「今日のコラム」(2021年 11月分)

11月1日(月) <今日から11月・霜月・・・>
今日から11月・霜月。カレンダーを11月に変えて予定を書き入れると、あっと言う間に師走を迎えそうだ。・・今日は毎日家で行う運動のことを書いてみよう。最近は6時前に起床し、インスタントコーヒーを一杯飲んだ後、自主トレを行う(ちなみに今日の日の出は6時3分、日の出を見ることもできる)。自主トレと言っても大したことはやらない。直径15cm、長さ1m余の発泡スチロールでできた円筒用具を使い、まず円筒上に背筋を合わせて寝た状態で手だけを静かに動かす。その後、円筒を横にして腰の部分にかまし、寝転がった状態で上部にあげた足を動かしたり、脚を腰だけで支えたりする。続いて6時25分から10分間はテレビ体操。毎日、テレビ体操を真面目にやっていると、その時々の体調が非常によくわかる。半月前に久しぶりにテニスを始めて腕に違和感があった時には、跳躍をしながら腕を左右に広げる動作がスムースにできなかった。”跳躍”については、小型のトランポリンを持っているので、これでも同じ体感のチェックができる。トランポリンは大好きで、1日に一度、トランポリンを使って120回ほど飛ぶことにしているが、体調が悪いとこれができない。家でのトレーニング器具は他にもあるが、要は活用しなければ無いのも同じ。家での運動はこれから更に強化しなければならないか・・。
 
2021-11-01 駒沢公園で秋の風景を撮った
11月2日(火) <昨日の新型コロナウィルス感染者・・・>
昨日の新型コロナウィルス感染者は東京都で9人で、1年5ヶ月ぶりの一桁だという。日本全国での感染者数も86人。8月のオリンピック開催中に2ヶ月半後にこれだけ感染者数が激減すると誰が予測しただろう。楽観的な予測を避けることは分かるが、”専門家”の解説を聞いても激減の理由はよく分からない。・・昨日、結果が出た衆院選の結果については、こちらでコメントする趣味はないが、自民、そして、野党共に、高齢の親分が引退せずに居残っているのは好みでない。政治の世界でも活気を持たせるには世代交代が必須。日本では有権者が”引き際”を本人に教えてやることができるはずだ・・。・・今日は息子の月命日で妻と一緒に墓参。墓のある九品仏・浄真寺(東京・世田谷区)にはいつ行っても癒される。今日は山門(仁王門)を通る人間をいつも見守っている金剛力士像とこの寺の名物でもある天然記念物(イチョウとカヤ)の写真を掲載する・・。
 
2021-11-02九品仏浄真寺山門(仁王門) 右は仁王門の 金剛力士像
境内の天然記念物(左=イチョウ、右=カヤ)

11月3日(水) <今日は「文化の日」で休日・・・>
今日は「文化の日」で休日。東京は気持ちの良い秋晴れとなった。午後、久しぶりに新宿へ行った。新宿の東急ハンズ(高島屋のビル内)で、各階の売り場を見て回ったのは2年ぶりか3年ぶりか。1番の目的は今計画中の小型噴水で使用する2mmほどの超小型エルボ(90度に曲がった接続具)が存在するか否かを確かめることだったが、予想通り、そのような部品は扱っていなかった。東急ハンズではそのモノはなくても他の諸々の商品を見て歩く楽しみがある。結局はハンズで、そして新宿で何も買わずに帰途についた。けれども最近の新宿を見て遊んだだけで、交通費を払った価値はある。長かった新型コロナ対策のステイホームから脱出したような開放感と余裕を感じた半日だった・・。
 
2021-11-03 新宿駅南口にて


11月4日(木) <朝の8時には神宮外苑のテニス場前・・・>
朝の8時には神宮外苑のテニス場前に荷物を置き、入場の順番待ち。7月から3ヶ月間のテニス場閉鎖期間を経て、今になってようやくテニスのペースを取り戻してきた。それでも身体機能は未だ十分に復調していない。スタミナがなく、重い足を引きずって帰途につく。・・先月の陶芸展が終了した後、新たにやる気を出して陶芸で「噴水」の制作を開始したことは前に書いた(=10/30コラム=ここ)。陶芸教室で半分制作したものを家に持ち帰り、時間がある時に少しずつ加工を続けたり、教室ではやらない噴水の機械構造的な工作作業も家でやっているので、このところ家での仕事が忙しい。まだ先は長い途中の状況だが、今日の制作過程の写真を下に掲載する。1時間後には違う姿に変化するところが工作の楽しいところだ・・。
2021-11-04 左は噴水の一部品(陶芸) 右は工作部品
11月5日(金) <近所の歯医者さんで”隣の歯どうしを接着”する治療・・・>
近所の歯医者さんで”隣の歯どうしを接着”する治療をやってもらった。こんな治療は初体験。一本の歯の根本がふらついているので隣とまた隣の三本の歯の上部を接着して噛み易くするというもの。接着は歯科用接着剤(=接着性レジン)を使う。時々、”ぷー”という音がするので確認すると、レジンの部分に光を当てる時の音で、光でレジンを固着させるという。痛くも何もなく30分ほどで治療は終わってしまった。直後の昼食も普段通り。歯の治療でも昔はなかった知らない技術が日常化している・・。今日も気持ちの良い秋晴れとなった。ウォーキングで駒沢公園に行くと銀杏の樹が色づき始めていた。天気が良いと何枚もの写真を撮るので、どれを”今日の写真”とするか迷ってしまう。その今日の写真は下・・。
 
2021-11-05駒沢公園(東京・世田谷区)にて 右は椿(つばき)と木瓜(ぼけ)
11月6日(土) <土曜日は陶芸教室・・・>
土曜日は陶芸教室に行く。先週の土曜日に教室で制作した噴水の部品を家に持ち帰り、この一週間、家でも空いた時間に粘土の削りや仕上げ作業を行なった(11月4日のコラム=ここ=参照)。今日は、その噴水部品を持って教室に行き、教室の保管場所に預けて、次の噴水部品を新たに制作した。それでも、この部品も今日の教室の時間だけでは完成しないので、今日はこの半製品を家に持ち帰った。陶芸でもモノによっては際限なくやりたいことが出てくる。テレビで放映されている水彩画を描く番組で小さな絵でも数時間、あるいは10時間以上の時間をかけたとの話を聞く。油絵を描く画家も納得するまで描くと終わりがなくなるケースがあるそうだ。陶芸で趣味的な構造物を作り出すと、これも終わりがない。教室の制限された時間だけでは満足できないので家に持ち帰り作業をすることとなる。けれども、これまでは問題なかったが、次のステップでは持ち帰りのできない大物の制作を予定している。来週以降には土曜日に限らず何度か教室に通い続けて制作をしなければならないかも知れない・・。
11月8日(月) <昨日の日曜日には姪のコンサート・・・>
昨日の日曜日には姪のコンサートが静岡で開催された。義兄夫妻と私たちの四人で静岡まで行き、バイオリンとピアノの音楽を楽しんだ後、そのまま東京へ帰らずに沼津に宿をとった。そのため、このコラムも休みとなったが、今日は義兄夫妻と駿河湾沿いの観光をして先ほど帰宅した次第。沼津の宿からは富士山も見えた(写真を下に掲載)。宿をチェックアウトした後、三島へ移動した。三島で訪れた楽寿園、三嶋大社の写真も下に掲載する。楽寿園には富士山からの湧き水を水源とした小浜池がある。さらにこの湧き水を使った灌漑用水路である源兵衛川という川が「せせらぎ散歩」コースとなっているので、ここも歩いた。久々の旅行。やはり非日常は頭と身体をリフレッシュしてくれる・・。

2021-11-08 沼津の宿から見た富士山    三島・楽寿園の小浜池
三島・三嶋大社
11月9日(火) <表紙に「Nahoさんへの絵手紙・鷺と亀」・・・>
表紙に「Nahoさんへの絵手紙・鷺と亀」(色鉛筆)を掲載した。昨日、三島に行った際に三嶋大社境内の神池(しんち)という池で見た風景を描いた。神社の入り口近くの池に、初めは銅像と思ったほど少しも動かない鷺(さぎ)がいた。本殿にお参りをした後でも鷺はほとんど同じ姿勢。よく見ると足元に亀も一緒にいる。この神池という池は源頼朝が殺生をいさめる宗教儀式である方生会を行なったと伝えられるが、鷺も亀も全く警戒感がなく、見ているだけで心休まる風情であった。・・今日はたまたま昨日の旅行を題材にして、娘のNahoさんへの絵手紙を描いたが、ニューヨークに住む娘に何を描くか、最近はテーマがなくて困ってしまう。余り考えすぎずに何でもいいからと割り切って、もう少し頻繁に絵手紙の更新をしたいものだ・・。


11月10日(水) <今朝の東京の空は・・・>
今朝の東京の空は昨夜までの大雨が嘘のように晴れ上がった(下に写真)。いつもならば、この景色を見ながら朝食をとれるのだが、今日は朝食なし。お茶も飲まずに8時半まで時間を潰し、近所の医院へいき健康診査。目黒区の特定健康診査といって、区で無料でやってくれるもの。別にがん検診も区に申し込むと無料だ。妻も30分、時間をずらして同じ健康診査を受診して、その後の朝食となった。朝食を済ませると、妻と谷中に義兄の墓参りに行った。11日が義兄の月命日で、その前後にできる限り行くことにしている。墓参りと同時に、毎月一度、谷中、根津、千駄木といういつもの生活圏とは異なった場所に行くのが楽しみでもある。それと、お墓までは、日暮里駅から片道10分以上歩くことになるので、歩くことによって体調の確認にもなる。妻が最近足腰の調子が悪く階段の下りがスムースに行かないが、今日はよく頑張って歩いた。健康診査はあくまでも異常箇所を検出する。”異常”でなくても劣化や低下に対して、どうするかは個々人が工夫するしかない・・。

11月11日(木) <今日、一緒にテニスをやった仲間の一人・・・>
今日、一緒にテニスをやった仲間の一人は88歳。そんな彼がプレーの前に皆に新しいテニスラケットを買ってきたと披露していた。少々軽めでグリップも細めのラケットを選んだという。テニスのラケットはガットの張り替えを行なったり、グリップ(握る部分)の皮を交換したりしながら普通の素人であれば数年間は使用する。私の今のラケットも何年前に購入したか定かな記憶はない。88歳の人が新たなラケットでプレーを始める意欲に私などは圧倒されてしまうが、考えてみると素晴らしいことだ。パソコンでもスマートフォンでも、まだ使えるから使うのでなく、最先端技術の機種をあえて選んで使いこなすことが今を生きている証ともなる。いくつになっても”ベストの道具を選ぶ”姿勢を見習いたい・・。
2021-11-11 テニスの帰りに立ち寄った神宮外苑の銀杏並木
11月12日(金) <日本橋・浜町の画廊で開催されている絵画の展覧会・・・>
日本橋・浜町の画廊で開催されている絵画の展覧会に行った。妻の友人がグループ4人で開いた展覧会。絵の展覧会をみるのは本当に久しぶりだ。毎年必ず開いていた私の友人の展覧会は今年は休止となった。今日の展覧会の絵が比較的小品が多いので、そのことを話すと、やはりコロナの影響があったようだ。私の陶芸制作では、この1年間はどうしても”やる気”が出なかったと話をすると、絵を描く人も同じようなことを言っていた。それにしても今日のような展覧会を鑑賞するだけで大いに刺激を受ける。人は外界と接触がなければ進化しない・・。浜町の画廊には以前も来たことがあるが、展覧会がなければ、まず訪れる機会がない。日本橋・浜町公園など周囲の風景もまた懐かしかった・・。
 
2021-11-12 浜町公園にて(左の建物は清正公寺)
11月13日(土) <今日は陶芸教室で気合を入れて3時間・・・>
今日は陶芸教室で気合を入れて3時間新しい作品作りに励んだ。初めに購入した粘土が6kg。これだけの粘土を一気に使い切るケースはそれほどない。”新しい作品作り”と書いたが、一連の噴水セットの最後の大物となる水盆を作ったのである。水盆の制作を開始する前に、これまで制作した(家に持ち帰って仕上げを行なった)噴水の部品を組み合わせてみたものが下の写真。水盆はこの写真部分を中央に置き周囲に水を溜め込むもので、外径は約410mmほど。この大物は3時間で完成までは至らなかったが家に持ち帰る訳にいかないので、改めて教室で仕上げを行うことになる。久しぶりに陶芸に集中して3時間を過ごすと前屈みの姿勢を続けていたせいで腰が伸びなくなった。心地よい疲労というべきであろうが、ゆっくりと背筋を伸ばしながら帰途についた・・。
2021-11-13 陶芸教室にて
11月14日(日) <今、「太郎と弥九郎」という本・・・>
今、「太郎と弥九郎」という本(飯沼青山著・鳥影社)を読んでいる、最近まで夫婦一緒に旅行するなど付き合いのある高校からの友人(60年以上の付き合いだ!)が推薦してくれた本。江戸時代末期に活躍した江川太郎左衛門と斎藤弥九郎を描いた歴史小説で、本の紹介を引用すると:「品川台場、韮山反射炉、日本初の西洋式帆船を造り、西洋の科学技術導入に尽力した江川太郎左衛門、江戸三大道場のひとつ練兵舘道場主で尊王攘夷派の剣客斎藤弥九郎」とある。この本は、560ページに及ぶ大作で本の厚さは40mmほどもあるが(残念ながら電子図書Kindleではない)、実に面白い。読み始めると止まらなくなるのを、やることも多いので無理にコントロールしながら少しずつ読み進めている。このような本を教えてくれた友人には改めて感謝しかない・・。
今日の写真はいつもの駒沢公園。紅葉の変化を残そうと写真を撮った・・。
 
2021-11-14 駒沢公園(東京・世田谷区)にて
11月15日(月) <テニスへのお誘いがあった・・・>
テニスへのお誘いがあったので朝の7時半にはバスに乗りテニス場へ行く。最近はテニスに行くかどうかの確認はLINEかメッセージを使うようになった。私の場合、腕に付けているAppleWatchがLINEにもメッセージにも”ブルブル”と反応するので直ぐに応答できる。今日のテニスは朝一番から一番コートでプレーをした。このところ寂しいのは以前からのテニス仲間が何人も来られなくなっていること。入院治療、足腰を痛めた、体調不良など、それぞれの理由を伝え聞くに付けても、テニスを継続して楽しむことができる幸運を感謝。・・一方で雲一つなく晴れ渡った空や色づいた銀杏をみるだけでも”この場にいられて良かった”と喜びを感じるこの頃である・・。
2021-11-15 左=神宮外苑の銀杏 右=神宮外苑駅
11月16日(火) <今日は月に一度の病院通いの日・・・>
今日は月に一度の病院通いの日。毎月同じように、東京医療センターにいき、採血によりPSA(=prostate specific antigen/前立腺特異抗原)数値を確認し、診断を受ける(注射も2箇所)。2年前にこの検査をはじめる前は病院とは無縁であった。健康診断の時だけが病院との繋がりだった。今、月に一度の病院通いをするようになると、これまで知らなかった世界を知ることとなった。毎回、患者さんの何と多いことか。長時間待たされても文句も言わない・・。ある程度の年齢になって病院に縁ができると、今の健康状態だけが問われることを痛感する。昔はこんなに丈夫だったとか、病院とは縁がなかったと言ってみても意味がない。今日は元気、それでも明日はどうかは誰も知らない・・。今日の検査結果はPSA=8.25(あるべき理想は、4.0以下)。一年以上前から、6〜9以下が続いているが、先生は悪化はしていないと診断している・・。
11月17日(水) <気持ちの良い秋晴れ・・・>
気持ちの良い秋晴れが続く。駒沢通り(東京・世田谷区)を歩いていると大きな落ち葉で道が埋まっていた。数枚を拾いながら、i-Phoneの”PictureThis"というソフトで街路樹の写真を撮り名前を確認すると、モミジバフウ(紅葉葉楓)とでた。別名をアメリカフウ(楓)という。確かに紅葉して落ちた葉はカエデ、あるいは、モミジの形であるが、大きさがイロハモミジの数倍はある。面白いので普通のモミジを探して家に持ち帰り、楓の大小を比較して並べてみた(写下に写真を掲載)。今日はさらにもう一枚。元気な皇帝ダリアを見かけたので写真を撮った。植物というのは声を出さないけれども多くのことを語りかけてくれる。・・家では共同住宅に光ケーブルを引くため半日を費やして調査と工事が行われた。その間、インターネットが接続できなくなったが、特に問題はない。それよりも、これから先に自分として光通信の特性を活かした交信ができるのか問われそうだ・・。
 
2021-11-17左=モミジバフウ&モミジ  右=皇帝ダリア
11月18日(木) <木曜日はテニス・・・>
木曜日はテニスとした。以前は月、水、金にテニスをしたが今はそうはいかない。前に必ず一緒にプレーをしていた仲間が病院通いであるとか、体調不良で来られなくなり、今は成り行きでプレーするメンバーを決める。今日は昔プレーをしたことのある人に声をかけられて一緒に組んだ。ほとんど顔も忘れていたが、20年ほど前に一時何度か遊んだことを思い出してきた。彼は強烈にボールをカットして変化球を出す高等技術があったが、今もそのままでプレースタイルは変わっていなかった。調子に乗って楽しくプレーをしてゲームは6-0で完勝した。・・テニスも好調だったが今日は今制作中の陶芸「噴水」の新しい構想が次々と頭の中を駆け巡り充実した1日となった。テニスで往復するバスや電車の中で陶芸のアイデイアが湧いてくるのは体調がいいからだろう。ただし、今は調子がいい時ほど自重するように自分に言い聞かせることを忘れない。これまで”図に乗って”ひどい目にあったことが何と多いことか・・。
11月19日(金) <「大谷翔平のMVP獲得」・・・>
「大谷翔平のMVP獲得」が今日のトップニュース。メジャーリーグ機構は今季のアメリカンリーグのMVP(最優秀選手)にエンゼルス・大谷翔平が万票で選出されたと発表した。予想されたことといえ無条件にめでたい。シーズン中から大谷翔平はベーブルース以来の投手・打者の二刀流として注目されたが、結果を見ると、投手としては9勝2敗(奪三振156)、打者としては本塁打46、打点100、打率0.257、盗塁26の大活躍。アメリカの野球解説者が、”野球の神様”ベーブルース(1895~1948)と比べて大谷翔平の方が脚が抜群に速いと絶賛していた。大谷翔平のような人物と同時代に生きて、生にプレーを見ることができるのは幸運というべきだろう。・・いつも散歩で訪れる駒沢公園(東京・世田谷区)での風景は同じような写真となるので、今日はこれまでにない対象を選んで写真を撮った(下に掲載)。
 
2021-11-19 駒沢公園・きりんさんパーキングにて(剪定された椿など)
11月20日(土) <今、陶芸で「噴水」を制作・・・>
今、陶芸で「噴水」を制作している。以前のコラムにも書いたが、上、中、下、3体の組合せからなる構造で、下部の水盆は直径が約40cm、全体の高さが20数センチの大きさだ。今日は午前中に陶芸教室で水盆の削り仕事をやったが、焦らずに時間をかけてゆっくりと進めている。もちろん、今年中に完成させるつもりはない。「噴水」というと粘土をこねて陶芸で形状を作る他に、超小型の水ポンプを使い、噴水をどのように出すかの基本設計がまた大きな制作ポイントとなる。この仕掛けを設計・製作するのが特別に楽しい作業でもある。部品の調達にはインターネットが欠かせない。ミニポンプはインターネットで選択・注文すると安価で素晴らしい製品が入手できた。これも極小サイズ(4mm径)のT型継手とかL型継手などもインターネットで購入。自分で持っていた1mm径の銅管を使って噴水ノズルを12個製作するのは工作仕事。このように、家では工作、陶芸教室では粘土の成形と並行作業で進めるのは久しぶりだ。結果はどうなるか分からぬが、モノツクリを堪能しているのは間違いない・・。
11月21日(日) <i-Phoneの「探す」というアプリ・・・>
i-Phoneの「探す」というアプリで、妻が外出して帰りが遅い時などに居場所を確認することがある。電話やメールをすることなしに妻の携帯(i-Phone)の位置をGPSの機能でマップ上に示してくれる。逆に妻が私の位置を知りたい時には同じことをやってもらう。私たちは自分のいる位置を知ってもらうのには何の抵抗もなく、便利な機能と思うが、人によっては個人の自由を奪う、人権侵害と捉えて怒る人もいるようだ。前にAppleWatchをつけてウォーキングのスイッチを入れて散歩すると、歩いたルートがGPSによって逐一記録されているのを体感して自分がどこに移動しても空から全てを監視されている気持ちになったことがある。これも割り切った後では、歩くことによって現代の「地上絵」を自ら描くことができる素晴らしい技術だと思い直した。私ごときをGPSで監視してくれる人などいない。独裁国家がマイナンバー制度と合わせて個人を徹底管理すると、今の技術であれば誰がどう行動したかをごく一部の人間が把握できるようになる。逆に独裁者はいかに他人に自分の情報を見せないかに腐心する。独裁国家でない国家としては人権を重んじた上で効率よく情報をオープンにすることが必須であろう。他人に知られては困るものを持たないということは何と自由で気楽なことか・・。
11月22日(月) <今日は、2021-11-22・・・>
今日は、2021-11-22。1と2の配列が良いがそれでどうという事もない。来年の2022-2-22に日付を入れて作品を作ろうかとも思うが、これも何という事はない。・・珍しく朝から本格的な雨が降り続く今日、外出はしなかったが家の中で、それなりの運動をしながら充実した日を送れた。室内での運動では直径15c m 、長さ90cmの円筒を毎日愛用する。横になって、背筋に長くあてたり、直角に当てると腰回りの状態が分かるので起床後、朝食前に使用する。外に出てウォーキングをできない日には色々な運道具を組み合わせて使う。名前が適切に出てこないが、左右に足場が動く台の上に乗り、両足を広げた位置から揃えた位置までを繰り返す器具で120回、横になりながら背筋を180度以上曲げる器具で 10回、トランポリンで方向を変えながら跳躍を120回、自動で足元の台が振動する器具に乗り10分、そうだ、片手に4kg(両手で8kg)のダンベルを持ってスクワットを20回も・・。数値は標準的に行う回数で、これを1日に何度か繰り返す。そのほかにコンスタントに使用できていない器具がまだある。運動器具のどんなにいいものが揃っていても、使用しなければ何の価値もない。妻も使った方がいいのでないかと思う器具もあるが、体調その他で使用できるものは限られるので、ほとんどは独り占めで使うのが現状だ。・・家の中の運動以外に、モノ作りや読書などにも楽しんで取り組める。これも身体の調子がいいからだろう・・。
11月23日(火) <コラムに掲載する写真・・・>
コラムに掲載する写真はこのところ駒沢公園の写真が多くなった。最近はほとんど毎日散歩というと駒沢公園に足が向く。駒沢オリンピック公園(正式名称)は面積が41万m2、陸上競技場、各種球技場、体育館、野球場などの施設の他にサイクリングゴース、ジョギングコース、その他、自由に行ける場所が山ほどある。散歩と言っても毎日同じところに行く訳ではなく、今日はどこにしようかと選択する。写真を撮りたくなる風景も多く、以前撮った写真と重複しないように注意はしているつもりだ。それでも後で見ると似たような写真を前に掲載したことに気づくこともある。今日の写真は何と言っても「紅葉」。今、この時期でしか目にできないとカメラを向けた。どこかで、そんな事はない、来年も再来年も同じような紅葉が見られるよと意地悪な声も聞こえるが、この場所で、この空で、この色づきは今しかないとシャッタをきった・・。
 
2021-11-23 駒沢公園(東京・世田谷区)にて<am11:00頃>
11月24日(水) <今日は結婚記念日・・・>
今日は結婚記念日・・、といっても外出先で妻に教えてもらったという失態。今日は一年振りか、二年振りかはっきり記憶がないほど久しぶりの兄弟姉妹の集まりの日でもあった。兄、姉、弟、それにそれぞれの連れ合い(来られる人)というメンバーでの昼食会。兄は車椅子での出席であったが気力は充実しているように見えた。姉は80歳後半となったが、毎日プールに通うなどまだまだ元気だ。兄弟姉妹は同じDNAでつながっており、お互いの健康は他人事ではない。それにしても相応に皆元気であることは”親に感謝”であろう。・・今日の新型コロナ感染者(東京都)は5名で今年最低であるという。東京都の人口1400万人(それと他国の現状)を考えると信じられない少なさだ。・・諸々をお祝いして今晩の夕食は手間のかからない”豪華なお弁当”を妻に提案したがどうなりますか・・。
11月25日(木) <明治神宮外苑にある球場・・・>
明治神宮外苑にある球場で、いま明治神宮野球大会が開催されている。今朝、神宮球場の前を通ると、今日が最終日であるこの大会のポスターに「明治神宮外苑創建95年記念」と大きく書いてあるのが目に留まった。そこで納得・・明治45年(1912年)に明治天皇が崩御されて、大正となったが、明治神宮は大正9年(1920年)に創建されている(大正3年・1914年に昭憲皇太后も崩御)。昨年には明治神宮鎮座百年祭が行われた。神宮外苑の方は、それから6年後1926年(大正15年)に造られた訳だ。今日は神宮外苑の銀杏並木が見頃でないかと、テニスの開門を待つ時間に球場を経由して外苑の並木道まで行ったのであるが、100年足らずでこのような並木が出来上がるのかと、いつもと違う感動を覚えた。今の時代、95-100歳ご存命の方も多い。わずか人間一代の期間にこれほど巨大な美しい並木ができる。並木は人のコントロールの下に自然の力を存分に発揮させた作品であろう・・。
 
2021-11-25 明治神宮外苑にて am8:15
11月26日(金) <先週、11月14日のコラムに書いた「太郎と弥九郎」・・・>
先週、11月14日のコラムに書いた「太郎と弥九郎」(飯沼青山著・鳥影社)を読み終えて、何か気が抜けてしまった。本を読み終えてこんな気分になることは珍しい。江戸末期、欧米の船(軍艦)が頻繁に日本近海にやってくるようになった時代に、品川台場、韮山反射炉、西洋式帆船(日本初)を作るなど西欧の科学技術導入に尽力した江川太郎左衛門(英龍)が55歳で亡くなり、やがて幼少時から終生の友であった斎藤弥九郎が74歳で亡くなると親しい身内がいなくなったような感覚となり、落ち込んだのである。江川英龍は韮山の大官職を継いだ人物だが、清廉・誠実・民や部下を大切にするなどの人物像に加えて常に日本の将来のあるべき姿を自分で考え行動したように見える。もちろん、自分の一存ではできないので幕府の老中などに何度となく意見を具申するが容易には実現できない。時間をかけて変化を嫌う保守派を説得する。江戸の末期に当時の日本が世界に遅れをとるのが最先端技術であると見極めて英龍は必死に技術を追求した。それに対して今の時代に本当に日本のあるべき姿、世界のあるべき姿を考えて行動する人物はどこにいるだろう。今、頭のいい若者がバラエテイーやゲーム作りに腐心している状況が何か危機的に思えてきた読後であった・・。
11月27日(土) <午前中の陶芸教室では・・・>
午前中の陶芸教室では休憩なしで真剣勝負。前に何度か触れた”噴水”を制作中であるが、これまでになく集中して仕上げに取り掛かった。未だ粘土の段階で真剣にやればやるほど修正したくなる箇所も増える。来週もまた粘土の加工を続けることとし、今日の作業を終わりとした。心地よい疲労感で帰途につく。・・午後のウォーキングは八雲氷川神社まで行った。この氷川神社は旧衾(ふすま)村の鎮守様で707年奈良時代に村人が奉仕で建造(その後1800年代に改築)との説明があった。そういえば、この辺り(東京・東急線都立大学駅近辺)は昔は衾(ふすま)村とか碑文谷とか呼ばれた地域である。今も銀行で碑衾支店という名前が残っている。自由が丘は碑衾町の名が改変されたものだ。素戔嗚尊(スサノオのミコト)の歌が「八雲」の由来と解説されていたので記しておこう:「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠(つまご)みに 八重垣作る その八重垣を」<「八雲立つ」は祝婚歌。雲が幾重もの垣のように取り囲んでおり、自分たちへの結婚の祝福のしるしと受け取る。八重垣を作り新妻と籠るのは結婚のこと>・・。
  
2021-11-27 八雲氷川神社社殿     右は神社境内にて
11月28日(日) <今日は九品仏・浄真寺(東京・世田谷区)・・・>
今日は九品仏・浄真寺(東京・世田谷区)にお墓参り。来週、2日が息子の月命日であるが、妻と相談して少々早いが天気の良い今日、墓参とした。雲ひとつない快晴の下、お墓と周囲の掃除にもたっぷりと時間をかけた。墓参後、お寺の境内でベンチに座り休息した時間が至福の時であった。東京都指定の天然記念物であるイチョウをはじめ、境内の樹々が紅葉真っ盛り。今日はあれこれと文章を書くよりも写真を見ていただければ十分と写真を掲載する・・。
 
2021-11-28 九品仏浄真寺山門     境内の紅葉
 
境内の大イチョウ
11月29日(月) <表紙に「Nahoさんへの絵手紙・干柿」を掲載・・・>
表紙に「Nahoさんへの絵手紙・干柿」を掲載した。今日、月曜日にテニスに行くか、それとも明日にするかを迷っていたが仲間との連絡で月曜日はなしと決まった。そこで今日は時間の余裕ができたので絵手紙を描いた次第。妻が今朝までベランダに干していた干柿を取り込んだばかりで、描いたのは我が家の干柿一号というところ。バックが奇妙な形状が見えるのは干柿を置いた私が作った陶芸の四角皿の文様をそのまま描いたもの。ただし、皿はリアルには描かなかった。描いた干柿は、今はすでに腹の中。わずかな時間のゆとりがあれば絵手紙は直ぐに描くことができる。本来の「今日の作品・今日の絵」コーナーは毎日でも新作品を掲載するように命名した。初心に返って毎日何か描く習慣を取り戻したいとは思うが、現実は限られた時間をどう使うかだ。絵以外に工作や陶芸設計などやりたいことは多い。テニスだけでなく身体を動かすことも必須。たまにではあるが表紙絵を更新できるだけでもよしとしよう・・。

11月30日(火) <11月の最後、今日30日は大安・・・>
11月の最後、今日30日は大安。”メッセージ”で仲間とテニスの約束をしたので張り切っていつもより10分早く家を出てテニス場に向かう。順番待ちで荷物(ラケットなど)をテニス場の入口に並べたのは開門の50分前。順番は一番だった。最近のテニスでは以前からの仲間の噂といえば、彼は入院中、アキレス腱を切った、療養中など健康に関することばかり。プレーに参加できる人はラッキーだと思うが、それでも腰が痛いの腕が重いの愚痴を言う人も多い。年寄りじみた話を聞くだけでも気が滅入り、元気にはならないので私は身体の不調は声には出さないように努める。当然のことながらプレーはその時のベストを尽す以外にない。強打ができなくなれば、頭を使った、ミスのないプレーを目指す。一昔前ならば、80歳といえばどんなお爺さんお婆さんかと思った。今(2020年)は、日本人の平均寿命は、男性81.6歳、女性87.7歳である。テニスや運動に限らず90歳で活躍する人は数知れない。そんな元気な人に目を向けていると自分の身体に鞭打つことができる・・。
これまでの「今日のコラム」(総括版)に戻る

 Menu + Picture + Ceramics+ Gallery + Corgi + Special + Links