「今日のコラム」(2022年 12月分)


12月1日(木) <今朝、8時頃に地下鉄・表参道駅・・・>
今朝、8時頃に地下鉄・表参道駅で銀座線に乗り換える時、猛烈な混雑に遭遇した。電車の中に押し込まれて吊り革も届かない位置で前後左右ともに他人の身体とぎゅう詰め状態。20~30年前のラッシュアワーを思い起こす。これほどの電車の混み方が今でもあるのかと驚いた。・・これは今日、神宮外苑にテニスに行く時の話。今日のテニスも壁打ちで我慢した。この二週間で格段に腕が動くようになり、ラケットで球を打つ力は改善されたが、まだ本調子とは言い難い。筋力の低下もはっきりと自覚できる状態でまだゲームをしない”我慢”を続けた。顔馴染みの仲間がゲームに誘ってくれたり、隣のコートでゲームをしていた女性が合間にお菓子をプレゼントしてくれたり、テニス仲間の好意がありがたい・・。


12月2日(金) <サッカーWカップ(カタール大会)で日本がスペインに勝った・・・>
サッカーWカップ(カタール大会)で日本がスペインに勝った瞬間を早朝のテレビ(生中継)で見た。日本時間4時から生中継されることは知っていたが、私が起床したのは5時45分頃。何と想定外に、2-1で日本がリードしている。試合の最後、アディショナルタイムもスペインの猛攻に耐えて日本が勝利した。「サッカーは強いチームが勝つのでなく、勝ったチームが強い」という言葉が紹介されていたが、正に運も実力のうちと思わせるラッキーな勝利を見た。・・今日は息子の月命日であるので九品仏浄真寺(東京・世田谷区)に墓参りに行った。毎月そして毎年、墓参りに行くが、今日の境内の紅葉は今までの中でもベストに近い美しい紅葉。これも境内の風景に接するまでは、これほど素晴らしい紅葉を期待していなかった。今日は”想定外”のいいことが続いた・・。
 
2022-12-02九品仏浄真寺(東京・世田谷区)境内にて
2022-12-02
12月3日(土) <表紙に陶芸作品「12面体骨組用五角形皿」を掲載・・・>
表紙に陶芸作品「12面体骨組用五角形皿」を掲載した。前に制作した「12面体骨組」の上部に置くように五角形の寸法は合わせている。好みによって単独の皿として使ってもよい。写真のカエルのオモチャも勿論外してもよい。丸棒の五角形だけの骨組みを作った時には、工作物のように見えてこれが”陶芸か”と言われそうであったが、今回の”皿”は陶芸で作った安心感がある。骨組みとの組み合わせた写真は陶芸コーナー(=ここ)に掲載した。このような陶芸小作品を契機に陶芸に再び取り組む元気を取り戻したい・・。

12月4日(日) <高齢者が集まった時・・・>
高齢者が集まった時には身体の不具合や愚痴ばかりが話題になると言われる。私は友人と会う時には極力そのような話題をしないように努めるが、最近のコラムを見て愕然とした。右腕が上げられないとかリハビリなど身体の話題ばかりが多い。以前には当たり前でできた運動機能が衰えているので、確かに身体を回復させるかが最大の課題ではある。今、サッカーW大会での日本選手の大活躍をテレビで見ているが、一方で、どのような世界的なスポーツ選手もあっという間にピークが過ぎて引退を余儀なくされる現実もある。フィギュアスケートで活躍した村上佳奈子さんや卓球の水谷隼など元一流のスポーツ選手がタレントとしてテレビで活躍しているケースもあるが、このような時には無条件に応援する。それにしてもタレントと呼ばれても何の”能力”も見えない人がいる一方で、一流スポーツ選手であった人はスポーツ以外でも豊富な能力を発揮できる人が多い。私も右腕が回復せずにテニスができないならば、他の分野に目を向けるべきかと引退が頭をかすめる・・。
12月5日(月) <このところ陶芸を自宅で・・・>
このところ陶芸を自宅でやっている。自由が丘の陶芸教室で粘土を購入。教室のスタッフには粘土の成形は家でやり、焼成や釉薬掛けは教室で行うと話してある。以前、いくつも制作したことのある「球体」をまた作り始めたのであるが、球体の場合、粘土の成形と乾燥、さらに球体の仕上げ成形を繰り返すので、適宜乾燥の時間を取ったり、再度少しづつ成形をするのは家で合間に手を加えるやり方の方が制作しやすい。ちなみに、今回は球体の型(ドッジボールを使用)を使って粘土で半球を二つ作り、適度に乾燥させた段階でこれを接着させて球体とする。これらの作業のタイミングが微妙であるが、ようやくほぼ粘土の完成を見た。下に、穴も開けた粘土の球体写真を掲載する。表紙の写真も「12面体骨組・皿付き」に更新した。そろそろ陶芸に取り組む元気も出てきたのか・・。
 
12月6日(火) <日本とクロアチアのサッカー・・・>
日本とクロアチアのサッカーは日本が敗れたと起床後直感で分かった。夜中の0時にスタートした戦い。朝5時40分に起床してテレビをつけると、どのテレビ局もサッカーの話題を扱っていない。日本が勝利していればこんなことはあり得ない。今回のサッカーW杯カタール大会で初めてのベスト8に残る期待が大きかっただけに日本中が落胆して番組も元気がなかった。それでも強豪ドイツ、スペインに勝利して決勝トーナメントに進出しただけでも日本中に活気があふれたのは確かだ。
・・ベランダに吊るしていた干し柿ができあがった。11月25日のコラム(=ここ)に書いたが、大和柿と愛宕柿(あたごがき)という種類の違う柿をテープで色分けをしていたので、今日食べるときに味の比較をしてみた。ところが自分では味の差がよく分からない。妻は愛宕柿の方が甘味が強いというので、再度味わうとそのようにも感じる。どちらの方が美味しいかは決められない。人によって好みはあるだろうが、私にとって干し柿は両方とも美味しい・・。
12月7日(水) <今日は久しぶりに車で成田空港・・・>
今日は久しぶりに車で成田空港までを往復した。娘と孫娘が米国から1年ぶりに帰国したのであるが、東京の家に着いたのは日が暮れた後。。最近はニューヨークから帰宅する場合も羽田に到着する飛行機が多かったが、今回は珍しく成田着。往復の時間はかかったが(帰路は大渋滞にハマった)、このところレインボーブリッジを通る機会もなかったし、デイズニーランドの横を走り、千葉の田園風景にも接して、楽しくドライブができた。何よりレオンボーブリッジからみる東京の風景が昔と一変していたのは想像以上だった。まさに大東京。私たちはこのようなところに住んでいる・・。人はとにかくも違う風景に接すると活力が生まれるようだ・・。
 
2022-12-07レインボーブリッジを走りながら・・
12月8日(木) <今日は1ヶ月ぶりにテニス・・・>
今日は1ヶ月ぶりにテニスでゲームを試みた。先週まではテニス場で壁打ちをしたが、右腕の動きは本調子とは言えず、とても試合はできる段階ではなかった。今日、レベルの高い人とゲームをやり、一人でミスをしていたが、ゲームができただけでも大進化と言える。・・昨日、アメリカから帰省した娘の土産・「コンタクトジャグリングボール」のことを書こう。コンタクトジャグリングとは私も知らなかったが水晶玉やクリスタル玉を体から離さずに意のままに動かすジャグリング(YouTube例=ここ)。この玉を自分で使ってみると実に面白い。他人に見せるジャグリングでなく自分の右腕の鍛錬にも絶好であることが分かった。テニス腕のリハビリを兼ねてジャグリングを続けたい。クリスタル玉を通した室内が別世界に見える写真を下に掲載する・・。
 
2022-12-08コンタクトジャグリング用玉(色違い)
12月9日(金) <娘と孫娘が米国から帰省・・・>
娘と孫娘が米国から帰省してきたからと言って生活が特別変わるわけではない。けれども連れて帰った犬の世話はこちらが買ってでる。夜は床の中に入れてやり一緒に寝る。昼の散歩にも連れて行く。今日はいつもの駒沢公園まで約1時間ほど犬のクーちゃんと一緒に散歩した。クーちゃんは10才になるがまだよく歩ける。犬を連れて散歩をすると見知らぬ人と話をする機会があるのが独りの散歩と大きく異なるところ。犬を連れた人とはお互いに可愛いねとか元気だねとか自然と会話を交わす。犬だから歳を聞くこともできる。駒沢公園にはドッグランがあるので今日は下見をしてきた。一年ほど前には同じ道をクーちゃんとよく散歩をしたが、クーちゃんは明らかに道を覚えていた。何より、私と再開した時に警戒もなく喜んで迎えてくれた。犬の記憶力は侮れない・・。
 
2022-12-09 駒沢公園にてクーちゃん
12月10日(土) <最近、夕食時にウィスキーを飲み始めた・・・>
最近、夕食時にウィスキーを飲み始めた。たまたま、いいちこ(大分県の麦焼酎)が切れたので在庫でジョニーウォーカーを見つけて開封(古いのでコルクが直ぐに破損してしまった)。今もスコッチウィスキー販売量世界一であるジョニーウォーカーというと私は父の思い出につながる。約50年ほど前、当時、父はまだ今の私より若い80歳前後であった頃、毎日晩酌でジョニーウォーカーを飲んでいた。その頃は、ジョニ赤でも高級品。ジョニ黒を飲むのは大変贅沢であった。海外旅行の土産は大抵赤ラベル、黒ラベルがお決まりだった。私は晩酌に付き合える機会は少なかったが、父が調子良くジョニーウォーカーを飲む姿は忘れられない。ところが、今回開封したのはブルーラベル。実は私はブルーラベルを知らなかったので今回調べると大変な高級品であった。赤ラベル、黒ラベルの価格は今は考えられないほど安い(昔と比べると)。ブルーラベルはその5~6倍はするようだ。それだけにブルーラベルのマニアがいて、いろいろなことを教えてくれる。何より、ストレートで飲むと本当の価値が分かるとか、飲む前の香りが超一流とか・・。今は、毎日のことであるので、ストレートで飲むというより、ほんの少し舐めて味わっている。これでも満足・・。
12月11日(日) <今日は義兄の月命日・・・>
今日は義兄の月命日なので墓参りに行った。ニューヨークから帰省している娘が連れて帰ってきた犬を預かっているので犬もバッグに入れて一緒に墓参り。墓のある谷中までの往復は車を使った。気持ちよく晴れた日曜日であったので都心の道路も混雑がなく快適なドライブだった。帰途、家まで電車で一駅手前の都立大学駅(東急)近辺で私と犬だけ降ろしてもらい、散歩をしながら歩いて帰った。快晴の下、いくつものお寺を巡りながを犬と一緒に歩くのも楽しい。普段行くことのないお寺の巨大な銀杏が美しく色づいていた。犬と一緒の方が新しい風景に接することができそうだ・・。
 
2022-12-11 谷中・墓のある瑞輪寺にて  右は東光寺(目黒区八雲)の大イチョウ
12月12日(月) <昨夕、テニス仲間の一人からメッセージ・・・>
昨夕、テニス仲間の一人からメッセージでテニスの誘いがあり、今日の朝一番でテニスに行った。久しぶりにダブルスで三試合をやったが、複雑な思いが絡んだ試合となった。私でいえば、右腕が動かない状況からは格段に回復して本調子ではないが相応に球をつなげるようになった。もう一息という希望が見えた。今日のダブルスには一人以前何度も一緒にゲームをやったことがあるが、この半年〜一年は目にしなかった仲間が加わった。彼は私より2~3歳年上で以前は素晴らしいテニスをやっていたが、今回は見るも無惨。サーブが入らない、レシーブもできないで側から見ていても可哀想なほどであった。私がリハビリ前にプレーするとこんな状態だろうと思わせる様でとてもゲームにならなかった。他人事でなく自分もこうなるのであればテニスは続けられない。彼は耳も遠くなったようで話も通じ難くなっていた。老化とは恐ろしい現実だ・・。
12月13日(火) <今日は月に一回の病院での検診日・・・>
今日は月に一回の病院での検診日。9時前に雨の中を傘をさして約20分歩いて東京医療センター( 東京・目黒区)に行った。始めに採血、採血の分析結果を見て診断、そして、薬が決められて必要な注射とルーチンのコース。前立腺関連の診断であるが、今日計測されたPSA数値は前回11月とほぼ同じで薬も注射も従来通りとなった。もう、一年以上同じ状態が続く。体調の変化は全くない。病院で検診を受ける日は”待ち時間”が多いことは計算済みで、今日はi-Phone内臓のKindle(電子図書)でいつになく読書の時間がとれた。11時30分に東京医療センターを後にする時には雨も止み、正面玄関前の紅葉が美しかった(下に写真掲載)。・・もう一枚、夕刻、青空の下、犬(クーちゃん)の散歩で駒沢公園に行った時の写真を掲載する・・。
 
2022-12-13東京医療センター正門玄関前  右は駒沢公園にて
12月14日(水) <今日は犬を連れて駒沢公園に行く・・・>
今日は犬を連れて駒沢公園に行く際、カメラ(iPhone)を忘れて出かけた。犬の散歩の時には糞をとるテイッシュとか袋を準備しながらiPhoneを忘れてしまうことがある。散歩といっても紅葉とか季節の花など今しか見られない風物をカメラで撮影するのも大きな楽しみ。一期一会のチャンスと思っても映像を残す手段がなければどうしようもない。・・今、歩きスマホを規制する動きがニュースになっている。テニスの時などに電車を乗り継いで移動すると若い人が歩きスマホどころか、階段スマホ、車内押し合いスマホなどあらゆる場所で絶え間なくスマホを活用する姿に接する。特別の事態があれば多くのスマホが対象物に向けられる。しかも今のスマホのカメラ機能は昔と違って解像度が極めて高いので周囲の細かい情報も自然と取り込んでしまう。・・一方で、iPhoneを忘れて散歩している最中でも、手につけているAppleWatchが信号を発して妻と話をすることができる。本当に便利な世の中になっているのは間違いないが、更にこれから先にどう展開するか・・。
12月15日(木) <今日は朝食を取らずに7時に家を出て・・・>
今日は朝食を取らずに7時に家を出てテニスに行った。特別なことであるが帰省中の娘が居間を使って朝の7時からリモートでニューヨークの生徒に音楽のレッスンをするとのことで朝食ができなかった。それでもテニス場の近辺、神宮外苑駅の脇にあるドトールコーヒ店でのモーニングサービスの朝食も悪くはない。テニスはダブルス試合に加えてもらった。リハビリを続けてきた右腕の動きはかなり良くなったが、まだ以前なら簡単に返球できる球をミスする悔しさは相変わらずだ。理想とは程遠いがゲームに加わってプレーできることだけでも有り難い。無理をしないように注意はしていたけれども終盤には頭がクラクラしてかろうじて平静を装う事態ではあった。右腕だけでなく、トータルの体力を鍛え直さなければならないと痛感する・・。
12月16日(金) <クリスマスメッセージの交流が途絶えて・・・>
クリスマスメッセージの交流が途絶えてしまった。スエーデンの友人と毎年欠かさずクリスマスの時期にメール交換をしてきた。大抵は12月の上旬にスエーデンからメールをいただいていた。私が返事を出してもまだクリスマス前。このスタイルで毎年やってきたが、今年はまだメッセージが来ないので、今日、先にこちらからメールを出したところ、「送信できませんでした」で戻ってきてしまった。以前使ったことのある娘さんのメールアドレスにしても届かない。実はこの友人は90歳になるので身体を心配していた。付き合いを始めて30年以上か。スエーデンの彼の家にも行ったことがあるし、彼が日本にきた時には東京だけでなく工場のあった長野県まで一緒に同行した。娘さんを東京で案内したこともある。日本人以上に気の合うエンジニアの友人であった。メールが通じないとどうすべきか。まだクリスマスまで日にちがあるので思案中だ・・。犬を連れて駒沢公園を散歩したときの紅葉風景を写真に撮ったので下に掲載する。陽の当たり方で何でもが映えて見える典型だろう・・。
 
2022-12-16駒沢公園にて
12月17日(土) <年賀状を準備する時期・・・>
年賀状を準備する時期となった。年賀状を出す人は昔と比べて随分少なくなったと報じられているけれども何億枚もの賀状が飛び交う。賀状を送る宛先の名簿の整理を始めると、今年も20人近くの喪中があることに気づく。最近は、親が亡くなりましたというよりも、本人やその連れ合いが亡くなったという知らせが多くて気が重くなる。顔を合わせる機会がなくても元気に賀状を交換出来るうちが花か。一方で、喪中の知らせを聞くと自分に活を入れられた気にもなる。生きていることは大変なこと。背筋を伸ばして新たに今しかできないことに取り組もう・・。
12月18日(日) <AppleWatchを腕につけて生活・・・>
AppleWatchを腕につけて生活しているといろいろな健康管理ができる。自分で特別に血中酸素、心拍数、心電図などを計測することもできるが、何もしなくても自動的に毎日の健康データが蓄積される(iPhoneと連動してデータが残る)。睡眠中の心拍数や眠りの深さなどで睡眠の評価が示されるが、自分の昼間の行動と睡眠評価の相関関係はどうしても把握できない(夜、時計をつけて寝るために風呂の時間に時計を充電するのが習慣だ)。昼間の運動量は「アクテイビテイ」という項目でムーブ(消費カロリー)、エクササイズ(運動をした時間)、スタンド(立ったことのある時間)で評価される。私の成績いえば各項目の目標ゴールが定められているところで、ゴール連続達成記録が今日で656日。AppleWatchをプレゼントされてから毎日連続してゴールを達成している。ただし、目標値が個別に決められるので私の目標は甘いかも知れない。今、問題としているのはエクササイズだけでは自分に必要な運動の目安にならないのでないかということ。エクササイズは朝テレビ体操を10分関しても3〜4分の記録にしかならない。また日常仕事で動き回ってもほとんどカウントされない。一方で歩く時間でエクササイズを記録しても腕の筋トレにはなっていない。やはり、AppleWatchに頼らない自分に合ったトレーニングが必要に思える。・・近所で「最後の紅葉」を写真に撮ったので下に掲載する・・。
 
2022-12-18最後の紅葉(目黒区の住宅街にて)右はこの樹木の下の落ち葉
12月19日(月) <医師の近藤誠先生が亡くなられた・・・>
医師の近藤誠先生が亡くなられたことニュースで知った。近藤先生は慶應大病院の医者であったが「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン」を設立されていた。私は2014年の2月に近藤先生の青山の研究所で初めて”セカンドオピニオン”外来を受けた。前立腺がんの目安となるPSA数値の検査に関して生検まで実施しなかったのは賢明だったと言われた。そしてガンと判定されただけで心理的負担が大きくなり、生活の質の面からは治療しないほうがベターなケースも多いといろいろな事例を聞いた。自覚症状で不具合が出ればその時点で全摘出手術なりすれば良いという。医者であるのに過度の治療をしないほうが良いというオピニオンは非常に参考になった。ニュースによれば先生は通勤途中のタクシーの中で具合が悪くなり病院で亡くなられたという。虚血性心不全。享年73歳。奇しくも私がセカンドオピニオンを聞いたのが近藤先生の享年と同じ年齢だった。合掌・・。・・今日の晴天の下、家の近所で勢いよく空に向かって生育しているミカンと柿の写真を撮ったので下に掲載する・・。
2022-12-19左のミカンは世田谷区深沢、右の柿は目黒区自由が丘
12月20日(火) <新潟など日本海側では記録的な大雪・・・>
新潟など日本海側では記録的な大雪で交通トラブルや停電などが報じられているのに、東京では今日も申し訳ないような穏やかな晴天が続く。東京の気候はありがたいと思うが、それぞれの地域では東京にはない良さがあることは確か。「住めば都」である。”何を良いと思うか”は人によって異なる。価値観の違いというほど大袈裟でなくても良し悪し、好みが個々人で違う。一方で自分が良いと思っていること以外に他の人が認めることに理解を持つことも必要だ、多様性を認めるのは自分の価値観を押し付けないことだろう。世界の国々を見ると独裁によって考え方を決めつける国は結構多い。自由に考え、意見を言える国はすべてではない。・・今日も相変わらず散歩途中に撮影した樹木の写真を下に掲載する。紅葉の写真などどこが面白いのと思う価値観の人もきっといるだろうが・・。
 
2022-12-20駒沢公園にて(右は駐車場脇)
12月21日(水) <今日は駒沢公園のこと・・・>
今日は駒沢公園のことを書こう。駒沢公園(東京・世田谷区、一部目黒区)は家から歩いて20分ほどで行くので散歩のコースとして手頃でほとんど毎日のように通う。最近は娘から預かっている犬を連れて行くので犬仲間とも話ができるようになった。写真はこれまで数えられないほどコラムにも掲載したが、それぞれに異なった風景となる。今日は写真の違いを意識して撮影してみた(下)。中央広場の写真には樹木が全く見えない。少し遠景(陸橋)から撮影するとイチョウの木が入る。広大な駒沢公園の周囲を回ると樹木が豊富でそれぞれの季節で木々を楽しめる。今日の写真は大イチョウとピラカンサスの大木を撮影したもの。これほど巨大なピラカンサスを私は見たことがない。駒沢公園は正式には「駒沢オリンピック公園」の名称で、昭和39年(1964)の東京オリンピックが開催された際、代々木の第一会場に続いて第二会場としてレスリングやバレーボールなどの競技が行われた場所だ。女子バレーボールでは日本がソ連を破り優勝した時、アナウンサーが”金メダルポイント”を絶叫したのが懐かしく思い出される・・。
 
2022-12-21 駒沢公園の中央広場
2022-12-21駒沢公園にて、左はピラカンサスの巨木
12月22日(木) <今日はスエーデンの友人からクリスマスメッセージが届いた・・・>
今日はスエーデンの友人からクリスマスメッセージが届いたことが最大のトピックだ。12月16日のコラム(=ここ)に書いたが、16日にクリスマスのメールを送ったところ「送信できませんでした」と戻ってきた。いろいろ調べて別のアドレスで送信したところ戻りはなかったものの全く反応がなかった。相手は90歳になるご老人。何かあったのだろうかと心配した。ところが、今日になって私が送ったメッセージの5〜6倍に相当する膨大な内容のクリスマスメールを受け取って感謝感激した次第。彼は私のメールを受け取った後、返事を書く前に、私のホームページのコラムを読んでくれたという。今は日本語のコラムを英訳することは簡単であるらしい。今年の6月以降のコラムを英訳して読んだ上で、その内容についても色々とコメントまでしてくれた。その便りの文脈からは彼はまだパワーに溢れているように見えたけれども、やはりご家族を含めて相当なご苦労がお有りであることが分かった。奥様がほとんど目が見えない状態なので、彼が食事、洗濯など日常の仕事をする。彼自身も耳が遠くなり動きもゆっくりしかできないとか。それにしても、6月1日のコラムの中の言葉が、 "The Earth is a truly miracle planet." と訳されて同感だと言ってくれる友人・知人は他にはいない。一通のクリスマスメッセージで心底元気付けられた・・。
12月23日(金) <今日は今年最後のテニス・・・>
今日は今年最後のテニスを楽しんだ。実際には楽しんだというより自分では以前ならばこんなことはないという屈辱のミスに耐えながら最低限のお付き合いができた程度。身体の動き、筋力など100%は回復していないが、右腕が全く動かせなかった2ヶ月前と比べると格段の差なので、年内にここまでプレーできるようになったことを感謝しよう。・・夕刻、駒沢公園のクリスマスイルミネーションを見る目的で犬を連れて駒沢公園へ行った。ジャスト5時に点灯されると昼間に見慣れている駒沢公園の中央広場が一変した。ただし、今日は寒かったせいだろうか、イルミネーションの周りに集まる人が少なかった。勿体無いというか、可哀想というか、もっと大勢の人に見てもらいたい・・。
 
2022-12-23駒沢公園中央広場のイルミネーション
 
12月24日(土) <年末になるとアルバムの整理・・・>
年末になるとアルバムの整理をする。今はiPhone(デジカメ)で撮影した膨大な量の写真がパソコンや写真保存のソフトの中に溜め込まれている。その中で従来のアルバム写真として印刷するものを抜粋してPhotoshopのソフトを使いA4サイズにまとめる。年月や説明文も入れて、後日この年にはこんな行事があった、こんな人たちとお付き合いしたとアルバムを見ながら懐かしむことができる。経験上、パソコンに蓄積されたデジタル写真を年月を経て見て楽しむことは先ずない。アルバムは家族や親戚、知人らと見て話題にする間が花で、次世代になって歴史的な意味や価値を期待しても無理だろう。2022年の元旦からのアルバムを調べてみるとA4サイズで約80枚に達する。沢山の行事があり、旅行があり、整理をする元気もあった。健康でなければこれだけのアルバム記録はできない。やはり、健康に感謝・・。今日の写真は帰省した娘から預かっている犬のクーちゃんの写真とする。いつもの駒沢公園で撮影。大風を避けて階段下に避難して撮影したがクーちゃんの頭髪は逆立っていた・・。
2022-12-24駒沢公園にて
12月25日(日) <クリスマスの日・・・>
クリスマスの日。自分としての改めての行事は何もない。年末でもあり改めてホームページを見直してみると、このところ絵画でも陶芸でも新しい作品が一つも掲載されていないことに気がついた。実際には今日、久しぶりに陶芸教室に焼成を依頼する粘土の作品を持って行った。これは12月5日のコラム(=ここ)に書いた「球体」であるが、それ以来家で少しづつ手を加えたのと、孫娘が帰省してきたので記念のサインを依頼したりして、今日まで家に置くことになったもの。そこで表紙の作品には教室で撮った写真を掲載して年内はこれで通すことに決めた。この粘土の状態である球体の素焼が終わった後、釉薬をかけて本焼成をする。来年の陶芸作品の第一作はこの球体となる予定だ。・・少しはクリスマスの話題と思って、自由が丘駅前のクリスマスの飾りの写真を撮ったので下に掲載する・・。


 
2022-12-25自由が丘駅前にて
12月26日(月) <今日は昼食に自由が丘で回転寿司・・・>
今日は昼食に自由が丘で回転寿司を食べた。普段は米国・ボストンで学生生活を送っている孫娘が回転寿司を知らないというので、娘共々回転寿司屋さんに行き、初体験をさせた次第。私たちも回転寿司は久しぶりで、私は何をとるべきか分からずに専ら妻の取り寄せたネタの半分をいただく。娘や孫娘たちがどんどん積極的に自分で注文するのには感心した。孫娘が美味しい、おいしいと言って、すっかり気に入ってくれたのが嬉しい。勉強好きの孫娘はパソコンなど勉強道具を持参してきており、食事の後には別れて勉強に行った。一時はWiFi設備のある静かな喫茶店で勉強していたようだが、このところ東工大の大岡山キャンパスや慶應大学の三田キャンパスを勉強場所に選ぶことを覚えたという。今はWiFiがあればいつでもリモートでボストンとも繋がり学習できるようだ。今の時代は学習方法も大学の枠、国の枠などを超えて学べるように進化しつつある・・。
12月27日(火) <クリスマスが過ぎた途端に年末・・・>
クリスマスが過ぎた途端に年末モードへ、その切り替えの早さには感心させられる。今日の午後、駒沢公園に行くと、3~4日前に行った時と一変して、クリスマスの飾りが全て取り払われて、綺麗に清掃もされていた。<下に写真を掲載、クリスマスの様子は12/23のコラム写真(=ここ)参照>。公園に行く途中の住宅街では正月用の松飾りが整っている家もある。我が家ではまだ正月の準備ができていない。自分の家の掃除はある程度で諦めるとして、共同玄関などは明日からの年末期間に頑張って大清掃、飾り付けを行う予定だ。今年も今までと同じように年末の仕事をして新年を迎えることができるのは平穏で平和である証であろう・・。
 
2022-12-27年末清掃も行き届いた駒沢公園  右の犬はクーちゃん

12月28日(水) <大掃除の合間に・・・>
大掃除の合間に妻に付き合って碑文谷(目黒区)のスーパーマーケットへ買い物に行った。このスーパーで時々買い物をすることがあるが、今日の売り場の熱気には圧倒されるものがあった。大勢の人が集まり混雑は尋常ではない。店側は年末の特別セール。年越し蕎麦の類だけでも数えきれない。それにしても正月用の食べ物がこれほど種類が多いのかと驚くほど多彩。改めて今の日本は裕福だなあと感心する。いつもは車でこのスーパーに来るが今日のような日は駐車場がいっぱいで入れないだろうと予想してキャリーバッグを持ってバスで来た。帰りには駐車場に入るために並んでいる車を横目に、キャリーバッグを満杯にしてバス停に向かった。これも年末風景か・・。

12月29日(木) <正月用の花束に千両の赤い実・・・>
正月用の花束に千両の赤い実がアクセントをつけている。万両も赤い実が同じく縁起が良いとされるようだが、葉の下にまとまっている赤い実は生花としては使い難い。南天の赤い実も「難を転ずる」とこじつけた言葉からも縁起物とされるようだ。今日、散歩に行く前に家で千両の赤い実(買ってきた花束の中のもの)を見たので、散歩中にできるだけ赤い実の写真を撮ろうと出かけた。結論から言うと、駒沢公園では千両、万両、南天も見当たらなかった。赤い実は公園と住宅街を含めてピラカンサスの猛烈な赤玉が群を抜いて多かった。住宅街を含めて赤い千両はなし。1箇所で黄色の千両を見つけただけだった。万両は一つも見つからず。南天はかろうじて1箇所で見つけた。目黒区、世田谷区の住宅街であるので庭先でもっと見かけるかと思ったが意外な結果に終わった。庭先で見なくても千両は継続して欲しい。ピラカンサスでは日本のささやかな赤い実の文化が破壊されてしまう・・。
 
2022-12-29上は家の千両、下は住宅街で見た黄実千両 南天(左)とピラカンサス(右)


12月30日(金) <年の暮れに一つ新しい経験・・・>
年の暮れに一つ新しい経験をした。年末年始は、テニスはもちろんトレーニングジムもお休みとなる。家で適宜身体を動かすけれども十分な筋トレはできないし、テニスラケットを室内で振り回す訳にはいかない。そこで毎日散歩で出かける駒沢公園にテニスラケットを持っていき、公園の一角で素振りをすることを思いついた。今日は駒沢公園の屋内球技場の前で10数分素振りをやってみて大成功だった。周りには十分すぎるスペースがあり、ほとんど人はいない(時によってはラジオ体操など軽い運動をしている人がいる)。競技場の側面には大きなガラスがあり、これが鏡の役割をしてくれるのでフォームのチェックもできる。一緒に連れて行った犬のクーちゃん(娘から預かっている犬)はお気に入りのバッグの中に入れてやると大人しくしている。テニス場でない場所でこれほどラケットの素振りをやったのは初めてで、すっかり気に入ってしまった。誰にも迷惑のかからない程度にこれからも素振り運動をやってみようと思う・・。
駒沢公園・屋内球技場/この影の箇所で素振りをした
12月31日(土) <大晦日・・・>
大晦日。この一年を振り返ると年頭には予想もしなかったことがいくつも起きている。個人的なことで言えば私の兄と姉の両方が今年連れ合いを亡くした。私の親しかった友人は絵が趣味で毎年絵画展を開催していたが9月に亡くなってしまった。更に学生時代から長い付き合いのあった友人の逝去を突然に聞いたりもした。人生は無常。どのように変わってもおかしくないが、永遠の別れの機会が増えるのは年齢を重ねると自然なのかも知れない。4月に妻が人工股関節の手術を行ったが、その後の経過は順調だった。私は右腕が自由に動かず、テニスを休んでリハビリに励んだが、年末になってようやく回復の目処が立った。健康に関しては個人の努力を超越して運命を感じる。健康で元気であるのは幸運に違いないが、これからはこの幸いを活かして何ができるかが問われる・・。

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