をきて校内で撮影された写真がLINEで送られてきた。Neuroscience(神経科学)の特別表彰状も写真で見た。更に同じボストンにある音楽大学・Berkleeからも賞状をいただいた。ここに卒業できたのにはありがたい援助があったことを書いておかなければならない。それはユニクロの柳井正氏の柳井正財団からの奨学金をいただいたこと。奨学金がなければハーバードで学び続けることはまず出来ない。日本でもごく稀に大成功して大金持ちになった人がいる。その結果を奨学金など後進のため、社会のために使用することは容易な決断でないと理解する。柳井正財団の海外留学プログラムは実に親切な援助プログラムとなっている。どれほど多くの人が柳井さんに感謝しながら学んでいることか。孫娘が選考の時に柳井さんと直接面談した際に気持ち良く、楽しく話ができたと言っていたことを思い出す・・。
5月27日(土) <今日の東京は朝から快晴・・・>
今日の東京は朝から快晴。昼過ぎには夏日となると予報されていた。そこで朝8時には犬のクーちゃんの散歩に家を出た。コンクリート道路では太陽が照りつけて気温が高くなると道路の熱反射で犬にとっては猛烈な温度となってしまう。犬のためには真夏の日中の散歩は避けてやった方が良い。今日、最高気温が26℃を越した頃には私がスポーツジムに行って運動をした。私は屋外でのウオーキングが好きだが、今日はジムで運動をしながら、やはり屋外の暑さの中で歩くよりもジムの運動の方が良いことを実感した。一方で、屋外ではその時にしか接することのできない風景や道端の花に出会える。今日の犬の散歩の時に撮影した写真を下に掲載する・・。
2023-057am8:23 駒沢公園
道端で見た「タチアオイ{立葵}」
5月28日(日) <植物学者・牧野富太郎が命名・・・>
植物学者・牧野富太郎が命名したという「ハキダメギク(掃溜菊)」の写真を5月19日のコラムに掲載した(=
ここ
)。牧野富太郎(1862~1957)は植物学の先駆者で命名した植物は1500種類を超えるほか、個人的に所蔵していた植物標本は40万枚に及ぶそうだ。私も最近は散歩の途中で花を見つけると名前に興味を持つが知っている方が少ない。実に膨大な植物・花が存在している。同じように海の動物も何と種類の多いことか。それぞれがワンパターンでなくユニークな形状をしている。当然のことながら陸上の動物の種類もまた膨大。地球上の生物を考えるとあらゆる環境に適合しながら信じられないほど多くの生物が生きている。人類はその一つ。宇宙レベルで見ると地球は真に奇跡の星。奇跡的に生物が存続できる環境にあるが人類のできることは一つ、この地球環境を壊さないことか・・。
2023-05-28クーちゃんと散歩途中・金糸梅をバックに@東京・目黒区
ニワナナカマド マーガレット ムラサキツユクサ ニワゼキショウ@各目黒区
5月29日(月) <先日、NHKテレビのブラタモリの番組で・・・>
先日、NHKテレビのブラタモリの番組で、屋久島の屋久杉が紹介された。この時、一般の杉と比べると屋久杉の成長が極めて遅く、これが結果的に他にはない屋久杉の1000年以上の寿命をもたらすと説明された。屋久島というのは海中の花崗岩が隆起してできたので一般の土壌と異なり栄養分が少なく自生した杉は木目(年輪)も見えないほど成長が遅い。一方で降雨が多く湿度が高いため、抗菌作用のある成分が多く腐り難くなるという。結果、 樹齢1000年以上の屋久杉が林立する(樹齢1000年未満のものは小杉と呼ばれる)。有名な縄文杉は幹周り16.4m、樹齢は2000年〜7200年。現代の樹齢は年輪の数とか幹の太さからの推定でなく放射線の年代測定で2000年以上の樹齢が確認されるという。人間の寿命のスケールは全く異なるが、”成長が遅い”ことが必ずしもマイナスとは限らないことが強く印象に残った。人間社会でも同じことが言える・・。
5月30日(火) <たまたまNHK(教育)テレビの早朝番組・・・>
たまたまNHK(教育)テレビの早朝番組で「講談」を見て引き込まれた。講談師は神田 松鯉(かんだ しょうり・3代目))。大ベテランの講談師であったが話の展開がどうなるか集中して聞き耳を立てた。本物の「芸」に接した満足感があり、講談を見直した。今や、「芸人」と称する人は多い。特に数知れず多くのお笑い芸人がテレビに登場するが、実際にどんな「芸」があるか分からない。テレビは視聴率で番組が決まるので「お笑い」が好みの多数となるのであろうが、本物の芸がどこに行ったかと思う。一方で講談や落語などの世界では本物の芸が確実に継承されている。「教育テレビ」でなく一般のテレビ番組で本物の芸を見たい・・。
今日の写真は犬を連れて散歩の途中で見た「柘榴(ザクロ)の花」を掲載する。このザクロは近所の小学校の校庭で撮影した。次にはザクロの果実の写真を撮りたい・・。
2023-05-30ザクロの花@東京・目黒区
5月31日(水) <今朝、6時25分からのテレビ体操・・・>
今朝、6時25分からのテレビ体操(NHK教育)をやっている真っ最中、6時30分に突如番組が中断されて臨時ニュース。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとJアラート(全国瞬時警報システム)で避難が告げられた。結果はその後北朝鮮は当初予告した軍事偵察衛星まで至らず打ち上げ失敗を認めた。続いてできる限り早い機会に次の打ち上げを行うとコメントしている。北朝鮮の失敗したデモンストレーションを日本の全テレビはその時間から1時間は揃って放映していた。テレビ体操を中断された経験は忘れない。・・妻がボストンで孫娘のハーバード大学の卒業式に出席した後、今はニューヨークの娘の家にいる。普段の連絡はLINEで自由にできる。妻が東京にいる時には妻が所持しているケイタイ(iPhone)の位置をマップで教えてくれる「探す」というソフトを便利に使っていた。帰宅が何時頃になるか居場所によって見当をつけられる。この度、このソフトでアメリカにいても今いる場所を地図で示してくれることが分かった。今ニューヨークの家にいるのか外出しているのかなど地図で場所が分かる。地球上のどの場所にいてもケイタイを持っていれば日本でその位置を確認できるとはやはり凄いことだ・・。
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