「今日のコラム」(2023年 10月分)

10月1日(日) <月の初めに変わるだろう・・・>
月の初めに変わるだろうとiPhoneカメラで待ち受けて写真を撮ったのがNHK教育テレビ6時25分からのテレビ体操スタート時の画面(下に掲載)。この画像はほんの数秒だけの放映であるのでカメラで待ち構えていないと撮れない。8月、9月は同じ画像だったので次は12月に新画像になるのだろうか。・・今日は国立新美術館に新制作展を見に行った。頂いた招待券の期限が明日までだったので全てに優先して出かけたのであるが、この美術館も本当に久しぶり。人それぞれに物凄いエネルギーを費やして絵画を描き、彫刻を制作している。そんなパワーの片鱗でも自分に取り込めないか。そんなことを考えてしまう・・。
2023-10-01今日から新スタートのNHK番組画像


国立新美術館入口           中央&右は新制作展での展示物(彫刻部門)


10月2日(月) <月曜日はテニスの日・・・>
月曜日はテニスの日。今日は夏の厳しい太陽の照りつけが収まり、涼しい風を浴びながら快適なテニスを楽しむことが出来た。以前と比べると明らかな体力低下を実感しながらも、如何に相手に対応すべきかをテクニックでカバーするプレースタイルになった。遊びではあるがベストを尽くさないと面白くない。・・最近、昔の自分(現役で仕事をしていた頃)と今の自分で大きな違いの一つに”植物への興味”があると思っている。もちろん植物について今も特別に詳しくはないが、以前は植物の写真を撮ったりすることは一切なかった。今は写真だけでなくじっくり観察していても飽きることはない。植物も本当に不思議な神の造形物といった感じがする。下に今現在、我が家のベランダ庭に咲いている花の写真を掲載する。ベランダ花壇も思うように行かないが、これだけでも花が咲いてくれていることに感謝・・。
  
2023-10-02ベランダ花壇の花 <薔薇+テッセン+テイカカズラ>
10月3日(火) <窓を開けると涼しい風・・・>
窓を開けると涼しい風が入ってくる。明日の東京の最高気温は22℃の予想とテレビニュースで伝えている。ようやく秋の到来。陶芸教室で開催する恒例の秋の陶芸展が今月19日から22日までと決まり、案内ハガキも出来たので友人・知人に案内を出した。出展する内容は小物ばかりで大型の意欲作はない。けれども何もないよりは良いと現実を認める。年に一度の陶芸展を見に来てくれる友人・知人が本当に有難い。年に一度、この展覧会を機会に食事をするグループや友人もいる。この機会がなければ年賀状の交換だけになりかねない。絵を描く友人が美術展に出展する際に必ず見に行っていたが、ある時、美術グループを辞めて展覧会がなくなった途端に、会うことがなくなった。催し物は対面で会って話ができる貴重な機会でもある。これから展示する陶芸作品の最終調整に励もう・・。
10月4日(水) <朝から静かな雨・・・>
朝から静かな雨が降り続く。都心の気温も21℃程度と過ごしやすい。昼前に傘をさして近所のスポーツジムに行った。1時間ほど、トレーナーの世話にもならず一人で黙々とトレーニングに励む。このジムではトレーニングを終えて帰るときにロッカーの鍵を返却すると提出していた会員証を返してくれるが、この時必ず名前を言ってくれる。「〇〇さんありがとうございました」は自分のカードの確認になると同時に心地よい響きとなる。考えてみると最近は人と会話する機会が非常に少ない。テニスや陶芸教室での会話以外には妻との日常会話だけ。メールやLINEでのやりとりはあるにしても生の会話とは違う。友人・知人には奥様を先に亡くされた方が何人もいるが、独りとは本当に話し相手もいないことになる・・。
10月5日(木) <昔読んだ本を見直す・・・>
昔読んだ本を見直すと改めて触発されることがある。「ヒトはどうして死ぬのか=死の遺伝子の謎=」(田辺靖一著・幻冬舎新書)を見ていると人間の細胞の”新陳代謝”が出ている。人間の身体では毎日約200グラムもの細胞が死んでいる。そして死んだ分だけ細胞は補われる。その人間の身体の細胞の数は約 60兆個、1日に死ぬ細胞数は3000~4000億個。皮膚は28日周期で新しい細胞に入れ替わる。胃の内部上皮細胞は数日、小腸の内部細胞で3~5ヶ月など細胞の入れ替わる時間には差がある。人間は日々新しい細胞へ入れ替えが行われることで生きている。・・今、前立腺がんの骨への転移を予防するためランマークという注射を1ヶ月に一度うっていたこと、そしてその副作用が顎の骨の懐死や顎の骨髄炎を起こすことで治療に苦労していることを9/21のコラム(=ここ)に書いた。がん細胞は破骨細胞の働きを過剰にして骨で増殖する。一方でランマークは破骨細胞による骨の破壊を抑え、骨芽細胞とのバランスを保つ。しかし、そのランマークが何故歯科治療に関連して顎の骨に悪い影響を与えるのか。細胞のレベルでどうなっているのか分からぬが正常な細胞に戻るには日数が必要なのだろうか・・。
10月6日(金) <朝から雲ひとつない秋晴れ・・・>
朝から雲ひとつない秋晴れ。時々、強い風が吹き荒れたが、絶好のテニス日和となった。今日はテニスで外出する際にどういう訳か(滅多にない)iPhoneを家に置き忘れてしまった。テニス場の入口に順番待ちの荷物を置いて開門まで30分ほど喫茶店でコーヒーを飲んで過ごす。その間、いつもはiPhoneでニュースやInstagram、TikTokを見たりするが、今日は何も出来ない。目をつぶって時間をつぶした。iPhoneがないと興味がある花が咲いていても写真は撮れない。テニスを終えて帰る時には必ず妻に無事であることを伝えて、帰る時間を連絡するがそれも出来ない。更に「バスいまどこ」のソフトでバスの待ち時間を調べることもできない。それ以外に、私と妻はお互いにiPhoneを持っていれば必要ならば相手の今いる場所をGPSによって知ることができる。今日のようにiPnoneが家に置いてあればもちろん何も分からない。・・iPhoneを忘れたことによって普段iPhoneがいかに役立っているかを知ることとなった・・。昨夜は風が強くベランダから見た都心の風景が稀に見るほどクリアであったので下に写真を掲載する。
**7日コラムに写真移動

10月7日(土) <自分はどう見ても”モノ作り”が好き・・・>
自分はどう見ても”モノ作り”が好きである。最近、制作意欲も、集中力もないと嘆くけれども少しでもやると気分は良くなる。同じもののコピーでなく世の中にないものをどこかで加えたい。絵を描くことも広い意味の”モノ作り”の一種で独自性が出せる。テニスや運動も好きだが、他に何もないと退屈だろう。周囲の環境や自然界でも決まったパターンでなく特別の構図とか偶然性があると感動する。自分のモノ作りとは無関係だが、今日の早朝に美しい朝焼けを見た。丁度、一昨日の夜に見た鮮明に広がった都心の風景と同じアングル。このところ風が強くて風景がクリアになるのだろう。一昨日の夜と合わせて今日の早朝にも写真を撮ったので下に並べてみる。正に景色にしても”神の造化の妙”が背後にはある・・。

2023-10-05pm20:25


2023-10-07am5:54


10月8日(日) <家の近所の農園(目黒区)で・・・>
家の近所の農園(目黒区)で、色々な松の木の写真を撮ったので紹介する。松の木であることは分かるが正式な名前を知りたいと思い、iPhoneのPictureThisというソフトで写真を撮り名前を調べた。そうすると知らない名前が出たので別の松の名前を改めて調べる。そうして下に写真を掲載したように4種類の名前が並んだ。この際、「松」について調べてみると、日本で見かける松は赤松、黒松、五葉松、姫小松、這松、琉球松など八種(マツ科、マツ属)とある。一方、マツ属は北半球の各地域に約100種が分布するという。また、マツ属ではないエゾマツ、トドマツ、カラマツなどにも「マツ」の名が付くなど複雑だ。「松」についても詳細に納得するには一仕事となる・・。
 
2023-10-08各種マツ@東京・目黒区


10月9日(月) <今日はスポーツの日で休日・・・>
今日はスポーツの日で休日。今季最低の気温の朝となり冷たい雨が降り続く。月曜日は”燃えるゴミ”の日(目黒区)なので早朝に雨の中を可燃ごみの袋をゴミ置き場(我が家の目の前)に出す。いくつかのゴミ袋が出されていたが、今日は問題なし。実は前回&前々回の可燃ゴミ出しの日に特別に時間をとられた。朝の7時前に数個のゴミ袋が既に出されていたが、その1~2袋がカラスによって食い荒らされており中身が道路に散乱していた。ゴミ袋にはネットをかけることになっているが、下部にネットがかかっていなかったために、ゴミ袋は完全に破られてカラスが食い残したゴミが大量に道路に拡散した事態。これを無視できないので、改めて散乱したゴミを自分のゴミ袋に入れて回収すると同時に家から紙テープを持ってきて破けたゴミ袋を大修理したのだ。同じことが二週続いたので、また同じことが起きることを心配していた。ネットのかけ方が不完全でカラスが食い荒らしたとしても、ゴミを出した本人は何も知らない。もちろん、私が大サービスで清掃処理をしたことも誰も知らない。この種のトラブルは再発防止をどうすれば良いか、考えさせられる・・。
10月10日(火) <花を愛でる植物・・・>
花を愛でる植物は多い。一方で秋になると、実とか葉とか花ではない植物の魅力に引かれることもある。今日は家の近所を歩いていて、綺麗な紅い実を見つけて何の樹木かと思うとハナミズキ(アメリカヤマボウシ)だった。5月頃に白い花(薄いピンクの場合もある)を華やかに咲かせるハナミズキがこのような果実をつける。ハナミズキの直ぐ側に紫の果実をつけた「コムラサキ」があった。コムラサキはやはり夏に白(orピンク)の花を咲かせるというが、あまり覚えがない。コムラサキというと秋の紫の実を思う。植物の名前は誰が命名したか知らないが、かなり勝手な名がついている。ある一面だけの名前も多く、植物の全体像は名前を超えてはるかに大きなものであると認識しよう・・。
 
2023-10-10東京・目黒区にて 左=ハナミズキの実 右=コムラサキの実
10月11日(水) <今日は九品仏・浄真寺に墓参り・・・>
今日は九品仏・浄真寺に墓参りに行った。珍しく2ヶ月ぶりの墓参り。息子と両親のいる墓にはこれまで毎月墓参りを欠かしたことはなかった。家から比較的近い墓であるので月に二度以上行くことも多かった。それが何故2ヶ月間もいけなかったか。一つは今年の夏の猛暑で外出をし難い事情はあった。けれども一番の理由は体調が悪かったためと自分では思う。歯の治療を始めたところ以前から続けていた前立腺がんの骨への転移を防ぐための注射の副作用で顎などに異常がでた。今はかなり正常に戻ってきたが一時は夜も眠れないほど違和感が強かった。この間、できれば外出はしたくなかったことは確かだ。今日はいつものように墓参りというより墓近辺の大掃除をする元気もあった。そして、久しぶりの九品仏浄真寺の境内を存分に楽しんだ。この寺の境内では秋が深まれば素晴らしい紅葉が見られるが今日はまだ夏の名残り。妻は銀杏拾いに精を出した。”健康第一”というのは容易だが実際に体調をベストに保つのはそう簡単ではない。薬や注射の副作用など思いもよらぬ落とし穴があることを実感しながらの”お参り”となった・・。
 
2023-10-11九品仏浄真寺(東京世田谷区)境内
10月12日(木) <人と人の繋がりは正に縁・・・>
人と人の繋がりは正に縁であろう。ほとんど会う機会はないが、賀状のやりとりを続ける小学校、中学校の友人、高校、大学の友人、昔の勤め人仲間、テニスの仲間、陶芸など趣味の仲間、顔は分からないがインターネットでの知り合いなど、色々な縁がある。たまたま住所録をみる機会があって見ていると亡くなった人も多い。傘寿を過ぎている自分の年齢から当然かもしれないが”無常”を感じる。テニス仲間はアドレス登録でなく名前をメモしている程度だが40~50人ほどの内、5名が亡くなっていた。リタイアした後も親しく付き合っていた友人で本人が亡くなった人もいるが、奥様が先に亡くなった友人が意外に多い。私など三食を作ってくれる妻が亡くなるとどうなるのか見当もつかない。ただし、先のことを心配しても始まらない。人のことを頼ることもできない。自分なりに意欲を持ってできることを追求することか。que sera sera・・・。
10月13日(金) <今日はテニスの日・・・>
今日はテニスの日。朝から雲ひとつない快晴。気温は22~23℃とこれ以上ない絶好のテニス日和となった。家を出たのは7時20分。近所のバス停で7時25分にバス(目黒駅行き)に乗る。東横線・都立大学駅で電車に乗るのが7時43分。渋谷駅で半蔵門線に乗り換え、表参道駅で銀座線に乗り換え、神宮外苑前駅に到着が7時56分。この時間、外苑前駅は通学の学生で混みあう。都立青山高等学校と國學院高等学校が秩父宮ラグビー場入口の向かいに並んである。こちらはラグビー場に入り、ラグビー場の隣にあるテニス場の入口で順番とりの荷物を置く。今日は8時4分過ぎで順番は二番目だった。それから外苑前駅の側まで戻り喫茶店で約30分休憩。テニス場の受付開始は8時50分。受付前の10分間ほどが仲間との話し合いの時間となる。こんなテニス開始までのルーチンがまた、テニスの日の楽しみかも知れない。今日のテニスのゲーム内容は3試合、3連敗。余りの惨敗で、試合のことは書けない・・。
10月14日(土) <任天堂のWiiで毎日バランス年齢計測・・・>
任天堂のWiiで毎日バランス年齢計測を続けている。前にもコラムに書いたこともあるが、計測台に乗ってテレビに接続した画面を見ながら体重計測に続いてバランス年齢計測を行う。計測したバランス年齢と共に、年齢を登録してあるので、実年齢より何歳マイナスですなどのコメントも出る。今日のバランス年齢計測は”開始してから4643日目”とはじめに表示が出た。宿泊旅行の際には計測していないので、ザッと見ると13年近く続けている事になる。ちなみに、今日のバランス年齢計測値は40歳(実年齢マイナス42歳)。10月からの記録を見ると、ベストは27歳、ワーストは72歳とバラツキは大きい。計測内容は静止テスト、片足立ちテスト、ウオーキングテスト、記憶力テスト、敏捷性テスト、判断力テスト、基本バランステスト、動作予測テスト、周辺視野テストなどの中からランダムに二項目が出題される。私は長年やっているので、記憶力テストとか判断力テストはほぼ満点がとれるが、静止テスト、片足立ちテストなどは苦手で、その時々で大きくばらつきが出る。継続していると年齢による低下や体調による変化などが即成績に現れるところも面白い。誰と競うわけでもない。自分の現実を見つめるために続けよう・・。
10月15日(日) <今日は朝から本格的な雨・・・>
今日は朝から本格的な雨。しかも上着がないと外出できないほど気温が低い。昼前に雨の中を傘をさしてトレーニングジムに行った。10台ほどあるウォーキングマシーンが全て使用中という混雑ぶりに驚いた。こんなことは初めてである。考えてみると、雨の日曜日であるので、いつもは外でウォーキングをしている人たちがジムに来てマシーン上で歩いているのかも知れない。私も腕や脚の筋トレをやった後、順番を待ってウォーキングマシーンに乗った。私はジムに来た時には必ずウォーキングマシーンで20分歩く。この時に両腕を大きく振ることにしている。20分間のウォーキング時に最近はテレビをみる。家では何かをやりながら何となくテレビをつけているが、歩きながら常に目前にテレビがあるとテレビの見方が変わってくる。民放のテレビでは辟易するほどコマーシャルが実に多い。コマーシャルの間に番組があると思うほどにコマーシャルを見せられている。トレーニングジムでは筋トレだけでなく、このような家ではできない体験も加わるので社会が広がる・・。
10月16日(月) <昨日の大雨から一転、今日は朝から雲ひとつない秋晴れ・・・>
昨日の大雨から一転、今日は朝から雲ひとつない秋晴れとなった。今日は午前中テニスを楽しんだが、テニスのプレー以外の作業について書いてみる。テニス場は国立競技場の管轄下にある設備であり、当然いろいろな決まりがある。何も異論はないのだが、他のテニスコートでも同じようなルールなのだろうかと思うのが一つ。あるコートをグループで使用した後、直ぐに続けて使用するグループがいない時には使用したグループが、コート全体をブラシ掛けするルール。大きなブラシがコートに4個準備されており試合を終えたメンバーでコート全体をブラシ掛けして、次に使用するグループのために整備しておく訳だ。私自身はこの作業を行うのに何の抵抗もない。実は70年近く大昔の話になるが、私が中学校で軟式テニスを始めた時にはコート作りからスタートした。毎回、何度となく大きなローラーを引いて土を固める。これが当たり前の作業であったので、人工芝の上の砂をならすだけのブラシ掛けも懐かしい作業に思えたりする。今の中学生は整備されたコートで練習をするのが当たり前で自分でローラーをかけることなど考えもしないで練習に励む。自分の体験からは練習と関係のない作業の積み重ねも決して無駄ではない・・。
10月17日(火) <今日の午前中は東京医療センター・・・>
今日の午前中は東京医療センターの口腔外科と泌尿器科を続けて受診することになり、朝から緊張していた。家から約20分ほど歩き医療センターの受付。続けて採血を行い、診断を待つ。結論から言うと、両方の科ともに診断時間は約5分ほど。新たな治療はなく従来と同じ薬を飲み、様子を見ましょうとなった。こちらとしてはお医者さんの判断に反論はできない。前よりも悪化しているという材料がなく”継続”となっただけでも有難い。診断の後、病院と、隣接する駒沢公園で写真を撮ったので下に掲載する。秋晴れの下、このような風景に接しながら家に帰ることができるのも幸せである・・。
 
2023-10-17東京医療センター本館(目黒区) 右は医療センターの前庭にあるオブジェ
 
駒沢公園中央広場方面         駒沢公園内のテニスコート/樹木は全て桜
10月18日(水) <明日から自由が丘で陶芸展・・・>
明日から自由が丘で陶芸展が始まる。今日の午後、出展作品を車に積んで会場まで運んだ。展覧会場は毎年同じ「大塚文庫」というユニークな展示場だ。今は貸しギャラリーとなっているが、国立能楽堂の設計で知られる大江宏氏の建築作品。和の建築の第一人者が設計した「大正ロマン」風の建築とされる。展覧会場だけでなく室内コンサートや茶会などでも使用されるという。この大塚文庫は我が家から歩いて10分ほどで行くことができるので、これ以上有難い展覧会場はない。私のように個人で展示場に搬入する人も何人かいるが、陶芸教室の仲間が世話人となって集められた出展作品を並べていく作業が午後いっぱい続いた。教室で陶芸を製作する時には一部の仲間としか交流できないが、このような展示作業の時には他の多くの仲間と話ができる。大塚文庫の玄関脇に飾ってある置物の写真を下に掲載する・・。
 
2023-10-18 大塚文庫(東京・目黒区自由が丘)玄関入口にて
10月19日(木) <陶芸展が始まった・・・>
陶芸展が始まった。朝11時前から来訪者を待つ。展示会場である自由が丘の「大塚文庫」は下の写真のように準備万端OK。早速に千葉から友人夫妻が見えて案内をする。私の出展作品や他の展示品を見ていただくと同時にお互いの生活についての話が尽きない。ご夫妻とは展覧会場を離れて妻も一緒に昼食を楽しんだ。夕刻は大学時代の友人3人が展覧会に来てくれた。これも展示物を見ていただくと言うより、年に一度の再会の機会を持てた喜びが大きい。後で立ち寄った喫茶店でお茶を飲みながら、遠慮なく老人同士の愚痴ぽい話もできた・・。
 
2023-10-19陶芸展会場(@大塚文庫/自由が丘)
10月20日(金) <今日も陶芸展が続く・・・>
今日も陶芸展が続く。秋晴れの下、会場の大塚文庫(東京・自由が丘)も冴えて見えた(下に写真)。今日は私の姉と弟が見に来てくれた。以前は兄も一緒だったが、今は車椅子の生活で来られなくなったのが時の流れを感じさせる。タイミングが悪く私とすれ違いになった知人は陶芸を見た感想をメモで残してくれた。これもありがたく、また嬉しい。この夏には猛烈な暑さが続いたこと、他の展覧会などに行く機会がなく刺激がなかったことも加わったのか、このところ陶芸をやる意欲が激減していた。それが展覧会で多くの人が作品を見てくれて、色々と感想を言ってくれることで、俄然モチベーションが変わってくるのが自分でも分かる。これから新たな挑戦をする元気が出てくるだろうか・・。
2023-10-20陶芸展会場の大塚文庫外観(東京・自由が丘)
10月21日(土) <今日も11時から陶芸展会場・・・>
今日も11時から陶芸展会場につめて必要に応じて説明役をする。今日になると、これまでのように自分の作品を懸命にアピールして反応を期待することもなく、見る人の好みで自由に見てもらえば十分と思うようになった。昼時に来ていただいた知人と会場の側の寿司屋で一緒に食事をした後には、会場にあるソファーで半分居眠りをして休養する始末。気楽になったところで、会場で撮った個性ある作品の一部を下に掲載する。私の作品とは全く別系統だから面白い・・。
 
2023-10-21陶芸展会場にて
 
10月22日(日) <今日は陶芸展の最終日・・・>
今日は陶芸展の最終日。四日間、秋晴れに恵まれて、とにかくも展覧会は無事に終了した。作品を人に見ていただく体験は、やはり貴重で自分の陶芸に対する姿勢まで問われた。展覧会の終了時刻、夕刻5時に会場の大塚文庫(自由が丘)の窓から美しい夕日。まさに日が沈む時に雲がきれて富士山の山頂が見えた。展覧会の終わりに相応しい見事な日の入り。一年後もまた新たな作品を持ってこの展覧会に出られるように、まずは体力作りかななどと思う・・。

2023-10-22大塚文庫(自由が丘)から見た日の入り
10月23日(月) <今日も気持ちの良い秋晴れ・・・>
今日も気持ちの良い秋晴れ。昨日、陶芸展が終わって何か開放感がある。久しぶりのテニスは真夏のウェアの上にもう一枚加えて、秋のプレーを存分に楽しんだ。午前中の2時間ほどのテニスでは心地よい疲労感を覚えたが、むしろ身体を動かした爽快感の方が強いかもしれない。・・昨日までの陶芸展が開催された大塚文庫は住所は目黒区自由が丘だが、世田谷区の九品仏浄真寺に近い場所にある。そこで会場の案内の合間に何度か父母・息子の眠る墓のある九品仏浄真寺に行き、その時々にお寺でないと見られない風景に触れて気分転換を図った。下に写真を掲載する本堂の「仏像」もその一つ。本堂の向かいには阿弥陀堂3棟(上品、中品、下品)があり、それぞれに阿弥陀仏が三体、合計9体の阿弥陀仏が安置されているので「九品仏(くほんぶつ)」の名がついた。九品仏浄真寺は何度訪れても新しい発見がある奥深いお寺だ・・。
九品仏浄真寺本堂の仏像(撮影は2023-10-22)
10月24日(火) <珍しくベランダでガーデニング・・・>
珍しくベランダでガーデニングの仕事をした。といっても私は専ら手伝い専業で、ベランダの花壇や菜園作りは妻に主導権がある。最近、妻が新しい花壇の枠板を買って来て、自分で組み立てた。力仕事は任せろと言いたかったが、これまではやる気が出なかった。今日になって俄然元気を出して枠板の底にまず小石を敷き詰め、その上に土を敷く作業に入る。ところが、妻は小石だけまとめて全体を網でつつみ、その上に土をかける。しかも、土は篩(ふるい)をかけてゴミを取り除くなど、やることが細かい。こんな調子の土いじり。部屋片付けや掃除とはまた違ったやりがいがあることは確か。小石が沢山入った重い袋を持ち上げた時に左の指に損傷ができたが、テニスには関係なさそうなのでホッとしたところ・・。
10月25日(水) <昨日に続いてベランダで花壇・・・>
昨日に続いてベランダで花壇を作る作業をした。この時、ベランダで花壇や菜園作りをすることは、大袈裟に言えば”未来”に楽しみを託すことだと悟った。半年先に花が咲いても良い、一年先に収穫できても良い。これからの成長を期待する喜びがある。・・私の周辺では「終活」を始める人が何人もいる。自分の死後を考えて身辺の整理をして余分なものを処分するのが終活だ。このような場合、将来の成長を楽しみにして何かを育てる発想はなくなってしまう。自分のものを一生懸命に処分し続ける人が、私のこれまでに作った沢山の陶芸作品を見て、陶芸は燃やすこともできないので処分が大変ですねと言われたことを思い出す。捨て去ることを考えると”創作”など虚(むな)しくなってできない。これから先の成長や発展を目指して行動できることは極めて恵まれていることかもしれない。”希望”なんていうのも人生の終息の準備ばかりしていては望めるはずがない。今日の写真(下)は妻がベランダの花壇からとってきた薔薇を以前製作した陶芸作品(2022年製作)に入れたもの。この陶芸の容器に花を活けてくれたのは初めてだ・・。
 2023-10-25ベランダの薔薇を活けた
10月26日(木) <今日はカードや名刺などの大整理・・・>
今日はカードや名刺などの大整理を始めた。数年間は手付かずで溜め込んでいたカード類を見直したのは気分に余裕ができたのだろうか。今はカード類は本当に沢山の種類がある。銀行などのキャッシュカード以外に、ポイントのつくカード、更に病院の受付カード、図書館のカードなど数十枚はあった。カード類以外に名刺も溜まっていた。私はポイントカードのどれを使用すると有利かなどの内容に詳しくないし、使用する機会も少ないので気にせずに何でも保存していた。ポイントカードの選択をうまくやれば、使い方次第で相応のポイントで還元できるようだ。毎月決まって通院している東京医療センターでの精算はこれまで銀行カードにしていたが、妻によると他のポイントのつくカードで精算するとポイントが溜まるとアドバイスがあった。少々のカードを整理してみたものの、まだ数は多い。今はまさにカードの時代であるとは思うが、便利というより、だんだん面倒になって来た・・。
10月28日(土) <今日は土曜日・・・>
今日は土曜日。伊豆半島の伊豆高原にいる。昨日のコラムは休みとなったが、昨日、伊豆高原の親戚の家に来た。妻はこれまで何度か来たことがあるが、私は初めて訪れた。ここではテレビなし、WiFiなしでの別世界。もちろん、4600回以上毎日続けてきた任天堂Wiiのバランス計測もなし。今日はパスワードを聞いてWiFiをつなぎ何とかコラムを書いている。その代わりに、広い庭で草取り、落ち葉掃除など、庭仕事は際限なくいくらでもある。運動量は午前中でテニスをやった時以上のエクササイズを計測した。久しぶりの宿泊旅行で非日常を味わっている・・。
 
2023-10-27昨日・伊東マリンタウン    2023-10-28伊豆高原の家の庭
10月30日(月) <今日の昼前、伊豆高原から・・・>
今日の昼前、伊豆高原から東京の自宅に帰ってきた。昨日、日曜日には終日、伊豆高原の庭付き邸宅で過したが、観光目的の外出は一切なし。専ら、その家の庭に紫陽花や椿などを植えたり、雑草取り、樹木の剪定などをして、忙しく働いたけれども、自分のアウトプットとして見せられる内容はなかった。夕食後も楽しく懇談する中で、自分の時間をとる事はできなかったので、昨日のコラムも更新もなし。このコラムを毎日更新するには、それなりの時間が必要だと改めて再認識した。それでも普段はやりたくての出来ない植樹をしたり、樹木の剪定したりすることは、大きな気分転換になったことは間違いない。今日の写真は東京への帰途、車から撮影した写真を掲載する・・。
 
2023-10-30 静岡県・伊東市近辺にて
10月31日(火) <今日、10月31日はハロウィン・・・>
今日、10月31日はハロウィンであるそうな。”そうな”というのは、これまでほとんど関心がなかったからだ。最近はハロウィンの日には渋谷に来ないで下さいとか、ハロウィンの馬鹿騒ぎを警戒するニュースなどもあり、逆にハロウィンの日を覚えてしまった。クリスマスと同じように元来は宗教的な行事が特別な風習を作り出した。私が納得し難いのはハロウィンで定番とされるセリフ「トリック・オア・トリート」。アメリカの子供たちが家々を訪問して、「お菓子をくれないといたずらするぞ」と言って、お菓子をもらい回る風習はやり過ぎでないか。ハロウィンの日に死者の霊が戻ってきて、菓子を欲しがる言い伝えが子供に伝搬したかと思えば、悪霊からいたずらをされないように大袈裟に仮装までするようになった。日本のお盆の穏やかな風習と余りに違いすぎる。あの世とのつながりは、もっと静かに、落ち着いている方が好みだ・・。
2023-10-31ハロウィンの飾り@自由が丘のジム
これまでの「今日のコラム」(総括版)に戻る


 Menu + Picture + Ceramics+ Gallery + Corgi + Special + Links